JPS6148555A - 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金押出材 - Google Patents

耐摩耗性に優れたアルミニウム合金押出材

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JPS6148555A
JPS6148555A JP17075484A JP17075484A JPS6148555A JP S6148555 A JPS6148555 A JP S6148555A JP 17075484 A JP17075484 A JP 17075484A JP 17075484 A JP17075484 A JP 17075484A JP S6148555 A JPS6148555 A JP S6148555A
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JP
Japan
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wear resistance
particles
alloy
aluminum alloy
alloy material
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JP17075484A
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Ichiro Iwai
一郎 岩井
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Altemira Co Ltd
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えばVTRシリンダー、コンプレッサー
ベーン、斜板式コンプレッサ等の斜板あるいはスリッパ
、テープガイド、コネクティングロッド等の高度の耐摩
耗性を要求される各種機械部品等に使用される耐摩耗性
に優れたアルミニウム合金押出材に関する。
従来の技術及び問題点 従来、この種の耐摩耗性アルミニウム合金材料としては
、Siを10〜24%程度含有したAl2−5t系の例
えば△C3△、△C8A〜C1AC9Δ〜B等アルミニ
ウム合金鋳物がよく知られている。ところがこれらのア
ルミニウム合金材料は、鋳造されるものであるために、
耐摩耗性の向上に寄与するSiの初晶粒子が粒径略15
0μ而にも達する大きなものを含んで全体的に粗大であ
り、かつその分散が不均一なものであるために、材料と
しての耐摩耗性のばらつきが大きいという欠点があった
この発明は、上記のような欠点の派生が、合金鋳物であ
るが故に不可避であることに鑑み、展伸材どして、それ
自体が耐摩耗性に優れたものであるようなアルミニウム
合金を提供することを目的としてなされたものであり、
種々実験と研究の結果、特定の合金組成をもってそれを
押出材とすることにより、従来のアルミニウム合金鋳物
に匹敵し、あるいはそれより更に卓越した耐摩耗性を有
し、加えて切削性、加工性にも優れた材料を得ることに
成功したものである。
即ち、この発明に係るアルミニウム合金押出材は、Si
:14wt%を超え25wt%以下、Cuニア、0wt
%を超え10wt%以下、M(+0゜3wt%以上2.
Qwt%以下を含み、残部がアルミニウム及び不可避不
純物からなるものである。
この発明に係る合金押出材は、上記組成の合金を鋳造し
て鋳塊に作製したのち、次いでこの鋳塊を更に熱間で押
出1゛ことにより製造されるものであって、断る製造工
程により、所期する優れた性質を具現するものである。
先ず、上記合金成分の添加意義及び組成範囲の限定理由
について説明すれば次のとおりである。
Siは、周知のとおり耐摩耗性の向上成分として有効な
ものであり、これが14wt%以下では耐摩耗性の向上
に不可欠な初晶Siが少ないものとなる一方、逆に25
wt%をこえて過多に含有されると、鋳造が困難になる
CI及びMCIは、いずれも合金の強度の向上!   
   、。a’t、orあ。ヵ9、。。ヵ、7.0い、
1下ではマトリックスの硬度上昇効果が少なく、逆に1
0wt%を超えるときは、鋳造が困難となる。またMg
がQ、3wt%未満の場合及び2wt%を超える場合に
はいずれもマトリックスの硬度上昇効果を期待できない
ものとなる。
その他の任意的添加元素として、好ましくは例えばSr
おJ:び(または)Pが添加されうる。
これらの元素はいずれも鋳造時に初晶3i粒子を微細化
する微細化剤として作用するものである点で均等物であ
り、いずれか少なくとも一方を含有すれば足るが、それ
ぞれ0.005wt%未満では上記効果に乏しく、Q、
1wt%をこえても格別効果の増大を望めない。
更に他の任意的添加元素として用いうるちのとしてNi
、Fe、Mnを挙げることができる。
これらの元素は、いずれも合金の耐熱性の向上に有効に
寄与するものであり、この作用の面からいずれも均等物
であって、少なくとも1種または2種以上を含有すれば
足りるが、各成分がQ、5wt%未満では上記の効果の
実現性に乏しく、逆に3wt%をこえると切削性が著し
く悪くなる欠点を派生する。
上記のような成分範囲をもつこの発明に係る合金押出材
は、その組織を特定範囲に制御するために、鋳造後押出
し工程とを経て製造されるものである。即ち、先ず、上
記のアルミニウム合金を従来の常法に従う溶解鋳造によ
りアルミニウム合金鋳塊に製作する。この鋳造工程によ
って得られる鋳塊に含まれる初晶Si粒子は、上記3r
および(または)Pの添加によりある程度微細化された
ものとなしうるが、それでもなおその粒径は、100μ
mにも達するものを含んで全体として未だ相当に大きい
ものである。
また、共晶Si粒子も、粒径30μm程度のものを含む
全体としてかなり大きいものであり、かつその形態も針
状を呈するものである。
そこで、これらの比較的粗大な初晶及び共晶Si粒子を
含む鋳塊を更に350〜420℃程度の熱間にて押出し
加工する。そして、この熱間押出しにより、合金中に含
む粗大な初晶St粉粒子一部を破壊し、そのほとんどす
べての粒径が10〜80μmの範囲で、かつ40μ而以
上の粒子が全初晶S1粒子面積に対し60%以上の面積
比を占める範囲に微細化し、かつその分布を均一化せし
めると共に、共晶Si粒子も、針状結晶を長さ方向に分
断して形状を粒状化し、またこれをほとんどすべてが粒
径15μm以下の範囲で、かつ10μm以下の粒子が全
共晶Si粒子面積に対し60%以上の面積比を占める範
囲に微細化せしめたものとする。上記に、はとんどすべ
てというのは、極めて稀に上記粒径範囲を逸脱するもの
を含むことを許容する趣旨であるが、好ましい製造条件
が採用される場合には、上記粒径範囲を逸脱するような
初晶3i粒子及び共晶S;粒子は実際上全く含まないも
のとすることができる。
このような好ましい製造条件は、殊に押出し条件として
、ビレット温度:350〜420℃、ラム速度: 0.
03−0.2In /min 、押出:10〜40に設
定することであり、さらに好ましくは押出ダイスにベア
リング長さ5〜15mmのものを用いること等が挙げら
れる。
ところで、合金組織中における初晶Si粒子の粒径が上
記のように40〜80μmの範囲において60%以上の
面積比を占めることが限定されるのは、40μ未満のも
のを多く含む場合には所期する優れた耐摩耗性が得られ
ず、逆に80μをこえる粗大なものを多く含む場合には
、その分布が不均一かつ粗いものとなって耐摩耗性のば
らつきを大きくし、かつ切削性を低下させることになる
ためである。また、共晶3i粒子が粒径15μ以下でか
つ10μ以下のものを面積比60%以上含むことに限定
されるのは、初晶Si粒子の粒径を上記のような範囲に
コントロールすることによって必然的に上記範囲に微細
化されることになるためであり、あえてその効果を挙げ
るとすれば、少なくとも共晶3i粒子が15μをこえる
粗大なものとして多く残存するときは、少な(とも切削
性に欠陥が派生!       してくるものと予想さ
れ、従ってその反面効果として、切削性向上の効果を挙
げることができる。
発明の効果 この発明に係るアルミニウム合金押出材は、該材料中に
前記初晶Si粒子及θ共晶S1粒子が微細かつ均一に分
布するものとなり、従来の展伸月のそのままのものでは
到底期持することができなかったような、更にはまたア
ルミニウム合金鋳物に較べてもそれに匹敵しあるいは更
に一層中越した耐摩耗性を保有したものとなすことがで
きる。殊に、耐摩耗性のばらつきのないものとすること
ができる。かつまた、もとより押出材であることにより
、合金鋳物と違って自由な製品形状を自由に求めること
ができると共に、材料の伸びもよく、成形性はもちろん
、切削性にも模れていて、種々の形状の製品を任意の加
工によって容易に製作することができる。
[以下余白] 第1表 第1表に示ず本発明合金及び比較合金のそれぞれについ
て、半連続鋳造により6インチビレットを作製し、49
5℃×8時間の加熱後、空冷による均質化処理を行った
後、長さ300 mmに切断し、熱間にて直径4− O
tnmの丸棒に押出した。
次に、この押出材を60X20X10mI++の形状に
切り出し、495℃×4時間の加熱後、水冷による溶体
化処理を行った後、170℃×8時間の人工時効処理を
行って供試片とした。
そして、各供試片につき組織中の初晶Si粒径、硬さ及
び耐摩耗性を調べた。その結果を第2表に示す。
なお、耐摩耗性試験は回転円板による入超式摩耗試験機
を用いて、摩耗距離:600m、摩擦速度: 1 、9
7m/sec 、相手材: FC−30LJIS)、、
潤滑なしの試験条件で実施した。
[以下余白〕 第2表 この第2表の結果から明らかなように、3iを14wt
%を超えて含有する試料NO,2〜7の過共晶3i合金
は、試料N011の共晶3i合金す よりも耐摩耗性に優れていることがわかる。また、同じ
過共晶3i合金でもCuを7wt%を超えて含有せしめ
ることによりマトリックスの硬度が上昇し、併せて耐摩
耗性が向上することがわかる。
従って、本発明合金は、比較合金に較べて、硬さも良好
で、耐摩耗性の点でも更に一層改善されたちのCあるこ
とを確認し1qだ。
以」二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Si:14wt%を超え25wt%以下、Cu:7.0
    wt%を超え10wt%以下、Mg0.3wt%以上2
    .0wt%以下を含み、残部がアルミニウム及び不可避
    不純物よりなる耐摩耗性に優れたアルミニウム合金押出
    材。
JP17075484A 1984-08-15 1984-08-15 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金押出材 Granted JPS6148555A (ja)

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JPS6148555A true JPS6148555A (ja) 1986-03-10
JPH0328499B2 JPH0328499B2 (ja) 1991-04-19

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