JPS6143104B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6143104B2
JPS6143104B2 JP4084282A JP4084282A JPS6143104B2 JP S6143104 B2 JPS6143104 B2 JP S6143104B2 JP 4084282 A JP4084282 A JP 4084282A JP 4084282 A JP4084282 A JP 4084282A JP S6143104 B2 JPS6143104 B2 JP S6143104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
transfer roller
particles
processed
adsorption layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4084282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58159867A (ja
Inventor
Takashi Yonehara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO COPAL CHEM
Original Assignee
TOKYO COPAL CHEM
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO COPAL CHEM filed Critical TOKYO COPAL CHEM
Priority to JP4084282A priority Critical patent/JPS58159867A/ja
Priority to EP82304114A priority patent/EP0080790A3/en
Priority to US06/412,988 priority patent/US4605574A/en
Publication of JPS58159867A publication Critical patent/JPS58159867A/ja
Priority to US06/745,876 priority patent/US4656963A/en
Publication of JPS6143104B2 publication Critical patent/JPS6143104B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はフイルム、シート、プレート等の扁
平な被処理物の表面に帯電防止剤、防錆剤、防か
び剤、防曇剤等の薬剤を塗布する方法に関するも
のである。
帯電防止剤、防曇剤等の薬剤を塗布する方法と
して、これらの薬剤を含む薄い濃度の水溶液又は
水分散液にフツ素系界面活性剤を添加して上記水
溶液又は水分散液の表面張力を被処理物の表面張
力以下にしたものを適宜の方法で煙霧状にし、こ
のエアロゾルの粒子を合成樹脂等の被処理物表面
にさらして粒子を吸着させ、水分が気化すること
により上記薬剤から成る均一かつ連続した極薄膜
を形成せしめる方法が開発されたが、エアロゾル
を構成する粒子の大きさが小さいものは被処理物
表面への付着性が悪い、また粒子の大きいものは
付着性がよいが、むらが出来かつ膜厚が大きくな
り、均一かつ連続した極薄膜の形成が難しい。従
つて粒子の大きさの選定が難しく、小さい粒子を
被処理物に均一に吸着せしめるには長時間被処理
物表面をエアロゾルの霧囲気中におかなければな
らず、処理時間が長くなる欠点を有していた。
この発明はこれらの点に鑑みて発明されたもの
で、エアロゾルの霧囲気中に被処理物をさらすと
ともにエアロゾルをいつたん転写ローラに吸着さ
せて、この転写ローラを被処理物に圧着させるこ
とにより粒子を被処理物に転写させ、均一かつ連
続した極薄膜を短時間に形成せしめる薬剤の表面
塗布方法を提供することを目的としたものであ
る。
以下この発明の一実施例を図について説明する
が、まずこの発明の方法に使用する装置を説明す
る。1はシート状の被処理物で、この被処理物1
は一側から他側に適宜の駆動装置により送られて
いる。2はこの被処理物1の適宜箇所の上下面を
被う処理室、3はこれらの上下各処理室2内に、
各処理室2の一側壁となる如く設けられた転写ロ
ーラ、4はこれらの各転写ローラ3のシヤフト、
5は各転写ローラ3の外周に設けられたテフロン
等から成る吸着層で、この吸着層5は上記被処理
物1の表面張力より小さい。6は上記各処理室2
に、エアロゾル発生器7からエアロゾルを送る送
通管、8は各処理室2の、被処理物1挿入口附近
から送通管6接続附近まで設けた帰還路管、9は
この帰還路管8に設けたブロアーで、このブロア
ー9によりエアロゾル発生器7で発生したエアロ
ゾルを処理室2まで吸引するものである。10は
処理室2から出た被処理物1の上下面を乾かす乾
燥器、11は被処理物1の上下に設けた送りロー
ラである。
次にこの発明の方法について帯電防止剤を含む
薬剤の塗布について説明すると、帯電防止剤を含
む薄い濃度の水溶液又は水分散液をつくり、これ
にフツ素系界面活性剤を添加して被処理物1の表
面張力以下にし、これをエアロゾル発生器7に入
れてエアロゾル12を発生させる。そしてブロア
ー9の吸引によつてこれらのエアロゾル12は送
通管6を通り処理室2に送られる。この際帰還路
管8によつて一部のエアロゾル12はフイードバ
ツクして再び処理室2に入る。これにより処理室
2はエアロゾル12が高濃度で充満する。処理室
2内の転写ローラ3の吸着層5の表面張力は被処
理物1の表面張力より小さいのでこれらのエアロ
ゾル12は吸着層5の表面に付着する。そして転
写ローラ3の表面の吸着層5は一回転するとエア
ロゾル12の粒子から成る均一な付着面を形成す
る。一方処理室2のエアロゾル12の粒子は被処
理物1にも付着する。しかしこの付着は被処理物
1表面に生じた静電気の影響をうけて付着するた
め、帯電防止効果も生じるが、主として被処理物
1の表面の静電気の除電を行う。そしてさらに被
処理物1が移動し、上下の転写ローラ3間に挿入
されると、被処理物1よりエアロゾル12の粒子
の表面張力が小さいため、転写ローラ3の吸着層
5に付着した粒子は被処理物1に圧着し、転写さ
れる。この転写ローラ3の吸着層5は、上述の如
くエアロゾル12の粒子が均一に付着しているた
め上下の転写ローラ3が被処理物に圧接するとエ
アロゾル12の粒子は被処理物1に均一に付着す
る。そして被処理物1の上下面にエアロゾル12
の粒子は凝集せずに均一に連続して付着し、乾燥
器10箇所で乾燥され、エアロゾル12の粒子中
の水分は気化し、帯電防止剤から成る均一かつ連
続した極薄膜13が形成される。特に上記薬剤の
濃度を数%とした場合0.01〜0.2ミクロンの極薄
膜13が形成される。
この様にこの発明ではエアロゾル12の粒子を
いつたん転写ローラ3に付着させ、この転写ロー
ラ3を被処理物1に圧接することにより、転写ロ
ーラ3に付着した粒子を被処理物に強制的に付着
させるため、被処理物1への粒子の付着が早く、
高速処理が行える。また被処理物1にも直接にエ
アロゾル12の粒子を付着せしめて被処理物1の
静電気を除電した後で、転写ローラ3に被処理物
1を圧接せしめているため圧接箇所では静電気の
影響を受けず、静電気の再発生がないので転写ロ
ーラ3の転写により被処理物1へ粒子は均一に付
着する。またエアロゾル12の粒子、吸着層5及
び被処理物1の各表面張力の関係は小さい順にエ
アロゾル12の粒子、吸着層5、被処理物1とな
つている。従つて転写ローラ3に付着したエアロ
ゾル12の粒子は被処理物1への圧着によつて転
写され易く、転写ローラ3の被処理物1への圧力
が大きくともエアロゾル12の粒子は剥れること
がない。また従来グラビア印刷等で転写ローラに
溶液層を設けることは浸漬法、微小な溝を有する
ロールコート法等によつて行つているが、転写ロ
ーラの表面に溶液が凝集してしまい、均一な層を
形成することは非常に困難であつた。しかしなが
らこの発明では転写ローラ3の平滑な吸着層5に
小さな粒子のエアロゾル12を吸着させるため、
均一な極薄膜が転写ローラ3の吸着層5に容易に
形成できる。この様にこの発明では転写ローラ3
の吸着層5が平滑であり、被処理物1への圧着以
外には何等接触するものがなく、構造がシンプル
である。またエアロゾル12の吸着層5への付着
させ方によつて吸着層5へのエアロゾル12の付
着巾や厚さを容易にコントロールでき、しかもエ
アロゾル12を構成する水溶液又は水分散液の組
成の種類を問わない。またこの発明ではエアロゾ
ル12を構成する粒子の大きさに限定がないが、
1〜10ミクロンのものが望ましい。これらの大き
さの粒子は小さいため従来の方法では付着性が悪
いが、この発明においては強制的に圧着させるた
め、付着が極めて容易である。また従来被処理物
表面に形成されている1ミクロン以下の凹溝にエ
アロゾル12の粒子を付着させるのに時間がかか
つたが、この発明の如く粒子を転写ローラ3によ
つて転写させると、第2図に示す如く、被処理物
1の凹溝1a内に極めて容易に薬剤から成る極薄
膜13を形成させることができる。
また上記実施例では転写ローラ3は上下一組設
けたが、被処理物1の片面にのみ極薄膜13を形
成せしめるには上下一方にのみ転写ローラ3を設
ければよい。またさらに上下一組の転写ローラ3
は多数組設けるとさらに一層均一かつ連続した極
薄膜13が得られ易い。また極薄膜13を形成す
る薬剤の粘度が高い場合、転写ローラ3の回転と
被処理物1の走行速度とにずれをつくることによ
り転写ローラ3からエアロゾル12の粒子が剥れ
易くなる。また転写ローラ3に震動を与えること
によつても転写ローラ3からエアロゾル12の粒
子が剥れ易くなる。上記被処理物1には合成樹脂
のフイルム、シート、板、スポンジ、布、織物、
合成紙等の扁平なもの又は扁平に変形可能なもの
であればすべて含まれる。
特に被処理物1がスポンジや織物等表面に通じ
る内部空間14を有する素材の場合、外表面の繊
維等にエアロゾル12の粒子が付着し、内部に粒
子が侵透しない。しかし第3図に示す如く転写ロ
ーラ3の前に他の転写ローラ又は圧着ローラ15
を設けてこれにスボンジ等の表面に通じる内部空
間14を有する被処理物1を通して圧縮し、内部
空間14に介在するエアーを取り除き、この転写
ローラ又は圧着ローラ15を通過して圧力開放さ
れた際、被処理物1の復元力によりエアロゾル1
2の粒子を内部空間14に吸引し、第4図、第5
図に示す如く被処理物1の内部空間14の周面に
も極薄膜13が形成され、速やかに内部コーテイ
ングできる。そして転写ローラ3に被処理物1を
通すことによつて被処理物1表面に極薄膜13が
形成される。この際上記転写ローラは圧着ローラ
15による被処理物1への圧縮度合を調整するこ
とによつて被処理物1の内部空間14へのエアロ
ゾル12の侵透、即ち内部コーテイングの深さ等
を調整することができる。
以上の如くこの発明はエアロゾルの粒子をいつ
たん転写ローラに吸着させ、この転写ローラを被
処理物に圧着させることによつて被処理物に上記
粒子を転写させるもので、これによつて被処理物
表面に均一かつ連続した、薬剤から成る極薄膜を
極めて容易にしかも高速で形成せしめることがで
き、印刷、ラミネート加工等に同調できる等イン
ライン化が可能であり、量産に適し、コスト低下
を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図
はこの発明の断面説明図、第2図はこの発明によ
つて処理された被処理物の一部断面拡大図、第3
図はこの発明の他の実施例における断面説明図、
第4図、第5図は夫々この発明によつて処理され
た内部空間を有する被処理物の一部断面拡大図で
ある。 なお図中1は被処理物、2は処理室、3は転写
ローラ、5は吸着層、7はエアロゾル発生器、8
は帰還路管、9はブロアー、12はエアロゾル、
13は極薄膜、14は内部空間、15は圧着ロー
ラである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被処理物より小さい表面張力の吸着層を外周
    に有する転写ローラの該吸着層に薬剤を含むエア
    ロゾルを吸着せしめ、この転写ローラに扁平な被
    処理物を圧着させて上記エアロゾルを被処理物に
    転写させることを特徴とする薬剤の表面塗布方
    法。 2 表面に通じる内部空間を有する扁平な被処理
    物を圧縮して内部空間のエアーを抜き、圧縮解除
    による被処理物の復元力で薬剤を含むエアロゾル
    を上記内部空間周面に吸引吸着した後、上記エア
    ロゾルを吸着せしめた、被処理物より小さい表面
    張力の吸着層を外周に有する転写ローラを被処理
    物に圧着させて上記エアロゾルを被処理物に転写
    させることを特徴とする薬剤の表面塗布方法。
JP4084282A 1981-08-10 1982-03-17 薬剤の表面塗布方法 Granted JPS58159867A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084282A JPS58159867A (ja) 1982-03-17 1982-03-17 薬剤の表面塗布方法
EP82304114A EP0080790A3 (en) 1981-08-10 1982-08-04 Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object
US06/412,988 US4605574A (en) 1981-09-14 1982-08-30 Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object
US06/745,876 US4656963A (en) 1981-09-14 1985-06-18 Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4084282A JPS58159867A (ja) 1982-03-17 1982-03-17 薬剤の表面塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58159867A JPS58159867A (ja) 1983-09-22
JPS6143104B2 true JPS6143104B2 (ja) 1986-09-25

Family

ID=12591845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4084282A Granted JPS58159867A (ja) 1981-08-10 1982-03-17 薬剤の表面塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58159867A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60144736A (ja) * 1984-01-09 1985-07-31 Fuji Photo Film Co Ltd 写真用印画紙支持体の製造法
CN102343708B (zh) * 2010-07-30 2013-06-05 郑乐回 一种海绵印花工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58159867A (ja) 1983-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8445073B2 (en) Edge coated roll of tape and method of making same
US2737764A (en) Method and apparatus for packaging articles
CA2129495A1 (en) Liquid saturation process, apparatus and article thereof
TW201210703A (en) Double side coating device
US2642030A (en) Roller coating machine for rigid sheet material
JPS6143104B2 (ja)
CA2329749A1 (en) Method and arrangement for coating a moving web
US4656963A (en) Method and apparatus for forming an extremely thin film on the surface of an object
US4836129A (en) Apparatus for coating a web with wet ink thereon
US5179908A (en) Apparatus for drying a moisture-containing layer at one side of a running substrate
JPH0520462Y2 (ja)
JP2002045775A (ja) 塗布装置
JPH05502071A (ja) 液体または物質の着肉、圧入、除去を行なう方法と装置
KR100372009B1 (ko) 이중원단의 접착 장치 및 방법
JPS55137924A (en) Production of film by adopting roll coater
JPS6146276A (ja) 不均質な被塗布材へ液体を均一に定量塗布する方法及びその装置
US548216A (en) Process of manufacturing playing-cards
US2344807A (en) Process of applying coating films
JPS62273070A (ja) 超高速で連続的に移動するプラスチツクフイルム又はシ−トの表面に塗膜を形成する装置
JPS57101666A (en) Apparatus for preparing vapor deposition film
JPH0770906A (ja) 連続含浸法
JPH0617794Y2 (ja) フィードロール
JP4548918B2 (ja) 塗工装置および塗工方法
GB2098525A (en) Treatment of planar articles
KR950007081Y1 (ko) 코팅 필름의 건조 장치