JPS6155110A - 防カビ性発泡ポリウレタン - Google Patents

防カビ性発泡ポリウレタン

Info

Publication number
JPS6155110A
JPS6155110A JP59178898A JP17889884A JPS6155110A JP S6155110 A JPS6155110 A JP S6155110A JP 59178898 A JP59178898 A JP 59178898A JP 17889884 A JP17889884 A JP 17889884A JP S6155110 A JPS6155110 A JP S6155110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane foam
antifungal
thiabendazole
mold
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59178898A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yasuda
安田 政司
Shoichiro Kanehisa
兼久 正一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd, Hokko Chemical Industry Co Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP59178898A priority Critical patent/JPS6155110A/ja
Publication of JPS6155110A publication Critical patent/JPS6155110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防カビ性発泡ポリウレタンに関し、特に、育苗
マットや水耕栽培におけるフィルターとして好適に用い
ることができる親水性防カビ性発泡ポリウレタンに関す
る。
近年、植物′の水耕栽培において、合成樹脂発泡体等か
らなる苗床に種子を直接播種又は挿木し、水分含有量、
温度、その他の条件を適宜に調節して、発芽、発根させ
る育苗法が開発され、普及している。しかしながら、こ
の方法においても、土を使用する従来の育苗と同様に、
病原微生物、特にカビ類による汚染が発生するため、苗
床その他の責材の消毒や育苗中の防カビが必要である。
このため、従来は苗床やこれを充填するための容器を防
カビ剤水溶液に浸漬して、防カビ処理しているが、この
方法は煩雑であるうえに、この処理後の防カビ剤水溶液
の廃水処理を更に必要とする。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので
あって、煩雑な除菌作業を省略し得る防カビ性発泡ポリ
ウレタンを提供することを目的とする。
本発明による防カビ性発泡ポリウレタンは、チアベンダ
ゾールが発泡体中に予め分散されてなることを特徴とす
る。
本発明においては、広範な抗菌スペクトルを有し、殆ど
すべての糸状菌類に対し、数ppmという低濃度でその
発育を阻害し、また、既に高い安全性が立証されている
チアベンダゾール、即ち、2−(4−チアゾリル)−ベ
ンズイミダゾール(以下、TBZと略称する。)が防カ
ビ剤として使用される。
本発明による防カビ性発泡ポリウレタンは、親水性発泡
ポリウレタン中に前記TBZが均一に混合分散されてな
るものであり、かかる発泡ポリウレタンは、本発明に従
って、発泡用混合物を調整するためのポリオール成分又
はポリイソシアネート成分にTBZを予め分散させ、こ
れらを必要な原料と共に混合し、ワンショット法、プレ
ポリマー法等の常法に従って発泡固化させることにより
得ることができる。従って、ポリイソシアネートやポリ
オールのほか、触媒、発泡剤等は、一般の親水性ポリウ
レタン製造のためのものを使用することができる。例え
ば、ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシア
ネート及びその異性体、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、キシレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシ
アネート等が使用され、ポリオールとしては、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド等とエチレングリコール、プロピレングリコール等の
グリコールとから得られるポリエーテルポリオールが代
表的に使用される。また、発泡剤としては、例えば、水
、フレオン等が単独または混合して用いられ、触媒には
例えば第3級アミン及び有機スズ化合物が使用される。
発泡用混合物を形成するためのポリイソシアネート成分
又はポリオール成分へのTBZ混合量は、これらポリイ
ソシアネート成分、ポリオール成分及び所要の添加剤か
らなる発泡用混合物に基づいて、o、 o o s〜1
.0重量%である。
本発明による防カビ性発泡ポリウレタンは、予めTBZ
が分散されているために、これを育苗又は挿木マットと
して使用するときは、播種、育苗又は挿木前にこれを消
毒する必要がなく、また、育苗中においても、培養液に
防カビ剤を添加することも不要となる。特に、本発明の
発泡ポリウレタンによれば、TBZを予めポリイソシア
ネート成分又はポリオール成分に混合し、これを原料と
して発泡ポリウレタンを形成するため、TBZが長期に
わたって薬効作用を示し、従来のように発泡ポリウレタ
ンを防カビ剤水溶液に浸漬して、防カビ処理する場合と
比較して、防カビ性の持続性にすぐれると共に、防カビ
剤水溶液の廃液処理が不要となり、作業能率も向上する
本発明に使用されるTBZは広い抗菌スペクトルと強い
抗凹力を有し、カビによる種々の感染、特に、炭腐病や
苗立枯病等の病原菌に対しすぐれた抗菌力を示すため、
本発明の発泡ポリウレタンを使用することにより、これ
ら病気を有効に防止できる。更に、植物の短期栽培物に
おいては、従来、育苗毎に消毒が行なわれてきたが、本
発明の発泡ポリウレタンは上記したように防カビ性が持
続するため、育苗毎の消毒作業は不要となる。
以下に実施例を示すが、本発明は何ら実施例に限定さ、
れるものではない。尚、実施例中、部及び%とあるのは
それぞれ重量部及び重量%を意味する。
実施例 ポリエーテルポリオール100部、所定量のTBZ、水
4.0部、触媒としてのトリエチレンジアミン(三共エ
アープロダクツ社製DA[lCO33LV)0.3部と
スタナスオクトエート(吉冨製薬社製T−9)0.14
部、及びヒドロキシ基含有シリコーンである整泡剤(ト
ーμ・シリコーン曲調S H−193)からなるポリオ
ール成分にトリレンジイソシアネート(TDI−80)
38部を加えて発泡用混合物となし、25℃、3000
rpm ニテ15秒間攪拌して発泡固化させた後、60
℃で10分加熱した後硬化させ、本発明による親水性発
泡ポリウレタンを得た。ここに、前記発泡用混合物にT
BZをそれぞれ0.005%及び0.1%含有させて得
た発泡ポリウレタンを発明品1及び2とした。また、比
較のためにTBZを配合しない比較品1及び7820代
わりに2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール
を発泡用混合物に基づいて0.05部配合した以外は、
発明品と同様にして比較品2を調整した。
上記発明品及び比較品を試料として、JIS−Z−29
11に準じ、カビ抵抗性試験を実施した。
即ち、Aspergillus nigers Pen
icillium citri−null1%  Ma
crophomina  phaseoliS Rh1
zoctonia  5ola−ni、 Fusari
um 5olaniの各胞子をそれぞれの滅菌水に懸濁
し、供試菌胞子懸濁液とした。次に上で得た各試料をシ
ャーレ中の寒天培養基上に置き、供試菌胞子懸濁液を噴
霧接種した。次いで、培養基を28±2°Cs?W度9
5〜99%の条件下で2週間培養した。培養後、試料の
表面に生じた菌糸の発育状態をルーペで調べ、試料のカ
ビに対する抵抗性を判定した。
いずれの菌種についても、結果を表に示すように、同じ
結果が得られた。即ち、本発明品l及び2によれば、培
養後14日が経過しても、試料親水性発泡ポリウレタン
上には菌糸の発育が認められず、良好な防カビ性を示し
た。一方、比較品1及び2の試料においては、培養後7
日目に既に菌糸の発育が観察された。
尚、防カビ性の評価は以下によった。
で      3: 試料又は試験片の接種した部分に
菌糸の発育が認められない。
2: 試料又は試験片の接種した部分に認められる菌糸
の発育部分の面積は、全面 積の1/3を越えない。
1: 試料又は試験片の接種した部分に認められる菌糸
の発育部分の面積は、全面 積の1/3を越える。
特許出願人 バンド−化学株式会社 同   北興化学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チアベンダゾールが発泡体中に予め分散されてな
    ることを特徴とする防カビ性発泡ポリウレタン。
  2. (2)チアベンダゾールが発泡用混合物中に0.005
    〜1.0重量%分散されてなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の防カビ性発泡ポリウレタン。
JP59178898A 1984-08-27 1984-08-27 防カビ性発泡ポリウレタン Pending JPS6155110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59178898A JPS6155110A (ja) 1984-08-27 1984-08-27 防カビ性発泡ポリウレタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59178898A JPS6155110A (ja) 1984-08-27 1984-08-27 防カビ性発泡ポリウレタン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6155110A true JPS6155110A (ja) 1986-03-19

Family

ID=16056616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59178898A Pending JPS6155110A (ja) 1984-08-27 1984-08-27 防カビ性発泡ポリウレタン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6155110A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224351A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Human Ind Corp ポリウレタンフォームの製造方法
JP2010106104A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Bekku Kk ポリオール組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224351A (ja) * 1988-07-14 1990-01-26 Human Ind Corp ポリウレタンフォームの製造方法
JP2010106104A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Bekku Kk ポリオール組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5168655A (en) Hydroponic crop production
RU2645766C2 (ru) Пенополиуретан, используемый для улучшения почвы
US20100029587A1 (en) Cyclic siloxanes and their use
JPH10502803A (ja) 植物の病害を防除するための組成物と方法
BR112020005686A2 (pt) meio de crescimento de horticultura e método para preparar o meio de crescimento
CN101081894A (zh) 防霉抗菌聚氨酯海绵及加工方法
EP0808571A1 (en) Plug mixture for raising seedlings and method for producing it, and method for raising disease tolerant seedlings
JPS6155110A (ja) 防カビ性発泡ポリウレタン
CN107459811A (zh) 抗菌聚氨酯泡沫及其制备方法和应用
CN100360020C (zh) 氟硅唑与醚菌酯杀菌组合物及其制备方法
DE68916897T2 (de) Pflanzenzuchtverfahren.
EP0486105A1 (en) Method for preparing a substrate material and the substrate material obtained
JP4456900B2 (ja) イネ種子の消毒方法
EP0479402A2 (en) Fertiliser
US2638431A (en) 2-norcamphanemethanol and 2-norcamphanemethoxyethanol applied to plants to inhibit fungous growths
KR102181105B1 (ko) 원면 수경 재배 방법
CN103524418A (zh) 一组3-甲基吡唑化合物
CN106689164A (zh) 一种含喹啉铜的杀菌组合物
Klotz et al. 572 Vol. 44, No. 7--PLANT DISEASE REPORTER--July 15, 1960 THE PRODUCTION AND USE OF ZOOSPORE SUSPENSIONS OF PHYTOPHTHORA SPP. FOR INVESTIGATIONS ON DISEASES OF CITRUS
Latham Stimulation of Sterigmatocystis by chloroform
JP2004065195A (ja) キノコ栽培用菌床及びその製造方法
KR100773298B1 (ko) 인삼의 생산성향상을 위한 아버스큘라 균근균(amf)접종원의 효과적 접종방법
KR102627806B1 (ko) 배양토 및 이를 이용한 작물 재배 방법
US3546346A (en) Systemic plant and seed fungicide comprising 1,1,1 - trichloro - 2 - hydroxy-3-nitropropane
CN117481120A (zh) 一种防治镰刀菌引起的作物病害的杀菌剂组合物