JPS6158075B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6158075B2
JPS6158075B2 JP2236378A JP2236378A JPS6158075B2 JP S6158075 B2 JPS6158075 B2 JP S6158075B2 JP 2236378 A JP2236378 A JP 2236378A JP 2236378 A JP2236378 A JP 2236378A JP S6158075 B2 JPS6158075 B2 JP S6158075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
relaxation
area
eye
color picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2236378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54115023A (en
Inventor
Toshiro Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2236378A priority Critical patent/JPS54115023A/ja
Publication of JPS54115023A publication Critical patent/JPS54115023A/ja
Publication of JPS6158075B2 publication Critical patent/JPS6158075B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラー受像管による映像の周囲を緩
和映像で取り囲むことにより従来に比してカラー
映像を快適に観視することができるような表示装
置に関する。
第1図に本発明の対象とする表示装置の基本的
構成の正面図が示されている。第1図においてI
は主映像部を示し、Rは主映像部Iの周囲を囲む
緩和映像部を示し、緩和映像部Rの主映像部Iと
接する境界に沿つて一定の幅の緩和映像部内縁
Rxが設けられ、更に緩和映像部Rの外周に沿つ
て一定の幅の緩和映像部外縁Ryが設けられる。
図示されていないが、緩和映像部Rの周囲を取り
囲むように額縁に類似した装飾部が設けられるこ
ともある。
主映像部Iは、カラー受像管による映像部であ
り、緩和映像部Rは、主映像に比してかなり低解
像度(ぼけた)で頗るコントラストの悪い映像の
提示部である。緩和映像部内縁Rxは、人間の視
覚における認知識別系によつて識別でき、眼球運
動系にとつてはあまり目立たないものである。こ
れに対して緩和映像部外縁Ryは眼球運動系にと
つてよく目立つものである。このために緩和映像
部外縁Ryは、視覚的に明確なものとされる。更
に、主映像部Iと緩和映像部Rとが同質的に知覚
されるようになされる。例えば主映像部Iと同様
に緩和映像部Rをガラス面或いはその類似の材質
の面とされる。
上述の構成を有する表示装置によれば、疲れの
ない快適な立体感が生じ、主映像部Iに表示され
るテレビジヨン画像の迫真性を増すことが実験的
に確められている。その原因は、下記に述べる視
覚特性の部位依存性によつて説明できるものと考
えられる。
人間の網膜には「錐体」及び「杆体」の2種類
の視細胞があり、画面高の7倍程度の視距離であ
る通常のテレビ観視条件では、網膜の中心部に存
在する「錐体」の出力が伝達され、その周辺部に
存在する「杆体」の出力は伝達されない。この
「錐体」の出力細胞である神経節細胞はXとYと
呼ばれる二種類に大別されることが明かにされて
いる。X細胞は注視対象の認知や識別を受け持
ち、無意識な眼球運動(眼は眼球運動によつてた
えず注視点を無意識に断続的に運かしている)へ
の情報はY細胞が運んでいると思われている。こ
のようにX細胞に支配されるX眼とY細胞に支配
されるY眼という異なつた情報を伝達し異なつた
機能をもつ二眼が、重複した空間的位置を占めな
がら同一の運動を行なつているものとして視覚機
能が把握される。視覚における認知識別系がX眼
であり、眼球運動系がY眼である。前述の表示装
置は、両者の伝達情報の差を利用しているもので
ある。
つまり、緩和映像部RにはY眼にとつて主映像
部Iと似た光が提示され、Y眼にとつて内縁Rx
があまり目立たず、外縁が良く目立つようにされ
ている。従つてY眼には外縁Ryが判然と見え、
その内側に〔I+R+Rx〕が一体になつて見
え、Y眼の機能である空間の把握により、主映像
部Iは外縁Ry迄広がつたことになる。一方、X
眼にとつて主映像部Iと緩和映像部Rとの違いは
明かで、Rxによつて両者の境界が指定されて容
易に区別がつく。X眼の移動はY眼に支配されて
いるから、関心の対象が主映像部Iにある限り、
X眼は認知識別に専心できる。このようにして映
像自体の持つ空間感覚をうけとりやすく、自然と
主映像にとけこんでいける。
また、画面の中を被写体が走つたり、画面の必
要な箇所へ注視点を動かしたりするときの眼球運
動の基準枠が外縁Ryになる。主映像部Iに比し
て広く、且つ常に明確に基準枠が提示されている
から、眼球運動は自由度と安定度を増し、〔I+
R〕が設置空間に対して明確に定位して快適と感
じられる。
以上述べたようなX眼に対する効果とY眼に対
する効果とが相乗し、映像自体が持つている空間
情報が充分に発揮され、疲れのない快適な立体感
が生じる。
また、視覚上の高品質効果は、従来のテレビジ
ヨン受像機の不適切な画枠により、マツハ効果の
ように網膜内に直接生じるノイズの発生を除去す
る点にも起因しており、従来のようにテレビジヨ
ン映像の四周部が汚れたように見えることがな
い。
さてカラー受像管による映像を主映像部Iとし
て上述の表示装置を構成する場合、第2図に示す
ようにカラー受像管1のフエース面2に対して垂
直に透明板3を植立する。フエース面2上で枠形
を形成するように透明板3を配置する。また、カ
ラー受像管1のフエース面2より大きい開口部を
有する四角筒状のケース4内にカラー受像管1を
収納し、透明板3の前端面とケース4との間にフ
エース面2と略々平行に透過形散乱板5が配設さ
れる。カラー受像管1の螢光体皮膜6が発光する
ことによる映像光のうちで主としてその周辺部に
向かう光が透過形散乱板5により散乱され、緩和
映像が観視者に提示される。これと共に、透明板
3の反射により非発光領域が見えることが防止さ
れる。図示せずも、受信されたカラー映像信号或
いはVTR等の映像信号再生装置からのカラー映
像信号によつてカラー受像管1を駆動するための
回路系がケース4内に収納される。
カラー受像管1のフエース面2のうちで発光す
る発光領域(略々螢光体皮膜6の設けられている
領域である。)2aは、矩形ではなくて第3図に
示すように四辺が円弧状で四隅が鈍角の形状(バ
レル形と呼ぶことにする)である。このため、透
明板3の形成する枠の輪郭を発光領域2aの輪郭
と一致させようとすると、透明板3の工作が非常
に面倒になると共に一様な輝度、飽和度の緩和映
像の形成が困難になる。従つて透明板3で四面が
形成される箱形が望ましい。この場合、透明板3
の形成する枠が矩形となりバレル形の発光領域2
aと異なる形状となる。第3図において2点鎖線
7aで示すように発光領域2aの四辺が最も広が
る位置に合わせて透明板3を植立すると、四隅の
非発光領域が目障りとなる。従つて第3図におい
て2点鎖線7bで示すように発光領域2aの四隅
と合わせて透明板3が植立される。然も、第4図
に示すようにフエース面2が厚みを有しているこ
とによつて所定の観視域の範囲で透明板3の基部
と螢光体皮膜6との間を通じて非発光領域が見え
ることを防止するために、2点鎖線7bの位置よ
り更に内側の位置に透明板3を植立しなければな
らない。従つて表示装置を通常の位置で観察した
ときに黒い非発光部が見えることを透明板3の反
射により防止することはできるけれども、見るこ
とができる面積が小さくなつてしまう欠点があ
る。また主映像部の形状が矩形であるためにバレ
ル形のテレビジヨン画像に馴れ親しんでいる者に
とつてなじみにくい。
本発明は、上述の考察に基き観察できる発光領
域2aがせまくならず、在来のカラーテレビジヨ
ン受像機と同様のバレル形の輪郭の映像部を有す
る表示装置を提案せんとするものである。
以下、本発明の一実施例について説明する。第
5図に本例の主要な構成体の分解斜視図が示され
ている。カラー受像管1は例えば円筒面上のフエ
ース面2を有しており、破線で示すバレル形の領
域が発光領域2aとなり、その周囲(斜線領域)
が非発光領域となる。8は、発光領域2aの輪郭
と略々同形の窓部9を有し、フエース面2を略々
覆う矩形の透過形散乱板である。この透過形散乱
板8としては、透明な合成樹脂板の表面に微細な
凹凸を有するピンスポツト板を使用できる。これ
以外に薄色の乳白板を使用しても良い。透過形散
乱板8の内縁に沿つて黒色細条10が設けられ
る。頗る小幅の黒色テープを貼りつけたり、黒色
塗料を小幅に塗布する等の方法により黒色細条1
0を形成することができる。黒色細条10は、前
述の緩和映像部内縁Rxを構成するものであるか
ら、その幅が余りに広いことは好ましくない。観
視位置と黒色細条10の両側の縁の夫々とを結ぶ
線のなす角度が2′〜4′程度が望ましい。一例とし
てカラー受像管1が20インチのときでは、1.5
〔mm〕に黒色細条10の幅が選ばれる。この黒色
細条10を有する透過形散乱板8がフエース面2
に密着される。この場合、第6図に示すように発
光領域2aの外周よりやや内側に黒色細条10が
位置するようになされる。即ち発光領域2aの外
周に対応する螢光体皮膜6の端部と黒色細条10
の内側の縁とを結ぶ線がフエース面2に立てられ
た法線に対してなす角度θとすると、適切な観視
距離において両眼視したときに透過形散乱板8及
び黒色細条10により非発光領域がかくれるよう
な値に上述のθを選ぶ。更に、フエース面2に密
着されている透過形散乱板8の外周の四辺に接す
る位置に透明板3が設けられる。この場合、第5
図に示すように上下及び左右の四面を構成する四
枚の透明板3の端面同士を接着することにより透
明箱を予め形成しておき、この透明箱をフエース
面2に取り付けるようになされる。11は、透過
形散乱板の一種であるフレネル凸レンズを示し、
その中心部分が透明板3の内周形状に沿つて切り
抜かれて窓部12が形成されている。このフレネ
ル凸レンズ11が透明板3の前端面上に重ねら
れ、更に第5図に示すようにケース4に固定され
る。ケース4の前端面が暗色とされて外枠13が
構成される。
上述の本発明の一実施例の正面図が第7図に示
されている。黒色細条10により縁取られた発光
領域2aが主映像部Iとなる。その周囲の透過形
散乱板8は緩和映像を提示する。更にその外側の
フレネル凸レンズ11によつても緩和映像が形成
され、これら両者の緩和映像により緩和映像部R
が構成され、黒色細条10が内縁Rxとなる。外
枠13が外縁Ryを形成する。なお、ケース4が
支持台14により適当な高さに支持され、支持台
14内に回路部品、スピーカが収納されている。
上述の本発明に依れば、主映像部の形状が在来
のテレビジヨン受像機と同様のバレル形であるた
めに、バレル形の画面に見馴れている観視者にと
つてなじみ易い。また、見ることができる発光領
域2aの面積が小さくなる感じが少ない。然も、
かなり広い観視範囲で非発光領域が見えることが
防止される。これらの効果により、冒頭に述べた
表示装置のもつ高品質効果を一層高めることがで
きる。
また、上述実施例から明かなように、透明板3
の形成する枠をバレル状にする必要がないから、
透明板3の工作が容易である。
なお、上述実施例では、透過形散乱板5として
フレネル凸レンズ11を使用したけれども、これ
以外にピンスポツト板、マイクロプリズム板、レ
ンチキユラーレンズ、フライアレンズ、乳白板等
の光学系の単体又は組合わせたものを使用でき
る。これらの光学系は、透過形散乱板8としても
使用できる。透過形散乱板8を使用する代わりに
フエース面2の表面(防爆ガラスを有する場合
は、その表面)に直接マツト処理を施して散乱面
を形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用しうる表示装置の正面
図、第2図はこの表示装置の一例の断面図、第3
図はカラー受像管の発光領域の正面図、第4図は
表示装置の一部拡大断面図、第5図は本発明の一
実施例の要部分解斜視図、第6図はその一部拡大
断面図、第7図はその正面図である。 1はカラー受像管、2はフエース面、2aは発
光領域、3は透明板、5及び8は透過形散乱板、
10は黒色細条、11はフレネル凸レンズであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カラー受像管の主として周辺光を透過形散乱
    板からなる緩和光学系に与え、この緩和光学系に
    より形成された緩和映像で上記カラー受像管の映
    像を取り囲むようにした表示装置において、上記
    カラー受像管のフエース面の発光領域の輪郭と
    略々同形の黒色細条を上記カラー受像管の前面に
    設け、この黒色細条と上記緩和光学系との間の領
    域を透過形散乱面となした表示装置。
JP2236378A 1978-02-28 1978-02-28 Display unit Granted JPS54115023A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2236378A JPS54115023A (en) 1978-02-28 1978-02-28 Display unit

Applications Claiming Priority (1)

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JP2236378A JPS54115023A (en) 1978-02-28 1978-02-28 Display unit

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Publication Number Publication Date
JPS54115023A JPS54115023A (en) 1979-09-07
JPS6158075B2 true JPS6158075B2 (ja) 1986-12-10

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ID=12080534

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JP2236378A Granted JPS54115023A (en) 1978-02-28 1978-02-28 Display unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5387948A (en) * 1993-05-03 1995-02-07 North American Philips Corporation Method and apparatus for reducing scattered light in projection television tubes

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JPS54115023A (en) 1979-09-07

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