JPS6156557B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 発明の技術分野 本発明は、日付け情報を用いる端末置を備えた
システムにおける日付けの自動設定方式に関す
る。

(b) 技術の背景 POS（ポイントオブセールス）システムでは、
販売される各商品の所属部門、商品コード、価格
をオペレータがキーボードを操作してコンピユー
タに入力して統計処理を行なわせる一方、商品コ
ードおよび価格などは用紙にプリンタで印字して
客に渡すレシートとする。このレシートの最初に
は日付けを打込むが、日付けはその日の営業開始
時にオペレータがキーボート操作で日付けデータ
バツフアに入力し、以後このオペレータがキーイ
ンした日付けが各レシートに自動的に印字される
ことになる。

(c) 従来技術と問題点 ところでこのオペレータが設定入力する日付け
に対してはチエツク機関がなく、従つて若し誤つ
て入力するとその誤つた日付けがその日の間、気
が付く迄、各レシートに印字されてしまうことに
なる。これは甚だ問題である。

一方、各POS端末装置は、オンライン或いはオ
フラインによる運用形態が可能なよう構成され
る。従来においては、オンライン或いはオフライ
ン状態に拘らず、オペレータによつて日付けデー
タの設定が行なわれていた。

従つて、上述したオペレータによる誤つた日付
け設定を防止するため、例えば各端末装置がオン
ライン稼動状態である場合は、センタからの日付
け設定を行うことが考えられる。しかしながらこ
のセンタによる日付け設定を行うには、各端末装
置のオペレータが、自己の使用しようとする装置
がオンラインは否かを識別し、オンラインの場合
には例えばセンタに対する日付け要求を何らかの
形で行う必要がある。この結果、日付は設定操作
におけるオペレータの煩わしさを招くことにな
る。のみならず、各POS端末装置に自動装置の稼
動状態を示す表示手段、或いはセンタへ日付けデ
ータ要求を発するための操作手段等の特別の機
能、機構部を必要とする危惧も当然考えられる。

(d) 発明の目的 本発明の目的は、上述した従来の不都合点を解
消するべく、オンライン端末への日付け設定をセ
ンタより行うに際し、オペレータの操作の煩雑さ
を招くことなく、また端末自身の機構部を大幅に
変更することなく、自動的に行い得る日付けの自
動設定方式を提供するにある。

(e) 発明の構成 上記目的を達成するため、本発明においては、
端末装置側に自動装置の稼動状態（オンラインか
オフライン）を識別する手段と、オンラインであ
ると識別された場合にオペレータの入力する日付
けデータを、センタに対する日付けデータ要求信
号として送出する手段を設けたものである。また
センタ側においては、日付けデタを受信すると、
該当する端末装置へ自己の備える時計手段の出力
する日付けデータを返送するようにしたものであ
る。以下図面に示す実施例を参照しながら本発明
を詳細に説明する。

(f) 発明の実施例 第１図で１はPOS端末のキーボードで、これは
回線２を介して中央のコンピユータへ接続された
オンライン型のものとオンライン回線でコンピユ
ータへ接続されてはいないオフライン型のものと
がある。日付けについては、POS端末がオンライ
ン型の場合はセンターのコンピユータが持つてい
る時計は正しいとしてよいので、これを利用する
という極めて簡単なしかも正しい日付けを得る手
段が考えられる。オフライン型の場合は正しい日
付けは簡単には得られないのでオペレータが入力
した日付けをそのまゝ使用し、この日付け入力源
の切換えは自動的に行なえるようにすると極めて
便利である。日付けデータバツフアに対するゲー
ト回路４および伝送チエツク回路５はかゝる目的
で設けられたものである。

第２図のフローチヤートを参照しながら動作を
説明するに、業務開始に当つてオペレータはキー
ボード１を操作してその日の日付けをキーインす
る。この入力した日付けは日付けデータバツフア
３への書込まれると共に、このキーボード１を備
える端末装置がオンライン型なら回線２を通つて
センターのコンピユータへ送られる。センターの
コンピユータはこの日付けデータが入力される
と、日けデータ送出要求と解して自己の持つ時計
から得た日付けを当該端末装置へ送出する。端末
装置ではこの日付けデータを受信して自己のバツ
フアへ一時貯え、そして伝送チエツク回路５がこ
の日付けデータの伝送エラーを例えば水平、垂直
パリテイチエツクなどによりチエツクし、エラー
がなければゲート４を開いて該日付けデータをバ
ツフア３へ入力し、オペレータがキーボード１を
操作して入力した日付けデータを消去してセンタ
ーから送られてきた日付けデータをバツフア３へ
書込む。こうして誤りがあるかも知れないオペレ
ータ入力の日付けデータは自動的に廃棄された正
確だと見做されるセンターからの日付けデータに
置き換えられる。以後はこの日付けデータバツフ
ア３に記憶されている日付けデータが、オペレー
タ発行の各レシートに自動的に印字される。

センターから送られてきた日付けデータ伝送誤
りがあることを発見すると伝送チエツク回路５は
ゲート４を閉じ、センター送出の日付けデータが
バツフア３に入力してオペレータ入力の日付けデ
ータと置き換わるのを阻止する。従つてバツフア
３にはオペレータ入力の日付けデータが記憶され
たまゝになつており、これが各レシートに印字さ
れる。なおゲート回路４は実際にはプログラムで
代行するのがよく、例えば伝送チエツクの結果が
OKならば受信バツフアの内容を日付けデータバ
ツフア３へ転送し、NGならば該転送を禁止する
ようにすればよい。端末装置がオフラインのとき
も同様で、この場合は勿論センターから日付デー
タの入力はないからオペレータ入力の日付けデー
タがバツフア３に入力されたまゝで置換はされ
ず、この日付けデータが各レシートに印字され
る。

第３図にセンター及び端末装置の詳細例を示
す。POS端末装置１０は前記のキーボード１、オ
ンライン回線２、日付けデータバツフア３、ゲー
ト回路４、伝送チエツク回路５の他に受信バツフ
ア６、オアゲート７、オンライン／オフライン識
別手段となるフリツプフロツプ８、入力制御部
９、処理部１２、および出力制御部１３を有す
る。オンライン回線２は送信部２１、受信部２
２、オアゲート２３、アンゲート２４，２５を備
え、またキーボード１および入力制御部９は入力
部１１を構成する。このPOS端末装置１０が回線
を通して接続するセンター３０は時計手段（カレ
ンダ機構）３１、データ処理部３２、フリツプフ
ロツプ３３、アンドゲート３４、オアゲート３
５、データ送信機構３６、およびデータ受信機構
３７を有する。

POS端末装置１０はセンター３０よりポーリン
グその他の回線信号Ｄを受信部２２で受信すると
これを伝送チエツク回路５へ入力し、伝送チエツ
ク回路５はエラーチツクしてOKであればフリツ
プフロツプ８をセツトする。

キーボード１から入力されたデータは入力制御
部９により、それが日付けデータＡであれば日付
けデータバツフア３に格納されると共にアンドゲ
ート２５の一方の端子に入力される。このときオ
ンラインであればフリツプフロツプ８がセツトさ
れており、Ｑ出力がＨ（ハイ）レベルであるから
アンドゲート２５は開いており、従つて日付けデ
ータＡは該ゲート２５を通り、またオアゲート２
３を通つて送信部２１へ入り、センターへ送出さ
れる。

センター３０ではこれをデータ受信機構３７で
受信し、受信データ判定機構３８へ渡す。受信デ
ータ判定機構３８は日付けデータであることを判
断すると、フリツプフロツプ３３をセツトする。
この結果、該フリツプフロツプのＱは出力はＨレ
ベルになり、アンドゲート３４を開く。そこで時
計手段３１の持つ日付けデータが、該ゲート３４
及びオアゲート３５を通つてデータ送信機構３６
へ入力し、POS端末装置へ送出される。データ送
信機構３６は、日付けデータが正常に送出される
とフリツプフロツプ３３をリセツトし、この結果
アンドゲート３４は閉じる。

センターより受信したデータＤ（この場は日付
けデータ）は受信部２２を通つて受信バツフア６
に入り、伝送チエツク回路５でエラーチエツクさ
れる。エラーがないと受信データ回路４へ送ら
れ、そして受信データは本例では日付けデータで
あるからゲート回路４から日付けデータバツフア
３へ送られ、キーボードから入力された日付けデ
ータと交換される。POS端末装置の処理１２はこ
の日付けデータバツフア３の日付けデータを使用
してレシートに日付けを印字させる。

受信データが日付データでなければ、該データ
はゲート回路４を通つて処理部１２へ送られる。
またポーリングその他の受信データが一定時間以
上到来しないと受信部２２はリセツト信号を発生
し、これはオアゲート７を通つてフリツプフロツ
プ８へ入り、該フリツプフロツプをリセツトして
オンラインモードを解除する。オアゲート７には
イニシヤルリセツト信号も入り、フリツプフロツ
プ８はPOS端末の動作開始時にリセツトされる。

(g) 発明の効果 以上説明したように本発明によれば、オペレー
タは、自己の使用する端末装置の稼動状態を何ら
意識することなく、通常の日付けデータ入力操作
を行うだけで良い。また端末装置側からみれば、
簡単な手段を設けるのみで、センターからの正し
い日付けデータを得ることができる。特に、オン
ラインによる運用形態を増加しているPOSターミ
ナルシステムにおいては、センターによる日付け
の一括管理が可能となり、実施により得られる効
果は大きい。なお以上ではPOS端末を例に説明し
た本発明はこれに限るものではなく、正確な日付
けを必要とする、オフライン稼動も可能な適宜の
オンライン端末装置に適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の日付け設定方式
を説明するブロツク図およびフローチヤートであ
る。また第３図はセンター及び端末装置の詳細例
を示すブロツク図である。 図面で１は端末装置のキーボード、３は日付け
データバツフア、５は伝送チエツク回路、２はオ
ンライン回線である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ オペレータにより日付けデータが入力される
   入力部、及び該入力部により入力された日付けデ
   ータを格納するデータバツフアを有し、該バツフ
   アに格納されたデータを日付け情報として処理す
   る端末装置を備えるとともに、該端末装置はオン
   ライン及びオフライン稼動が可能なデータ処理シ
   ステムにおいて、 自装置がオンライン状態であるかオフライン状
   態であるかを識別する識別手段、及び該識別手段
   によつて自装置がオンライン状態であることを識
   別されることを条件に該入力部より入力された日
   付けデータをセンタに対する日付け要求信号とし
   て該センタへ送出する手段を前記端末装置側に設
   け、該センタは、端末装置からの日付けデータを
   受信すると自己の備える時計手段から得た日付け
   データを該端末装置に対して返送するよう構成
   し、端末装置がオンライン状態の場合には、オペ
   レータにより該端末装置に入力される日付けデー
   タをセンタからの日付けデータに置き換えて該デ
   ータバツフアに設定するようにした事を特徴とす
   る日付けの自動設定方式。