JPS6150040A - 衝撃液圧試験機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は強化ガラス等の衝撃試験を行なうだめの衝撃液
圧試験機に関する。

〔従来の技術〕

日本標準規格による強化ガラスの衝撃試験としては、Ｊ
ＩＳＲ３２０６強化ガラスにある「鋼球の自然落下によ
る衝撃試験」が規定されているのみで、衝撃液圧試験に
ついては規定されていない。また、このための衝撃液圧
試験機も未だ開発されていない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

例えば強化ガラスの衝撃試験について、日本標準規格で
は「鋼球の自然落下による衝撃試験」しか規定されてい
ないが、強化ガラスは、陸のみならず船舶や海洋構造物
等にも広く使用されているため、安全性重視の点から鋼
球による衝撃試験のみでは不十分である。

そこで、本発明の目的は、海上での外力として最も大き
な要因となっている波、すなわち衝撃的な液圧を強化ガ
ラス等の試験板に作用させてその衝撃試験を行なう衝撃
液圧試験機を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

以上の目的達成のため、本発明の衝撃液圧試験機は、試
験板を底部に液密に固定するとともに、内部に加圧媒体
としての液体が注入されるシリンダと、このシリンダの
内部に液密に嵌合されたピストンと、このピストンまだ
は前記シリンダに設けられシリンダ内部の排気を行なう
空気抜き機構と、前記ピストンに外部から衝撃荷重を負
荷する衝撃荷重負荷手段とを具備して構成される。

〔作用〕

以上の構成では強化ガラス等の試験板をシリンダの底部
に固定してこのシリンダ内に液体を注入し、シリンダ内
部の排気を行なったのち、ピストンに衝撃荷重を負荷す
ることにより、試験板に衝撃液圧をかけることができる
。

〔発明の効果〕

本発明の衝撃液圧試験機によれば、衝撃的な液圧を試験
板に作用させてその衝撃試検を行なうことができる。

゛〔発明の実施例〕 図は本発明の一実施例を示すもので、第１図に示すよう
に、基台１上には、一対の門柱２゜２とその上端間に架
設された横架部材３とからなる門型の試験機本体４が立
設され、この試験機本体４の両門柱２，２間にはシリン
ダ支持板５が架設されている。

また、前記基台１の中央部には第２図に示すように円形
孔６が設けられ、この円形孔６の上に、底部を開放した
円筒状のシリンダ７が載置される。そして、このシリン
ダ７の上端は前記支持板５に支持されて、軸心線を鉛直
方向に一致させた状態に保持されている。シリンダ７内
にはピストン８が、上方よシ液密に嵌合されている。ま
たシリンダ７の周壁部には空気抜き機構９が設けられて
いる。この空気抜き機構９はシリンダ７の周壁部に小孔
をあけて、その小孔を栓で密閉したものであり、シリン
ダ７内の排気を行なうだめのものである。

一方、前記横架部材３とシリンダ支持板５との間には、
ピストン８の両側位置に一対のガイド棒１０，１０が鉛
直方向に向けて架設されている。図中１１は両ガイド棒
１０．ｌＱに沿って昇降動作可能に設けられた重亜台で
、この重亜台１１は吊索１２にて横架部材３よシ吊下げ
られている。そして前記一方の門柱２の外側面には、吊
索１２の長さを調節するウィンチ１３が設けられ、吊索
１２の長さが変化することによシ重亜台１１の高さ位置
が変化する。また図中１４は上端に吊金具１５を有する
衝撃荷重負荷手段としての電画であシ、重亜台１１に回
動自在に設けられたフック１６と吊金具１５とを係合さ
せて、電画１４が重亜台１１下方に保持されている。そ
して上記フック１６にはローｆ１７が連がれており、こ
のロープ１７を引くことによりフック１６が吊金具１５
より外れて電画１４が重亜台１１の高さ位置より前記ピ
ストン８上に落下する構成となりている。

ピストン８の上面には、第２図に示すように加速度計１
８が取付けである。また、図中１９は圧力変換器、２０
は非接触変位センサ、２１はストレインゲージであシ、
加速度計１８および圧力変換器１９の検出信号は増幅器
２２を介して記憶装置２３に入力される。またストレイ
ンゲージ２１および非接触変位センサ２ｏの検出信号は
、ブリッジヘッド２４および非接触変位計アンｆ２５を
それぞれ介して前記増幅器２２に入力されシテの増幅器
２２を介して記憶装置２３に入力される。また記憶装置
２３には記録計２６が接続されている。

以上の如く構成された試験機により試験板、例えば強化
ガラス２７の衝撃試験を行なう際の手順は次の通りであ
る。

（１）ｉず試験板である強化ガラス２７の上面に圧力変
換器１９、下面にストレインゲージ２１および鉄板３０
を取付けて、この強化がラス２７を、０リング２８を介
してシリンダ７の底部に液密に固定し、シリンダ７の内
部には加圧媒体となる液体（水）２９を注入する。まだ
基台１の円形孔６内には非接触変位計上ンサ２ｏをセッ
トする。

（２）空気抜き機構９を開いてシリンダ７内にピストン
８を上方よシ嵌合させ、シリンダ７内畜 の空気／排除したのち、空気抜き機構９を閉塞する。

（３）Ｍ垂１４の重量を決定し、適正重量の重刑１４を
　フック１６に掛け、これをウィンチ１３で所定の高さ
まで引き上げる。

（４）　　ロープ１７を引いて重刑１４を重亜台１１よ
り分離させ、ピストン８の上に落下させる。

（５）重刑１４の落下エネルギにより、ピストン８が沈
み、シリンダ７内で水２９を媒体とした衝ケ對力が強化
ガラス２７に作用する。

そこで、以上の構成によれば、衝撃的な液圧を強化ガラ
ス２７に作用させてその衝撃試験を行なうことができる
。

なお、本発明は上記実施例に限らない。例えば衝撃荷重
負荷手段としては重刑に限らず、ハンマーにしてもよい
。また空気抜き機構９はピストン８に設けてもよい。さ
らに、加圧媒体としての液体は水板外であっても勿論差
支えない。

そして本発明は強化ガラス以外、例えば、鉄鋼、プラス
チック、繊維材料等の衝撃試験にも同様に適用できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は衝撃液圧
試験機の外観斜視図、第２図は同試験機の一部を示す断
面図である。 ７・・・シリンダ、８・・・ピストン、９・・・空気抜
き機構、１４・・・重刑（衝撃荷重負荷手段）、２９・
・・液体（加圧媒体）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 試験板を底部に液密に固定するとともに、内部に加圧媒
   体としての液体が注入されるシリンダと、このシリンダ
   の内部に液密に嵌合されたピストンと、このピストンま
   たは前記シリンダに設けられシリンダ内部の排気を行な
   う空気抜き機構と、前記ピストンに外部から衝撃荷重を
   負荷する衝撃荷重負荷手段とを具備した衝撃液圧試験機
   。