JPS6148339A

JPS6148339A - 電子血圧計

Info

Publication number: JPS6148339A
Application number: JP59170159A
Authority: JP
Inventors: 修白崎; 義徳宮脇; 諭上野; 聡江川
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1984-08-14
Filing date: 1984-08-14
Publication date: 1986-03-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、腕帯使用の電子血圧計に関する。

（ロ）従来の技術電子血圧針には、腕帯と、この腕帯の内圧を所定の圧力
まで加圧した後の減圧過程で血圧決定処理を行う血圧決
定手段とを備え、いわゆる腕帯圧迫法により血圧を測定
するものがある。この種の電子血圧計において、同一機
種のものでは同じ大きさの腕帯を使用している。

（ハ）発明が解決しようとする問題点一般に、腕帯圧迫法による血圧測定では、被測定者の腕
周と腕帯の幅との相対値が、決定される、血圧値に大き
く影響することが多くの研究者に指摘されており、血圧
値を補正する方法が提案されている。

しかし、実際には、補正が考慮された電子血圧計は出現
していない。

第２図は、ある特定被験者について、腕帯の幅を変えて
、血圧を測定した時の最高・最低血圧値の変化を示して
いる。この図より明らかなように、腕帯の幅が狭い程、
最高・最低血圧とも高く測定される。いずれの腕帯幅で
測定すれば正しい測定をすることができるかは被測定者
によって相違し、ある人にとって適正な腕帯幅であって
も、細腕の人にとっては腕帯幅が大き過ぎるし、逆に太
腕の人にとっては腕帯幅が小さ過ぎることもある。した
がって理想的には被測定者毎に適正な幅の腕帯を使用す
ればよい。しかしながら、腕帯幅の相違するものを多種
用意することは大変なことであり、従来の電子血圧計は
、上記したように被測定者の如何にかかわらず、同一の
腕帯を使用していた。

そのため、腕周と腕帯幅との不適合が起こり、精度の高
い測定ができないという欠点があった。

この発明は、腕帯幅を変えることなく、それでいて精度
の高い測定が可能な電子血圧計を提供することを目的と
している。

（ニ）問題点を解決するための手段この発明の電子血圧計は、第１図に示すように、腕帯１
に設げられ、被測定者の腕周を検出する腕周検出器２と
、この腕周検出器２よりの信号に応じて血圧決定手段３
で決定される血圧値を補正する血圧値補正手段４とを特
徴的に備えている。

（ホ）作用この電子血圧計では、腕帯１が被測定者の腕に装着され
、測定が開始されると、血圧決定手段３で、最高血圧、
最低血圧等の血圧値が決定されるとともに腕周検出器２
でその被測定者の腕周が検出され、血圧値補正手段４で
、検出された腕周に応じて上記決定された血圧が補正さ
れる。

（へ）実施例第３図は、この発明の１実施例を示し、リバロソチコロ
Ｉ・コツ法採用の電子血圧計のブロック図である。

この電子血圧針は、加圧系１０と、信号処理系１１と、
表示系１２とから構成されている。

加圧系１０は、腕帯に装着されるカフ１４に、ゴム管１
５を介して加圧ポンプ１６及び排気弁１７が連接されて
構成され、測定時に腕帯を上腕部等に巻きつけてカフを
加圧し、止血するようになっている。

信号処理系１１は、ＣＰＵ１８を有する他、圧力センサ
１９、ｋ音センサ２０及び抵抗体２１を備えている。

圧力センサ１９はゴム管１５によりカフ１４に連接され
、カフ１４内の圧力を電気信号に変換する。変換された
カフ圧信号は、増幅器２２で増幅され、Ａ／Ｄ変換器２
３でデジタル信号に変換されてＣＰＵ１８に取り込まれ
るようになっている。

ｋ音センサ２０は、カフ１４内のに音（コロトコフ音）
を検出するものであり、このに音センサ２０の出力ば、
増幅器２４、雑音成分を除去するためのバンドパスフィ
ルタ２５、Ａ／Ｄ変換器２３を介してやはりＣＰＵ１８
に取り込まれるようになっている。

抵抗体２１は、被１１Ｊ定者の腕周を検出するために、
設けられており、抵抗／電圧変換器２６、Ａ／Ｄ変換器
２３を介してＣＰＵ１８に接続さている。抵抗体２１は
被測定者の腕に腕体が装着された時に、その腕周によっ
て抵抗値が変化するものであり、抵抗値はさらに抵抗／
電圧変換器２６で電圧に変換され、Ａ／Ｄ変換器２３で
デジタル信号に変換され、やはりＣＰＵ１８に取り込ま
れるようになっている。すなわち、腕周に応じた信号が
取り込まれるようになっている。なお、腕周検出用の抵
抗体を備えた腕帯の具体例については後述する。

ＣＰＵ１８は、加圧系１０の加圧、減圧を制御する機能
、圧力センサ１９、ｋ音センサ２０及び抵抗体２１で検
出されるカフ圧、ｋ音レベル、腕周等を読み取る機能、
読み取った°データにより最高血圧、最低血圧等の血圧
値を決定する機能、血圧値を補正する機能等種々の機能
を備えている。

またＣＰＵ１８には読み取ったデータ等を記憶するメモ
リも内蔵している。

表示系１２は表示器を含み、ＣＰＵ１８に接続されてお
り、ＣＰＵ１８の制御のもとに血圧値の表示を行う。

次に、上記実施例電子血圧計の動作を、第４図に示すフ
ロー図に基づいて説明する。

ＣＰＵ１８のスタートスイッチ（図示略）がオンされ、
動作がスタートすると、先ずＣＰＵ１８が腕周を読み取
り、その値をメモリに記憶１呆持する（ステップ５Ｔ１
）。続いて、加圧ポンプ１６が作動し、カフ１４の加圧
が開始される（ステップ５Ｔ２）。この時点からＣＰＵ
Ｉ　８は圧力センサ１９からのカフ圧を監視し、所定の
圧力に達したことを判別すると（ステップ５Ｔ３）、加
圧ポンプ１６に停止命令を出し、加圧が停止される（ス
テップ５Ｔ４）。次に微速排気弁１７が作動し、カフ１
４の圧力を徐々に減じ（ステップ５Ｔ５）、ｋ含有りか
の判定、つまり測定が開始される（ステップ５Ｔ６）。

ＣＰＵ１８が最初のに音を判別すると、その時点のカフ
圧が最高血圧として決定され、記憶される（ステップ５
Ｔ７）。さらにその後も、微速排気弁１７によりカフ１
４の減圧が続けられ、ｋ含有りかの判定が続けられる（
ステップ５Ｔ８）。

やがてに音が消滅したことが判別されるとそのに音の消
滅時点のカフ圧が最低血圧として決定され、記憶される
（ステップ５Ｔ９）。そしてその直後、’　　　　　Ｃ
ＰＵ１８は微速排気弁１７に急速排気を指令し、カフ１
４内の圧力が急速に除去される（ステップ５ＴＩＯ）　
　。

以上の血圧決定処理過程は、従来の電子血圧計と変わる
ところはない。

しかしこの実施例電子血圧計は、通常の血圧決定処理に
続いてステップ５ＴＩＩで最高血圧、最低血圧の補正処
理を行う。この補正処理はステップＳＴ７、Ｓｒ１で決
定した最高血圧、最低血圧にステップＳＴＩで読み取っ
た腕周に応じて補正値を加算するものである。

補正された血圧値は、表示系１２に測定血圧値として表
示される（ステップ５Ｔ１２）。そして一連の血圧測定
動作が終了する。

ここで、ステップ５Ｔ１１の補正処理動作について詳し
く説明する。

第５図はある一定の幅をもつ腕帯で様々な腕周の被検者
について血圧値を測定した時の補正曲線の一例であり、
誤差が０となる基準腕同値と、被検者の腕周値との差を
横軸にとり、補正前の血圧値に加える補正加算値を縦軸
にとっている。

ＣＰＵ１８は予め腕周の基準値を記憶しておき、さらに
ステップＳＴＩで読み取り保持している被検者の腕周値
との差を求め、その差値から第５図の補正回線により補
正のための加算値を求め、ステップＳＴ７、Ｓｒ１で決
定した最高血圧及び最低血圧に加算して補正後の最高・
最低血圧値を得るものである。

第６図に補正処理に関係するメモリのデータマツプを示
しており、これらメモリに記憶される各種データにより
第７図の処理を実行して補正がなされる。

第７図においてＲはＣＰＵ１８の演算の為のレジスタを
示している。補正処理をなすために先ず、ステップ５Ｔ
ＩＩＩでメモリＭ１に記憶される腕周基準値をレジスタ
Ｒに記憶する。

次にレジスタＲに記憶される腕周基準値からメモリＭ２
に記憶される被測定者の腕周値を減算し、その得られた
差値をレジスタＲに記憶する（ステップ５Ｔ１１２）。

次にレジスタＲに記憶される差値と補正曲線関数Ｆ　（
ｘ）＝ａｘによりメモリＭ３に記憶される係数ａを乗算
し、その結果値をレジスタＲに記憶し、この値を補正加
算値としてメモリＭ４にストアする（ステップ５Ｔ１１
３）。

続いてメモリＭ５に記憶される補正前の最高血圧値を読
み出し、レジスタＲに記憶し、この補正前最高血圧値と
メモリＭ４に記憶される補正加算値を加算してレジスタ
Ｒに記憶し、この演算値を補正後の最高血圧値としてメ
モリＭ６に記憶する（ステップ５Ｔ１１４）。さらに続
いて、メモリＭ４から補正加算値を読み出すとともに、
この読み出した補正加算値にメモリＭ７に記憶される補
正前の最低血圧値を読み出し、両差を加算してレジスタ
Ｒに加算し、この得た演算値を補正後の最低血圧値とし
てメモリＭ８に記憶する。以上の処理によりメモリＭ６
には補正後の最高血圧値が得られ、メモＩＪ　Ｍ　８に
は補正後の最低血圧が得られる。

従って第４図に示すステップ５Ｔ１２ではこのメモリＭ
６とＭ８からの補正後の最高血圧値と最低血圧値を読み
出して、表示系１２に表示することになる。

第８図は上記実施例電子血圧計に使用される抵抗体付き
の腕帯を示している。

この腕帯３０は一端にリング３１を取りつけており、ま
た長手方向に抵抗体３２を設けており、この腕帯３０を
被測定者の腕に装着する際に、リング３１を通して腕帯
３０の先端３０ａがリング３１に挿通されて締め付けら
れると、リング３１と抵抗体３２の接する点Ａは被測定
者の腕周の大小により移動する。

すなわち、測定者の腕周が小さいと抵抗体３２の−＆ｍ
Ｂからリング３１との接点Ａまでの距離が小さくなり、
点Ｂとリング３１間の抵抗値は小さくなる。これに対し
、被測定者の腕周が大になると抵抗体３２がリング３１
に接する接点Ａは腕帯３０ａの方向に移動することにな
り、抵抗値が大となる。

腕帯３０の抵抗体３２の点Ａと点Ｂはリード線により第
３図に示す抵抗／電圧変換器２６に接続されており、抵
抗／電圧変換器２６ばこの抵抗体３２の抵抗値に応じた
電圧値を導出することになる。

なお、上記実施例において最高血圧と最低血圧の補正は
同一の補正曲線により行うようにしているが、別個の補
正曲線を用いて補正を行うようにしてもよい。

また、上記実施例では腕周検出器の一例として腕帯に抵
抗体を設けた場合を示したが他の原理の腕周検出器、例
えば腕帯上にバーコードを配設しておき、このバーコー
ドをリングの位置で光電検知器で読み取り、腕周信号を
得るようにしてもよい。

さらにまた、上記実施例の電子血圧計は、リハロッチコ
ロトコフ法による血圧決定方法を採用するものを例にあ
げたが、血圧決定のアルゴリズムそのものはこれに限ら
れるものではなく、例えば脈音検出により血圧を決定す
るものにもこの発明が適用出来るこというまでもない。

（ト）発明の効果この発明の電子血圧針によれば、被測定者の腕周を検出
し、その腕周値に応じて決定された血圧値を補正するも
のであるから、特に測定者の最適の幅をもつ腕帯を使用
しなくても同じ幅の腕帯を用いて種々の被測定者に合致
する正確な精度のよい血圧測定をなすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の構成を示す電子血圧計の概略図、第
２図は腕帯幅と血圧値の関係を示す図、第３図はこの発
明の１実施例を示す電子血圧計のブロック図、第４図は
同電子血圧計の動作を説明するためのフロー図、第５図
は同電子血圧針に採用される補正曲線を示す図、第６図
は同実施例電子血圧計のメモリのデークマソプ、第７図
は、第４図に示すフローチャートの最高、最低血圧値の
補正処理ルーチンをさらに具体的に示したフロー図、第
８図は上記実施例電子血圧計に使用される腕周検出器を
備えた腕帯の斜視図である。１：腕帯、　　　　２：腕周検出器、３：血圧決定手段、４：血圧値補正手段特許出願人　　
　　　　立石電機株式会社代理人　　　　弁理士　中　
村　茂　信実１図第２図腕千〇輻第３図第４図第５図Ｈだ層０４２戸値この夕！（（ｍン第７図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）腕帯と、この腕帯を所定の圧力まで加圧した後の
減圧過程で血圧決定処理を行う血圧決定手段を含む電子
血圧計において、前記腕帯に設けられ、被測定者の腕周を検出する腕周検
出器と、この腕周検出器よりの信号に応じて前記血圧決
定手段で決定される血圧値を補正する血圧補正手段とを
備えてなることを特徴とする電子血圧計。
（２）前記腕周検出器は、被測定者の腕周に応じて抵抗
値の変化する抵抗器と、この抵抗器の抵抗値を電圧値に
変換する抵抗／電圧変換器とからなるものである特許請
求の範囲第１項記載の電子血圧計。