JPS6145171Y2 - - Google Patents
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- JPS6145171Y2 JPS6145171Y2 JP1981004115U JP411581U JPS6145171Y2 JP S6145171 Y2 JPS6145171 Y2 JP S6145171Y2 JP 1981004115 U JP1981004115 U JP 1981004115U JP 411581 U JP411581 U JP 411581U JP S6145171 Y2 JPS6145171 Y2 JP S6145171Y2
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- Japan
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- electrolytic
- electrode
- electrolyte
- insulator
- electrolytic polishing
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- Expired
Links
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Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電解研磨装置に係り、特に複雑形状の
機器の内面を研磨するに適した電解研磨装置に関
する。
機器の内面を研磨するに適した電解研磨装置に関
する。
原子力発電所内の空間線量率を下げるために使
用中機器の放射性物質による表面汚染を除去する
必要がある。特に保守点検時においては作業員が
機器に近づいて作業するので、あらかじめ機器の
表面汚染を除去しておくことは重要である。一方
放射性金属廃棄物についても、その表面汚染を除
去して放射能レベルを下げれば、その後の取扱い
作業が一般の金属廃棄物なみに容易になる。また
近年放射性金属廃棄物の保管量が増大しているが
表面汚染の完全除去により一般廃棄物としての処
理処分が許可されるようになつた場合、表面汚染
除去技術は放射性廃棄物の減容に役立つ。そこで
電解研磨法が、微少な研磨量の制御が可能で金属
組織内に入り込んだ放射性物質の除去も可能であ
るなどの理由で、表面汚染除去に使われ始めてい
る。表面汚染は主に放射性配管機器などの内壁面
に付着するので、電極はこれらの配管機器などの
中に挿入する必要がある。しかしながら従来の棒
状あるいは板状の電極では複雑形状の配管等の機
器の内面の研磨が容易にできない欠点があつた。
用中機器の放射性物質による表面汚染を除去する
必要がある。特に保守点検時においては作業員が
機器に近づいて作業するので、あらかじめ機器の
表面汚染を除去しておくことは重要である。一方
放射性金属廃棄物についても、その表面汚染を除
去して放射能レベルを下げれば、その後の取扱い
作業が一般の金属廃棄物なみに容易になる。また
近年放射性金属廃棄物の保管量が増大しているが
表面汚染の完全除去により一般廃棄物としての処
理処分が許可されるようになつた場合、表面汚染
除去技術は放射性廃棄物の減容に役立つ。そこで
電解研磨法が、微少な研磨量の制御が可能で金属
組織内に入り込んだ放射性物質の除去も可能であ
るなどの理由で、表面汚染除去に使われ始めてい
る。表面汚染は主に放射性配管機器などの内壁面
に付着するので、電極はこれらの配管機器などの
中に挿入する必要がある。しかしながら従来の棒
状あるいは板状の電極では複雑形状の配管等の機
器の内面の研磨が容易にできない欠点があつた。
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもの
であり、長尺物の管ベント管、複雑な形状の機器
などの中に容易に挿入できる電極を備えた電解研
磨装置を提供することを目的とする。
であり、長尺物の管ベント管、複雑な形状の機器
などの中に容易に挿入できる電極を備えた電解研
磨装置を提供することを目的とする。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
する。
第１図は本考案に係る電解研磨装置でベント管
の内壁面の表面汚染を除去している例を示す縦断
面図である。電解槽１の中に電解液２を満たし、
被電解物としてベント管３を浸漬して設置する。
ベント管の材質は例えばステンレス製であり、こ
の場合電解液としては濃リン酸と濃硫酸を５対１
の割合で混合した混合液を用いる。ベント管３の
中に、耐熱および耐薬品性のある多孔の柔軟絶縁
体で柔軟性のある導電体を被覆してなる電極４を
挿入する。本実施例の場合導電体としてはステン
レスをらせん状に巻いている。ベント管３を陽
極、上記の電極４を陰極として電源５により10V
から20Vの必要な電圧および電流密度を所定の時
間だけ与えてベント管３の内壁面を電解研磨す
る。絶縁体は多数の孔を有しているので電解液の
出入は自由であり、イオンの移動はさまたげられ
ない。絶縁体は柔軟な材質から成り、しかも導電
体はらせん状であるため、電極４は全体として可
撓性を有する。このため、電極４はベント管の中
にも挿入できるし、複雑な形状の機器の内部にも
挿入することができる。また、絶縁体で導電体を
包囲しているので電極のなかの導電体自身は電解
研磨すべき金属と接触することはなく、従つて電
気的短絡をすることもない。第２図に上記の電極
４の構成の詳細を示す。らせん状に形成された導
電体４１は多数の小孔４３を有する柔軟絶縁体４
２で被覆されている。この柔軟絶縁体４２は厚肉
で導電体４１の外径よりやや小さい内径のチユー
ブであり、その圧縮力により導電体４１に固定し
てある。柔軟絶縁体４２の材質は例えばバイトン
等の耐熱、耐薬品性を有するフツ素ゴムを用いて
いる。絶縁体に耐熱性を要するのは電流が流れる
ことによる発熱があるからで、耐薬品性を要する
のは、電解液による腐食を受けてはならないから
である。第３図は第２図に示した電極の実施例に
おける絶縁体４２を示したものである。柔軟絶縁
体は本実施例のようにチユーブに孔を開けたもの
に限定されるものではなく例えば網状の絶縁体を
導電体に巻き付けたものであつても良い。また、
柔軟絶縁体の材質は本実施例に示した250℃まで
の耐熱性を有するフツ素ゴムに限つたものでな
く、150℃まで耐えるブチルゴムおよびエチレン
プロピレンゴムなどのゴム類、または120℃まで
耐えるポリエチレン樹脂類も有効である。
の内壁面の表面汚染を除去している例を示す縦断
面図である。電解槽１の中に電解液２を満たし、
被電解物としてベント管３を浸漬して設置する。
ベント管の材質は例えばステンレス製であり、こ
の場合電解液としては濃リン酸と濃硫酸を５対１
の割合で混合した混合液を用いる。ベント管３の
中に、耐熱および耐薬品性のある多孔の柔軟絶縁
体で柔軟性のある導電体を被覆してなる電極４を
挿入する。本実施例の場合導電体としてはステン
レスをらせん状に巻いている。ベント管３を陽
極、上記の電極４を陰極として電源５により10V
から20Vの必要な電圧および電流密度を所定の時
間だけ与えてベント管３の内壁面を電解研磨す
る。絶縁体は多数の孔を有しているので電解液の
出入は自由であり、イオンの移動はさまたげられ
ない。絶縁体は柔軟な材質から成り、しかも導電
体はらせん状であるため、電極４は全体として可
撓性を有する。このため、電極４はベント管の中
にも挿入できるし、複雑な形状の機器の内部にも
挿入することができる。また、絶縁体で導電体を
包囲しているので電極のなかの導電体自身は電解
研磨すべき金属と接触することはなく、従つて電
気的短絡をすることもない。第２図に上記の電極
４の構成の詳細を示す。らせん状に形成された導
電体４１は多数の小孔４３を有する柔軟絶縁体４
２で被覆されている。この柔軟絶縁体４２は厚肉
で導電体４１の外径よりやや小さい内径のチユー
ブであり、その圧縮力により導電体４１に固定し
てある。柔軟絶縁体４２の材質は例えばバイトン
等の耐熱、耐薬品性を有するフツ素ゴムを用いて
いる。絶縁体に耐熱性を要するのは電流が流れる
ことによる発熱があるからで、耐薬品性を要する
のは、電解液による腐食を受けてはならないから
である。第３図は第２図に示した電極の実施例に
おける絶縁体４２を示したものである。柔軟絶縁
体は本実施例のようにチユーブに孔を開けたもの
に限定されるものではなく例えば網状の絶縁体を
導電体に巻き付けたものであつても良い。また、
柔軟絶縁体の材質は本実施例に示した250℃まで
の耐熱性を有するフツ素ゴムに限つたものでな
く、150℃まで耐えるブチルゴムおよびエチレン
プロピレンゴムなどのゴム類、または120℃まで
耐えるポリエチレン樹脂類も有効である。
以上述べた本考案による電解研磨装置を用いれ
ば、長尺物の管とかベント管等の複雑な形状の機
器などであつても、電気的短絡せずにその内壁面
を容易に電解研磨できる。この操作容易性は放射
性物質による表面汚染のある物を扱う装置におけ
る作業者の被ばく低減の上から特に重要である。
ば、長尺物の管とかベント管等の複雑な形状の機
器などであつても、電気的短絡せずにその内壁面
を容易に電解研磨できる。この操作容易性は放射
性物質による表面汚染のある物を扱う装置におけ
る作業者の被ばく低減の上から特に重要である。
第１図は本考案に係る電解研磨装置の一実施例
を示す縦断面図、第２図は本考案に係る電解研磨
装置に用いる電極の一実施例を示す縦断面図、第
３図は本考案に係る柔軟絶縁体の一実施例を示す
正面図、第４図は第３図におけるＡ−Ａ矢視断面
図である。 １……電解槽、２……電解液、３……被電解
物、４……電極、４１……導電体、４２……柔軟
絶縁体、４３……孔、５……電源。
を示す縦断面図、第２図は本考案に係る電解研磨
装置に用いる電極の一実施例を示す縦断面図、第
３図は本考案に係る柔軟絶縁体の一実施例を示す
正面図、第４図は第３図におけるＡ−Ａ矢視断面
図である。 １……電解槽、２……電解液、３……被電解
物、４……電極、４１……導電体、４２……柔軟
絶縁体、４３……孔、５……電源。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電解槽と、この電解槽内に収納された電解液
と、この電解液に浸漬された被電解物および電
極と、この被電解物と電極との間に電圧を印加
する電源とを備えた電解研磨装置において、前
記電極は、らせん状に形成された導電体と、こ
の導電体全体を包囲する多孔の柔軟絶縁体とか
ら構成して可撓性を有することを特徴とする電
解研磨装置。 (2) 柔軟絶縁体はフツ素ゴム、ブチルゴム、エチ
レンプロピレンゴムおよびポリエチレン樹脂の
中から選ばれた少なくとも１種の材料で形成さ
れたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第１項記載の電解研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981004115U JPS6145171Y2 (ja) | 1981-01-17 | 1981-01-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981004115U JPS6145171Y2 (ja) | 1981-01-17 | 1981-01-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57121683U JPS57121683U (ja) | 1982-07-28 |
| JPS6145171Y2 true JPS6145171Y2 (ja) | 1986-12-19 |
Family
ID=29802550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981004115U Expired JPS6145171Y2 (ja) | 1981-01-17 | 1981-01-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6145171Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10926551B2 (en) * | 2016-09-28 | 2021-02-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Heat transfer system, winding device, heat transfer method, and winding method |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60123800A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-02 | 株式会社日立製作所 | 原子力プラントの除染法 |
| JP7160271B2 (ja) * | 2018-10-04 | 2022-10-25 | 株式会社Nsc | 黒鉛精製装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519177B2 (ja) * | 1976-06-01 | 1980-05-24 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5835660Y2 (ja) * | 1978-07-25 | 1983-08-11 | 株式会社東芝 | 球体内面電解研摩装置 |
-
1981
- 1981-01-17 JP JP1981004115U patent/JPS6145171Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519177B2 (ja) * | 1976-06-01 | 1980-05-24 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10926551B2 (en) * | 2016-09-28 | 2021-02-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Heat transfer system, winding device, heat transfer method, and winding method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57121683U (ja) | 1982-07-28 |
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