JPS6143454Y2 - - Google Patents

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JPS6143454Y2
JPS6143454Y2 JP14663484U JP14663484U JPS6143454Y2 JP S6143454 Y2 JPS6143454 Y2 JP S6143454Y2 JP 14663484 U JP14663484 U JP 14663484U JP 14663484 U JP14663484 U JP 14663484U JP S6143454 Y2 JPS6143454 Y2 JP S6143454Y2
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JP
Japan
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horn
affected tissue
suction
hole
crushed
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JP14663484U
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JPS6163211U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は超音波振動により患部組織を破砕する
超音波手術における超音波手術器用ホーンに関す
る。
〔従来技術〕
一般に超音波手術器は患部組織を破砕するため
のホーンから成る超音波振動部と、この破砕され
た患部組織をホーンの中空部を介して吸引除去す
る吸引部と、破砕された患部組織や血液等を洗い
流して吸引時の処理媒体となるとともに前記ホー
ンの冷却をも兼ねる洗浄液を供給する洗浄部とで
構成されている。
そして、前記超音波振動部は第1図に示すよう
な構成となつており、すなわち、超音波振動の発
生源である発振器10と、発振器10からの電気
的振動を機械的振動に変換する振動子12と、該
振動子12の超音波振動の軸方向の振動を増幅す
るホーン14とで構成されている。以下第2図に
より従来の超音波手術器用ホーンについて説明す
る。
このホーン14は超音波振動すると同時に、吸
引及び洗浄の機能を兼ね備えるために先端側に向
かつて小径となるようテーパが付けられ、該ホー
ン14の内部には中空穴14aが形成されてい
て、該ホーン14の外側には矢印A方向に沿つて
洗浄部(図示せず)から洗浄液が供給されてい
る。そして、ホーン14が矢印B,C方向に振動
して患部組織を破砕し、その破砕された組織は洗
浄水とともに吸引部(図示せず)により中空穴1
4a、吸引管16を通つて除去される。更にその
ホーン14の先端側には中空穴14aに連通する
リーク穴14bが穿設されており、このリーク穴
14bはホーン14の矢印B,C方向の振動の激
しい位置に設けられている。
このリーク穴14bを設けた理由は、第1図に
前記吸引圧をホーン閉塞時に逃がすことにある。
すなわち、超音波手術ではホーン14を超音波振
動させて、その先端で破砕された患部組織を中空
穴14aを通して吸引除去するようになつている
が、ホーン14の振動停止時にはホーン14の先
端が生体面に密着して中空穴14aが塞がれ、こ
おとき、吸引圧が過大に上昇して患部組織の周囲
の正常組織も強く吸引することになり、これを防
ぐための減圧用として前記リーク穴14bが利用
される。
また、第2の役割は詰まり防止にある。すなわ
ち、破砕された患部組織や血液等は吸引管16を
経て容器に排出されるが、この患部組織や血液が
吸引管16内面に付着乾燥して該吸引管16が詰
まることがあるので、これを防ぐために洗浄部か
ら供給されてホーン14の外側を矢印A方向に向
かつて流れる洗浄液の一部をリーク穴14bから
中空穴14a内に吸引して吸引管16内面に患部
組織や血液が付着乾燥しないようにしている。
ところで、前記のような従来の超音波手術器用
ホーン14では、リーク穴14bが振動の激しい
先端側に設けてあるために、ホーン14の中空穴
14aから吸引された患部組織や処理媒体例えば
洗浄のための水等が振動時にホーン14のポンプ
作用によりリーク穴14bから吹き出してしま
い、周囲の正常組織が汚染されるという欠点があ
つた。
また、リーク穴14bが穿設されている位置は
振動が激しく、しかもホーン14の先端近傍の小
径部分であるので、該リーク穴14bの周囲から
傷や割れが発生しやすく、ホーン14の耐久性に
欠けるという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は前記従来の欠点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ホーン先端の中空穴開口から吸
引されて患部組織や処理媒体等が超音波振動時に
おいてリーク穴から吹き出すことがなく周囲の正
常組織への汚染を防止できるとともに、ホーンの
耐久性をも向上させた超音波手術器用ホーンを提
供することにある。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は超音波振
動して先端部で患部組織を破砕するとともに破砕
された患部組織の吸引経路となる中空穴が形成さ
れるホーンと、破砕された患部組織を前記ホーン
の中空穴を介して除去する吸引部と、破砕された
患部組織や血液等を洗い流すとともに吸引時の処
理媒体となりしかも前記ホーンの冷却をも兼ねる
洗浄液を供給する洗浄部と、を含む超音波手術器
において、前記ホーンの超音波振動における振幅
の最小位置近傍に対応する側面に内部の中空穴と
連通するようにリーク穴を穿設したことを特徴と
する。
〔考案の実施例〕 以下、図面により本考案の好適な実施例を説明
する。
第3図中、先端に向かつて次第の小径となるテ
ーパ付きの超音波手術器用ホーン18の内部に形
成される中空穴18a、該ホーン18の振動方向
B,C、洗浄液の流れ方向A及び破砕された患部
組織と洗浄液の吸引方向Dについては従来と同一
構成となつている。
本実施例において従来と異なる点はリーク穴1
8bの穿設される位置であり、すなわち第4図に
示すようにホーン18の矢印C,D方向における
超音波振動の振幅は先端で最も大きく先端から根
元部にいくに従つて次第にその振動が小さくな
り、根元部の所定位置では全く振動しないところ
があるが、第3図において、この位置の近傍すな
わちホーン18の超音波振動における振幅の最小
位置近傍に対応する側面に中空穴18aと連通す
るリーク穴18bが穿設されている。
なお、矢印F方向に示すように洗浄液の一部は
該リーク穴18bから中空穴18aに吸引され
る。
本実施例では、前記のようにホーン18の振動
の少ない位置にリーク穴18bが穿設されている
ので、ホーン18によるポンプ作用がなくホーン
18の先端の中空穴18a開口から吸引された患
部組織や処理媒体等が超音波振動時においてリー
ク穴18bから吹き出すことがなく、周囲の正常
組織から汚染されない。
また、リーク穴18bは振動が少なく、しかも
ホーン18の大径部分に設けられていることによ
りリーク穴18bの周囲から傷や割れが発生せ
ず、ホーン18の耐久性が増大する。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、本考案によれば、ホーン
先端の中空穴開口から吸引された患部組織や処理
媒体等が超音波振動時においてリーク穴から吹き
出すことがなく、周囲の正常組織への汚染を防止
できるとともに、ホーンの耐久性をも向上できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は超音波手術器の超音波振動部の概略説
明図、第2図は従来の超音波手術器用ホーンを示
す説明図、第3図は本考案の超音波手術器用ホー
ンの一実施例を示す説明図、第4図はホーンの振
動特性線図である。 18……超音波手術器用ホーン、18a……中
空穴、18b……リーク穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超音波振動して先端部で患部組織を破砕すると
    ともに破砕された患部組織の吸引経路となる中空
    部が形成されるホーンと、破砕された患部組織を
    前記ホーンの中空穴を介して除去する吸引部と、
    破砕された患部組織や血液等を洗い流すとともに
    吸引時の処理媒体となりしかも前記ホーンの冷却
    をも兼ねる洗浄液を供給する洗浄部と、を含む超
    音波手術器において、前記ホーンの超音波振動に
    おける振幅の最小位置近傍に対応する側面に内部
    の中空穴と連通するようにリーク穴を穿設したこ
    とを特徴とする超音波手術器用ホーン。
JP14663484U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPS6143454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14663484U JPS6143454Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14663484U JPS6143454Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6163211U JPS6163211U (ja) 1986-04-28
JPS6143454Y2 true JPS6143454Y2 (ja) 1986-12-09

Family

ID=30704868

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JP14663484U Expired JPS6143454Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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JPS6163211U (ja) 1986-04-28

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