JPS6158167B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的について、 本発明は、釣竿やゴルフクラブ等長尺物を収容
する家具に関するものである。釣竿やゴルフクラ
ブは高価なものであつて家庭においては損傷など
しないように大切に保管している。この際これら
の品物が長尺物である関係から保管場所に苦労す
ることは多くの釣やゴルフの愛好者が多く経験す
るところである。出願人はかかる点に着目し、家
庭において、和室、洋室或は玄関口に置いて釣竿
等長尺物を完全に収容保管できる家具を提供せん
とするものである。

(2) 発明の構成について、 本発明は前記の目的を達成するため次のような
構成とした。

即ち、全体が縦長の形態を有し、実施例である
図面に示すように、小物収納部Ａは縦長に箱体の
内部に釣やゴルフ等に使用する小物を収納する棚
１引出し２等を設けてあり、その周面側板５には
長尺物を立て架け挾持する架台３及び受台４を形
成している。架台３の数が設置位置は、釣竿６等
収納する長尺物の長さを考慮して適宜定めればよ
い。また６は扉であつて箱体の周面の一部をもつ
て形成し、小物を収容する棚１や引出し２の蓋を
も兼た構成となつている。架台３には入口を狭く
奥部を広くした溝７か形成されており入口及び溝
７の周辺にはスポンジ等の如き弾性緩衝物８が着
装されている。

また受台４には収納物を載置する載置凹部９が
形成されている。１０は回転盤であつて、本実施
例では箱体の底部を兼ねた構成となつているが箱
体の部と別体として一体的に構成してもよい。

次に箱体は本実施例のように縦長の直方体形状
ばかりでなく、円筒形状或は多角形状でもよいこ
と勿論であり、その形状を特定するものではな
い。

なお１１は回転軸であつて回転軸１０の中央下
部に下向きに設けられている。１６′は上部の回
転軸で、小物収納部Ａの天板２０の中央から外方
に向けて設けられている。

小物収納部Ａは以上のような構成からなつてお
り、この小物収納部Ａを家具本体Ｂ内に回転自在
に装着するのであるが、家具本体Ｂは、小物収納
部Ａが充分に収納され、且つその内部において回
転自在なるような大きさ及び内容積があるように
してある。

本実施例においては、小物収納部Ａが直方体を
なしているから、家具本体Ｂも小物収納部Ａを収
納するに充分な内容積を有する直方体形状（箱
体）からなつている。

然し、小物収納部Ａが四角状であるから家具本
体Ｂをも四角形に構成しなければならないという
ことはなく、小物収納部Ａがその中で自由に回転
すればよいから円筒形状であつてもよいので形状
を特定するものではない。

家具本体Ｂの内部にして底板１２の上には錘り
を兼ねた軸受部１３が設置してあり、その中央部
にはベアリング等の軸受１４が嵌着されている。
１５は、棚板でこの中央には下向きに軸受１６が
設けられている。又底板１２の手前隅部には小物
収納部Ａの回転ストツパー１７が設置されてい
る。１８は開閉扉で、１９は通風窓であり２２は
下部前板である。

家具本体Ｂの構成は以上の通りであるが、この
家具本体Ｂの軸受１４に小物収納部Ａの回転軸１
１を、軸受１６内に回転軸１６′をそれぞれ回転
自在に嵌入して家具本体Ｂ内に小物収納部Ａを装
着し、本発明の長尺物収納家具を構成する。

(3) 本発明の作用及び効果について、 次に本発明の作用と効果について述べる。

本発明は以上の通りの構成を有するから、例え
ば釣竿２１を短かくたたんで架台３に立て掛け、
その下端を載置凹部９に載置すれば釣竿２１は立
てかけられた状態を完全に保持される。釣竿２１
などはその表面塗装が高価なものが多いのでこれ
を傷めないようにする必要があるが、溝７の周辺
に着装した弾性緩衝物８がその作用及び効果をも
たらす。

また、載置凹部９は凹状に形成されているから
釣竿等載置収納物２１の下端をとらえて、移動不
可能にするから架台３の作用と相まつて載置収納
物２１の移動や動きを完全に停止せしめる。釣り
やゴルフ等のスポーツには大道具としての釣竿、
クラブ等の他に必要とする小物が多くあるがこれ
らの小物を収納する棚１や引出し２に収納するこ
とができる。

小物収納部Ａは上下の回転機構によつて左右回
転自在であるから小物収納部Ａの周辺に適宜設け
てある架台３並びに受台４には必要に応じて載置
収納物２１を必要な個所に自由に載置し、又は取
り出すことができる。

次に家具本体Ｂの底板１２上には錘りを兼ねた
軸受部１３を或程度の重量を有するように構成す
るか、重量のある材料で形成してあるから家具全
体の重心位置が下方に下り家具本体が縦長形状で
あつても使用中に倒れるようなことはない。

次に回転ストツパー１７を使用し、通常は回転
ストツパー１７を本実施例では回転軸１０の下方
に差し込み回転をストツプ状態にしておけば何か
の原因で当該家具が動揺しても小物収納部が回転
動揺することがない。従つて横倒しにして運搬移
動する際にも便利である。

本発明は以上のような作用効果を有するもので
あるが、高価な釣竿やクラブその他長尺物とそれ
に附随する小道具、小間物を収納する家具として
は、製作材料もそれにふさわしい材質とし、又デ
ザインを施せば、洋室、和室等の据置しても他の
家具とも調和するし、高価な或は保管に不便な長
尺物道具を収納場所の心配もなく且つ安全に収納
保管することができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は実施例を示すものである。第１図は家具
本体の扉を開いた斜視図、第２図は小物収納部の
斜視図、第３図Ａは小物収納部の扉をひらいた斜
視図、Ｂは小物収納部の平面拡大説明図、Ｃは小
物収納部の底面拡大説明図、Ｄは小物収納部の正
面図、Ｅは受台の拡大平面図で、ＦはそのＡ−Ａ
線断面図である。第４図Ａは家具本体の下部前板
を取りはずし扉を開いた状態の斜視図、Ｂは軸受
部の拡大断面説明図、Ｃは棚板の拡大断面説明
図、第５図Ａは回転ストツパーの拡大平面図、Ｂ
はその拡大側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内部に、棚、引出しを設けると共に、周面に
   は長尺物を立架する溝を形成した架台及び受台を
   設け、且つ底部を回転盤とし、周面の一部をもつ
   て棚、引出し用の開閉扉を形成した構成からなる
   小物収納部を、家具本体内で回転自在なる如く装
   着してなることを特徴とする長尺物収納家具。 ２ 架台に設けた溝に周面に弾性緩衝物を着装し
   てある前記１記載の長尺物収納家具。 ３ 家具本体の底板上に錘りを兼ねた軸受台を設
   置し、この軸受部に小物収納部の下部回転軸の軸
   受を装着してなる前記１記載の長尺物収納家具。 ４ 家具本体内に小物収納部の家具本体内に小物
   収納部の回転をストツプするストツパーを設けて
   なる前記１記載の長尺物収納家具。