JPS6153305A - スチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物の製造方法 - Google Patents
スチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物の製造方法Info
- Publication number
- JPS6153305A JPS6153305A JP17405484A JP17405484A JPS6153305A JP S6153305 A JPS6153305 A JP S6153305A JP 17405484 A JP17405484 A JP 17405484A JP 17405484 A JP17405484 A JP 17405484A JP S6153305 A JPS6153305 A JP S6153305A
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- Japan
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- maleic acid
- styrene
- acid copolymer
- copolymer
- sulfonating
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物の
製造方法に関し、詳しくは特定のスルホン化剤を用いて
、セメント添加剤として極めて好適な素材となるスチレ
/−マレイン酸共重合体スルホン化物を効率良く製造す
る方法に関する。
製造方法に関し、詳しくは特定のスルホン化剤を用いて
、セメント添加剤として極めて好適な素材となるスチレ
/−マレイン酸共重合体スルホン化物を効率良く製造す
る方法に関する。
スチレン−マレイン酸共重合体スルホン酸塩、特にナト
リウム塩は、セメントペースト、モルタル、コンクリー
トなどの添加剤として本発明者らが先に開発したもので
ある(特願昭58−1)510号、同58−13948
0号)。この研究、開発においてスチレン−マレイン酸
共重合体のスルホン化に当シ、スルホン化剤として濃硫
酸1発煙硫酸、無水硫酸およびクロル硫酸等を用いて種
々検討したところ、クロル硫酸を用いて得られるスチレ
ン−マレイン酸共重合体スルポン化物が、セメント添加
剤として特に好適な素材となるという知見を得た。この
知見に基づいて本発明は完成されたものである。
リウム塩は、セメントペースト、モルタル、コンクリー
トなどの添加剤として本発明者らが先に開発したもので
ある(特願昭58−1)510号、同58−13948
0号)。この研究、開発においてスチレン−マレイン酸
共重合体のスルホン化に当シ、スルホン化剤として濃硫
酸1発煙硫酸、無水硫酸およびクロル硫酸等を用いて種
々検討したところ、クロル硫酸を用いて得られるスチレ
ン−マレイン酸共重合体スルポン化物が、セメント添加
剤として特に好適な素材となるという知見を得た。この
知見に基づいて本発明は完成されたものである。
すなわち本発明はスチレン−マレイン酸共重合体をスル
ホン化するにあたり、スルホン化剤としてクロル硫酸を
用いることを特徴とするスチレン−マレイン酸共重合体
スルホン化物の製造方法を提供するものである。
ホン化するにあたり、スルホン化剤としてクロル硫酸を
用いることを特徴とするスチレン−マレイン酸共重合体
スルホン化物の製造方法を提供するものである。
本発明において、原料であるスチレン−マレイン酸共重
合体は特に制限なく、種々の方法にて製造された共重合
体が使用でき、その構造もランダム共重合体、ブロック
共重合体等のいずれであっても良い。また、グラフト共
重合体であっても良い。通常は、数平均分子量1000
〜9000、好ましくは1500〜2000のものが用
いられる。
合体は特に制限なく、種々の方法にて製造された共重合
体が使用でき、その構造もランダム共重合体、ブロック
共重合体等のいずれであっても良い。また、グラフト共
重合体であっても良い。通常は、数平均分子量1000
〜9000、好ましくは1500〜2000のものが用
いられる。
次に、スルホン化剤としてはクロル硫酸を使用するが、
本発明においてクロル硫酸の使用量は特に制限はないが
、通常原料の共重合体100重量部に対して10〜90
重量部、好ましくは30〜55重量部程度承部用量で充
分にスルホン化が進いるものであれば特に制限なく使用
することができる。具体的には、クロロホルム、メチレ
ンクロライド、ジクロルエタンなどの塩素化炭化水素、
ニトロメタン、ニトロエタン、1−二トロプロパン、2
−ニドo 7’ aパンなどのニトロ化脂肪族炭化水素
等が挙げられ、特にニトロメタンなどのニトロ化脂肪族
炭化水素が好適である。
本発明においてクロル硫酸の使用量は特に制限はないが
、通常原料の共重合体100重量部に対して10〜90
重量部、好ましくは30〜55重量部程度承部用量で充
分にスルホン化が進いるものであれば特に制限なく使用
することができる。具体的には、クロロホルム、メチレ
ンクロライド、ジクロルエタンなどの塩素化炭化水素、
ニトロメタン、ニトロエタン、1−二トロプロパン、2
−ニドo 7’ aパンなどのニトロ化脂肪族炭化水素
等が挙げられ、特にニトロメタンなどのニトロ化脂肪族
炭化水素が好適である。
本発明の方法によシ原料のスチレン−マレイン酸共重合
体をクロル硫酸にてスルホン化する際の反応条件は特に
制限はなく、原料、溶媒などによシ適宜選定すればよい
。通常は、反応温度0〜130°C1好ましくは20〜
50°C1圧力常圧〜10”9/←2、好ましくは大気
圧下にて0.5〜10時間、好ましくは1〜3時間反応
を行なえば良い。
体をクロル硫酸にてスルホン化する際の反応条件は特に
制限はなく、原料、溶媒などによシ適宜選定すればよい
。通常は、反応温度0〜130°C1好ましくは20〜
50°C1圧力常圧〜10”9/←2、好ましくは大気
圧下にて0.5〜10時間、好ましくは1〜3時間反応
を行なえば良い。
反応終了後、通常行なわれる後処理を行ないスチレン−
マレイン酸共重合体スルホン化物を得る。
マレイン酸共重合体スルホン化物を得る。
このようにして得られたスチレン−マレイン酸共重合体
スルホン化物を溶媒を留去したのちアルカリ金属の水酸
化物、例えば水酸化ナトリウム等と処理することによシ
容易にスチレン−マレイン酸共重合体スルホン酸塩が得
られる。得られたスチレン−マレイン酸共重合体スルホ
ン酸塩は極めて良好なセメント添加剤である。
スルホン化物を溶媒を留去したのちアルカリ金属の水酸
化物、例えば水酸化ナトリウム等と処理することによシ
容易にスチレン−マレイン酸共重合体スルホン酸塩が得
られる。得られたスチレン−マレイン酸共重合体スルホ
ン酸塩は極めて良好なセメント添加剤である。
本発明の方法によシ得ら、れるスチレン−マレイン酸共
重合体スルホン化物は他のスルホン化剤を用いた場合に
比較してスルホン化率を自在に調節することができる。
重合体スルホン化物は他のスルホン化剤を用いた場合に
比較してスルホン化率を自在に調節することができる。
そのために、当該共重合体中のスルホン酸塩とカルボン
酸塩の比を自在に調節することができるので、本発明の
方法で得られるメチレン−マレイン酸共重合体スルホン
化物はセメント添加剤の素材として極めて好適なものと
することができる。
酸塩の比を自在に調節することができるので、本発明の
方法で得られるメチレン−マレイン酸共重合体スルホン
化物はセメント添加剤の素材として極めて好適なものと
することができる。
このように、本発明の方法はセメント添加剤の素材の製
造方法として有用である。
造方法として有用である。
次に、本発明を実施例により、詳しく説明する。
実施例I
Ha冷却器付三ツロフラスコにスチレン−マレイン酸共
重合体(数平均分子量1800.酸価350、アーコ社
製、商品名rSMA−2000」)402およびクロロ
ホルム200m1を入れ、反応温度40°C2反応圧力
常圧下にてクロル硫酸18?を30分にわたって逐次添
加し、その後、1.0時間反応を行なった。
重合体(数平均分子量1800.酸価350、アーコ社
製、商品名rSMA−2000」)402およびクロロ
ホルム200m1を入れ、反応温度40°C2反応圧力
常圧下にてクロル硫酸18?を30分にわたって逐次添
加し、その後、1.0時間反応を行なった。
反応終了後、クロロホルムを留去し、さらに10チ水酸
化すl−’17ウム水溶液を添加してpH9,2として
当該共重合体スルホン化物のす) IJウム塩を得た。
化すl−’17ウム水溶液を添加してpH9,2として
当該共重合体スルホン化物のす) IJウム塩を得た。
次いで、これを乾燥して粉末状のスチレン−マレイン酸
共重合体スルホン化物のナトリウム塩64.0 ?を得
た。
共重合体スルホン化物のナトリウム塩64.0 ?を得
た。
実施例2
実施例1において、クロロホルムの代りに2−二トロメ
タン200alを用いたこと以外は実施例1と同様にし
て粉末状のスチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物
のナトリウム塩67.29を得た。
タン200alを用いたこと以外は実施例1と同様にし
て粉末状のスチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物
のナトリウム塩67.29を得た。
比較例1
風船付三ツロフラスコにスチレン−マレイン酸共重合体
(実施例1に同じ)401および濃硫酸(98チ)10
0rを入れ、反応温度80°C1圧力大気圧にて2時間
反応を行なった。
(実施例1に同じ)401および濃硫酸(98チ)10
0rを入れ、反応温度80°C1圧力大気圧にて2時間
反応を行なった。
反応終了後、水30Qalf投入し、水酸化カルシウム
にて廃硫酸を水溶液がPH6,0となるまで中和した。
にて廃硫酸を水溶液がPH6,0となるまで中和した。
中和物は石こうを分離したのち、10%炭酸ナトリウム
水溶液をpH9,2となるまで加え粉末状スチレン−マ
レイン酸共重合体スルホン化物のナトリウム塩601を
得た。生成した炭酸カルシウムはデ過した。
水溶液をpH9,2となるまで加え粉末状スチレン−マ
レイン酸共重合体スルホン化物のナトリウム塩601を
得た。生成した炭酸カルシウムはデ過した。
比較例2
還流冷却器付三ツロフラスコにスチレン−マレイン酸共
重合体(実施例1に同じ)401、発煙硫酸(,25%
)55fおよびジクロロエタン200加し、その後1時
間反応を行なった。
重合体(実施例1に同じ)401、発煙硫酸(,25%
)55fおよびジクロロエタン200加し、その後1時
間反応を行なった。
反応終了後、ジクロロエタンを留去し、以下比較例1と
同様の操作を行ない、粉末状のスチレン−マレイン酸共
重合体スルホン化物のナトリウム塩722を得た。
同様の操作を行ない、粉末状のスチレン−マレイン酸共
重合体スルホン化物のナトリウム塩722を得た。
応用例
上記実施例1,2および比較例1,2で得られたスチレ
ン−マレイン酸共重合体スルホン化物のナトリウム塩3
0チ水溶液を調製し、コンクリート評価試験に供した。
ン−マレイン酸共重合体スルホン化物のナトリウム塩3
0チ水溶液を調製し、コンクリート評価試験に供した。
このようにして得られた水溶液を第1表に示す所定量お
よびリグニンスルホン酸塩(25%水溶液)をセメント
に対して0.15 vol、7%となる量を室温にてコ
ンクリート配合物の混練開始とともに加えた。添加後、
3分間混練し、コンクリート組成物を得た。コンクリー
ト組成物調製直後、30分後、60分後および90分後
のスランプ試験および空気量の結果を第1表に示す。ま
た、スランプ試験の結果について第1図に示す。試験は
25°Cにて行なった。
よびリグニンスルホン酸塩(25%水溶液)をセメント
に対して0.15 vol、7%となる量を室温にてコ
ンクリート配合物の混練開始とともに加えた。添加後、
3分間混練し、コンクリート組成物を得た。コンクリー
ト組成物調製直後、30分後、60分後および90分後
のスランプ試験および空気量の結果を第1表に示す。ま
た、スランプ試験の結果について第1図に示す。試験は
25°Cにて行なった。
なお、コンクリート配合物の組成は次の通りである。
セメント 327 kg/rrl水
180 〃細骨材
736 N 粗骨材 1060 II (水−セメント比は55.0%、細骨材率は43.0チ
である。なお、細骨材としては産地二四国大三島長浜産
、表乾比重2.52、粗粒率2.34、粗骨材としては
産地:周防花岡砕石、表乾比重2.70、阻粒率6.4
8.最大寸法20圏を用いた。)
180 〃細骨材
736 N 粗骨材 1060 II (水−セメント比は55.0%、細骨材率は43.0チ
である。なお、細骨材としては産地二四国大三島長浜産
、表乾比重2.52、粗粒率2.34、粗骨材としては
産地:周防花岡砕石、表乾比重2.70、阻粒率6.4
8.最大寸法20圏を用いた。)
第1図は応用例におけるコンクリート組成物のスランプ
値と時間の関係を示す。 手絖補正書(自発) 昭和59年9月19’日
値と時間の関係を示す。 手絖補正書(自発) 昭和59年9月19’日
Claims (3)
- (1)スチレン−マレイン酸共重合体をスルホン化する
にあたり、スルホン化剤としてクロル硫酸を用いること
を特徴とするスチレン−マレイン酸共重合体スルホン化
物の製造方法。 - (2)スチレン−マレイン酸共重合体100重量部に対
して、クロル硫酸10〜90重量部を使用する特許請求
の範囲第1項記載の製造方法。 - (3)溶媒として塩素化炭化水素あるいはニトロ化脂肪
族炭化水素を用いる特許請求の範囲第1項記載の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17405484A JPS6153305A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | スチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17405484A JPS6153305A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | スチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6153305A true JPS6153305A (ja) | 1986-03-17 |
Family
ID=15971808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17405484A Pending JPS6153305A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | スチレン−マレイン酸共重合体スルホン化物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6153305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057250A1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 変性スチレン-マレイン酸共重合体およびその用途 |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP17405484A patent/JPS6153305A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057250A1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-01 | Matsushita Electric Works, Ltd. | 変性スチレン-マレイン酸共重合体およびその用途 |
US8044148B2 (en) | 2004-11-25 | 2011-10-25 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | Modified styrene-maleic acid copolymer and use thereof |
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