JPS61502761A - 薬理学的に認容性の錯化合物およびその製造法 - Google Patents

薬理学的に認容性の錯化合物およびその製造法

Info

Publication number
JPS61502761A
JPS61502761A JP60503999A JP50399985A JPS61502761A JP S61502761 A JPS61502761 A JP S61502761A JP 60503999 A JP60503999 A JP 60503999A JP 50399985 A JP50399985 A JP 50399985A JP S61502761 A JPS61502761 A JP S61502761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
phenyl
alkyl
amino
alkylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60503999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0694471B2 (ja
Inventor
ケラー,ハイモ ヨツト
ケプラー,ベルンハルト
Original Assignee
アスタ・メディカ・アクチエンゲゼルシヤフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アスタ・メディカ・アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical アスタ・メディカ・アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JPS61502761A publication Critical patent/JPS61502761A/ja
Publication of JPH0694471B2 publication Critical patent/JPH0694471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
    • C07F15/0046Ruthenium compounds
    • C07F15/0053Ruthenium compounds without a metal-carbon linkage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ルΦ瘍抑制作用を有するルテニウム 化合物を含有する医薬調剤 技術分野 本発明は、IIIk瘍抑制作用を有するルテニウム化合物を含有する医薬調剤お よび癌腫を治療する方法に関する。
白金金属の化合物の中、錯化合物のシス−シアミンジクロロ白金(II)は、有 用な抗腫瘍剤であることが立証された。また、動物実験の研究において別の白金 金属の化合物の中からも計1g成長を抑制することが観察される(例えば、ジラ ルヂイ(T、、 Giraldi )他、キャンサー・リサーチ(Cancer  Res、 )、第37巻(1977年〕第2662頁〜第2666頁)。アン イレリ(L、J、 Anghileri ) (ツアイトシュリフト・フェア・ クレプスフオルシエング(z、 Krebsforsch、)、第86巻(19 75年〕第213頁〜第217頁)は、ルテニウム赤の胴厚抑制作用に関して報 告している。
クラーク(M、J、 CIPLrke ) 、エイ・シー・ニス・シンホゾラム ・シリーズ(p、cB Symp、 !3er、 )、第140巻(1980年 〕第157頁〜第180頁の場合には、ルテニウム錯体は癌腫治療に潜在的に適 合するものであるかが討議されている。クラリ″り(F、Kralik )他、 コレクション・チェフスロテ帝ケムナフミュン(Co11ection Cze choslov、 Chem、 C!ommun、 ) 、第26巻(1961 年〕第1298頁の場合には、5価ルテニウムの錯化合物をピラゾールおよびイ ミダゾールと合成することが記載されている。
発明の開示 ところで、一般式I (BHn )mcRux3−1−nm−Q −r (OH)r (BHp) 3 −nm−1−q ) 1+p+q TBは単一または多核の、1個またはそれ以 上の窒素原子を有する塩基性複葉環を表わし、 Xは塩素または臭素を表わし、 ■は1または2を表わし、 nは1または2を表わし、この場合nとmとの総和は3よりも大きくなく、 pは0または1を表わすが、nが1である場合には、1を表わさず、 qはOまたは1を表わすが、pが1−r−ある場合には、1を表わさず、 rは0または1を表わす〕で示される錯化合物は、有利な毒性の場合に好ましい 腫瘍抑制作用を有することが見い出された。従って、この錯化合物は、癌腫を治 療するだめの化学療法薬として適当である。この錯化合物は、腫瘍、例えば卵巣 肺癌、乳房腫瘍、胃Il!1i瘍、前立線ト瘍、肺胛瘍、膀胱腫瘍および殊に結 腸直腸腫瘍および別の悪性腫瘍を治療するための副作用の少な(・化学療法薬と して適当である。それに応じ℃、この化合物は、癌腫治療と結び付し・た痛みお よび苦しみを楽にするため、1l11(瘍を抑制しかつ退行変性させるため、症 状を和らげかつ平均寿命を高めるために有用である。
従って、本発明の対象は、このルテニウム錯化合物を含有する医薬調剤、および このルテニウム錯化合物を医薬調剤、殊に癌腫に対するかかるものの製造に使用 することおよび癌腫生物を処理する方法である。
特に有利なのは、一般式■′、 (”Hn)m(Rux′3+nm−q−r(0”)r(B′Hp)3−nm+q 〕l+p+q ”C式中 yはヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、02〜C4−フルキル、C2〜C4−アル ケニル、C1〜c4−アルキルメルカプト、ホルミル、01〜C4−アルコキシ 力/I/ボ二/l/、C1〜C4−アルフキジカルボニル−01〜G4−アルキ レン、シー01〜C4−フルキルアミノ、シーC1〜C4−アルキルアミン−〇 1〜C4−アルキレン、ジーC1〜C4−アルキルアミノカルボニル、シー01 〜C4−アルキルアミノカルビニル−01〜C4−アルキレン、ヒげフキシイミ ノメチン、フェニル、ベンシル、ベンゾイル、ピロリジノ、ピペリジノ、ビロー ル−1−イルもしくはビロール−1−イル−C1〜C4−アルキレンによって置 換されていてもよいビリシン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジンを表わすか 、または環 R1/は水素、ナトリウム、01〜C4−アルキルまたはフェニルを表わし、 R2’は水素、C1〜C4−アルキル、アミノ、フェニルを表わすかまたはR1 /およびR2’は一緒になって基−(C町)B−を表わし、この場合Sは4〜8 の整数を表わし、 Wは窒素またはOR3’を表わし、この場合R3/は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミンまたはフェニル、特忙水素またはメチルを表わし、 Yは窒素またはOR4′を表わし、この場合R4′は水素、01〜C4−アルキ ル、アミノまたはフェニル、特に水素またはメチルを表わし、 2は窒素またはCR5’を表わし、この場合R5/は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフェニル、特釦水素またはメチルを表わすが、基R3’% R 4’またはR5/の少なくとも1つは水素を表わす)、プリン、アデニン、グア ニンまたはシトシンを表わし、X′は#1素または臭素を表わし、かつms n x 9% Qおよびrは前記のものを表わす〕で示される錯化合物を含有する医 薬調剤である。
特忙有利なのは、一般式r′ ”′Hn)m””’3+nm−q−r(OH)r(”Hp)z−nm+q)x+ p+q ’、〔式中 fはヒドロキシ、アミノ1.塩素、ジエチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒドロキ シイミノメチン、フェニル、ピロリジノ、ピペリジノもしくはピ四−ルー1−イ ルメチルによって特1c4位で置換されていてもよいビリシンを表わすか、また はぎロール、イミダ・t−ル、1−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾー ル、ピラゾール、4−メチルピラゾール、トリアゾール、1−ナトリウムピラゾ ール、1−フェニルテトラゾール、5−フェニルテトラゾール、アデニン、グア ニン、プリンまたはシトシンを表わし、 X′は塩素を表わし、かつ m、n、p、qおよびrは前記のものを表わす〕で示される錯化合物を含有する 医薬調剤である。
全体で特忙有利なのは、イミダゾリウムジイミダゾールテトラクロロルテネー) (m)、ビスイミダゾリウムイミダゾールペンタクロロルテ*−)(m)、ビス ぎラゾリウムぎラゾールヒドロキシテトラクロロルテネート(m)および/また はビス(4−メチルピラゾリウム)(4−メチルピラシー/L/)ヒドロキシテ トラクロロルテネート(m)を含有する医薬調剤である。
一般式Ia5 (AHn)mCRuxs+nm−q−r(0”)r(AHp)3−nm+q)l −1−p−1−q Ta原子を有する、ビラ・戸−ルおよびイミダゾールを除く 塩基性祷素環を表わし、 又は塩素または臭素を表わし、 m、n、p、qおよびrは前記のものを表わす〕で示される化合物は、新規であ り、したがって本発明のもう1つの対象である。
好ましいのは、一般式Ta′、 (A’Hりm(RuX’:+−1−nm−q−r(o”)r(A′Hp)s−n m−、q)x+p+q T”〔式中 A′はヒドロキシ、アミノ、ハロゲン* CI NC4−フルキル、C2〜C4 −アルケニル、C1〜C4−アルキルメルカプト、ホルミル、CINC,−フル フキジカルボニル、C1〜C4−アルフキジカルボニル−00〜C4−アルキレ ン、シーC1〜C4−アルキルアミノ、シーcl〜C4−アルキルアミン−01 〜C4−フルキレン、シー01〜C4−アルキルアミノカルざニル、シーC1〜 C4−フルキルアミノカルボニル−cl/%/ c、−アルキレン、ヒドロキシ イミノメチ/、フェニル、ペンシル、ベンゾイル、ピロリジノ、ピペリジノ、ビ ロール−1−イルもしくはビロール−1−イル−01〜”4−フルキレンによっ て置換されていてもよいビリシン、ピリミシン、ピリダジン、トリアジンを表わ すか、または環 1(i/は水素、ナトリウム、01〜C4−アルキルまたはフェニルを表わし、 R2/は水素、C]〜C4−アルキル、アミノ、フェニルを表わすかまたはR1 /およびR2’は一緒になって基−(CH2)s−を表わし、この場合Sは4〜 8の整数を表わし、 Wは窒素またはCR3’を表わし、この場合R3/は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフェニル、特に水素またはメチルを表わし、 Yは窒素またはCR4’を表わし、この場合R4/は水素、C1’−”4−アル キル、アミンまたはフェニル、特圧水素またはメチルを表わし、 2は窒素またはCR5’を表わし、この場合15’は水素、01〜C4−アルキ ル、アミノまたはフェニル、特に水素またはメチルを表わすが、基R3’、R4 ’またはR5/の少なくとも1つは水素を表わす)、プリン、アデニン、グアニ ンまたはシトシンを表わすが、ピラゾールまたはイミダゾールは表わさず、 X′は塩素または臭素を表わし、 ms n−T’% Qおよびrは前記のものを表わす〕で示される化合物である 。
特忙好ましいのは、一般式■イ′、 (A″Hn)、(RuX″H−nm−q−r(o”r(A″Hp)3−nm−h q〕l+p−1−q ”“・〔式中 X′はヒト田キシ、アミノ、塩素、ジエチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒrロキ シイミノメチン、フェニル、ぎロリジノ、ぎベリジノもしくはビロール−1−イ ルメチルによって特に4位で置換されていてもよいピリシンを表わすか、または ピロール、1−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−メチルピラ ゾール、トリアゾール、1−ナトリウムピラゾール、1−フェニルテトラゾール 、5−フェニルテトラゾール、アデニン、グアニン、プリンまたはシトシンを表 わし、z//は塩素を表わし、 ms nb 9% qおよびrは前記のものを表わす〕で示される化合物である 。
全体で一般式■、r’、■“、)a、[a’ないしはI?中でA1 に、f、B 、E/ないしはrには5員の複素環が好まルテニウム錯化合物の製造は、クラリ フ(F。
Kralik ) 他、コレクション・チェフスロデ・ケA・コミュン(Co1 1ection (1!zechoalov、 Ohem、 Commun、) 、第26巻(1961年〕第1298頁に記載された方法により行なわれる。窒 素複素環式化合物は、塩化ルテニウム(■1)ないしは臭化ルテニウム(m)の 溶液に加えられる。所望の生成物は、分離されるが、または有機溶剤の添加また は反応溶液の濃縮および/またit 冷HKよって沈殿される。ルテニウム(m )ハロゲン化物のだめの溶剤としては、例えばエタノールとハロゲン化水素酸水 溶液との混合が適当である。特に5ルテニウム(m)ハロゲン化物は、エタシー ルド1Nハロゲン化水素酸水溶液との1:1−混合物中に溶解される。この溶液 は、約4〜16時間、特圧約12時間還流下に沸騰させ、引続きほぼ気の容量に 濃縮するのが有利である。塩基性複素環式化合物は、酸水溶液中、特にハロゲン 化水素酸水溶液中に溶解され、ルテニウム(■I)ハロゲン化物溶液に添加され るのが有利である。例えば、複素環式化合物、は、6Nハロゲン化水素酸水溶液 中忙溶解されて添加される。y応混合物は、室温で放置されるかまたは約半時間 ないし6時間還流下に加熱される。複素環式化合物は公知であるかまたは自体公 知の方法により得ることができる。
更に、本発明の対象は、一般式Ia、Ia’ないしはTa”C式中、A 、A’ なイtjiA”、x、x’なイL )i X〃、ms ns ps Qおよびr は前記のものを表わす〕の化合物の製造法であり、この方法は、式RuX3、R uX’ 3ないしはRux“3〔式中、X、X’ないしはX〃は前記のものを表 わす〕で示されるルテニウム(■)ハロゲン化物を、前記のものを表わす窒素複 −素環A、A’ないしはに′と反応させることを特徴とする。
有利には、本発明方法は、ハロゲン化水素酸水溶液、殊1c 低iアルカノール 、殊にエタシールド、ハロゲン化水素酸水溶液との混谷物中で実施される。
01〜C4−アルキルは、直鎖状または分枝鎖状、特に直鎖状である。C1〜C 4−アルキレンは、直鎖状または分枝鎖状、例えばメチレン、エチレン、ゾロピ レン、トリメチレンおよびテトラメチレンであり、この場合には、直鎖状が有利 である。
本発明による医薬調剤は、とくに静脈内投与されるが、筋肉内、腹腔内、皮下ま たは経口投与もされる。
また、外用も可能である。有利には、#脈内注射または静脈内注入による投与で ある。
この医薬調剤は、自体公知の方法により得られ、この場合不発i1cよる化合物 は、それ自体として使用されるかまたは場合によっては適当な製薬学的担持剤と の組合せ物で使用される。新規の製薬学的調剤が作用物質とともに製薬学的担持 剤を含有する場合には、この混合物の作用物質含量は、全混合物に対して0.1 〜99.5重量%、特に0.5〜95重量%である。
本発明によれば、作用物質は、十分な作用物質濃度のIll成ないしは維持が保 証されているという前提条件で全ての適当な処方に使用される。このことは、例 えば経口または非経口投与によって適当な用量で達成することかできる。好まし くは、作用物質の製薬学的調剤は、所望の投与に対して定められている単位用量 の形で存在する。単位用量は、例えば錠剤、施糖衣錠、カプセル剤、生薬である ことができるかまたは粉末剤、粒剤、溶液、乳濁液もしくは懸濁液の測定した容 器であることができる。
本発明の範囲内の“単位用量”は、作用成分の個別量を製薬学的担持剤との組合 せ物で含有する物理的に測定した単位であり、その作用物質含量は、治療の1回 量の一部分または数倍に相当する。1回量は、特に適用の際に投与されかつ一般 に全部、外、%またはAの日用ffi&c相当する愈の作用物質を含有する。個 別の治療的投与に単位用量の%またはAのような一部分のみが必要とされる場合 には、単位用量は、例えば破断切り目を有する錠剤の形で有利に分割することが できる。
不発】による製薬学的調剤は、それが単位用量で存在しかつ例えばヒトへの適用 に定められている場合には、作用物質含量1〜500V、有利に10〜200睨 、殊に50〜15DIR9を含有することができる。
一般に1人体医学において作用物質は、経口投与の際に体重1 kgあたり0. 1〜5ダ、特に1〜3ダの日用量で、場合によっては多数、特1c1〜6回の投 与の形で所望の結果を達成するために投与される。1回の投与は、体重1kgあ たり0.1〜51v、特に1〜31’の量の作用物質を有する。経口的治療の場 合には、同様の用量を使用することができる。
製薬学的調剤の治療的投与は、1日につき1〜4回確定されているかまたは変動 する時点で、例えばそれぞれ食前および/または晩に行なうことができる。しか し、前記、用量を偏倚させることも、実際に治療すべき個体の性別、体重および 年齢、疾病の種類および重さ、調剤の種類および医薬si剤の適用ならびに投与 が行なわれる時間ないI−は間隔に応じて必要である。すなわち、若干の場合に は、上記量よりも少ない鳳の作用物質で間に合うことも達成され、他の場合には 、上記の作用物質量を越えなければならない。また、医薬調剤を1回のみで投与 するかまたは数日の間隔をおいて投与することも有利であることが判明する。
作用物質のそれぞれ必要とされる最適な用量および適用の種類を確定することは 、全ての当業者によってその専門知識に基づいて行なうことができる。
製薬学的調剤は、一般に本発明による作用物質および非毒性の製薬学的に認容性 の医薬担体からなり、この医薬担体は、混合物もしくは希釈剤として固体、半固 体もしくは液状の形でまたは被覆剤として、例えばカプセル、錠剤被膜、袋もし くは他の容器の形で治療的作用成分に使用される。担持剤は、例えば身体忙よる 医薬吸収のための溶解助剤として、処方助剤として、甘味剤として、矯味剤とし て、染料としてまたは保存剤として使用することができる。
経口的に使用するためには、例えば錠剤、施釉衣剤、例えばゼラチンからなる硬 質および軟質のカプセル剤、分散可能な粉末剤、粒剤、水性および油性の懸濁液 、乳濁液、溶液またはシロップ剤が当てはまる。
錠剤は、不活性希釈剤、例えば炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、燐酸ナトリウ ムまたは乳糖;粒剤および分配剤、例えばトウモロコシ殿粉またはアルギン酸塩 :結合剤、例えば殿粉、ゼラチンまたはアラげアデム:および滑剤、例えばステ アリン酸アルミニウムもしくはステアリン酸マグネシウム、タルクまたはシリコ ーン油を含有することができる。この錠剤は、付加的に被膜を備えていてもよく 、この被膜は、それが胃腸区間内での医薬調剤の遅延された溶解および吸収を生 せしめるような程度に得ることもでき、したがって例えば良好な認容性、遅延性 または減速度が達成される。ゼラチンカプセルは、固体の、例えば炭酸カルシウ ムまたはカオリンと混合したかまたは油状の、例えばオリーブ−1落花生−もし くはパラフィン油、希釈剤と混合した薬剤を含有することができる。
場合によっては短期で調製される水性懸濁液は、懸濁剤、例えばナトリウムカル ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、 アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリーン、トリガカントゴムもしくはアラ ビアゴム;分散剤および湿潤剤、例えばポリオキシエチレン−ステアレート、ヘ プタデ力エチレンオキシセタノール、ポリオキシエチレンンルビトールモノオレ エート、Iリオキシエチレンソルピタンモノオレエートもしくはレシチン:保存 剤、例えばメチル−もしくはプロピルヒドロキシベンゾエート;矯味剤:甘味剤 、例えば蔗糖、乳糖、ナ) IJウムシクラメート、デキストローゼ、軟化塘シ ロップを含有することができる。
油性懸濁液は、例えば落花生−オリーブ−、ゴマ−、ヤシ−またはパラフィン油 および例えば蜜蝋、硬質パラフィンまたはセチルアルコールのような濃稠化剤を 含有することができ;さらに甘味剤、矯味剤および酸化防止剤を含有することが できる。
水中に分散可能な粉末剤および粒剤は、ルテニウム錯化合物を分散剤、湿潤剤お よび懸濁剤、例えば上記のものとの混合物、ならびに甘味剤、矯味剤および染料 との混合物で含有することができる。
乳濁液は、例えばオリーブ−5落花生−またはパラフィン油を、例えばアラビア ゴム、トリガカントゴム、ホスファチド、ンルビタンモノオレエート、ポリオキ シエチレンソルビタンモノオレエートのような乳化剤、ならびに甘味剤および矯 味剤とともに含有することができる。
医薬を非経口的に使用するためKは、無菌の注射可能な、場合によっては短期に 得られる、水性懸濁液、等張塩溶液または他の溶液が使用され、この他の溶液は 、分散−または湿潤剤および/または薬理学的に認容性の希釈剤、例えばプロピ レン−またはブチレングリフール、および/または溶解助剤、例えばトウィーン (Tweene”’ )、りl/ モホレ(Cremophoree )または ポリビニルピロリドンを含有する。
作用物質は、親水性重合体との共沈の形で使用することもできる。共沈は、無水 有機溶剤中の錯化合物の溶液を、例えばポリビニルピロリドン(pvp)または ボリオギシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(Tween” )または殊にグ リセリン−ポリエチレングリコールリシンオレエート(Cremophor@  KL )のような親水性舅(合体の溶液と混合することtCより得ることができ る。溶剤の抽出後に残留する残滓は、水溶液として投与される。有機溶剤として は、使用前に通常無水にされる、例えばクロロホルムまたは塩化メチレンがこれ に該当する。親水性重合体は、錯化合物に対し2て5〜50倍、特に10〜35 倍の重量の過剰敞で使用するのが有利であることが判明した。また、重合体はそ れ自体錯化合物の溶液中に混入することもできる。
溶剤の抽出後に残留する残滓は、有利忙高真空中でできるだけ十分に溶剤残基が 除去される。使用される親水性重合体の種類および量に応じて固体の結晶状また はガラス状、または液状または粘着性の残滓が得られる。この粘着性残滓は、一 般に冷却することによって固体の、多くの場合に蟻状の生成物に変換することが できる。#沈を得る場合に錯化合物の溶液と親水性重合体との混合物になお分散 剤または湿潤剤、例えばクロぎレンーまたはブチレングリフール、特Kfロピレ ングリコールを添加することは、共沈の溶解挙動f対して有利に作用する。
作用物質は、場合によっては1種類または多数のnII記の担持−または添加剤 と一緒にマイクロカプセル化した形で処方することができる。
次の実施例は、本発明を限定なしに詳細に説明する。
製造例 14 一般的処方 エタノール250dと1N塩酸水溶液2501tI!とからなる混合物中にルテ ニウムc ni )クロリドトリヒトラード10g(38,3ミリモル)を溶解 する。この溶液を還流下に12時間煮沸し、引続き125H1!の容量に濃縮す る。この溶液は、11あたりルテニウム0.3ミリモルを含有し、かつ次に“ル テニウム溶液1と呼ばれる。
この溶液は、塩基性窒素複素環式化合物の塩酸溶液が添加される。
2、 詳細な処方 2.1. シ(1,2,4−)リアゾリウム)ペンタクロo(1,2,4−1! Jアf−ル)、z7−4−)(In)(02H4N3)2〔RuC15(C2H 3N5)〕ルテニウム溶液8.9dに6N塩酸7.2d中に溶解した1、’2. 4−)リアゾール0.93.9を添加する。回転蒸発器で元来の容量の%に濃縮 し、かつ4℃に冷却する。12時間後、褐色の沈殿を濾別する。
融点 〉300°C 収量: 0.55 F (理論値の50チ)分析結果、計算値: C14,76 チ H2,25チN 25.84チ 実#J値: C! 14.45チ H2,54チN 25.15チ 2.2. (1,2,4−1リアゾリウム)テトラクロロゾ(1,2,4−)リ アゾール)ルテネー)(TII)(C2H4Nz)(RuC14(C2H3N3 )2)ルテニウム溶液19.7RI!F、6 M塩酸’16.6xl中に溶解し た1、2.4−)リアゾール5.8gを添加する。
引続き、室温で1時間攪拌し、次に溶液の容量を半分に減少させる。この場合、 暗褐色の沈殿の形成が開始し、4°Cへの冷却後、生成物は吸引濾別することが できる。
融点−179°C 収量:1.5.!i’(理論値の56.3チ)分析結果:計算値: C15,9 7% H2,23チN 27.95チ 実測値: C16,92チ H2,81チN 28.66チ 2、5. アデニンゾウム〔アヂニニウムベンタクロロルテネート(■)〕テト ラヒトラード (05H7N5)(Ru(Js(CsH6N5))z X A H20アデニン 1.5g(11ミリモル)を4N塩酸100d中に溶解し、この溶酸に予め用意 したルテニウム溶液101を添加する。回転蒸発器で若干濃縮し、この溶液を冷 却箱中に置く。12時間後に褐色の沈殿を吸引濾別することができる。
融点:>300’C 収量: 0.8 、? (理論値の51.6チ)分析結果:計算値: C17, 35チ H2,62チN 20.23チ 実測値: C17−81チ H2,75チN 20.29チ 2.4. グアニンゾウムペンタクロログアニンルテネート(■)ゾヒPラード (C5只、N50)〔RuC15(CsHsNsO)) X 2 H20グアニ ン3 F (19,8ミリモル)を熱い4Nm酸10CII/中に溶解し、この 溶液をルテニウム溶液7.51に滴加する。この溶液を還流下に1時間煮沸し、 その後にコーヒー褐色の沈殿を熱時に吸引濾別する。
融点:>300°C 収量:0.78!i’(理論値の56.1チ)分析結果:計算値: C’ 19 .41% H2,61チN 22.6aチ 実ΔIリイm : C19,92% H2,57タロN 22.5 7 % 2.5 シシトシニウム〔ペンタクロロシトシンルテ不−ト(n[))被ンタヒ Pラード (C5HaN40)2C”uCls(C4H5NzO)) X 5 H+0シト シン1g(9ミリモル)を熱い4N塩酸50M1中に溶解し、この溶液にルテニ ウム溶液3ゴを添加する。冷却箱中での1晩の後、赤褐色の沈殿が沈殿し、これ を吸引濾別後に高真空中で灸燥する。
融点°190〜195°C 収1i : 0.21 g(理論値の41゜2チ)分析結果;計算値“C’ 2 0.46% H3゜83チN 17.90チ 実測値:C’21.52チ H6゜17チN 18.29チ 2.6. プリンゾウムデリンペンタクロロルテネート(III > (C5HaN4)〔RuC15(05HtN4))プリン1.4F(11,7ミ リモル)を6N塩酸3d中に溶解する。この溶液にルテニウム溶液4dを添加す る。コーヒー褐色の沈殿が得られる。
融点:>300°C 収量: (139,9(理論値の62.4%)分析結果:計算値: C23,0 7% 81.94%N21.53チ 実測値:”23.91チ H2,07%N 22.27 チ 2Z ビス(1−メチルイミダゾリウム)ペンタクロロ−1−メチルイミダゾー ルルテネート(1’II)(C4HtN2)zcRuC15(C3H7Nt)) 1−メチルイミダゾール2F (24ミリモル)を6N塩酸4d中VC?@解し 、この溶液をルテニウム浴液101に添加する。生成物をエタノールの添加によ って沈殿させる。
融点:150〜153°C(75°Cで呈色)収量:1.21理論値の75.9 チ) 分析結果二計算値二〇 27.36チ H4,21チ実測値: 027.50%  H4,01チ2.8 ビス〔1−ナトリウム(1,2,4−)リアゾリウム〕 〕ペンタクロロ〔1−ナトリウム(1゜2.4−)リアゾール)〕ルテネート( m)(C2Hz”3Na) 2(Rucl、、 (c2a2N3N、)2)1− ナトリウム(1,2,4−)リアゾール)2.67 Fを水5yl中に溶解し、 この溶液に6Nai酸0.5 d 全添加し、かつルテニウム溶液10dを添加 する。12時間放置すると、赤褐色の結晶が沈殿する。
融点=120°G 収111:1.2g(理論値の71.9チ)分析結果:計算値: C13,94 チ H1,45%N 22.65チ 実測値: C12,50チ H2,26チN 2 1.6 8 % 2.94−メチルイミダゾリウムテトラクロロビス(4−メチルイミダゾール) ルテネート(III)(04n7Nz)CRuC1t(C4HsN2)2)4− メチルイミダゾール1.21 g(14,7ミリモル)を6N塩酸0.6WLl 中に溶解し、この溶液にルテニウム溶液5 mlを添加する。次に、元来の容量 のほぼ%に濃縮し、この溶液を1晩にわたって冷却箱中に置く。
12時間に生成物が暗赤色の結晶の形で沈殿している。
この結晶を吸引濾別し、かつジエチルエーテルで洗浄する。
融点=223°C(物質は181°Cで粘稠になり始める)収fi’t : 0 .495!(理論値の66.6チ)分析結果:計算値: C29,34チ 、H 3,90%N 17.14チ 実測値: C’ 29..44チ H4,07チN 17.19チ 2.10.1.5−ゾメチルテトラゾールジウムビス〔ペンタクロロ−1,5− ゾメチルテトラゾリウムルテネート(In )ヒダラード(CxHeN4)(R uC15(C3H7Nt))2X H2O1,5−ジメチルテトラブール1.4 4Fを僅少量の水および6N塩酸0.5+t/中に溶解し、この溶液にルテニウ ム溶液5dを添加する。次に、この容量を元来の容量の約2AK濃縮し、かつ冷 却箱中で48c二冷却する。12時間後に黄色の生成物を吸引濾別することがで きる。
融点: >280℃ 収量: 0.51 、!i+ (理論値の71チ)分析結果:計算値: 016 .55% H3,49泌N 25.75チ 実測値:CuI2.23チ H2,81第N 25.22チ 薬理試験 生後約4週間の体重18〜20gの雌のRDF、−マウスに生理的食塩溶液0. 2ml中のP2S5−白血病モデル2×105または約106を腹腔内(i、p 、 )に感染させる。白血病y2 DBA、 / 2−マウス上で経路内に維持 する。白血病細胞を新たに死亡しまた動物から移植の直前に取り出す。接種の際 に動物を任意抽出する。1回の配置あたり3〜6匹のマウスを使用する。対照群 (未治療の動物)の数を大規模な試験の場合にそれが群の全体数のほぼ自乗数に 相当するように選択する。物質を水浴液として、必要な場合には溶解助剤、例え ばトウイーン(Tween) (ソルビタンエステルの?リオキシエチレン誘導 体)を用いて、移植してから24時間後に初めて腹腔内注射する。試験条件は、 米国国立癌研究所(U S −amerikanisches Nationa l CancerInSl;jJuj13 ) (NCI )のP2S5・−白 血病モデルに相当する。(メソツズ・オブ・ディベロップメント・オプ・二ニー ・アンテイキャンサー・ドラッグズ(Methods of Developn oent of New AnticancerDrugs ) 、MCI研究 論文45、ニー・ニス・デイパートメント・オブ・ヘルス、エジュケイション・ アンド・ウェルフェア、パブリック・ヘルス・サービス(U S Depart ment of Health、 Educatlon andWelfare 、 Public Health 5eruice )、1977年3月、第1 47頁)。
2 白血病1210−モデル 実施は、ん1に記載したPろ88白血病モデルと同様に行なわれる。L1210 白血病細胞105を感染させる。NCIのモデルの場合と同様に物質を1回だけ 適用する( MCI研究論文45、第147頁)。
3、 黒色腫B16−モデル 実施は、ん1に記載したP388白血病モデルと同様にNCT−研究論文45、 第148頁に記載した方法により行なわれる。腫瘍をホモジエ不−)(MCI研 究論文に記載したホモジエネー1−0.511りとして皮下(s、c、 )感染 させる。治療は、1日目ないし9日目に行なわれる。22日目に腫瘍重責を測定 する。
4、AMMN−誘発した自生結腸癌腫 この方法は、ワーグナー(J、 Wagner )他、ジエイ・キャンサー・レ ス・タリノ・オンコル(J、 CancerRes、 C1xn、、 0nco 1. )、第104巻し1985年〕第115頁〜第161頁に記載されている 。結腸腫瘍を雄のスプレーグードーリ−(Sprague−Dawley )ラ ットにN−ニトロソアセトキシメチル−メチルアミン(AMMN ) 2〜/榴 /週の10回の直腸内投与によって誘発させる。10週間の誘発時間後、腫瘍t −5m間成長させる。久に、試験物質を週に2回投与しながら10週間の治療段 階を行なう。治療が終ってから1週間後に動物を死亡させ、腫瘍容量を測定する 。
B、試験結果 次表には、上記A、11.2および3.に記載した腫瘍モデルからの結果が纏め られている。記載した用iは、表の第3yJAに記載した日数に対して適用した 。百分率で記載したファクターT/Cけ、未治療の対照動物の中敷の生存時間と 比較して治療した動物の中敷の生存時間の百分率での延長を意味する。
試験は、治療した動物の中敷の生存時間T/Cが未治療の動物の中敷の生存時間 に対して300%に達したならば、直ちに中断される。中敷の生存時間を計算す るために、試験の終結時になお生存する動物は、試験の終結時に死亡したものと して考慮される。
試験した化合物は、通し番号(1fa、 Nr、 )によって表わされる: 1−ビスイミダデリウムイミダゾールペンタクロロル2−イミダゾリウムゾイミ ダゾールテトラクロロルテネ − ト (厘) 3−ビスビラゾリウムピラゾールヒドロキシテトラクロロルテネート(1) 4−ビス(4−メチルピラゾリウム)(4−メチルピラゾール)ヒドロキシテト ラクロロルテネート(璽)5−ビス(4−メチルイミダゾリウム)(4−メチル イミダ戸−ル)ペンタクロロルテネ−)(1)6−2−メチルイミダゾリウム( 2−メチルイミダゾール)テトラクロロルテネート(璽) 7−ビス(2−メチルイミダ・戸すウム)(2−メチルイミダゾール)Rンタク ロロルテネート(1)8−ジ(1,2,4−)リア・戸すウム)々ンタクロロ( 1,2,4−トリアゾール)ルテネート(璽)9−デリンジウムプリンペンタク ロロルテネート(■)10− ジシトシニウムベンタクロロシトシンルテネート (菖)ベンタヒPラード 11−ビス(1−メチルイミダゾリウム)(1−メチルイミダ・戸−ル)−1! ンタクロロルテネート(I)12− ビスピリミジニウムに/タクロロビリミジ ンルテネート(1) 13− アヂニンジウムジ〔アヂニニウムペンタクロロルテネート(■)〕テト ラヒトラード 14−4−メチルイミダゾリウムテトラクロロビス(4−メチルイミダゾール) ルテネート(■)15− 1.2.4−)リアゾリウムテトラクロロビス(1, 2,4−)リアゾール)ルテネート(I)黒色腫B16−モデルからの結果は、 11′llシ番号1を有する化合物が動物を治療する際に作用し、その腫瘍1偕 が対照動物の腫瘍l′量に対して10%にすぎガいものと評イ曲された。
AMMN−誘発りまた自生結腸癌腫モデルからの結果は、通し番号1を有する化 合物(投与1回あたりの用量:12〜/に9)が動物を治療する際に作用し、そ の腫瘍容量が未治療の対照動物の腫瘍容量に対して20%にすぎないものと評価 された。このことは、例えばエン−キサンまたはシスプラチンのように臨床例お いて使用される古典的な細胞静止薬がこのモデルに対して前記条件下で治療的効 果を全く示さないだけになおいっそう驚異的なことである。このモデルが、ヒト の場合に結腸腫瘍および結P!に直腸腫瘍を治療する際に試験した化合物の作用 の点で特に強調されるものであると思われることに応じて、本発明による医薬調 剤がヒトの場合に結腸腫瘍および結腸直腸腫瘍を宿僚する際に有用であることは 、大いに確信をもってそのことから出発することができる。
国際調査協牛 一一一一一一^−1關−噛一 PCT/EP 85ノQO,!69−一一一トリ ー+am+mPCT/EP 85100369ANNEX To triE I NTEλNATIONAL 5iJRCHREE’ORT ON

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式I: ▲数式、化学式、表等があります▼I 〔式中 Bは単一または多核の、1個またはそれ以上の窒素原子を有ける塩基性複素環を 表わし、 Xは塩素または臭素を表わし、 mは1または2を表わし、 nは1または2を表わし、この場合nとmとの総和は3よりも大きくなく、 pは0または1を表わすが、nが1である場合には、1を表わさず、 qは0または1を表わすが、pが1である場合には、1を表わさず、 rは0または1を表わす〕て示される1つまたはそれ以上の錯化合物を含有する 医薬調剤。
  2. 2.一般式I′、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中 B′はヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C2〜C4アル ケニル、C1〜C4−アルキルメルカプト、ホルミル、C1〜C4−アルコキシ カルボニル、C1〜C4−アルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキレン、ジ −C1〜C4−アルキルアミノ、ジ−C1〜C4−アルキルアミン−C1〜C4 −アルキレン、ジ−C1〜C4−アルキルアミノカルボニル、ジ−C1〜C4− アルキルアミノカルボニル−C1〜C4−アルキレン、ヒドロキシイミノメチン 、フエニル、ペンジル、ペンゾイル、ピロリジノ、ピペリジノ、ピロール−1− イルもしくはピロール−1−イル−C1〜C4−アルキレンによつて置換されて いてもよいピリジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジンを表わすか、または 環▲数式、化学式、表等があります▼ (この場合 R1′は水素、ナトリウム、C1〜C4−アルキルまたはフエニルを表わし、 R2′は水素、C1〜C4−アルキル、アミノ、フエニルを表わすかまたはR1 ′およびR2′は一緒になつて基−(CH2)s−を表わし、この場合sは4〜 8の整数を表わし、 Wは窒素またはCR3′を表わし、この場合R3′は水素、C1−C4−アルキ ル、アミノまたはフエニル、特に水素またはメチルを表わし、 Yは窒素またはCR4′を表わし、この場合R4′は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフエニル、特に水素またはメチルを表わし、 Zは窒素またはCR5′を表わし、この場合R5′は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフエニル、特に水素またはメチルを表わすが、 基R3′、R4′またはR5′の少なくとも1つは水素を表わす)、 プリン、アデニン、グアニンまたはシトシンを表わし、 X′は塩素または臭素を表わし、かつ m、n、p、qおよびrは請求の範囲第1項記載のものを表わす〕で示される1 つまたはそれ以上の錯化合物を含有する医薬調剤。
  3. 3.一般式I′′ ▲数式、化学式、表等があります▼I′′〔式中 B′′はヒドロキシ、アミノ、塩素、ジエチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒドロ キシイミノメチン、フエニル、ピロリジン、ピペリジノもしくはピロール−1− イルメチルによつて特に4位で置換されていてもよいピリジンを表わすか、また はピロール、イミダゾール、1一メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール 、ピラゾール、4−メチルピラゾール、トリアゾール、1−ナトリウムピラゾー ル、1−フエニルテトラゾール、5−フエニルテトラゾール、アデニン、グアニ ン、プリンまたはシトシンを表わし、 X′′は塩素を表わし、かつ m、n、p、qおよびrは請求の範囲第1項記載のものを表わす〕て示される1 つまたはそれ以上の錯化合物を含有する医薬調剤。
  4. 4.ビスイミダゾリウムイミダゾールペンタクロロルテネート(II)、イミダ ゾリウムジイミダゾールテトラクロロルテネート(II)、ビスピラゾリウムピ ラゾールヒドロキソテトラクロロルテネート(II)、ピス(4一メチルピラゾ リウム)(4−メチルピラゾール)ヒドロキソテトラクロロルテネート(II) を含有する医薬調剤。
  5. 5.一般式Ia ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中 Aは単一または多核の、1個またはそれ以上の窒素原子を有する、ピラゾールお よびイミダゾールを除く塩基性複素環を表わし、 Xは塩素または臭素を表わし、かつ m、n、p、qおよびrは請求の範囲第1項記載のものを表かす〕で示される錯 化合物。
  6. 6.一般式I′a ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中 A′はヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C2〜C4−ア ルケニル、C1〜C4−アルキルメルカプト、ホルミル、C1〜C4−アルコキ シカルボニル、C1〜C4−アルコキシカルボニル−C1〜C4−アルキレン、 ジ−C1〜C4−アルキルアミノ、ジ−C1−C4−アルキルアミン−C1〜C 4−アルキレン、ジ−C1〜C4−アルキルアミノカルボニル、ジ−C1〜C4 −アルキルアミノカルボニル−C1〜C4−アルキレン、ヒドロキシイミノメチ ン、フエニル、ベンジル、ベンゾイル、ピロリジノ、ピペリジノ、ピロール−1 −イルもしくはピロール−1−イル−C1〜C4−アルキレンによつて置換され ていてもよいピリジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジンを表わすか、また は環▲数式、化学式、表等があります▼ (この場合 R1′は水素、ナトリウム、C1〜C4−アルキルまたはフエニルを表わし、 R2′は水素、C1〜C4−アルキル、アミノ、フエニルを表わすかまたはR1 ′およびR2′は一緒になつて基−(CH2)s−を表わし、この場合sは4〜 8の整数を表わし、 Wは窒素またはCR3′を表わし、この場合R3′は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフエニル、特に水素またはメチルを表わし、 Yは窒素またはCR4′を表わし、この場合R4′は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフエニル、特に水素またはメチルを表わし、 Zは窒素またはCR5′を表わし、この場合R5′は水素、C1〜C4−アルキ ル、アミノまたはフエニル、特に水素またはメチルを表わすが、基R3′、R4 ′またはR5′の少なくとも1つは水素を表わす)、 プリン、アデニン、グアニンまたはシトシンを表わすが、ピラゾールまたはイミ ダゾールは表わさず、X′は塩素または臭素を表わし、かつ m、n、p、qおよびrは請求の範囲第1項記載のものを表わす〕で示される錯 化合物。
  7. 7.一般式Ia′′ ▲数式、化学式、表等があります▼Ia′′〔式中 A′′はヒドロキシ、アミノ、塩素、ジエチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒドロ キシイミノメチン、フエニル、ピロリジノ、ピペリジノもしくはピロール−1− イルメチルによつて特に4位で置換されていてもよいピリジンを表わすか、また はピロール、1−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−メチルピ ラゾ−ル、トリアゾール、1−ナトリウムピラゾール、1−フエニルテトラゾー ル、5−フエニルテトラゾール、アデニン、グアニン、プリンまたはシトシンを 表わし、X′′は塩素を表わし、かつ m、n、p、qおよびrは請求の範囲第1項記載のものを表わす〕で示される錯 化合物。
  8. 8.請求の範囲第5項、第6項または第7項に記載の錯化合物を製造する方法に おいて、式RuX3、RuX′3ないしはRuX′′3〔式中、X、X′ないし はX′′は請求の範囲第5項、第6項ないしは第7項に記載のものを表わす〕で 示されるルテニウム(III)ハロゲン化物を、請求の範囲第5項、第6項ない しは第7項に記載されたものを表わす窒素複素環A、A′ないしはA′′と反応 させることを特徴とする、請求の範囲第5項、第6項または第7項に記載の錯化 合物を製造する方法。
  9. 9.反応をハロゲン化水素酸媒体中で実施する、請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 10.反応を低級アルカノールとハロゲン化水素酸水溶液との混合物中で実施す る、請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 11.請求の範囲第5項から第7項までのいずれか1項に記載の1つまたはそれ 以上の錯化合物を含有する医薬調剤。
  12. 12.請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1項に記載の1つまたはそれ 以上の錯化合物を含有する無菌の水溶液。
  13. 13.請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1項に記載の化合物を癌腫を 治療するための医薬調剤を得るために使用すること。
  14. 14.癌腫を治療する方法にかおいて、癌腫治療と結び付いた痛みと苦しみを楽 にするのに十分である、請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項または 第11項に記載の医薬調剤または請求の範囲第12項記載の溶液の量を投与する ことを包含する癌腫を治療する方法。
  15. 15.結腸直腸腫瘍を有する癌腫を治療する方法において、結腸直腸腫瘍がさら に拡がりかつ新たに形成されることを阻止するのに十分である、ビスイミダゾリ ウムイミダゾールペンタクロロルテネート(III)を含有する医薬調剤の量を 投与することを包含する結腸直腸腫瘍を有する癌腫を治療する方法。
  16. 16.製薬学的に認容性の担持剤および請求の範囲第1項から第4項までのいず れか1項に記載の少なくとも1つの錯化合物0.1〜99.5重量%を含有する 医薬調剤。
JP60503999A 1984-07-24 1985-07-24 薬理学的に認容性の錯化合物およびその製造法 Expired - Lifetime JPH0694471B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH359484 1984-07-24
CH3594/84-4 1984-07-24
CH290785 1985-07-04
CH2907/85-1 1985-07-04
PCT/EP1985/000369 WO1986000905A1 (en) 1984-07-24 1985-07-24 Ruthenium compounds having a tumor inhibiting activity

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61502761A true JPS61502761A (ja) 1986-11-27
JPH0694471B2 JPH0694471B2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=25691705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60503999A Expired - Lifetime JPH0694471B2 (ja) 1984-07-24 1985-07-24 薬理学的に認容性の錯化合物およびその製造法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4843069A (ja)
EP (1) EP0191096B1 (ja)
JP (1) JPH0694471B2 (ja)
AU (1) AU570826B2 (ja)
DE (1) DE3572981D1 (ja)
WO (1) WO1986000905A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525359A (ja) * 2010-04-19 2013-06-20 ニッキ ファーマ インク. 胃癌を処置する方法

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4134158C2 (de) * 1991-10-11 1997-02-13 Max Delbrueck Centrum Verwendung von Carboplatin in lyotrophen Mesophasen zur Überwindung einer durch Zytostatika ausgelösten Leukopenie
GB9317686D0 (en) * 1993-08-25 1993-10-13 Johnson Matthey Plc Pharmaceutical compositions
US5512687A (en) * 1994-10-28 1996-04-30 Procept, Inc. Compounds for inhibiting immune response
AU4017695A (en) * 1994-10-28 1996-05-23 Procept, Inc. Ruthenium complexes and their use as immunosuppressive agents
US5708022A (en) * 1994-10-28 1998-01-13 Procept, Inc. Method for inhibiting immune response
US6261607B1 (en) * 1999-10-19 2001-07-17 Thomas Newmark Composition for promoting prostate health containing selenium and herbal extracts
WO2001030790A1 (en) * 1999-10-27 2001-05-03 The University Court, The University Of Edinburgh Half-sandwich ruthenium (ii) compounds comprising nitrogen containing ligands for treatment of cancer
GB0016052D0 (en) * 2000-06-30 2000-08-23 Univ Edinburgh Ruthenium (II) compounds
DE10103565B4 (de) * 2001-01-26 2007-06-14 Faustus Forschungs Cie. Translational Cancer Research Gmbh Zusammensetzungen, enthaltend einen Ruthenium(III)-komplex und einen Heterocyclus
PT2152084E (pt) * 2007-06-11 2014-01-23 Niiki Pharma Inc Método de fabrico de um complexo de ruténio
CA2818163A1 (en) * 2010-11-17 2012-05-24 Niiki Pharma Inc. Method of treating hematological cancers
US9283208B2 (en) 2011-05-17 2016-03-15 Niiki Pharma Inc. Medicaments and methods for treating cancer
ITMI20131359A1 (it) 2013-08-07 2015-02-08 Uni Degli Studi Camerino Complessi di rutenio con attivita' chemioterapica antitumorale
US20210236454A1 (en) * 2019-07-31 2021-08-05 University Of Louisiana At Lafayette Method of treating cancer

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL260509A (ja) * 1960-01-26
US4549018A (en) * 1981-03-20 1985-10-22 Minnesota Mining And Manufacturing Company Rhodium-and iridium-nitrogen complex catalysts

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525359A (ja) * 2010-04-19 2013-06-20 ニッキ ファーマ インク. 胃癌を処置する方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0191096B1 (de) 1989-09-13
WO1986000905A1 (en) 1986-02-13
JPH0694471B2 (ja) 1994-11-24
EP0191096A1 (de) 1986-08-20
US4843069A (en) 1989-06-27
AU4804385A (en) 1986-02-25
AU570826B2 (en) 1988-03-24
DE3572981D1 (en) 1989-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61502761A (ja) 薬理学的に認容性の錯化合物およびその製造法
KR100484504B1 (ko) 쿠커비투릴 유도체를 주인 분자로서 포함하고 있는 내포화합물 및 이를 포함한 약제학적 조성물
JP2009138005A (ja) ルテニウム(iii)錯体および複素環を含む組成物
CN104718212A (zh) 制备噻吩并嘧啶化合物的方法
AU629341B2 (en) Ruthenium(iii) complexes as antineoplastic agents
WO2020224626A9 (zh) 用作激酶抑制剂的化合物及其应用
US8252780B2 (en) Organometallic complexes as therapeutic agents
JPH05163148A (ja) 抗腫瘍剤
EP0202673B1 (de) Cytostatisch wirksame Titanocen-Komplexe
CN108586443A (zh) 一种防治支气管肺癌的药物及其制备方法
US4822892A (en) N-heterocyclic platinum complexes
US20160096855A1 (en) Method of Treating Colorectal Cancer
JP2004502696A (ja) 癌治療用のルテニウム(ii)化合物
JP2005501803A (ja) 金属錯体およびその治療的使用
US20070142466A1 (en) Photoreactive compounds and compositions
JP4042919B2 (ja) 抗転移剤及び抗新生物剤としての、ru(▲iii▼)アニオン複合体の新規な塩
TW202128660A (zh) 稠合吡啶環衍生物、其製備方法及其在醫藥上的應用
IE51632B1 (en) Metal complexes having an antineoplastic action,and medicaments containing these complexes
US6921824B1 (en) Ruthenium dimeric complexes suitable as antimetastatic and antineoplastic agents
KR101394878B1 (ko) 신규한 6핵 아렌-루테늄 나노 프리즘 케이지 화합물, 이의 제조방법 및 이를 유효성분으로 함유하는 암의 예방 및 치료용 약학적 조성물
WO2023051753A1 (zh) 一种rock抑制剂的制备方法、其中间体及中间体的制备方法
JPH01216926A (ja) チタノセン誘導体を含有する細胞増殖抑制剤
KR101435294B1 (ko) 신규한 아렌-루테늄 화합물 및 이를 유효성분으로 함유하는 암의 예방 또는 치료용 약학 조성물
US20080311189A1 (en) Compositions Comprising Organometallic Molybdenum Compounds For Treating Cancer
CN118063439A (zh) 一种喹唑啉类化合物的制备及用途