JPS6143291A - 縦型ロ−タリ圧縮機の給油構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は縦型ロータリ圧縮機の給油構造に係り特に高給
油能力に好適な構造に関する。

〔発明の背景〕

従来の縦型ロータリ圧縮機の給油構造を図２により説明
する。

密閉形容器１の上部に電動機部λを、下部に圧縮機部３
を配設し、密閉形容４１！■の底部には冷凍機油４が貯
溜され、電動機部λと圧縮機部ジを接続する中空軸５の
下端には給油器６が取り付けられている。中空軸５の内
部にはひねり板７が係止されており、ひねり板７の下端
は略中空軸５の下端と同一位置にある。給油器６は爪部
８の反力によって中空軸５の内径に係止されており、給
油器６の内部にはスクリュー板９が、曲げ反力より、給
油器６の内部空間を二分割している。

運転時には、貯溜した冷凍機油４の中で給油器６と中空
軸５が一体で回転することにより、給油器６の下端にあ
る穴から冷凍機油４が吸い上げられスクリュー板９とひ
ねり板７とによって上方へ加速され、所定の位置（図示
せず）に中空軸５にあけられた横穴（図示せず）から摺
動面へ供給される。

かかる構造では、スクリュー板９が曲げ反力で給油器６
の内部に接しており、かつ、はとんど平板のため、中空
軸５が回転する際、スクリュー板９が冷凍機油に及ぼす
力は、スクリュー板９の上方でも下方でも均一であり、
冷凍機油を上方へ上げる力が発生しにくい。また、スク
リュー板９は給油器６の下端の円形の穴を三等分するた
め、給油器６の下端の穴のエツジを利用し、位置決めを
しているので、スクリュー板９の回転による遠心力は、
給油器６が下端の六から下方へも影響を及ぼし、冷凍機
油の吸い上げを妨害する傾向にあった。

また、ひねり板７とスクリュー板９との間が不連続とな
ること及び給油器６の爪部８が中空軸５の内部へ出張っ
ていることのために、冷凍機油４の油面が低いときは冷
凍機油４が中空軸５の内部を上昇することを妨げる。回
転軸の中空部分に螺旋板を挿着する例として実公昭５１
−４２００１号、米国特許第２８３５４３７号がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、給油能力の高い縦型ロータリ圧縮機の
給油構造を提供することにある。

〔発明の概要〕 本発明では、従来の縦型ロータリ圧縮機の給油構造にお
いて、回転軸に給油板を入れ、給油板の端部にテーパ部
を設け、このテーパ部を給油器で覆ったものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

本実施例によれば、中空軸５の下端には圧入によって給
油器６′が取り付けられており、ひねり板７とスクリュ
ー板９は連続しており、スクリュー板９も、ひねり板７
と同じピッチでひねられている。ひねり板７の下端は給
油器６′の下端より引込んだ位置にある。給油器６′に
は爪部がない。

運転時には中空軸５の回転により給油器６の下端の六よ
り冷凍機油４が吸い上げられるが、スクリュー板９′の
外形にテーパがつけであるため、テーパに沿った上昇力
が発生し、また、スクリュー板９′の下端が、給油器６
′の下端より引込んでいるため、スクリュー板９′によ
る遠心力によって給油器６′の下端の穴より冷凍機油が
吸い上げられることを阻害されにくい。また、給油器６
′に係止用の爪部構造がなく、ひねり板７とスクリュー
板９′とが連続の為、冷凍機油が速やかに上昇する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、冷凍機油４が、速やかに中空軸５′の
内部を上昇するため摺動への給油が潤沢であり、信頼性
が著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による縦型ロータリ圧縮機の縦断面図、
第２図は従来の縦型ロータリ圧縮機の縦断面図である。 １・・・密閉形容器、２・・・電動機部、３・・・圧縮
機部。 ４・・・冷凍機、５・・・中空軸、６，６・・・給油器
、７゜７′・・・呻り板、８・・・爪部、９，９′・・
・スクリュー板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、密閉形容器内の上部に電動機部を配設し、下部に圧
   縮機部を配設し、密閉形容器の底部に冷凍機油を貯溜し
   、前記電動機部と圧縮機部を連結する回転軸の下端に給
   油器を取り付け、冷凍機油中に給油器を浸漬する縦型ロ
   ータリ圧縮機において、前記回転軸に給油板を入れ、給
   油板の端部にテーパ部を設け、このテーパ部を前記給油
   器で覆ったことを特徴とする給油構造。