JPS6142973Y2 - - Google Patents

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JPS6142973Y2
JPS6142973Y2 JP9267583U JP9267583U JPS6142973Y2 JP S6142973 Y2 JPS6142973 Y2 JP S6142973Y2 JP 9267583 U JP9267583 U JP 9267583U JP 9267583 U JP9267583 U JP 9267583U JP S6142973 Y2 JPS6142973 Y2 JP S6142973Y2
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JP
Japan
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steel wire
wire
round steel
flat steel
plating
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JP9267583U
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JPS59196723U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、平鋼線を螺旋状に巻装して成るフ
レキシブル螺旋管に関し、目的とするところは、
滑り性、耐摩耗性、耐腐食性並びに防錆性の何れ
にも優れた効果を有し、特にインナーワイヤーを
挿着するに際し潤滑油を必要としない極めて優れ
た滑り性を有するフレキシブル螺旋管を提供する
ものである。
斯るフレキシブル螺旋管は、複数本の細線を撚
り合わせて成る鋼索をインナーワイヤーとして摺
動自在に挿通させるところのアウター管として広
く用いられ、身近なものでは自転車のブレーキ装
置における操作レバーと制動シユーとを連結する
鋼索のアウター管として用いられている。このフ
レキシブル螺旋管は、インナーワイヤーを外界か
ら保護するとともに該ワイヤーの作動を円滑に行
なわせるために用いるものであるから、特に滑り
性、耐腐食性並びに防錆性に優れたものであるこ
とが要求されるが、従来のフレキシブル螺旋管
は、何れのものも上記条件を十分に満足するもの
がなかつた。即ち、従来の螺旋管としては、丸鋼
線を伸線して所望の径とした後にローラで圧潰し
た平鋼線とし、これを螺旋状に巻装したものが主
であり、原材料の鋼線を何ら加工を施すことなく
巻装しているだけであるから、前記条件は何ら満
足するものでなく、滑り性が悪いので摩耗も激し
いものであるため、螺旋管とインナーワイヤーと
の間隙に潤滑油としてグリスを挿入しているので
あるが、湾曲された時に螺旋管の湾曲外部の相接
合する平鋼線の側面間に生ずる隙間から上記グリ
スが洩出する欠点があり、特に自転車のブレーキ
装置に使用する場合には、装飾面から黒色のビニ
ール筒内に螺旋管を挿入してこれを被覆し、グリ
スが妄りに他のものに付着するのを防止するよう
にしている。更に、堅牢性にも劣るので湾曲させ
た時に形崩れすることがある等、種々の欠点があ
る。
そこで、平鋼線に亜鉛鍍金を施した後にこれを
螺旋状に巻装するものが案出されており、この螺
旋管は亜鉛層によつて耐腐食性他び防錆性に対し
てはそれなりの効果があるが、亜鉛の摩擦係数が
比較的大きく、且つ亜鉛層の表面に鍍金加工によ
る多数の凹凸又はピンホールが生じることから、
滑り性が良くなく、更に堅牢性にも劣る欠点が依
然として残る。
この考案は、上記従来の欠点に鑑みなされたも
ので、原材料に亜鉛層を形成した後に複合鍍金し
た丸鋼線を少なくとも一面が凸面となるよう加工
して成る平鋼線を、凸面を内側にして螺旋状に巻
回することによつて、従来の欠点を悉く解消した
フレキシブル螺旋管を提供することを目的として
いる。
以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
1は平鋼線を示し、原材料の丸鋼線を伸線加工
して所定の径にした後、この丸鋼線を引抜きダイ
スによる冷間引抜き加工或いはローラーダイスに
より側方から圧潰して、一面が凸面1aとなつた
形状に形成されている。2,3はそれぞれ悪鉛層
及び複合鍍金層であり、加工方法としては、伸線
加工により所定の径とした丸鋼線に、先ず溶融鍍
金或いは電気鍍金により亜鉛層2を形成した後
に、ニツケル又は錫を鍍金母材として二硫化モリ
ブデン、テフロン或いは黒鉛等の固体潤滑材を混
合した鍍金材で電気鍍金して複合鍍金層3を形成
し、然る後にこの二重鍍金した丸鋼線を前述の冷
間引抜き加工等により圧潰して凸面1aを有する
平鋼線1とし、この平鋼線1を、1対の送りロー
ラ及び屈曲ガイド板等から成る衆知の装置によ
り、凸面1aを内側に向けて連続して螺旋状に巻
装する手順で行なわれる。
上記構成としたフレキシブル螺旋管は、原材料
の丸鋼線に亜鉛層2と複合鍍金層3とを二重に形
成したことと、平鋼線1の内面を凸面1aとした
構成に最大の特徴がある。即ち、平鋼線1の全表
面が固体潤滑材を混入させた複合鍍金層3で被覆
されていて極めて滑り性が良いことと、内面が凸
面1aになつていてインナーワイヤー4に対する
接触面が少ないことと、更には複合鍍金層3形成
後にダイス等により平鋼線1に加工することによ
つて電気鍍金の際の凹凸が完全に除去されて滑ら
かな平面となることとにより、極めて滑り性が良
好となり、グリス等の潤滑材を全く用いることな
くインナーワイヤー4を挿通させても、このイン
ナーワイヤー4が抵抗なく円滑に摺動する。従つ
て、滑り性が良いので耐摩耗性も格段に向上す
る。又、複合鍍金層3の下層に形成している亜鉛
層2により防錆効果が極めて大となり、二重の鍍
金層によつて耐腐食性に関しても従来のものに比
し数倍の期間の耐性が生じる。
特に、自動車のブレーキ装置に適用する場合、
グリス等の潤滑油を用いる必要がないので、この
螺旋管を被覆するためのビニール筒として、油が
洩出しないから従来のように黒色のものを用いる
ことなく例えば透明のものに模様を施したものや
蛍光塗料を塗布したものを用いることができ、装
飾効果を高めたり夜間における光反射による安全
効果を得ることができる。
以上説明したように、この考案のフレキシブル
螺旋管によると、耐摩耗性、滑り性、耐腐食性、
防錆性及び堅牢性の何れにおいても従来のものに
比し格段に優れた効果を発揮するものであり、特
に滑り性が抜群に良好であつて、潤滑油を用いる
ことなくインナーワイヤーを挿着できるものであ
り、コスト面においても従来のものとほぼ同じ位
であり、極めて顕著な実用的効果を得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案のフレキシブル螺旋管の一実施
例を示し、第1図は正面図、第2図は第1図のA
−A線切断拡大図である。 1……平鋼線、1a……凸面、2……亜鉛層、
3……複合鍍金層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 丸鋼線に亜鉛層を設けた後に鍍金母材に固体潤
    滑材を混合した鍍金材で複合鍍金し、斯る後に該
    丸鋼線を側方から圧潰して少なくとも一面が凸面
    となつた平鋼線を、上記凸面を内側に向け連続し
    て螺旋状に巻回し管状としたことを特徴とするフ
    レキシブル螺旋管。
JP9267583U 1983-06-15 1983-06-15 フレキシブル螺旋管 Granted JPS59196723U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9267583U JPS59196723U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 フレキシブル螺旋管

Applications Claiming Priority (1)

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JP9267583U JPS59196723U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 フレキシブル螺旋管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59196723U JPS59196723U (ja) 1984-12-27
JPS6142973Y2 true JPS6142973Y2 (ja) 1986-12-05

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ID=30223001

Family Applications (1)

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JP9267583U Granted JPS59196723U (ja) 1983-06-15 1983-06-15 フレキシブル螺旋管

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US8052185B2 (en) * 2009-04-09 2011-11-08 Disney Enterprises, Inc. Robot hand with humanoid fingers

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JPS59196723U (ja) 1984-12-27

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