JPS6155489A - 複合管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は排気管、特に建築物内の厨房の排気管などのよ
うに、取付場所の狭く、火気を伴う場所に用いられる複
合管に関する。

（従来の技術） 火気を伴う場所特に厨房等においては排気管は鋼製のも
のが用いられ、かつ火炎を含むことのある高温の排気ガ
スの場合に高温に伴う周囲木質部等可燃物への影響を考
慮し、外表面にグラスウール、ロックウール、石綿等の
不燃性、断熱性材料が被覆されてきた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら前記排気管は通常非常に狭い場所にとりつ
けられることが多く、後工事としての上記被覆工事は困
難視、煩雑視され改善が望まれてきた。

（問題点を解決するための手段） 本発明者等は不燃性、断熱性材料よりなる被覆を有する
金属管について種々研究した結果、該被覆材として水硬
性無機質材よりなるものを用いた場合、金属管の温度が
上ると膨張して該被覆材が破壊するが、内管として鋼製
スパイラル管を用い、スパイラル管表面に形成されてい
るスパイラル形の凸状接合部を直接または介在物を介し
て間接的に水硬性無機質材よシなる外管に内接させるこ
とにより、内外管に空隙を容易に形成させ得ることがで
き、この空隙が内管の膨張分を十分吸収することができ
ることを見出し、本発明を完成した。

即ち、本発明の要旨は、鋼製ス・ぐイラル管のス・ぐイ
ラル形凸状接合部の外表面に水硬性無機質材製管を直接
あるいは介在物を介して間接に配してなる複合管にある
。

本発明において用いられる鋼製スパイラル管は、長尺の
帯状鋼製薄板をス・やイラル状に捲き、相接する前記薄
板端縁部間を合掌状に重ねて接合し、ハゼ止め式に折り
曲げたり、単純に重ね合わせて接合されて形成されたも
ので、径が自由に選ばれるので便宜に用いられる。

この外面にポルトランドセメントを主成分とし、砂、水
の他必要に応じ無機質または有機質繊維を添加したスラ
リーを管状に成形した外管が組みあわせられる。この組
みあわせに際し、前記ス・ぐイラル管の接合部は凸状に
形成しているのでス・ぐイラル管外表面全体が外管内面
に接するようなことがないため、内外管の間に空隙が生
ずる。

（実施例） 更に本発明を図面を用いて説明する。

第１図は本発明に係る複合管Ａの縦断面図であり鋼製ス
・ぐイラル管１に形成された凸状接合部２の外表面３が
水硬性無機質材からなる被覆用の外管４の内面５に内接
し、間隙部６を形成している。

第２図は凸状接合部２の構造の一例およびその外表面３
と外管４の内面５の接触状態を示す縦断面の一部拡大図
を示す。

第３図、第４図はスパイラル管１の接合部２の高さがそ
れ程高くない場合の対策を示すもので、ス・ぐイラル状
接合部２の外表面に且つスパイラル管長さ方向に弾力性
のある耐炎性ひも７を重ねた場合及び該接合部２のス・
やイラル外表面に沿って重ねた場合のそれぞれの斜視図
を示す、この弾力性のある耐炎性ひも例えば石綿ひも、
グラスファイバー製織布等の介在物を介して外側に耐熱
性。

不燃性の外管が配置される。

なお、水硬性無機質材製外管は、回転中のロール芯上に
ポルトランドセメントを主成分とする前記管形成材料配
合スラリーを流して管状に成形硬化後、ロール芯を抽き
出して製造することができろ。

（作用） 本発明による構成をとることにより、耐炎性のある鋼材
を用いた内管に耐熱性、不燃性の外管を、該内管固有の
凸状部を利用して間隙部を設けつつ組みあわせることが
できるので火炎の通る可能性のある金属管を用いた場合
の問題点も解消できる。

また組みあわせてなる複合管はそのまま直ちに厨　、′
房等に用いられ、後工事が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は鋼製ス・ぐイラル管に被覆用外管を組みあわせ
た場合の縦断面図、 第２図は内管の接合部および該接合部と外管内面の接触
部分の縦断面の一部拡大図である。 第３図は特殊なひもを内管長さ方向に、第４図はスパイ
ラルに沿って重ねた場合の斜視図を示す。 特許出願人　　昭和電工株式会社 代　理　人　　菊　　地　　精　　− 第１図 篤２図 スパイラル嘘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼製スパイラル管のスパイラル形の凸状接合部の外表面
   に水硬性無機質材製管を直接あるいは介在物を介して間
   接に配してなる複合管