JPS61501067A - 生体眼球水晶体嚢前壁穿孔装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 生体眼球水晶体嚢前壁穿孔装■ 本発明は、生体の巨の水晶体嚢前壁Ｇこ穿刺により嚢壁の一部分を除去し、この 切開部を治療する穿孔装置に関するものである。

従来は、水晶体嚢を種々の器具により切開するが、この場合水晶体嚢の前欽の切 開部分の端縁にわずかであるが鋸歯状になったりほつれができたりするのが一般 的であった。しかしこのことは患者に移植した水晶体を定着させる手術後の特別 な処置にとって都合が悪い。

これまで水晶体嚢の前壁を所要の大きさで円形状に切除し、この円形開口の切除 ラインに沿う端縁が滑らかで鋸歯状を示さないようにすることができる装置が長 い間要望されてきた。このことを可能にする装置はまだ知られておらず、従って 本発明の目的は上述の目的を達成することができる装置を得るにある。

上述の目的を達成する装置としては、切開する目に切り込む刃先に対してリング 状の案内通路を設け、この案内通路に沿って軸線方向に突出させ、メスを円形切 断線に沿って移動させる装面がある。

しかしこの装置は上述の目的を満たすことができるが、精密で、従って故障しや すい特別な構成を必要とする。従って本発明が対象とする手術にはこの装置を適 用することができない。

本発明は上述の問題点に着目してなされたものであり、本発明によれば構成間車 で確実に作動し、水晶体膜を迅速かつ確実に所望通り最適な状態で切開すること ができ、前壁の切開位置がねらい通りにしかも切開の大きさおよび形状が規定し た通りに行うことができる十分満足のいく装置が得られる。更に本発明装置を当 てる際、眼球の前室における流体静力学的圧力を一定に維持し、手術領域を最適 にして手術をけうことができる。

上述の目的を達成する本発明による装置は、特に特許請求の範囲第１項、更に従 属請求の範囲に記載のように構成し、以下に好適な実施例について説明する。

図面は本発明による装置の実施例の縦断面を示す。

この装置は柄部１１を有し、この柄部の前方部分１２に同軸状に管状部１３を連 結する。この管状部１３の前端部１４を平たく押しつぶし、また湾曲部１５を設 ける。管状部１３内に比較的大きな遊びを有して軸線方向に往復移動可能な針１ ６を配置する。この針１６の前端部１７を波形にして鋭端１８を設ける。

針１６の後端部には軸またはピストン１９を固着し・このピストンの前端部２０ を柄Ｗｒ　１１　内ノ室２１　ニ装置し、ピストン１９の後方をひだ状封鎖部材 ２２により封鎖する。室２１には柄部に配設した接合管２３を開口させ、この接 合管にホースを接続することができるようにし、このホースにより所定圧力の液 体を室２１に送給し、装置の使用中に針を案内する管状部１３を経てその前端部 から流出させ、手術する目の開いている前室における所定の静水圧状態を深持し 、開いている目の手術を相当楽にし若しくは目を深護する。

針１６の前端部の鋭端１８により水晶体嚢の前壁にう。これら穿刺は針１６を所 定の周波数例えば約８０〜８０　Ｈｚの周波数で前進後退させることにより行う 。

駆動装置として電磁石または；動モータを使用することができるが、このような 駆動装置の推進により往復移動する針１６の鋭端１８が確実に嚢壁に貫通するこ とができるものとする。針１６の軸線方向の移動は正弦関数に従うものであって はならず、即ち正弦関数に従うものであると移動の反転時に鋭端１８の速度およ び加速度が最低値を示すためである。水晶体嚢は、極めて強靭で抵抗力のある組 織で構成されているため、良好な穿刺結果を得るには鋭端１８（よなるべく速く 駆動して水晶体真壁を瞬発的に突き破るようにしなければならない。

このことを達成するには、回転ロータを有し比較酌量はな機構により溝咬した駆 動装置を使用し、ピスト／１９および針１６の後退と同時にばねを緊張させ、次 いてこのばねの弛緩により針１６を所要の方向に駆動するようにするとよい。

柄部１１の後端のハウジング２４に電動モータ２５を配貧し、湾曲滑面２７を設 けた駆動リング２８を有する中空軸２６を回転自在にする。この中空軸に駆動軸 ２９を配置し、この駆動軸２９には同様の対応する湾曲滑面３０を有する駆動円 板３１を設け、駆動リング２Ｓの回転により駆動円板３１が軸線方向後方に移動 し、従って駆動軸２９が後退するようにする。駆動軸２９にばね座３２を設け、 このばね座によりばね３３が圧縮されるようにする。駆動円板３１に接触する駆 動リング２８の対応面が途切れるとばね３３により駆動軸２９を瞬発的に前方に 駆動することができる。

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Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．生体の目の水晶体嚢前壁に穿刺による嚢壁の一部分を除去し、この切開部を 治療する穿孔装置において、柄部に管状部を設け、遊端が鋭利な針をこの管状部 に案内し、この針を軸線方向に往復運動させる駆動モータに連結したことを特徴 とする穿孔装置。
2. ２．管状部の内径を針の直径の少なくとも２倍の大きさにしたことを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の穿孔装置。
3. ３．管状部の開口領域の横断面を楕円状に形成したことを特徴とする請求の範囲 第１または２項に記載の穿孔装置。
4. ４．針の鋭端の近傍の前方端部分を半径方向の互いに逆向きに湾曲させたことを 特徴とする請求の範囲第１乃至３項のうちのいずれか一項に記載の穿孔装置。
5. ５．針を案内する管状部の連結部に液体供給導管に接続する接合管を接続したこ とを特徴とする請求の範囲第１乃至４項のうちのいずれか一項に記載の穿孔装置 。
6. ６．針を案内する管状部内の空間特にこの管状部の柄との連結部を封鎖し、また 針に連結したピストン等を封鎖部材により封鎖したことを特徴とする請求の範囲 第１乃至５項のうちのいずれか一項に記載の穿孔装置。
7. ７．封鎖部材として封鎖唇状部を有するひだ状封鎖部材を設けたことを特徴とす る請求の範囲第５項に記載の穿孔装置。
8. ８．駆動モータとして、針に連結したピストンを有する電磁石を使用したことを 特徴とする請求の範囲第１乃至７項のいずれか一項に記載の穿孔装置。
9. ９．駆動モータとして電動モータを使用し、この電動モータにより機械的駆動装 置を介して針に連結したピストンに作用するばねを周期的に緊張させ、次いで瞬 間的に弛緩させる構成としたことを特徴とする請求の範囲第１乃至７項のうちの いずれか一項に記載の穿孔装置。
10. １０．駆動モータとして空気圧または液圧シリンダ装置を使用し、このシリンダ 装置により針に連結したピストンに作用するばねを周期的に緊張させ、次いで瞬 間的に弛緩させる構成としたことを特徴とする請求の範囲第１乃至７項のうちの いずれか一項に記載の穿孔装置。