JPS6147276B2 - - Google Patents
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- JPS6147276B2 JPS6147276B2 JP8516682A JP8516682A JPS6147276B2 JP S6147276 B2 JPS6147276 B2 JP S6147276B2 JP 8516682 A JP8516682 A JP 8516682A JP 8516682 A JP8516682 A JP 8516682A JP S6147276 B2 JPS6147276 B2 JP S6147276B2
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- Japan
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- guide
- guide column
- mast
- support arm
- guide rail
- Prior art date
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Links
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 7
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 235000000396 iron Nutrition 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は地面への穿孔、杭打ちに用いる掘削
機において、基礎工事用案内支柱を支持、傾倒す
る、取付装置に関する。
機において、基礎工事用案内支柱を支持、傾倒す
る、取付装置に関する。
周知のように、掘削機は上記案内支柱にオーガ
スクリユー、ケーシングおよびこのオーガスクリ
ユー回転駆動用のオーガマシンを装備し、このオ
ーガスクリユーの回転と案内支柱に沿う下降に伴
い地中に掘削孔を睾設するもので、上記掘削孔を
地面に原則として垂直に睾設するため案内支柱を
直立姿勢に保持している。しかし、この掘削機を
所要工事現場に搬入・搬出するにあたり、送電
線、橋梁等が直立姿勢に保持されている案内支柱
の障害物となることが多々あり、また直立姿勢で
の移動は危険であるため輸送時は案内支柱をクレ
ーン本体上に水平姿勢に傾倒して載置する必要が
ある。また工事の種類によつては土留め用アンカ
ーや斜杭の打設用斜孔を地面に所要傾斜角度で掘
削するために、上記案内支柱を直立姿勢から所望
角度に傾動させる必要がある。そのため従来は、
一例として実開昭50−29011号公報に記載されて
いるように、案内支柱の一点をブームで支持し、
2本の油圧シリンダを伸縮することによつて案内
支柱を傾動変位させることが行なわれているが、
これでは案内支柱をクレーン本体上に載置できな
いため別の載置台が必要となり、輸送にあたつて
は別のトレーラを準備しなければならない。また
他の例として案内支柱を支持しているバツクステ
ーを収縮させた後取りはずし、案内支柱をクレー
ン本体上に載置することが行われているが、作業
が困難で多大の時間を費している。一方、特に長
い案内支柱を掘削作業時に安定させるために下方
の支持腕と中程上方のバツクステーとで2点支持
する構造では、支持腕とバツクステーを共に俯仰
動可能としても、案内支柱の長さと支点位置の関
係からこれを輸送時に安全確実に傾倒させてバラ
ンスよくクレーン本体上に水平姿勢に載置するこ
とができなかつた。
スクリユー、ケーシングおよびこのオーガスクリ
ユー回転駆動用のオーガマシンを装備し、このオ
ーガスクリユーの回転と案内支柱に沿う下降に伴
い地中に掘削孔を睾設するもので、上記掘削孔を
地面に原則として垂直に睾設するため案内支柱を
直立姿勢に保持している。しかし、この掘削機を
所要工事現場に搬入・搬出するにあたり、送電
線、橋梁等が直立姿勢に保持されている案内支柱
の障害物となることが多々あり、また直立姿勢で
の移動は危険であるため輸送時は案内支柱をクレ
ーン本体上に水平姿勢に傾倒して載置する必要が
ある。また工事の種類によつては土留め用アンカ
ーや斜杭の打設用斜孔を地面に所要傾斜角度で掘
削するために、上記案内支柱を直立姿勢から所望
角度に傾動させる必要がある。そのため従来は、
一例として実開昭50−29011号公報に記載されて
いるように、案内支柱の一点をブームで支持し、
2本の油圧シリンダを伸縮することによつて案内
支柱を傾動変位させることが行なわれているが、
これでは案内支柱をクレーン本体上に載置できな
いため別の載置台が必要となり、輸送にあたつて
は別のトレーラを準備しなければならない。また
他の例として案内支柱を支持しているバツクステ
ーを収縮させた後取りはずし、案内支柱をクレー
ン本体上に載置することが行われているが、作業
が困難で多大の時間を費している。一方、特に長
い案内支柱を掘削作業時に安定させるために下方
の支持腕と中程上方のバツクステーとで2点支持
する構造では、支持腕とバツクステーを共に俯仰
動可能としても、案内支柱の長さと支点位置の関
係からこれを輸送時に安全確実に傾倒させてバラ
ンスよくクレーン本体上に水平姿勢に載置するこ
とができなかつた。
本発明は、これら従来の問題点に鑑してなされ
たもので、案内支柱を下方の支持腕と中程上方の
バツクステーとで2点支持する構造において、バ
ツクステーやアースオーガ等を何ら取りはずすこ
となく容易に案内支柱を直立姿勢から水平姿勢に
重心移動させつつ安全確実に傾倒してクレーン本
体上にバランスよく載置でき、あるいは水平姿勢
から直立姿勢に変更でき、また掘削作業時におい
て案内支柱をどのような所望角度にも変位、保持
でき、作業の能率を著しく向上させることが可能
なこの種装置を提供しようとするものである。
たもので、案内支柱を下方の支持腕と中程上方の
バツクステーとで2点支持する構造において、バ
ツクステーやアースオーガ等を何ら取りはずすこ
となく容易に案内支柱を直立姿勢から水平姿勢に
重心移動させつつ安全確実に傾倒してクレーン本
体上にバランスよく載置でき、あるいは水平姿勢
から直立姿勢に変更でき、また掘削作業時におい
て案内支柱をどのような所望角度にも変位、保持
でき、作業の能率を著しく向上させることが可能
なこの種装置を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の要旨は、オーガーマシンを
昇降自在に保持する案内支柱の中程上方に第1の
ガイドレールが、また該支柱の中程下方に第2の
ガイドレールがそれぞれ取付けられ、クレーン本
体の略中央部に、伸縮駆動すると共に俯仰動自在
なバツクステーが枢着され、該バツクステーの先
端部は遠隔操作する係止手段によつて係止可能に
且つ該係止手段の開放時に第1のガイドレールに
沿つて滑動可能に連結され、またクレーン本体の
前部に、先端部を第2のガイドレールに滑動可能
に接当し得て俯仰駆動するマストが枢着され、さ
らにクレーン本体の前端部に、同じく俯仰駆動す
る支持腕が枢着され、該支持腕の先端部は第2の
ガイドレールよりも下方で案内支柱に枢着されて
なる掘削機における基礎工事用案内支柱の取付装
置にある。
昇降自在に保持する案内支柱の中程上方に第1の
ガイドレールが、また該支柱の中程下方に第2の
ガイドレールがそれぞれ取付けられ、クレーン本
体の略中央部に、伸縮駆動すると共に俯仰動自在
なバツクステーが枢着され、該バツクステーの先
端部は遠隔操作する係止手段によつて係止可能に
且つ該係止手段の開放時に第1のガイドレールに
沿つて滑動可能に連結され、またクレーン本体の
前部に、先端部を第2のガイドレールに滑動可能
に接当し得て俯仰駆動するマストが枢着され、さ
らにクレーン本体の前端部に、同じく俯仰駆動す
る支持腕が枢着され、該支持腕の先端部は第2の
ガイドレールよりも下方で案内支柱に枢着されて
なる掘削機における基礎工事用案内支柱の取付装
置にある。
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
ると、第1図及び第6図〜第8図において1は本
発明に係る掘削機、2はクレーン本体、3は案内
支柱、4はそれに沿つて設けた案内棹で、オーガ
マシン5は昇降操作用ロープ6によりシーブ7を
経て吊り下げられ、オーガマシン5に固定した案
内子8により案内棹4を滑動し、昇降する。9は
オーガマシン5により回動するオーガスクリユ
ー、10はケーシングである。一方、案内支柱3
の中程上方に、一定間隔おいて内方に向い合つた
2本のみぞ形鋼よりなる第1のレール11を(第
7図参照)、また中程下方には同じく一定間隔お
いて一辺が向い合つた2本の山形鋼よりなる第2
のレール12が溶接等によつて取付けられてい
る。第1のレール11の下端部には第6図に示さ
れるようにストツパー13が固設され、また下端
部とその若干上方部両翼には、先端テーパ状のガ
イドピン14a,14b,14cが第1のレール
11と同方向に向かつて突設されている。このガ
イドピンは掘削作業時において後述するバツクス
テー15,15の先端部に設けられたガイド穴と
嵌合して水平方向の位置決めを行ない、後述する
係合フツク16と共働してバツクステー15,1
5先端部を案内支柱3に固定するためのものであ
つて、実施例においては3個のガイドピンを設け
ているが、その個数は適宜増減できる。また前記
第1のレール11の下端部下方には、遠隔操作可
能な係止手段が設けられている。即ち、該係止手
段17は、第6図で詳細に示すように、案内支柱
3に溶接等により固着したブラケツト18にフツ
ク16とフツク回動用油圧シリンダ19とがそれ
ぞれピン20,21により回動可能に枢着され、
さらに該フツク16と油圧シリンダ19はピン1
9aにより回動可能に連結されている。而して油
圧シリンダ19の伸縮駆動に伴いフツク16が回
動し、バツクステー15,15先端部に設けた係
合ピン28と係合・離脱するように構成されてい
る。バツクステー15,15は、比較的ストロー
クの長い油圧シリンダ15a,15a、比較的ス
トロークの短い油圧シリンダ15b,15bのそ
れぞれ基底部を中間ステー15c,15cを介し
てボルト等によりそれぞれ同軸上に連結したもの
である。これはストロークの長い油圧シリンダ1
5a,15aをその全ストロークにわたり伸縮さ
せ、またストロークの短い油圧シリンダ15b,
15bを必要に応じて中間ストローク位置まで伸
縮して微調整に用い作業の能率を計ろうとするも
のである。該バツクステー15,15の下端部は
クレーン本体2の略中央部両翼に、また先端部は
一対のバツクステー15,15が前後左右に揺動
可能なように周知の自在継手部22にそれぞれ枢
着されている。さらに自在継手部22には、第6
図及び第7図に示すように第1の案内棹11と同
方向に長尺な支持ブラケツト23が固着され、該
ブラケツト23に、前記第1のレール11内を滑
動するローラ24a,24b,24c,24dを
軸受部25を介して軸支し、該ブラケツト23の
長手方向両端部に前記ガイドピン14a,14
b,14cに嵌合するガイド孔26a,26b,
26cを穿設し、また該ブラケツト23の下端部
に補助ブラケツト27を介して前記フツク16に
係合する係合ピン28を突設し、而してバツクス
テー15,15に支持される支持ブラケツト23
が第6図に示す矢印a方向に移動することによつ
て第1のレール11の下端においてストツパー1
3と接当し前記案内支柱3に係止可能に、また第
1のレール11に沿つて矢印b方向に滑動可能に
連結されている。
ると、第1図及び第6図〜第8図において1は本
発明に係る掘削機、2はクレーン本体、3は案内
支柱、4はそれに沿つて設けた案内棹で、オーガ
マシン5は昇降操作用ロープ6によりシーブ7を
経て吊り下げられ、オーガマシン5に固定した案
内子8により案内棹4を滑動し、昇降する。9は
オーガマシン5により回動するオーガスクリユ
ー、10はケーシングである。一方、案内支柱3
の中程上方に、一定間隔おいて内方に向い合つた
2本のみぞ形鋼よりなる第1のレール11を(第
7図参照)、また中程下方には同じく一定間隔お
いて一辺が向い合つた2本の山形鋼よりなる第2
のレール12が溶接等によつて取付けられてい
る。第1のレール11の下端部には第6図に示さ
れるようにストツパー13が固設され、また下端
部とその若干上方部両翼には、先端テーパ状のガ
イドピン14a,14b,14cが第1のレール
11と同方向に向かつて突設されている。このガ
イドピンは掘削作業時において後述するバツクス
テー15,15の先端部に設けられたガイド穴と
嵌合して水平方向の位置決めを行ない、後述する
係合フツク16と共働してバツクステー15,1
5先端部を案内支柱3に固定するためのものであ
つて、実施例においては3個のガイドピンを設け
ているが、その個数は適宜増減できる。また前記
第1のレール11の下端部下方には、遠隔操作可
能な係止手段が設けられている。即ち、該係止手
段17は、第6図で詳細に示すように、案内支柱
3に溶接等により固着したブラケツト18にフツ
ク16とフツク回動用油圧シリンダ19とがそれ
ぞれピン20,21により回動可能に枢着され、
さらに該フツク16と油圧シリンダ19はピン1
9aにより回動可能に連結されている。而して油
圧シリンダ19の伸縮駆動に伴いフツク16が回
動し、バツクステー15,15先端部に設けた係
合ピン28と係合・離脱するように構成されてい
る。バツクステー15,15は、比較的ストロー
クの長い油圧シリンダ15a,15a、比較的ス
トロークの短い油圧シリンダ15b,15bのそ
れぞれ基底部を中間ステー15c,15cを介し
てボルト等によりそれぞれ同軸上に連結したもの
である。これはストロークの長い油圧シリンダ1
5a,15aをその全ストロークにわたり伸縮さ
せ、またストロークの短い油圧シリンダ15b,
15bを必要に応じて中間ストローク位置まで伸
縮して微調整に用い作業の能率を計ろうとするも
のである。該バツクステー15,15の下端部は
クレーン本体2の略中央部両翼に、また先端部は
一対のバツクステー15,15が前後左右に揺動
可能なように周知の自在継手部22にそれぞれ枢
着されている。さらに自在継手部22には、第6
図及び第7図に示すように第1の案内棹11と同
方向に長尺な支持ブラケツト23が固着され、該
ブラケツト23に、前記第1のレール11内を滑
動するローラ24a,24b,24c,24dを
軸受部25を介して軸支し、該ブラケツト23の
長手方向両端部に前記ガイドピン14a,14
b,14cに嵌合するガイド孔26a,26b,
26cを穿設し、また該ブラケツト23の下端部
に補助ブラケツト27を介して前記フツク16に
係合する係合ピン28を突設し、而してバツクス
テー15,15に支持される支持ブラケツト23
が第6図に示す矢印a方向に移動することによつ
て第1のレール11の下端においてストツパー1
3と接当し前記案内支柱3に係止可能に、また第
1のレール11に沿つて矢印b方向に滑動可能に
連結されている。
またクレーン本体2の先端部附近に第1図、特
に第8図に示すようにマスト29の基端部が、同
じく該マスト29より下方に隔つた位置でマスト
傾動用油圧シリンダ30の基端部がそれぞれ回動
自在に枢着され、それぞれの先端部がピン31に
よつて略山形状に連結されるとともに該ピン31
にはローラ32が軸着され、この油圧シリンダ3
0の伸縮動によつてマスト29は略直立姿勢から
後方に向つて略水平姿勢に俯仰(傾動)駆動され
るが、後述のように案内支柱3を傾倒させる場合
には前記第2のレール12にローラ32が滑動可
能に接当するようにあらかじめ配置される。
に第8図に示すようにマスト29の基端部が、同
じく該マスト29より下方に隔つた位置でマスト
傾動用油圧シリンダ30の基端部がそれぞれ回動
自在に枢着され、それぞれの先端部がピン31に
よつて略山形状に連結されるとともに該ピン31
にはローラ32が軸着され、この油圧シリンダ3
0の伸縮動によつてマスト29は略直立姿勢から
後方に向つて略水平姿勢に俯仰(傾動)駆動され
るが、後述のように案内支柱3を傾倒させる場合
には前記第2のレール12にローラ32が滑動可
能に接当するようにあらかじめ配置される。
さらに、クレーン本体2の先端部に、同じく第
1図、特に第8図に示すように支持腕たる油圧シ
リンダ33が回動自在に枢着されると共に、その
ピストンロツド33aは支持ブラケツト36を介
して案内支柱3の第2のレール12下方に枢着さ
れている。そして該支持腕33は、一端部をクレ
ーン本体2に枢着された別の傾動用油圧シリンダ
34に抜脱可能なピン35を介して連結され、該
傾動用油圧シリンダ34によつて支持腕33は略
直立姿勢から前方に向つて略水平姿勢に俯仰(傾
動)駆動されるようになつている。なお、37は
案内支柱3に突設軸支されたローラで、支持腕3
3の側面に滑動自在に接当し、案内支柱3の下方
が右方向へ過度に移動するのを防止するとともに
支持腕33の伸縮動による案内支柱の上下動の際
にはガイドの役目をなす。
1図、特に第8図に示すように支持腕たる油圧シ
リンダ33が回動自在に枢着されると共に、その
ピストンロツド33aは支持ブラケツト36を介
して案内支柱3の第2のレール12下方に枢着さ
れている。そして該支持腕33は、一端部をクレ
ーン本体2に枢着された別の傾動用油圧シリンダ
34に抜脱可能なピン35を介して連結され、該
傾動用油圧シリンダ34によつて支持腕33は略
直立姿勢から前方に向つて略水平姿勢に俯仰(傾
動)駆動されるようになつている。なお、37は
案内支柱3に突設軸支されたローラで、支持腕3
3の側面に滑動自在に接当し、案内支柱3の下方
が右方向へ過度に移動するのを防止するとともに
支持腕33の伸縮動による案内支柱の上下動の際
にはガイドの役目をなす。
本発明は以上のように構成されており、まず掘
削作業時において案内支柱3は第1図に示すごと
く直立姿勢に支持されている。この状態では、バ
ツクステー15,15の一方の油圧シリンダ15
a,,15aは最大ストローク位置まで伸長し、
他方の油圧シリンダ15b,15bは適当ストロ
ーク位置に伸長している。しかしてバツクステー
15,15の先端部は、第1のガイドレール11
の最下位置つまり軸受部25の下端がストツパー
13に接当してガイド孔26a,26b,26c
にガイドピン14a,14b,14cが嵌入た状
態において、係止手段17のフツク16が係合ピ
ン28に係合することにより、案内支柱3に係止
されている。また支持腕傾動用油圧シリンダ34
は最大ストローク位置に伸長して支持腕たる油圧
シリンダ33を略直立姿勢とし、該油圧シリンダ
33は適当ストローク位置に伸長して案内支柱3
の上下位置を調整、支持している。またマスト傾
動用油圧シリンダ30は最少ストローク位置まで
収縮し、マスト29が掘削作業の障害とならぬよ
うクレーン本体2上に傾倒してある。そこで前記
したように地面に所要傾斜角度で掘削する場合
は、バツクステー15,15の油圧シリンダ15
b,15bのストロークを伸縮させて案内支柱3
を傾動させ、かつ支持腕傾動用油圧シリンダ34
のストロークを若干収縮させることによつて支持
腕33が前方へ傾動し、案内支柱3の下端部を前
方へ突き出して所望位置に移動することができ
る。また支持腕33を適当ストローク位置に調整
すれば案内支柱3の下端に適当な位置まで上下動
させることができ、さらにこれらの操作を組み合
わせることによつて案内支柱3をどのような所望
状態にも変位、保持することができる。
削作業時において案内支柱3は第1図に示すごと
く直立姿勢に支持されている。この状態では、バ
ツクステー15,15の一方の油圧シリンダ15
a,,15aは最大ストローク位置まで伸長し、
他方の油圧シリンダ15b,15bは適当ストロ
ーク位置に伸長している。しかしてバツクステー
15,15の先端部は、第1のガイドレール11
の最下位置つまり軸受部25の下端がストツパー
13に接当してガイド孔26a,26b,26c
にガイドピン14a,14b,14cが嵌入た状
態において、係止手段17のフツク16が係合ピ
ン28に係合することにより、案内支柱3に係止
されている。また支持腕傾動用油圧シリンダ34
は最大ストローク位置に伸長して支持腕たる油圧
シリンダ33を略直立姿勢とし、該油圧シリンダ
33は適当ストローク位置に伸長して案内支柱3
の上下位置を調整、支持している。またマスト傾
動用油圧シリンダ30は最少ストローク位置まで
収縮し、マスト29が掘削作業の障害とならぬよ
うクレーン本体2上に傾倒してある。そこで前記
したように地面に所要傾斜角度で掘削する場合
は、バツクステー15,15の油圧シリンダ15
b,15bのストロークを伸縮させて案内支柱3
を傾動させ、かつ支持腕傾動用油圧シリンダ34
のストロークを若干収縮させることによつて支持
腕33が前方へ傾動し、案内支柱3の下端部を前
方へ突き出して所望位置に移動することができ
る。また支持腕33を適当ストローク位置に調整
すれば案内支柱3の下端に適当な位置まで上下動
させることができ、さらにこれらの操作を組み合
わせることによつて案内支柱3をどのような所望
状態にも変位、保持することができる。
さて次に、輸送時に案内支柱をクレーン本体上
に水平姿勢に載置する場合は、第2図に示すよう
にバツクステー15,15の一方の油圧シリンダ
15a,15aを最小ストローク位置まで収縮
し、次に同じく他方の油圧シリンダ15b,15
bを最小ストローク位置まで収縮する。この順序
は逆に行つてもよくまた同時でもよい。また輸送
距離が短い場合あるいは作業の都合上一時的に案
内支柱を傾倒する場合は、次の掘削作業に備え
て、他方の油圧シリンダ15b,15bを収縮す
ることなくストローク位置を調整された状態に保
持しておくことができる。したがつてこの場合、
一方の油圧シリンダ15a,15aが同時に作動
するようにあらかじめ配管接続しておけば、単一
の操作のみで上記の作業を行なうことができる。
に水平姿勢に載置する場合は、第2図に示すよう
にバツクステー15,15の一方の油圧シリンダ
15a,15aを最小ストローク位置まで収縮
し、次に同じく他方の油圧シリンダ15b,15
bを最小ストローク位置まで収縮する。この順序
は逆に行つてもよくまた同時でもよい。また輸送
距離が短い場合あるいは作業の都合上一時的に案
内支柱を傾倒する場合は、次の掘削作業に備え
て、他方の油圧シリンダ15b,15bを収縮す
ることなくストローク位置を調整された状態に保
持しておくことができる。したがつてこの場合、
一方の油圧シリンダ15a,15aが同時に作動
するようにあらかじめ配管接続しておけば、単一
の操作のみで上記の作業を行なうことができる。
次に第3図に示すようにマスト傾動用油圧シリ
ンダ30を伸長させてマスト29を引き起こし、
マスト29先端のローラ32を第2のレール12
に接当させ、案内支柱3の重量をこのマスト29
で受けるようにする。しかる後、第6図に二点鎖
線で示すようにフツク回動用油圧シリンダ18を
最小ストローク位置まで収縮させ係止手段17の
フツク16と係合ピン28との係合を解く。この
操作により、案内支柱3とバツクステー15,1
5の係止(ロツク状態)が解除され、バツクステ
ー15,15はその先端部が第1のガイドレール
11に沿つて滑動可能となるから案内支柱3の傾
倒度合に応じて自在に俯仰動できる。次に4図に
示すごとく、マスト傾動用油圧シリンダ30のス
トロークを除々に収縮させると、マスト29は俯
動しマスト29先端のローラ32が第2のレール
12と接当、滑動しながら案内支柱3を傾倒させ
ることとなる。このとき案内支柱3の上部がクレ
ーン本体2の上後方へ移動し掘削機全体の重心が
後方へ移動するので、支持腕傾動用油圧シリンダ
34のストロークを収縮させて支持腕たる油圧シ
リンダ33を前方へ俯動し、これによつて案内支
柱3を前方へ移動させて全体のバランスをとる。
なおこの際支持腕33のストロークを適宜伸縮さ
せることによつて、より充分にバランスをとるこ
とができると共に、案内支柱3の下端部が常に地
面に軽く接地するような状態で行なうと、より安
全である。またバツクステー15,15は、俯仰
動自在であるので特に駆動力は作用せず、その先
端部は第1のレール11に沿つて滑動し、バツク
ステー15,15は後方へ俯動することとなる。
さらにマスト傾動用油圧シリンダ30が最小スト
ローク位置まで収縮すると、案内支柱3はクレー
ン本体2上に略水平姿勢に載置されることとなる
(第5図)。またこの状態から案内支柱3を直立姿
勢にするには上記の逆の操作を行なえばよい。
ンダ30を伸長させてマスト29を引き起こし、
マスト29先端のローラ32を第2のレール12
に接当させ、案内支柱3の重量をこのマスト29
で受けるようにする。しかる後、第6図に二点鎖
線で示すようにフツク回動用油圧シリンダ18を
最小ストローク位置まで収縮させ係止手段17の
フツク16と係合ピン28との係合を解く。この
操作により、案内支柱3とバツクステー15,1
5の係止(ロツク状態)が解除され、バツクステ
ー15,15はその先端部が第1のガイドレール
11に沿つて滑動可能となるから案内支柱3の傾
倒度合に応じて自在に俯仰動できる。次に4図に
示すごとく、マスト傾動用油圧シリンダ30のス
トロークを除々に収縮させると、マスト29は俯
動しマスト29先端のローラ32が第2のレール
12と接当、滑動しながら案内支柱3を傾倒させ
ることとなる。このとき案内支柱3の上部がクレ
ーン本体2の上後方へ移動し掘削機全体の重心が
後方へ移動するので、支持腕傾動用油圧シリンダ
34のストロークを収縮させて支持腕たる油圧シ
リンダ33を前方へ俯動し、これによつて案内支
柱3を前方へ移動させて全体のバランスをとる。
なおこの際支持腕33のストロークを適宜伸縮さ
せることによつて、より充分にバランスをとるこ
とができると共に、案内支柱3の下端部が常に地
面に軽く接地するような状態で行なうと、より安
全である。またバツクステー15,15は、俯仰
動自在であるので特に駆動力は作用せず、その先
端部は第1のレール11に沿つて滑動し、バツク
ステー15,15は後方へ俯動することとなる。
さらにマスト傾動用油圧シリンダ30が最小スト
ローク位置まで収縮すると、案内支柱3はクレー
ン本体2上に略水平姿勢に載置されることとなる
(第5図)。またこの状態から案内支柱3を直立姿
勢にするには上記の逆の操作を行なえばよい。
以上のように本発明によれば、長尺の案内支柱
が伸縮駆動する俯仰動自在なバツクステーと俯仰
駆動する支持腕とで傾動可能に保持されているた
め、直立状の掘削孔から所望角度の傾斜状の掘削
孔まで自在にかつ安定した状態で形成することが
できる。しかも本発明によれば、案内支柱に第1
および第2のガイドレールが設けられ、バツクス
テーの先端部が係止手段の解放時に第1のガイド
レールに沿つて滑動できると共に、先端部を第2
のガイドレールに滑動可能に接当し得て俯仰駆動
するマストが設けられいるため、直立姿勢にある
案内支柱を傾倒させる際にバツクステーで受けて
いた重量をマストに代替して支承させ、且つバツ
クステーとマストの両先端部を第1および第2の
ガイドレールに沿つて滑動させることによつて支
点移動つまり重心移動を行いつつ案内支柱をクレ
ーン本体上にバランスよく水平姿勢に変換でき、
またこれと逆に動作させることができ、作業状態
と輸送状態との転換がバツクステーやアースオー
ガ等を案内支柱から取りはずすことなくクレーン
本体の操縦席からの遠隔操作のみで容易且つ安全
確実にしかも短時間で行える。
が伸縮駆動する俯仰動自在なバツクステーと俯仰
駆動する支持腕とで傾動可能に保持されているた
め、直立状の掘削孔から所望角度の傾斜状の掘削
孔まで自在にかつ安定した状態で形成することが
できる。しかも本発明によれば、案内支柱に第1
および第2のガイドレールが設けられ、バツクス
テーの先端部が係止手段の解放時に第1のガイド
レールに沿つて滑動できると共に、先端部を第2
のガイドレールに滑動可能に接当し得て俯仰駆動
するマストが設けられいるため、直立姿勢にある
案内支柱を傾倒させる際にバツクステーで受けて
いた重量をマストに代替して支承させ、且つバツ
クステーとマストの両先端部を第1および第2の
ガイドレールに沿つて滑動させることによつて支
点移動つまり重心移動を行いつつ案内支柱をクレ
ーン本体上にバランスよく水平姿勢に変換でき、
またこれと逆に動作させることができ、作業状態
と輸送状態との転換がバツクステーやアースオー
ガ等を案内支柱から取りはずすことなくクレーン
本体の操縦席からの遠隔操作のみで容易且つ安全
確実にしかも短時間で行える。
また、上述実施の如く、バツクステー15,1
5として2本のシリンダを含む構造を採用した
り、支持腕を伸縮駆動する油圧シリンダにて構成
することにより、案内支柱の姿勢転換および傾斜
角度調整がより一層容易かつ円滑になり、作業能
率をさらに高めることが可能である。
5として2本のシリンダを含む構造を採用した
り、支持腕を伸縮駆動する油圧シリンダにて構成
することにより、案内支柱の姿勢転換および傾斜
角度調整がより一層容易かつ円滑になり、作業能
率をさらに高めることが可能である。
なお、本発明において各構成要素の細部構造を
上述実施例以外に種々設計変更可能であり、例え
ばバツクステー、マスト、係止手段のフツク等の
駆動手段として油圧シリンダ以外に水圧シリン
ダ、空気圧シリンダ等を採用でき、更に適当な伝
達機機構を用いることによつて油圧モータ、空気
圧モータ、電動機等も採用可能である。
上述実施例以外に種々設計変更可能であり、例え
ばバツクステー、マスト、係止手段のフツク等の
駆動手段として油圧シリンダ以外に水圧シリン
ダ、空気圧シリンダ等を採用でき、更に適当な伝
達機機構を用いることによつて油圧モータ、空気
圧モータ、電動機等も採用可能である。
図面は本発明の一実施例であつて、そのうち第
1図は掘削機の側面図、第2図乃至第5図は本発
明の使用状態を説明するための側面図、第6図は
バツクステー先端部の断面図、第7図は第6図の
A−A断面図、第8図は掘削機の要部を拡大した
側面図である。 2……クレーン本体、3……案内支柱、11…
…第1のレール、12……第2のレール、13…
…ストツパー、14a,14b,14c……ガイ
ドピン、15……バツクステー、17……係止手
段、22……自在継手部、24a,24b,24
c,24d……ローラ、26a,26b,26c
……ガイド穴、28……係合ピン、29……マス
ト、32……ローラ、33……支持腕(油圧シリ
ンダー)、35……ピン、15a,15b,1
8,30,33,34……油圧シリンダー。
1図は掘削機の側面図、第2図乃至第5図は本発
明の使用状態を説明するための側面図、第6図は
バツクステー先端部の断面図、第7図は第6図の
A−A断面図、第8図は掘削機の要部を拡大した
側面図である。 2……クレーン本体、3……案内支柱、11…
…第1のレール、12……第2のレール、13…
…ストツパー、14a,14b,14c……ガイ
ドピン、15……バツクステー、17……係止手
段、22……自在継手部、24a,24b,24
c,24d……ローラ、26a,26b,26c
……ガイド穴、28……係合ピン、29……マス
ト、32……ローラ、33……支持腕(油圧シリ
ンダー)、35……ピン、15a,15b,1
8,30,33,34……油圧シリンダー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オーガマシンを昇降自在に保持する案内支柱
の中程上方に第1のガイドレールが、また該支柱
の中程下方に第2のガイドレールがそれぞれ取付
けられ、クレーン本体の略中央部に、伸縮駆動す
ると共に俯仰動自在なバツクステーが枢着され、
該バツクステーの先端部は遠隔操作する係止手段
によつて係止可能に且つ該係止手段の開放時に第
1のガイドレールに沿つて滑動可能に連結され、
またクレーン本体の前部に、先端部を第2のガイ
ドレールに滑動可能に接当し得て俯仰駆動するマ
ストが枢着され、さらにクレーン本体の前端部
に、同じく俯仰駆動する支持腕が枢着され、該支
持腕の先端部は第2のガイドレールよりも下方で
案内支柱に枢着されてなる掘削機における基礎工
事用案内支柱の取付装置。 2 前記バツクステーは、同軸上に連結されたス
トロークの異る2本の油圧シリンダを含んでなる
特許請求の範囲第1項記載の掘削機における基礎
工事用案内支柱の取付装置。 3 前記支持腕は、伸縮駆動する油圧シリンダよ
りなる特許請求の範囲第1項または第2項記載の
掘削機における基礎工事用案内支柱の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8516682A JPS58204291A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 掘削機における基礎工事用案内支柱の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8516682A JPS58204291A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 掘削機における基礎工事用案内支柱の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58204291A JPS58204291A (ja) | 1983-11-28 |
JPS6147276B2 true JPS6147276B2 (ja) | 1986-10-18 |
Family
ID=13851073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8516682A Granted JPS58204291A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 掘削機における基礎工事用案内支柱の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58204291A (ja) |
-
1982
- 1982-05-20 JP JP8516682A patent/JPS58204291A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58204291A (ja) | 1983-11-28 |
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