JPS6147098B2 - - Google Patents

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JPS6147098B2
JPS6147098B2 JP23028082A JP23028082A JPS6147098B2 JP S6147098 B2 JPS6147098 B2 JP S6147098B2 JP 23028082 A JP23028082 A JP 23028082A JP 23028082 A JP23028082 A JP 23028082A JP S6147098 B2 JPS6147098 B2 JP S6147098B2
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JP
Japan
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joint
dental
intermaxillary
arm
correction device
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JP23028082A
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English (en)
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JPS59125553A (ja
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Jushun Kusanagi
Norio Kanda
Minoru Seshima
Hideo Fukuchi
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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯科用の多目的矯正装置に関する。従
来より歯科においては、上顎の後退や劣成長を伴
う反対咬合症、その逆の上顎前突症や開咬症を治
す方法について研究されており、その歯科用矯正
装置も数種類開発されている。図面第1図から第
4図に示したものがその従来装置とその応用例で
ある。これを図面に基づいて説明すると、第1
図、第2図は一般にチンキヤツプセツト(chin
capset)と称される下顎成長抑制装置である。こ
の装置は、ヘツドキヤツプAとチンキヤツプB
と、チンキヤツプを後方に引張るゴム等の牽引索
Cとを組合せたものである。特に第2図は、プラ
スチツク製のゴム掛け基部Dを設けて後方牽引力
の方向の選択と安定性を図ろうとした改良型の実
施例である。第3図、第4図は上顎骨成長促進と
下顎骨成長抑制のための装置で、第3図に示した
のがホーンタイプ、第4図に示したのがマスタタ
イプと称されているものである。これら装置はヘ
ツドキヤツプAとチンキヤツプBと、牽引索C及
び前方牽引部Da,Dbを必要としている。
以上のように従来の歯科用矯正装置は、頭部の
外側に大がかりな器具の装着を必要とするため審
美的、心理的な障害が大きく、治療をいやがられ
ることが多かつた。また、咀嚼時等、日常生活に
おいても大きな障害になるし、その装置の着脱操
作も大変であつた。更にまた、上顎骨成長促進の
ために前方牽引をする場合、口腔の外側から牽引
するため上顎骨の回転を起こし易い、等の欠点が
あり、満足すべきものではなかつた。また、従来
直線的な付勢腕体の左右両端部に自在継手を有す
る歯科医用顎間矯正装置が米国で提案されている
(米国特許第3798773号明細書1974年3月26日発
行)。これは付勢腕体を口腔内に装着できるよう
にして使いやすくしようとした点で本発明と発想
に似た点がある。
しかし、上記従来例は、付勢力が付勢腕体の長
尺方向だけに限定されており、顎間矯正治療に必
要な付勢力の方向とか、口腕の構造、生理的に必
要な自由な動きの要請等についてはまつたく考慮
されていない。このため、従来のものを使用する
と、治療効果が上がらないばかりでなく、逆に顎
運動障害が起こすおそれが強く、歯学的な見地か
らみて副作用の方が多くて実際の治療にはとうて
い使用出来ないものであつた。
即ち、この種の歯科用矯正装置は、第一に当然
のことではあるが、歯科的矯正効果、すなわち治
療効果が上がること、第二に、第一の効果を確保
しながら使い易さや使用者の心理的、物理的苦痛
を少しでも和らげるような器具であること、第三
に、この治療装置を使つても副作用が起こらない
こと、といつた要請がなされている。しかし、上
記のように従来のものはいずれも治療効果はある
が使いにくいとか、使い易いが治療効果が上がら
ず副作用の方が大きいといつた具合で満足できる
ような装置ではなかつた。
本発明はこれら従来装置の難点を解消し、本来
要請されている三つの条件を満足させる歯科用顎
間矯正装置を具現化しようとするもので、小型、
軽量で口腔内に装着するだけで(イ)上顎骨の成長促
進と下顎骨の成長抑制、(ロ)上顎骨の成長抑制と下
顎骨の成長促進、(ハ)歯牙の近遠的な移動等を行い
得る画期的な歯科用顎間矯正装置を提供せんとす
るものである。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
ると、第5図から第11図までが本発明に係る矯
正装置で、図中、1は伸縮自在な付勢腕体で、2
は杆状の固定腕体であり、その付勢腕体1よりは
少し短く形成されている。この付勢腕体1と固定
腕体2は、それぞれ一端部において関節部3を介
して所定の方向に回動自在なるよう連結されてい
る。また、当該付勢腕体1と固定腕体2のそれぞ
れの他端部には、自在継手4a,4bを介して歯
牙装着体5a,5bが設けらている。
伸縮自在な付勢腕体1は外筒6とその外筒6内
に可動自在に挿入されたピストン杆7と、外筒6
内に内装されたピストン杆7に付勢力を与えるコ
イルバネ8とから形成されている。また前記自在
継手4a,4bは口腔内で危険がなければ特に限
定はされないが、図示実施例の如くボール継手を
用いれば好適である。
前記関節部3は普通図示のフツク式自在継手3
aの如く所定方向にのみ回動するよう規制された
継手を用い、付勢腕体1と固定腕体2とを所定の
平面的方向に回動自在なるようにする。また第1
1図に示したように関節部3にボール継手3bを
用い関節部3を立体的にも運動可能なるようにし
てもよい。前記歯牙装着体5a,5bは、第10
図に示すように、腕体の先端にボール頭部9を形
成するとともに、該ボール頭部9に嵌合係止する
受部10が形成されており、これを台座11に固
定したうえ、矯正用帯環12の所定位置12aに
ろう付やスポツト溶接等により固着する。そして
当該矯正用帯環12を必要な歯牙13に被着させ
ることによつて本装置を口腔内の歯牙13に装着
固定する。この歯牙装着体5a,5bは、図示実
施例のような矯正用帯環12に限ることなく例え
ば金属冠等の固定可能なものであればよいこと勿
論である。
第12図、第13図が本装置の具体的装着使用
例である。第12図の使用例は、反対咬合症例に
応用した場合の説明図である。即ち、上顎骨の成
長を促進し、下顎骨の成長を抑制するための装着
使用状態を示す説明図である。第12図イはその
ときの開口時側面図であり、同図ロは閉口時側面
図である。これは後述するように上顎骨の回転を
抑え理想的な方向へ上顎骨を成長させることが出
来る。第13図の使用例は、上顎前突症例や開咬
症例に応用した場合の説明図である。すなわち、
上顎骨の成長を抑制し下顎骨の成長を促進させる
もので、第13図イは開口時側面図であり、同図
ロは閉口時側面図である。この場合にも開口時よ
り閉口時の方が強い力が負荷される。
また、本装置は、二つの歯牙間に連結装着して
互に牽引力と反作用力が働くためこれを用いれば
従来困難とされていた下顎大臼歯の遠心移動をは
じめとして各種の歯牙移動が極めて簡単に行うこ
とが出来る。
叙上のように本願発明は、伸縮自在な付勢腕体
と固定腕体とを、それぞれ一端部において関節部
を介して所定の方向に回動自在なるよう連結する
とともに、付勢腕体と固定腕体のそれぞれの他端
部には自在継手を介して歯牙装着体を設けたこと
を特徴とするものである。従つて本願装置は咬合
力という上下方向の力を口を閉じた状態すなわち
付勢腕体と固定腕体がほぼ同一平面位をとつた状
態でコイルスプリングによつて前後方向の力に変
換し歯牙の移動および上・下顎骨の成長促進およ
び抑制効果を得ることが出来る。
このように、本装置は口腔内にて歯牙に装着し
外部から見えないので心理的、審美的障害をきた
さない。また、本装置は大きさがコンパクトで構
造がシンプルであるうえ取付けや取りはずし操作
が簡単である。また咀嚼時等日常生活において患
者の障害とならないし、従来困難とされていた下
顎大臼歯の遠心移動にも利用できるなど用途が広
汎である。特に本願発明の大きな特徴は、一方を
伸縮自在な付勢腕体とし、他方を固定腕体とに両
者を関節部にて回動自在に連結したので、従来装
置による前方牽引に比べて上顎骨の回転が少な
く、所定の方向に治療用の力を付勢する点であ
る。この原理を説明すると人の顎顔面の骨成長方
向は第14図の矢印に示すように、概ね前下方を
向いている。図中、pm,zm,em,fmが骨の縫
合部で、ここでその両側に向かつて成長が起つて
いるといわれている。すなわち、これを模式化す
れば、上顎骨というのは第15図に示すとおり、
頭蓋骨の前下方部にこれと接して成長部である
fm,em,pm,ptp,zmを有している。これら成
長部14は上顎骨の上方部、後方部が頭蓋骨にと
り囲まれるように存在しており、これを一率に×
印で図に表わしたのが第15図である。これをさ
らに最終模式化したものが第16図である。
この最終模式図を用いて前方牽引を上顎骨の回
転との関係を比較したのが、第17図、第18
図、第19図である。第17図イ,ロ,ハはP1
位置から前方牽引した場合で、α点を中心にして
上顎骨が回転してしまう様子を示したものであ
る。
第18図イ,ロ,ハは、P2の位置で前方牽引し
た場合でP1位置より前の歯牙を使つて牽引してい
る。この場合は、第17図よりも回転は少ないと
言われているが、回転が起らないわけではない。
従来装置を用いた場合には、第17図、第18
図に示した上顎骨の回転はさけられない。これに
対し第19図は、本願装置を用いた場合である
が、やや上方への力の成分があるため、絶えず、
上方の×印の部分を圧しながら且つ大きな水平成
分の力によつて上顎骨を回転させずに前方に押出
すことが可能となつた。この効果は、矯正治療し
ては大変な質の向上につながるもので画期的なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の下顎成長抑制装置の使用状態を
示す説明図で同図イは側面図、ロは正面図であ
り、第2図は同下顎成長抑制装置の他実施例でそ
の使用状態を示す説明図、第3図は従来の反対咬
合矯正装置の使用状態を示す説明図であり、イは
その側面図、ロは同正面図であり、第4図は反対
咬合矯正装置の他実施例で、その使用状態を示す
斜視図、第5図は本願発明に係る歯牙移動及び顎
間矯正装置を示す正面図、第6図は同装置の一部
を切欠した平面図、第7図は本願発明の左側面
図、第8図は本願発明の一部を切欠した右側面
図、第9図は本願発明の分解斜視図、第10図は
本願発明における自在継手と歯牙装着体の結合状
態を示す分解説明図、第11図は本願発明の他実
施例を示しイはその全体正面図で、ロはその要部
拡大斜視図であり、第12図はイ,ロ第13図
イ,ロは本願発明の応用例を示す説明図で、第1
4図は人の顎顔面の骨成長方向を示す説明図、第
15図はその上顎骨成長部と頭蓋骨との関係を模
式化した図であり、第16図は第15図を更に模
式化したもので、第17図、第18図、第19図
は前方牽引した場合の上顎骨の回転について模式
化説明した図である。 1…付勢腕体、2…固定腕体、3…関節部、3
a…ボール継手、4a,4b…自在継手、5a,
5b…歯牙装着体、6…外筒、7…ピストン杆、
8…コイルバネ、9…ボール頭部、12…矯正用
帯環。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 伸縮自在な付勢腕体と固定腕体とを、それぞ
    れ一端部において関節部を介して所定の方向に回
    動自在なるよう連結するとともに、付勢腕体と固
    定腕体のそれぞれの他端部には自在継手を介して
    歯牙装着体を設けたことを特徴とする歯科用顎間
    矯正装置。 2 伸縮自在な付勢腕体を外筒とその外筒内に可
    動自在に挿入されたピストン杆と、外筒内に内装
    されピストン杆に付勢力を与えるコイルバネとか
    ら形成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の歯科用顎間矯正装置。 3 自在継手としてボール継手を用いたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯科用顎間
    矯正装置。 4 関節部を所定の方向にのみ回動するよう規制
    された継手を用い、付勢腕体と固定腕体とを所定
    の平面的方向に回動自在なるようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の歯科用顎間
    矯正装置。 5 関節部にボール継手を用い、関節部を立体的
    にも運動可能なるようにしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の歯科用顎間矯正装置。
JP57230280A 1982-12-29 1982-12-29 歯科用顎間矯正装置 Granted JPS59125553A (ja)

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JP57230280A JPS59125553A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 歯科用顎間矯正装置

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JP57230280A JPS59125553A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 歯科用顎間矯正装置

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JPS59125553A JPS59125553A (ja) 1984-07-19
JPS6147098B2 true JPS6147098B2 (ja) 1986-10-17

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ID=16905325

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JP57230280A Granted JPS59125553A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 歯科用顎間矯正装置

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WO2002076313A1 (fr) * 2001-03-12 2002-10-03 Koseki Medical Co.,Ltd Extenseur de l'os maxillaire

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