JPS6155114A - エポキシ樹脂用硬化剤の製造方法 - Google Patents
エポキシ樹脂用硬化剤の製造方法Info
- Publication number
- JPS6155114A JPS6155114A JP17778584A JP17778584A JPS6155114A JP S6155114 A JPS6155114 A JP S6155114A JP 17778584 A JP17778584 A JP 17778584A JP 17778584 A JP17778584 A JP 17778584A JP S6155114 A JPS6155114 A JP S6155114A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curing agent
- epoxy resin
- component
- methylimidazole
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- Prior art date
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- Pending
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- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はエポキシ樹脂用硬化剤、特に2−メチルイミダ
ゾールを使用したエポキシ樹脂用硬化剤の製造方法に関
する。
ゾールを使用したエポキシ樹脂用硬化剤の製造方法に関
する。
従来例の構成とその問題点
エポキシ樹脂は広汎な材料の接着、塗装、電子部品の封
止、含浸用成形材料等各種産業分野で広く利用されてい
る。
止、含浸用成形材料等各種産業分野で広く利用されてい
る。
従来かかるエポキシ樹脂の固体硬化剤としては、酸無水
物、アミン類、ジシアンジアミド、三弗化硼素、アミン
コンプレツクあるいはイミダゾール系化合物、特に2−
メチルイミダゾールの如き潜在性硬化剤が用いられてい
る。
物、アミン類、ジシアンジアミド、三弗化硼素、アミン
コンプレツクあるいはイミダゾール系化合物、特に2−
メチルイミダゾールの如き潜在性硬化剤が用いられてい
る。
これらの硬化剤はエポキシ樹脂と混合して一体粉体型組
成物として用いる場合には、何れも貯蔵安定性と硬化性
とが両立しないという問題点を有していた。即ち低温で
迅速硬化性を有する硬化剤は貯蔵安定性が悪く、逆に貯
蔵安定性の良い潜在性硬化剤は、硬化に高温長時間を要
し、低温迅速硬化性に欠ける欠点を有してい九発明の目
的 本発明は上述した如き固体の潜在性硬化剤の欠点を克服
し、エポキシ樹脂と混合して一体粉体型組成物としたと
き、貯蔵安定性が優れ、しかも比較的低温で加熱したと
き迅速硬化の可能なエポキシ樹脂用硬化剤の製造方法を
提供することにある。
成物として用いる場合には、何れも貯蔵安定性と硬化性
とが両立しないという問題点を有していた。即ち低温で
迅速硬化性を有する硬化剤は貯蔵安定性が悪く、逆に貯
蔵安定性の良い潜在性硬化剤は、硬化に高温長時間を要
し、低温迅速硬化性に欠ける欠点を有してい九発明の目
的 本発明は上述した如き固体の潜在性硬化剤の欠点を克服
し、エポキシ樹脂と混合して一体粉体型組成物としたと
き、貯蔵安定性が優れ、しかも比較的低温で加熱したと
き迅速硬化の可能なエポキシ樹脂用硬化剤の製造方法を
提供することにある。
発明の構成
本発明は2−メチルイミダゾールをこれより融点の低い
2−アルキルイミダゾールと共に、前者を融解せず、か
つ後者を融解する温度で加熱混合し、冷却固化させた後
粉砕することによるエポキシ樹脂用の硬化剤の製造法に
ある。
2−アルキルイミダゾールと共に、前者を融解せず、か
つ後者を融解する温度で加熱混合し、冷却固化させた後
粉砕することによるエポキシ樹脂用の硬化剤の製造法に
ある。
2−メチルイミダゾールは従来より迅速硬化剤として使
用されており、融点145℃を有する常温で固体の材料
である。しかしながらこの材料をエポキシ樹脂と混合し
て一体粉体型組成物としたとき、貯蔵安定性が悪い。
用されており、融点145℃を有する常温で固体の材料
である。しかしながらこの材料をエポキシ樹脂と混合し
て一体粉体型組成物としたとき、貯蔵安定性が悪い。
これに対し、2−メチルイミダゾール以外の2−アルキ
ルイミダゾールは反応性が遅い欠点を有するが、これが
ため貯蔵安定性がすぐれている。
ルイミダゾールは反応性が遅い欠点を有するが、これが
ため貯蔵安定性がすぐれている。
本発明によれば2−メチルイミダゾール(硬化剤Aと略
称する)をこれより融点の低い他の2−アルキルイミダ
ゾール(硬化剤Bと略称する)と共に、硬化剤Bが融解
するが硬化剤Aが融解しない温度で加熱混合することに
より硬化剤Aを硬化剤Bで被覆させるのである。かくし
て形成された硬化剤はエポキシ樹脂粉末と混合しても室
温では上記硬化剤Aがエポキシ樹脂と接触することがな
く、貯蔵安定性に優れた一体粉体型組成物が得られる。
称する)をこれより融点の低い他の2−アルキルイミダ
ゾール(硬化剤Bと略称する)と共に、硬化剤Bが融解
するが硬化剤Aが融解しない温度で加熱混合することに
より硬化剤Aを硬化剤Bで被覆させるのである。かくし
て形成された硬化剤はエポキシ樹脂粉末と混合しても室
温では上記硬化剤Aがエポキシ樹脂と接触することがな
く、貯蔵安定性に優れた一体粉体型組成物が得られる。
しかもこの組成物は硬化剤Bの融解する温度以上に加熱
したとき、始めて硬化剤Aがエポキシ樹脂と接触し急速
にエポキシ樹脂を硬化させることができる。
したとき、始めて硬化剤Aがエポキシ樹脂と接触し急速
にエポキシ樹脂を硬化させることができる。
本発明で使用する硬化剤Bとしては炭素原子数2〜20
を有するアルキル基で2−位が置換されたイミダゾール
を使用できる。これらの2−アルキルイミダゾールは一
般に融点70〜90℃を有する、例えば2−エチルイミ
ダゾールの融点は86℃であり、2−ウンデシルイミダ
ゾールの融点は71℃であり、2−ヘプタデシルイミダ
ゾールの融点は88℃である。
を有するアルキル基で2−位が置換されたイミダゾール
を使用できる。これらの2−アルキルイミダゾールは一
般に融点70〜90℃を有する、例えば2−エチルイミ
ダゾールの融点は86℃であり、2−ウンデシルイミダ
ゾールの融点は71℃であり、2−ヘプタデシルイミダ
ゾールの融点は88℃である。
本発明による硬化剤を製造するに当っては、上記硬化剤
A1重量部に対し上記硬化剤Bを1重量部〜5重量部の
割合で使用するとよい。硬化剤Bの割合が上記値より少
なくなると得られた硬化剤をエポキシ樹、脂と混合した
ときその貯蔵安定性が悪くなり好ましくなく、また5よ
り大なる割合にするとエポキシ樹脂の硬化速度が遅くな
り、迅速硬化性を失うので好ましくない。
A1重量部に対し上記硬化剤Bを1重量部〜5重量部の
割合で使用するとよい。硬化剤Bの割合が上記値より少
なくなると得られた硬化剤をエポキシ樹、脂と混合した
ときその貯蔵安定性が悪くなり好ましくなく、また5よ
り大なる割合にするとエポキシ樹脂の硬化速度が遅くな
り、迅速硬化性を失うので好ましくない。
実施例の説明
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例 1
2−メチルイミダゾール(四国化成工業社製、商品名2
MZ、融点145℃)50重量部を、2−ヘプタデシル
イミダゾール(四国化成工業社製、商品名c17z、融
点88℃)100重量部と混合し、100℃に加熱し、
均一攪拌した後、冷却固化させ、粉砕して粉末硬化剤を
得九次にエポキシ当(a 450〜500の室温で固体
のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル社製、
商品名エピコート1001)100重量部に、上述した
如くして作った硬化剤5重量部を加え、ボールミルで混
合した。このエポキシ樹脂組成物の120℃におけるゲ
ル化時間は2分30秒であった。
MZ、融点145℃)50重量部を、2−ヘプタデシル
イミダゾール(四国化成工業社製、商品名c17z、融
点88℃)100重量部と混合し、100℃に加熱し、
均一攪拌した後、冷却固化させ、粉砕して粉末硬化剤を
得九次にエポキシ当(a 450〜500の室温で固体
のビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル社製、
商品名エピコート1001)100重量部に、上述した
如くして作った硬化剤5重量部を加え、ボールミルで混
合した。このエポキシ樹脂組成物の120℃におけるゲ
ル化時間は2分30秒であった。
このエポキシ樹脂組成物を用いて2枚のアルミニウム板
を2.5cdの面積で貼り合せ、120℃で20分分化
化後−トグラフでせん断接管強度を測定したところ13
0Kp/allであった。
を2.5cdの面積で貼り合せ、120℃で20分分化
化後−トグラフでせん断接管強度を測定したところ13
0Kp/allであった。
また上記エポキシ樹脂組成物は室温で1力月保存した後
でも組成物のゲル化は生ぜず、上記の如き接着試験をし
たところ接着力の低下は見られなかった。
でも組成物のゲル化は生ぜず、上記の如き接着試験をし
たところ接着力の低下は見られなかった。
実施例 2
実施例1における2−ヘプタデシルイミダゾールの代り
に2−ウンデシルイミダゾール(四国化成工業社製、商
品名c 11 z、融点71℃)100重量部を用い、
実施例1と同様1こして硬化剤を製造した。この硬化剤
を用い、実施例1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を作
った。
に2−ウンデシルイミダゾール(四国化成工業社製、商
品名c 11 z、融点71℃)100重量部を用い、
実施例1と同様1こして硬化剤を製造した。この硬化剤
を用い、実施例1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を作
った。
得られたエポキシ樹脂組成物の120℃におけるゲル化
時間は2分であった。実施例1と同様にしてこの組成物
を用いたときのせん断接管強度を測定したところ140
Ky/aAであった。
時間は2分であった。実施例1と同様にしてこの組成物
を用いたときのせん断接管強度を測定したところ140
Ky/aAであった。
またこの組成物は室温で1力月保存した後もゲル化は生
ぜず、これを用いたせん断接管強度の低下は見られなか
った。
ぜず、これを用いたせん断接管強度の低下は見られなか
った。
下表1に、上記実施例1および2の結果を集約して示す
、なお表1には5℃で3力月貯蔵した後のデータも示す
。また表1に比較例として単に硬化剤Aと硬化剤Bを常
温で混合しただけの場合も示す。
、なお表1には5℃で3力月貯蔵した後のデータも示す
。また表1に比較例として単に硬化剤Aと硬化剤Bを常
温で混合しただけの場合も示す。
発明の効果
上述した如く、本発明による硬化剤を使用すると、12
0℃で20分程度で硬化可能であり、しかも貯R>χ安
定性の優れたエポキシ樹脂を得ることかできる。これに
対し比較例では120℃で20分という低温硬化を行な
わんとするき、可使時間が室温で2〜3日程度と短くな
り、また可使時間が室温で1力月程度のものは反応条件
(硬化時間)が150〜170℃で数時間と高温、長時
間の反応か必要となり、本発明の硬化剤のすぐれている
ことが判る。
0℃で20分程度で硬化可能であり、しかも貯R>χ安
定性の優れたエポキシ樹脂を得ることかできる。これに
対し比較例では120℃で20分という低温硬化を行な
わんとするき、可使時間が室温で2〜3日程度と短くな
り、また可使時間が室温で1力月程度のものは反応条件
(硬化時間)が150〜170℃で数時間と高温、長時
間の反応か必要となり、本発明の硬化剤のすぐれている
ことが判る。
Claims (1)
- 1、2−メチルイミダゾールをこれより融点の低い2−
アルキルイミダゾールと共に、前者を融解せず、かつ後
者を融解する温度で加熱混合し、冷却固化させた後粉砕
することを特徴とするエポキシ樹脂用硬化剤の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17778584A JPS6155114A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | エポキシ樹脂用硬化剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17778584A JPS6155114A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | エポキシ樹脂用硬化剤の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155114A true JPS6155114A (ja) | 1986-03-19 |
Family
ID=16037060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17778584A Pending JPS6155114A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | エポキシ樹脂用硬化剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6155114A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5950424A (en) * | 1995-10-24 | 1999-09-14 | Kabushiki Kaisya O - Den | Diesel engine exhaust particle collection device |
US6953555B2 (en) | 2000-11-22 | 2005-10-11 | O-Den Corporation | Diesel particulate removing apparatus |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP17778584A patent/JPS6155114A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5950424A (en) * | 1995-10-24 | 1999-09-14 | Kabushiki Kaisya O - Den | Diesel engine exhaust particle collection device |
US6953555B2 (en) | 2000-11-22 | 2005-10-11 | O-Den Corporation | Diesel particulate removing apparatus |
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