JPS6146368A - 溶融金属の超音波振動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、溶融金属の超音波振動装置に関するものであ
る。

（従来技術） 溶融金属中の介在物を、超音波振動によシ凝縮沈殿もし
くは浮上させる装置において、振動を溶融金属忙伝える
振動子は、円柱状の形状をなし、あるいはサーメットに
よシ製作されている。溶融金属が鉄の場合は、溶融温度
が１５５０ｃ以上であるため、Ｍｏ　−ＺｒＯ□のサー
メツト製の振動子を使用しても、長時間の使用中には溶
損され、長さが変化するとともに質量が減少し、固有振
動数が変化し、介在物除去効果が減少するという欠点が
あった。

又特開昭５４−４３８３２号公報は、鋳型内法鋼に挿入
された振動冷却子の周囲の溶鋼を、電磁力等に依シ相当
高速にて流動攪拌し、振動子表面が絶えず新しい溶鋼と
接触せしめる様にする事に依り、振動子熱伝達率を高め
て、生成される凝固核の数を高め、かつ核が振動子表面
よシ振動エネルギーに依シ分離するのを助け、同時に振
動子周囲の溶鋼のみが温度降下して凝固殻となり、振動
子冷却能力低下を来すのを防止する鋼の連続鋳造法が提
案されている。

しかしながら、溶融金属中に浸漬された振動子は、長時
間の使用によシ溶損し、その要求される機能を失うこと
が経験されている。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、長期間の使用によっても、固有振動数を正確
に再現する溶融金属の超音波振動装置を提供するもので
ある。

（問題点を解決するための手段２作用）本発明は、少く
とも６　Ｐ／ｃｍ”の比重を有する耐溶損性セラミック
スからなる振動子を、超音波発振器に設けたことを特徴
とする溶融金属の超音波振動装置である。

以下本発明を図面について説明する。

第１図は本発明の詳細な説明図、第２図は本発明の詳細
な説明図である。

本発明の振動子加は、円柱状で超音波発振器２１に、例
えばねじｎで固定されて、超音波振動装置１３が形成さ
れる。本発明者の知見によると、ＺｒＢ２以外のセラミ
ックスは、比重が３　Ｐ／ａｎ”前後と、現状の使用の
金属、サーメット系振動子に比較して小さいために、最
適固有振動数を得るためには、振動子の長さを短（する
必要があった。

そのために溶鋼中への浸漬深さが浅（なり、超音波の溶
鋼への伝播が悪くな９好ましくない。それに比しＺｒＢ
、は、比重が６　ｔ／ｃｍ”以上あり、上記の問題が生
ずることもなく使用可能であった。

従って本発明においては、少くとも６　Ｐ／ｃｍ３の比
重を有する耐溶損性セラミックス、例えばＺｒＢ。

の成分からなる振動子を用いる。

第２図は連続鋳造の模式図で、タンディツシュ１１は取
鍋１０からノズル１４ヲ介して溶′湯全うけ、鋳型１２
に浸漬ノズル１５ヲ介して連続鋳造を行、う。１３は本
発明の超音波振動装置金示す。

（実施例） ＺｒＢ２により円柱状の振動子を製作し、溶融金属中で
使用した。

溶融金属成分（ｗｔ　％） ＣＳｔ　　　Ｍｎ　　　Ｐ　　　　Ｓ　　　ＦｅＯ，２
３０，３２０，６００，０１２０，０１０残温度；　　
１５５０ｔ：’〜１５７０Ｃ従来のＭｏ　−ＺｒＯ２の
サーメツト製の振動子は、使用開始後４時間経過したこ
ろより、固有振動数が変化し、使用出来な（なった。本
発明は、使用開始後３０時間して観察した結果まだ使用
に可能な状態であった。

（発明の効果） 本発明は、少（とも６ｙ−／♂の比重を有する耐溶損性
セラミックスからなる振動子を用いるので長期間の使用
によっても、溶鋼中で溶損量は微小で、固有振動数に変
化がないので溶融金属中の介在物の除去、もしくは凝固
組織を等軸晶にして、鋳片の内部品質の改善に有効であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の説明図、第２図は本発明の詳細な説明
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少くとも６ｇ／ｃｍ＾３の比重を有する耐溶損性セラミ
   ックスからなる振動子を、超音波発振器に設けたことを
   特徴とする溶融金属の超音波振動装置。