JPS6151789A - シ−ズヒ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般調理家電および工朶用電気炉などの加熱
源として、広く使用されている／−ズヒータに関するも
のである。

従来例の構成とその問題点 従来よす、オーブントースタ、電子レンジ、ホットプレ
ート、電気レンジなどの一般調理家電の加熱源として、
シーズヒータが広く使用されている。

また、電気炉や射出成型機の金型の熱源といった工業用
分野においても、シーズヒータが使用されている。

これは、シーズヒータが簡便であると共に安全性が高く
、かつ耐蝕性に優れているためでちる。

一般に、シーズヒータは、両端に端子棒を備えたコイル
状の電熱線を金属パイプの中央部に挿入し、かつこの金
属パイプに電融マグネンア粉末からなる電気絶縁粉末を
充填し、金属パイプの両端を低融点ガラスおよび耐熱性
樹脂で封口したものである。

このような構造を有するシーズヒータの金属パイプとし
ては、従来より第１表に示すＳ［ＪＳ３０４や５ＵＳ３
２１および１ｌｃＦ８００などのオーステナイト系ステ
ンレス鋼が主に用いられていた。

（以下余白） これらオーステナイト系ステンレス鋼は、高温で使用さ
れると、Ｃｒ２ｏ５を主体とする保護皮膜が表面に形成
されて高温での酸化や腐食を抑えている。

しかし、Ｃｒ２Ｏ３の皮膜では、保護性が不十分であり
、１，０００°Ｃ以上では徐々にＣｒＯ３に変化して蒸
発する。この結果、皮膜中の酸化鉄の割合が増大し、皮
膜厚さが増し、熱サイクルに対して弱くなり、皮膜の剥
離現象が生じ、高温酸化等に対して悪い結果を及ぼす。

このような現象は、特に高温で使用される工業用ヒータ
や電気レンジなどの加熱源としてシーズヒータを用いた
時に見られ、そしてこの現象により、シーズヒータの断
線寿命が短かくなり、あまシ好ましいものではなく、し
たがって、高温かつ熱サイクルが加わる条件下において
、より高温酸化に優れた金属パイプを用いた断線寿命の
長いノーズヒータが望まれているのが実情である。

発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を解消し、高温下で使用して
も、断線寿命の長い７−ズヒークを提供することを目的
とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、金属パイプとして
、Ｃｒ量が１５％以上、Ａｌ　’Ｍが４．５％以上であ
るオーステナイト系ステンレス鋼ヲ用いたもので、この
構成によシ、金属パイプの表面にｋ１２０３の皮膜を形
成することができるため、高温での耐熱性を高めること
ができ、したがって断線寿命の長いシーズヒータを得る
ことが可能となるものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面を参照じ従来例と
の比較において説明する。

金属パイプ１として、基本組成が１７Ｃｒ　　−２４Ｎ
ｉ−５ｉからなるトステナイト系ステンレス鋼を用いた
。

一方、両端に端子棒２を備えたコイル状のニクロム線（
線径○、ｓ　５　ｍｍ　）からなる電熱線３を１１．〜
ｉｉｉし、これを金属パイプ１の中央に挿入し、かつ電
融マグネシア粉末からなる電気絶縁粉末４を充填し、圧
延減径した。

この後、焼鈍し、金属パイプ１の両端を低融点ガラス５
および耐熱性拉・１脂６で封口し、直径１１朋、長さ５
ｏｏｍｍの図に示す本発明のシーズヒータを５本完成し
、試料番号１１〜１５とした。　。

一方、比較のために、金属パイプ１として、従来の５Ｕ
Ｓ３２１およびＮＣＦ３００を用いた／−ズヒータも同
様に、それぞれ５本ずつ完成し、試料番号をそれぞれ１
〜５および６〜１０とした。

上記それぞれのシーズヒータの断線寿命を評価するため
、金属パイプ１の表面温度を９００°Ｃになるように加
速し、２０分逆通電１０分休止を１サイクルとする加速
断続通電試験を行なった。

上記試験方法により、それぞれの７−ズヒータの断線寿
命を求め、第２表に示した。

（以下余白） 第２表 第２表から明らかなように、金属パイプ１として、従来
の５ＵＳ３２１を用いた／−ズヒータでは８００サイク
ル以下で、またＮＣＦ３００を用いたシーズヒータでは
約２，５００サイクル以下でそれぞれ断線したが、本発
明の１７Ｃｒ−２４Ｎｉ−５ｊＪ　　を金属パイプ１と
して用いたシーズヒータでは、５，０００サイクル以上
の長い断線寿命を示し、著しい効果が得られた。

一般に、フェライト系のＣｒ　−Ａｊ！耐熱鋼では、そ
の表面に保護性の優れたＡｅ２ｏ３皮膜が形成され、て
も、オーステナイト相中のｊＪ　　の拡散速度がフェラ
イト相中に比べてはるかに小さいため、オーステナイト
系耐熱−で、少量（約２％）の人ｌ　を添加しても内部
酸化されるだけで、Ａｌ２Ｏ３の表面皮膜は形成されな
い。

また、Ａβ　を多量に添加すると鋼の加工性や靭性を劣
化させるなどの問題が生じる。

このような理由によシ、本発明において、Ａｊ？の添加
量は、オーステナイト系ステンレス鋼におけるＡｌ１２
０３の表面皮膜が形成される最小値と言われている４、
５％とした。

なお、本発明の実施例においては、１７ｃｒ　　−２４
Ｎｉ　−５Ａ６　からなるオーステナイト系ステンレス
鋼を金属パイプ１として用いたが、特にこれに限定され
るものではない。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明のシーズヒータ
によれば、金属パイプとして、Ｃｒ量が１５％以上、Ａ
ａ量が４．５％以上であるオーステナイト系ステンレス
鋼を用いているため、高温下で使用しても、断線寿命の
長いシーズヒータを提供することができるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すシーズヒータの断面図であ
る。 １　・・・・・金属パイプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属パイプとして、Ｃｒ量が１５％以上、Ａｌ量が４．
   ５％以上であるオーステナイト系ステンレス鋼を用いた
   ことを特徴とするシーズヒータ。