JPS6142959Y2 - - Google Patents

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JPS6142959Y2
JPS6142959Y2 JP2292185U JP2292185U JPS6142959Y2 JP S6142959 Y2 JPS6142959 Y2 JP S6142959Y2 JP 2292185 U JP2292185 U JP 2292185U JP 2292185 U JP2292185 U JP 2292185U JP S6142959 Y2 JPS6142959 Y2 JP S6142959Y2
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tube
clamp
wire ropes
pipe
wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、管壁の圧縮により、ワイヤーロープ
の先端を連結したり、ワイヤーロープの玉掛け、
例えば第5図に示されるようにワイヤーロープの
先端部を湾曲させてループを形成するために使用
されるワイヤーロープ圧縮どめ用金属製クランプ
管に係る。
(ロ) 従来の技術 ワイヤーロープ圧縮どめ用金属製クランプ管と
して、これまで第6a図及び第7a図に示される
ようなクランプ管1,11が一般に用いられてい
る。
まず、第6a図の従来クランプ管1は、2本の
ワイヤーロープ2,2を並べて挿入できる長目の
管孔3が形成されており、管孔3の長手方向に位
置する湾曲した上下の管壁5,5の肉厚と短手方
向に位置する真直な左右の管壁6.6の肉厚とが
等しく構成されている。図中、4,4は各ワイヤ
ーロープの軸芯である。
このクランプ管1を用いて、第5図の玉掛けル
ープを形成するためには、第6a図に示されるよ
うに、管孔3にワイヤーロープの先端部とループ
の根元となる部分を挿入し、ダイス型7,7に嵌
め上下方向から圧縮する。クランプ管1は塑性変
形の可能な金属例えば、アルミニウム、アルミニ
ウム合金、銅、鉄、ステンレス等で作られている
ので、圧縮を受けると変形し、2本のワイヤーロ
ープを密着させながら管壁の金属が管孔内の隙間
とダイス型7,7の凹部を埋め、第6b図に示さ
れるように、2本のワイヤーロープを強固に結合
する。図中、8,8は、圧縮時ダイス型7,7の
凹部より出たクランプ管のはみ出し部である。
次ぎに、第7a図のクランプ管11は、その外
形は第6a図のクランプ管1と変らぬが、その内
形は繭形で、左右の管壁16,16の内壁に内方
突出部19,19が形成されている。即ち、この
第7a図のクランプ管11は、第6a図のクラン
プ管1の管壁の肉厚が上下左右共に等厚であるの
に対し、左右の管壁16,16の肉厚が上下の管
壁15,15の肉厚より大きい。
この第7a図のクランプ管11を第6a図と同
様に圧縮すると、クランプ管は変形し第7b図の
ようになる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上述のような第6a図及び第7a図の従来クラ
ンプ管で2本のワイヤーロープを圧縮どめした場
合、クランプ管の管壁がワイヤーロープのストラ
ンド間及びそれを構成するワイヤ間に食い込み、
又2本のワイヤーロープが密着するので、耐引裂
き力及び耐引抜き力はそれなりに秀れたものであ
つた。
本考案者は、従来のクランプ管の耐引裂き力及
び耐引抜き力を更に向上させるために本考案の開
発に着手した。
従来クランプ管を使用した場合、圧縮どめ後2
本のワイヤーロープは、第6b図では細長く結合
しその中央部が幾分くびれており、第7b図では
内方突出部19,19が2本のワイヤーロープの
対向部に回りこんで食い込むためくびれが更に大
きくなり、全体としては繭形形状となつている。
従つて、従来クランプ管では、管とワイヤーロ
ープとの接触面積は大きいが、2本のワイヤーロ
ープ間の接触面積は小さい。
ところで、耐引抜き力よりみた場合、ワイヤー
ロープはストランド及びそれを構成するワイヤが
鋼鉄で形成されかつ撚られているため2本のワイ
ヤーロープを圧縮して密着させると、その摩擦抵
抗は大きいものである。
即ち、2本のワイヤーロープの圧縮どめをする
と、密着するワイヤーロープの接触面のストラン
ドの撚り方向が網目状に交差するので、接触面積
が大きい場合極めて大きな摩擦抵抗を生じ引抜き
難くなる。
ワイヤーロープの接触面のストランドの撚り方
向の網目状の交差については、1本のワイヤーロ
ープの片側(表)の面ともう一方の側(裏)の面
のストランドの撚り方向を示す第8a図及び第8
b図より簡単に理解できる。即ち、2本のワイヤ
ーロープの先端を圧縮どめする場合には、一方の
ワイヤーロープの表面と他方のワイヤーロープの
裏面が接触するので第8a図に第8b図を平行移
動して重ね合せれば撚り方向が網目状に交差する
ことがわかり、第5図に示される玉掛けループを
形成する場合にも、一本のワイヤーロープの同一
面が重なり合うので第8a図又は第8b図のいず
れかを折り曲げ重ね合わせて透視すれば撚り方向
が網目状に交差することがわかる。
次ぎに、耐引裂き力よりみた場合、圧縮どめ後
のクランプ管の肉厚が全周を通じて等しいことが
好ましいことはいうまでもないが、従来クランプ
管では、第6b図及び第7b図のように肉厚のば
らつきが大きいので肉薄の部分で破断されること
がある。
本考案者は、上記の点に着目し、圧縮どめ後、
2本のワイヤーロープ間の接触面積が大きくなり
かつクランプ管全周の肉厚のばらつきが小さくな
る本考案の創作に至つたものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び実施例 例示の第1、2図及び3a図の実施例1に基い
て説明すると、本考案は、挿入した2本のワイヤ
ーロープ22,22を管壁の圧縮により結合する
ワイヤーロープ圧縮どめ用金属製クランプ管21
であり、2本のワイヤーロープ22,22を並べ
て挿入できるようクランプ管21の孔形を長目に
形成し、該クランプ管21の管孔23の長手方向
に位置する管壁25,25の肉厚を、管孔23の
短手方向に位置する管壁26,26の肉厚より大
きく形成している。図中、24,24は2本のワ
イヤーロープの各軸芯である。
実施例1では、管孔23の長手方向に位置する
管壁25,25は外側に向かつて湾曲し、管孔2
3の短手方向に位置する管壁26,26は内側に
向かつてくびれており、クランプ管21の全体形
状は繭形であるが、第4図の実施例2のクランプ
管31では、管孔33の長手方向に位置する管壁
35,35は実施例1と同様外側に向かつて湾曲
しているが、管孔33の短手方向に位置する管壁
36,36は真直である。
本考案のクランプ管も従来クランプ管と同様に
アルミニウム、アルミニウム合金、銅、鉄、ステ
ンレス等のような塑性変形の可能な金属で形成さ
れる。
(ホ) 作用 上記のような構成を有する本考案の実施例1の
クランプ管21の管孔23に、2本のワイヤーロ
ープを挿入し(第3a図)、第6a図の従来例と
同様にダイス型で圧縮すると、管孔23の長手方
向に位置する管壁25,25の肉厚が厚く、管孔
23の短手方向に位置する管壁26,26の肉厚
が薄いので、短手方向に位置する管壁26,26
の管肉が2本のワイヤーロープの対向部に回り込
む前に、2本のワイヤーロープは長手方向からの
押圧により大きな接触面積を有して密着する。更
に圧縮すると、クランプ管の管肉は、密着した2
本のワイヤーロープの周縁を埋めかつダイス型内
を充填し、第3b図に示される圧縮どめの状態に
至る。
この第3b図より理解されるように、本考案の
クランプ管を用いてワイヤーロープの圧縮どめを
行うと、2本のワイヤーロープの接触面積は、第
6b図及び第7b図の従来クランプ管を用いた圧
縮どめ状態に比べて顕著に大きくなり、あたかも
1本のワイヤーロープのようにみえる。
又、圧縮どめ後の本考案のクランプ管の肉厚の
ばらつきは、ワイヤーロープの上下(第3b図)
においては管孔の長手方向に位置する管壁の肉厚
の幅広な傾向が維持され、左右においては短手方
向に位置する管壁の幅狭な管肉が圧縮集合するの
で、第6b図及び第7b図の従来クランプ管の圧
縮どめ後の肉厚のばらつきに比べて小さくなる。
なお、実施例2のクランプ管31を使用した場
合も、上記実施例1の場合と同様の結果が得られ
た。
ところで、図面の実施例1のクランプ管におけ
る管孔の長手方向に位置する管壁の肉厚aと、短
手方向に位置する管壁の肉厚bとの偏肉率a/b
は約1.44であるが、偏肉率a/b>1であれば上
述のような結果を生じる。もつとも、偏肉率が1
に近い場合は従来例に比べてその差異が顕著では
なく、偏肉率が大きすぎる場合は短手方向に位置
する管壁が圧縮時に腰折れ状態になることがあり
実用に供し難いので、偏肉率a/bは1.5±0.3程
度が最も好ましい。
又、実施例1のごとく、管孔の短手方向に位置
する管壁が幾分内側に向かつてくびれていると、
圧縮時に外側に膨出しながら座屈して大きなはみ
出し損を生じることが少なくなるので適切である
が、内側に大きくくびれすぎた場合には圧縮時に
短手方向に位置する管壁が2本のワイヤーロープ
の対向部に回り込むおそれがあるので、実際には
内壁のくびれの頂点での接線と最大傾斜面との交
差角θを0゜〜10゜程度にすることが最も好まし
い。ちなみに、第1図の実施例1の交差角θは約
5゜45′である。
(ヘ) 考案の効果 上述のごとく、本考案のクランプ管を用いて2
本のワイヤーロープの圧縮どめを行えば、従来例
のクランプ管を用いた場合に比べて、2本のワイ
ヤーロープの接触面積が大きくなるので耐引抜き
力が向上する。
先述したように、ワイヤーロープの圧縮どめ時
には2本のワイヤーロープの接触面のストランド
の撚り方向が交差するので、接触面積の増加によ
る耐引抜き効果は大きい。
又、圧縮どめ後のクランプ管の肉厚のばらつき
が従来クランプ管を使用した場合に比べて小さい
ので、耐引裂き力も従来に比べて向上する。な
お、ワイヤーロープの抜けはクランプ管が破断さ
れることにより起こる例が多く、耐引裂き力が向
上すると、耐引抜き力も更に向上する。
本考案者は、同材質、同断面積の第6a図及び
第7a図の従来クランプ管と実施例1のクランプ
管を用いて同径の2本のワイヤーロープの圧縮ど
めをなし、引抜き試験と引裂き試験を行つたが、
いずれの場合も本考案のクランプ管は顕著な効果
を奏した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクランプ管の実施例1の正面
図、第2図は第1図−線断面図、第3a図は
本考案の実施例1のクランプ管に2本のワイヤー
ロープを挿入した説明図、第3b図は実施例1の
クランプ管の圧縮どめ後の断面図、第4図は本考
案のクランプ管の実施例2の正面図、第5図はワ
イヤーロープの玉掛けの説明図、第6a図は従来
クランプ管に2本のワイヤーロープを挿入し圧縮
どめを行うところを示す説明図、第6b図は第6
a図の従来クランプ管の圧縮どめ後の断面図、第
7a図は別の従来クランプ管に2本のワイヤーロ
ープを挿入した説明図、第7b図は第7a図の従
来クランプ管の圧縮どめ後の断面図、第8a図と
第8b図は1本のワイヤーロープの片側の面とも
う一方の側の面のストランドの撚り方向をそれぞ
れ示す説明図である。 1,11,21,31……クランプ管、2,2
2……ワイヤーロープ、3,23,33……管
孔、5,15,25,35……長手方向に位置す
る管壁、6,16,26,36……短手方向に位
置する管壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 挿入した2本のワイヤーロープを管壁の圧縮
    により結合するクランプ管において、2本のワ
    イヤーロープを並べて挿入できるようクランプ
    管の孔形を長目に形成し、該クランプ管の管孔
    の長手方向に位置する管壁の肉厚を、管孔の短
    手方向に位置する管壁の肉厚より大きくしたこ
    とを特徴とするワイヤーロープ圧縮どめ用金属
    製クランプ管。 (2) 管孔の短手方向に位置する管壁が内側に向か
    つてくびれていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のワイヤーロープ圧
    縮どめ用金属製クランプ管。
JP2292185U 1985-02-20 1985-02-20 Expired JPS6142959Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2292185U JPS6142959Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2292185U JPS6142959Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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Publication Number Publication Date
JPS61142899U JPS61142899U (ja) 1986-09-03
JPS6142959Y2 true JPS6142959Y2 (ja) 1986-12-05

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ID=30515673

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JP2292185U Expired JPS6142959Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2632489B2 (ja) * 1993-09-16 1997-07-23 東京製綱繊維ロープ株式会社 長さ調整可能な繊維ロープ

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JPS61142899U (ja) 1986-09-03

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