JPS6143376Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は化粧用コンパクトに係る。

従来化粧用コンパクトは、一般に平たく形成さ
れており、該形状は通常便利であるが、ハンドバ
ツク内等へ収納の際、収納空間の関係で円柱形状
であることが望ましい場合もある。

本案は化粧品コンパクトを円柱形状にすると共
に、コンパクト使用上便利であるよう設けたもの
で、以下図面について説明すると、１はコンパク
ト本体である。該本体は、左右両端部のうちの一
方端部を大外径部２に、該端部を除く部分を小外
径部３にそれぞれ形成させた円柱状で、かつその
左右両端部を除く部分の上半部分を除去して、そ
の除去部分上面に嵌合凹部４……を形成させ、そ
の凹部内に化粧品５……を埋込み状態に嵌合させ
たものである。その除去部分の左右両端部形成壁
面には軸受け部６，６を形成させて、それ等軸受
け部間にキヤツプ７を嵌合させた化粧筆８を架け
渡しでもよい。小外径部側の端部外周には係合突
条９が周設させてある。端面には鏡１０を嵌着さ
せてもよい。

１１は小外径部外面に回動可能に嵌合させたキ
ヤツプで、該キヤツプ周壁１２には、上記コンパ
クト本体の除去部分に対応する切欠き窓１３が穿
設させてある。該切欠き窓は、コンパクト開閉の
ためのもので、第１図のように切欠き窓をコンパ
クト本体の上方に位置させることでコンパクトが
開き、又第２図のようにその切欠き窓をコンパク
ト本体下方に位置させることで閉塞される。キヤ
ツプ嵌合状態で、既述係合突条に対応するキヤツ
プ周壁部分内面には、小凹溝１４が周設させてあ
つて、該小凹溝内にコンパクト本体の係合突条９
が嵌合することで、キヤツプの抜出しが防止され
ている。

本案は上記構成とするもので、全体を円柱形状
に形成させたから、ハンドバツク内等の収納空間
が縦長の小間隙である場合等の収納に便利であ
り、小形化が容易であると共に小形化しても持ち
易く、キヤツプを回すだけでコンパクトを開閉で
きるから、該開閉操作が容易である等の効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案コンパクトの開放状態を示す斜視
図、第２図はその閉塞状態での縦断面図、第３図
は第２図−線を矢示方向にみた横断面図であ
る。 １……コンパクト本体、１１……キヤツプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右両端部のうち一方端部を大外径部２に、該
   端部を除く部分を小外径部に、それぞれ形成させ
   た円柱状をなし、かつ左右両端部を除く部分の上
   半部分を除去して、該除去部分上面に化粧品５…
   …を埋込みさせたコンパクト本体１と、上記小外
   径部外面に回動可能に嵌合させたキヤツプ１１と
   からなり、上記コンパクト本体の除去部分に対応
   する切欠き窓１３をキヤツプ周壁に穿設させて、
   キヤツプを軸線を中心に回動させることで、コン
   パクト本体の除去部分を開閉自在に形成させたこ
   とを特徴とする化粧用コンパクト。