JPS6143510Y2 - - Google Patents

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JPS6143510Y2
JPS6143510Y2 JP1979086834U JP8683479U JPS6143510Y2 JP S6143510 Y2 JPS6143510 Y2 JP S6143510Y2 JP 1979086834 U JP1979086834 U JP 1979086834U JP 8683479 U JP8683479 U JP 8683479U JP S6143510 Y2 JPS6143510 Y2 JP S6143510Y2
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JP
Japan
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ball
catching
leather fabric
recess
palm
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JP1979086834U
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JPS565567U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は野球又はソフトボール用のグロー
ブ、ミツト等の捕球具に関するものである。
グローブ、ミツト等の捕球具を構成する皮革生
地は、これを手のひらによくフイツトさせ、ま
た、捕球時の手のひらの屈曲変形に追従して捕球
面を変形せしめるために柔軟であることが望まし
い。しかし、一方において、長期間の激しい使用
に耐えるため、また型崩れを防止し、捕球時に無
用の折れシワが発生しないよう、ある程度の腰の
強さも要求される。
一方、皮革生地の素材である天然牛皮は、牛の
背筋に沿つた部分は比較的柔かい、また、背筋に
沿つた部分でも部分的に柔軟性が均一でない。そ
のため、均質的な柔軟性と、適度な腰の強さの両
方の性質を兼ね備えた良質な素材は、1頭分の天
然牛皮から2〜3割程度しかとれない。
この考案は、捕球面を形成する皮革生地の捕球
部裏面に多数の凹所を形成することにより、捕球
部表面の平滑さを損うことなく、均質な柔軟性と
適度な腰の強さの両方の性質を兼ね備えた捕球具
を提供することを目的としている。
以下、この考案を添付図面に基づいて説明す
る。
図面は野球用グローブの例であつて、その掌部
分を形成する1枚の皮革生地1の捕球部分の裏面
に適宜の配列で多数の凹部2をほぼ均等な密度で
配列してある。各凹部2は、プレス加工等により
圧縮型付されたものであり、その型付された部分
は硬化されるが、ある凹部2とその周囲に隣接す
る他の凹部2との間の生地部分は非圧縮部3とし
て残存される。
また、上記の凹部2を、第1図で示したように
凹点を配置する場合と、第3図で示したように凹
溝を配置する場合とがあり、各凹溝の間に非圧縮
部分3を残存してある。なお凹点と凹溝とを適宜
の配列で組合せて(図示省略)設けてもよい。
さらに、図示のようにポケツトから周縁に向け
親指の付根部や小指の付根部を横切るよう凹部2
を設けてもよい。
上記のようにして凹部2を皮革生地1の裏面に
形成した場合、表面側への突出量は零か又はほと
んど無視しうる程度であり、生地本来の平滑さは
保たれる。
以上のように、この考案に係る捕球具は、その
掌部分を形成する1枚の皮革生地の捕球具の裏面
に皮革生地の圧縮型付により多数の凹部を形成し
たものであるから、硬質の皮革生地の場合は凹部
を屈曲起点として折れ曲り易くなり、その屈曲起
点たる凹部が捕球部裏面に多数存在することにな
るので、全体的に柔軟性を増すことができる。凹
部が屈曲起点になるということは、例えていう
と、厚紙に不連続な折目を形成した場合にその厚
紙を折曲げると各折目間も折目に従つて折曲げら
れる現象と似ている。唯、この考案の場合、凹部
が多数配列されているので、折曲げの方向性が無
く、捕球時に要求される球形に沿つた形状に必
要、かつ任意の部分で素早く折曲げることができ
る。また、凹部によつて全体的な柔軟性は増す
が、凹部自体は圧縮型付によつて硬化されるた
め、皮革生地の腰の強さは適度に維持される。ま
た、軟質の皮革生地の場合は、上記と同様に凹部
自体の硬化によつて腰が強くなる効果がある。
よつて、この考案によれば、皮革生地に何ら疵
をつけることなく、その性質を改良することがで
きるので、原皮の利用範囲が広くなる効果があ
る。また、均質的な柔軟性を得ることができるの
で、掌の屈曲によくフイツトし、また、適度な腰
の強さがあるので、捕球時に無用のシワが発生せ
ず、耐久性が向上し、型崩れを防止できる効果が
ある。
また、圧縮型付されるのはは、凹部の部分だけ
であり、凹部の近傍においては非圧縮部分が残存
されているので、捕球面全体体が硬化することは
なく、均質的な柔軟性と適度な腰の強さは、捕球
面の全体において発揮され、捕球時の掌の屈曲に
よく追従してボールを包み込むことができ、ボー
ルの曲面に沿つて密着する部分が増大するので、
落球やハンブル等の失策を防ぐことができる。
また、凹所は捕球部の裏面に設けてあり、表面
は平滑に形成されているので、捕球部表面にマー
ク等を支障なく印刷することができ、また外観上
従来の捕球具と少しも変わらないので、異和感な
く受け入れられる利点がある。更に、捕球面が凹
曲面に変形する際、各凹所は拡開するように変形
するので、表面に設ける場合に比で、一層柔軟性
が良い効果もある。
このため、捕球面に印字しても、上記印字が凹
部により欠損することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグローブの正面図、第2
図は同上の捕球面の一部断面図、第3図は凹部の
異なる実施例を示す背面図である。 1……皮革生地、2……凹部、3……非圧縮部
分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 捕球具の掌部分を形成する皮革生地の捕球部裏
    面に、圧縮型付により適宜の配列で多数の凹所を
    形成し、且つ各凹所の近傍に非圧縮部分を残存せ
    しめ、上記捕球部表面を平滑に形成したことを特
    徴とする捕球具。
JP1979086834U 1979-06-21 1979-06-21 Expired JPS6143510Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979086834U JPS6143510Y2 (ja) 1979-06-21 1979-06-21

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JP1979086834U JPS6143510Y2 (ja) 1979-06-21 1979-06-21

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Publication Number Publication Date
JPS565567U JPS565567U (ja) 1981-01-19
JPS6143510Y2 true JPS6143510Y2 (ja) 1986-12-09

Family

ID=29320086

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335666B2 (ja) * 1974-08-26 1978-09-28

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525328Y2 (ja) * 1976-08-31 1980-06-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335666B2 (ja) * 1974-08-26 1978-09-28

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Publication number Publication date
JPS565567U (ja) 1981-01-19

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