JP2509343Y2 - 排泄処理用超音波ホ―ン - Google Patents

排泄処理用超音波ホ―ン

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JP2509343Y2
JP2509343Y2 JP1989052979U JP5297989U JP2509343Y2 JP 2509343 Y2 JP2509343 Y2 JP 2509343Y2 JP 1989052979 U JP1989052979 U JP 1989052979U JP 5297989 U JP5297989 U JP 5297989U JP 2509343 Y2 JP2509343 Y2 JP 2509343Y2
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horn
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ultrasonic horn
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直彦 井上
康夫 野口
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、直腸内の糞便を破砕し、吸引、排泄するた
めの、排泄処理用超音波ホーンに関するものである。
〔従来の技術〕
本考案者らは、先に超音波の機械的振動を利用して直
腸内の糞便を破砕し、吸引、排泄する排泄処理装置の発
明をなし、特願昭62-325506号(特開平1-198540号公報
参照)に開示した。この排泄処理装置で直腸内に挿入
し、糞便と接解して破砕作用をするホーンの基本的な形
状は第7図に示した如くで、接続部(32)において超音
波振動源である振動子とネジ等の適宜な方法によって接
続され、振動子の超音波振動をホーン先端の作業部(3
3)へ伝達増幅するものである。通常、ホーン(31)に
は長軸方向に貫通孔があいており、貫通穴は先端の作業
部(33)で破砕された糞便等及び洗浄液、体液等を吸引
し、排泄するための吸引孔(34)として使用される。
ホーン(31)は、先端作業部(33)の接触により糞便
等を破砕し乳化するものであるが、ホーン先端であって
も吸引孔(34)の中空部分では糞便等の破砕は行われて
おらず、吸引孔(34)端部の形状が環状であるというこ
とは作業効率が悪いと伴に、ホーン先端部とホーン内部
で吸引孔(34)の直径が同じであるため、ホーン(31)
内部あるいは振動子の吸引孔内でのつまりが発生し易い
と言う問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、従来の排泄処理用超音波ホーンのこの様な
問題点を解決することを目的とし、作業効率を著しく向
上させ、なおかつ、吸引孔内でのつまりをなくした排泄
処理処理用ホーンを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち本考案は、超音波振動により直腸内の糞便を破砕
し、吸引、排泄する排泄処理装置の超音波ホーンにおい
て、吸引孔となる貫通孔を有するホーンの先端部に遮断
壁が設けられ、該遮断壁には複数個の小孔が設けられて
いることを特徴とし、更には、前記遮断壁に設けられた
複数個の小孔に代えて、多角形もしくは多稜形の孔を設
け、また更には、遮断壁をホーン先端より後部側に後退
して設けたことを特徴とする排泄処理用超音波ホーンで
ある。
以下、図面により、本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案の1実施例となる排泄処理用超音波
ホーンの断面図である。ホーン(1)内部には長軸方向
に貫通している穴があいており、接続部(2)と図示し
てないが超音波振動源である振動子とネジ等適宜な方法
で接続される。ホーン(1)内部の吸引孔(4)となる
貫通穴は、振動子との接続により振動子の貫通穴と接続
される。この貫通穴は、ホーン(1)先端の作業部
(3)の超音波振動によって破砕され乳化した糞便等や
洗浄液あるいは体液を吸引除去するための吸引孔(4)
として使われる。
吸引孔(4)はホーン(1)内を貫通しているが、ホ
ーン(1)先端の作業部(3)には1個もしくは複数個
の小孔(6)を有する遮断壁(5)が設けられている。
遮断壁(5)の厚みは0.5〜25mm、好ましくは1〜10mm
程度とするのがよい。これによって、作業部(3)の接
触面積が増加して破砕効率が大幅に向上するとともに、
先端部の小孔(6)が吸引孔(4)より小さいことによ
り、ホーン(1)内での破砕物のつまりという問題が解
消された。
ホーン(1)の材質としてはチタン合金、アルミニウ
ム合金、ステンレス鋼といった耐腐触性のある金属を用
いるのが望ましく、また、音速が1000〜6000m/sec程度
のもので超音波振動に充分耐え得るものであれば良い。
この他、アルミニウム等の金属や、ポリスルホン等のプ
ラスチックを炭素繊維と複合化した炭素繊維強化金属や
炭素繊維強化プラスチック、さらにはグラファイトも使
用することが出来る。
第2図は、本考案の他の実施例となる排泄処理用超音
波ホーンの断面図であり、振動子に吸引孔となる貫通穴
があいてない場合において、吸引孔(4)をホーン
(1)の後部側面側に開口させたものである。外部に出
された吸引孔(4)は、図示してないがニップル等適宜
な方法で、排泄処理装置本体に設けられた金属管、プラ
スチックチューブ等と接続され、作業部(3)で破砕し
乳化された生体内組織等は、ホーン(1)の外部へ導か
れ、排出される。
遮断壁(5)に設ける1個もしくは複数個の小孔
(6)の形状は特に円形に限定されるものではなく、第
3図に示したように楕円形であってもよい。さらに1個
もしくは複数個の小孔の代りに、第4図に示したような
多稜形の孔(7)や多角形の孔を設けてもよく、本考案
の目的とする効果を得ることが出来る。また、第6図に
示したように、大きさの異なる小孔が併用されていても
何ら差しつかえない。
第5図および第6図はホーン先端部の構造の他の実施
例を示した図で、1個もしくは複数個の小孔(6)を有
する遮断壁(5)は、ホーン先端の作業部(3)より後
部側に寄った位置に設けられており、遮断壁(5)をホ
ーン先端作業部(3)より後部側におくことにより、超
音波振動で破砕されにくい糞便中の内容物、例えば種子
類の未消化の物などは、先ず作業部(3)で粗砕され、
あるいは破砕されずに先端吸引孔(8)へ入り、ここで
遮断壁(5)に当って細い破砕が行われる。このとき、
硬い未消化物でも周壁(9)により囲まれているので、
ホーン周辺に逃げるのを防いで効率よく破砕することが
出来る。
遮断壁(5)を後退させる距離、即ち先端吸引孔
(8)の長さは、超音波振動の振幅によっても異なる
が、0.1〜30mm程度、望ましくは1〜5mm程度とするのが
良い。尚、遮断壁(5)をホーン先端から後退して設け
た場合であっても、小孔(6)の形状は円形や楕円形の
他、多角形や多稜形であっても何ら差しつかえないのは
勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によると、排泄処理装置用超音波ホーン先端の
対象物への接触面積が増加しているため、破砕効率が向
上し、作業時間を短縮出来る上に、ホーン先端の孔がホ
ーン内部の吸引孔よりも小さいため、粒径の大きい破砕
物が吸引孔内で詰まると言う問題が解決され、より安全
な作業を行うことが出来るので本考案の効果は極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例となる排泄処理
用超音波ホーンの断面図、第3図、第4図、第5図およ
び第6図は本考案の他の実施例を示すホーンの先端部の
断面図、第7図は従来の排泄処理用超音波ホーンの断面
図で、夫々(a)図は、(b)図先端の作業部の断面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−196952(JP,A) 特開 昭61−259653(JP,A) 特公 昭63−64982(JP,B2) 特表 昭63−500850(JP,A)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動により直腸内の糞便を破砕し、
    吸引、排泄する排泄処理装置の超音波ホーンにおいて、
    吸引孔となる貫通孔を有するホーン先端部に遮断壁が設
    けられ、該遮断壁には複数個の小孔が設けられているこ
    とを特徴とする排泄処理用超音波ホーン。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載のホーンにおいて、遮断
    壁に設けられた複数個の小孔に代えて、多角形もしくは
    多稜形の孔が設けられていることを特徴とする排泄処理
    用超音波ホーン。
  3. 【請求項3】遮断壁がホーン先端より後部側に後退して
    設けられていることを特徴とする、請求項(1)もしく
    は請求項(2)に記載の排泄処理用超音波ホーン。
JP1989052979U 1989-05-10 1989-05-10 排泄処理用超音波ホ―ン Expired - Lifetime JP2509343Y2 (ja)

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SU1050702A1 (ru) * 1982-04-13 1983-10-30 Горьковский государственный медицинский институт им.С.М.Кирова Устройство дл разрушени и аспирации катаракты
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