JPS6142671Y2 - - Google Patents

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JPS6142671Y2
JPS6142671Y2 JP11666881U JP11666881U JPS6142671Y2 JP S6142671 Y2 JPS6142671 Y2 JP S6142671Y2 JP 11666881 U JP11666881 U JP 11666881U JP 11666881 U JP11666881 U JP 11666881U JP S6142671 Y2 JPS6142671 Y2 JP S6142671Y2
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mold
guide rail
anode plate
stripping
anode
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JP11666881U
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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電解精錬される銅の陽極板の鋳造設
備に関し、特に形状精度が優れた陽極板を鋳造し
得ると同時に鋳型の寿命増大を企図したものであ
る。
電気銅は、銅鉱石を溶解して得た粗銅を精錬炉
にて精製し、これを第1図に示すような陽極板1
として鋳造し、この陽極板1と別に用意された陰
極板とを電解槽へ交互に一定間隔で装入して陰極
板に電気銅を析出堆積させることで得られる。銅
陽極板用鋳造設備の平面構造を表わす第2図に示
すように、転炉からの溶銅を鋳型11へ鋳込む注
湯装置12及び前記鋳型11とこれによつて鋳造
される陽極板1とに冷却水を散布する散水装置1
3及び第2図中の−矢視構造を表わす第3図
に示すように前記陽極板1の耳部2に係合し得る
フツク14を具え且つこの陽極板1を前記鋳型1
1から剥ぎ取る剥ぎ取り装置15がそれぞれ前記
鋳型11を一定間隔で多数載置した旋回テーブル
16の周囲に配置されており、前記散水装置13
の一部を構成する散水フード17から前記剥ぎ取
り装置15へ向けて次第にせり上る剥ぎ取り用案
内レール18が散水フード17と剥ぎ取り装置1
5との間に位置する旋回テーブル16の下方に敷
設されている。前記鋳型11にそれぞれ対応して
前記旋回テーブル16の裏面には、前記剥ぎ取り
用案内レール18に当接し得る車輪19を下端に
設けた揺動アーム20がブラケツト21を介して
揺動自在に枢支されており、この揺動アーム20
の上端に設けた球面座22が前記鋳型11を貫通
する上下動自在の押し上げ棒23の下端を支持し
ている。従つて、陽極板1は散水フード17内で
冷却水の散布を受けたのち、剥ぎ取り用案内レー
ル18により徐々に100〜200ミリメートル程度押
し上げ棒23を介して鋳型11から押し上げら
れ、剥ぎ取り装置15のフツク14が陽極板1の
耳部2に係合することにより、鋳型11から剥ぎ
取られて図示しない冷却槽へと搬出されて行く。
一つの鋳型11に対して一本の押し上げ棒23
があるものでは、押し上げ棒23の上昇時に鋳型
11と陽極板1の耳部2(特に下側)に多少の抵
抗があるため、耳部2が後れ気味に押し上げられ
てしまい、幾分かのねじれの発生を避けることは
できないし、鋳型11によつては耳部2の変形多
発の虞もある。又、二本の押し上げ棒23で鋳型
11から陽極板1を剥ぎ取るものでは、陽極板1
の下部も同時に押し上げられるため、一本の押し
上げ棒23の場合よりも型抜けが良好であるが、
押し上げ棒23の昇降時間にずれがあると共に昇
降量も異なつているため、やはり耳部2の変形を
完全に防止することができない。通常、耳部2が
変形した陽極板1の増加は、電解工場での装入作
業時における極板間隔の修正作業を余儀無くさ
れ、電解操業成積及び作業能率の低下となる。一
方、散水フード17内での冷却水の散布による鋳
型11及び陽極板1の冷却作業においても専ら陽
極板1のみが冷却されて鋳型11の冷却が不充分
となる結果となつており、鋳型11の反りや鋳型
11と陽極板1との焼付きの一因となる他、鋳型
11の寿命を延ばすことが困難である。この鋳型
11の反りは陽極板1の耳部2の変形を一層助長
する悪循環を招くため、何としてもこれらの欠点
を解消することが望ましい。
本考案はこのような従来の銅陽極板用鋳造設備
の欠点に鑑み、形状精度の優れた陽極板を鋳造し
得ると共にこれに用いる鋳型の寿命増大を企図し
得る銅陽極板用鋳造設備を提供することを目的と
する。
この目的を達成する本考案の銅陽極板用鋳造設
備にかかる構成は、鋳型とこれによつて鋳造され
る銅の陽極板とに冷却水を散布する散水装置及び
前記陽極板を前記鋳型から剥ぎ取る剥ぎ取り装置
を前記鋳型を多数載置した旋回テーブル上に配置
し、この旋回テーブルの下方に前記散水装置から
前記剥ぎ取り装置へ向けて次第にせり上る剥ぎ取
り用案内レールを敷設すると共に前記鋳型をそれ
ぞれ貫通し且つこの剥ぎ取り用案内レールに下端
が当接して前記陽極板を前記鋳型から押し上げ得
る多数の押し上げ棒を前記旋回テーブルに取り付
けた銅陽極板用鋳造設備において、散水中に前記
陽極板を一旦押し上げて再び元の状態に戻すこと
により前記鋳型の冷却を良好に行なうと共にこの
鋳型の反りや焼付きを防止してその寿命を延ばす
冷却促進用案内レールを前記剥ぎ取り用案内レー
ルの前に接続し、更に前記陽極板をわずかに押し
上げて直ちに元の状態に戻すことにより前記陽極
板の耳部の変形を防止すると共に肩部及び脇部の
型抜けを容易化する変形防止用案内レールをこの
冷却促進用案内レールの前に接続したことを特徴
とするものである。つまり、本考案は既設の銅陽
極板用鋳造設備における散水フードが位置する旋
回テーブルの下方に特殊な形状を持つた案内レー
ルを剥ぎ取り用案内レールの前端に接続したもの
であり、以下、その一実施例について第4図を参
照しながら詳細に説明するが、従来のものと同一
機能の部材に対しては第2図及び第3図に示した
部材と同一の番号を付し、その説明を省略する。
散水フード17内に位置する旋回テーブル16の
下方には、約150ミリメートル程度押し上げ棒2
3を押し上げるための上り傾斜と剥ぎ取り用案内
レール18の前端に接続する下り傾斜とを形成し
た冷却促進用案内レール24が敷設されており、
この冷却促進用案内レール24の前端には、押し
上げ棒23を約20〜50ミリメートル程度押し上げ
る変形防止用案内レール25が約150〜300ミリメ
ートル程度の長さの突起状をなして接続してい
る。この変形防止用案内レール25は、陽極板1
の耳部2の変形を防止すると共に肩部3及び脇部
4の型抜けを容易化するためのものであり、本実
施例では散水フード17が位置する旋回テーブル
16の下方に敷設しているが、散水フード17と
注湯装置12との間に位置する旋回テーブル16
の下方に設けることも可能である。又、冷却促進
用案内レール24は、鋳型11の冷却を良好に行
なうと共にこの鋳型11の反りや焼付きを防止し
てその寿命を延ばすためのものであり、これら冷
却促進用案内レール24及び変形防止用案内レー
ル25の寸法形状は、上述した機能を果たすこと
ができるのであれば、本実施例の数値に限定され
るものでないことは当然である。
従つて、鋳型11によつて鋳造された陽極板1
は旋回テーブル16の回転により散水フード17
内へ導かれ、ここで冷却水の散布を受けるが、変
形防止用案内レール25により陽極板1がわずか
に押し上げられて直ちに元の状態に戻され、この
予備的な脱型によつて陽極板1の耳部2の変形が
防止されると共に肩部3及び脇部4の型抜けが容
易となる。次いで陽極板1は冷却促進用案内レー
ル24により鋳型11から一定時間押し剥がされ
るため、冷却水が鋳型11と陽極板1との間に回
り込み、鋳型11の冷却を効率良く行なうことが
できる。このため、鋳型11の反りや焼付きを防
止できると共にその寿命を延ばすことが可能であ
る。鋳型11が散水フード17から抜け出ると、
陽極板1は鋳型11内に再び収まり、今度は剥ぎ
取り用案内レール18により次第に鋳型11から
押し上げられて剥ぎ取り装置15のフツク14に
より鋳型11から上方に引き上げられ、冷却槽側
へと搬出される。
このように本考案の銅陽極板用鋳造設備による
と、冷却促進用案内レールによつて散水フード内
で鋳型から一度陽極板を剥がしてこれらの間に冷
却水を回り込ませるようにしたので、鋳型の冷却
を効率的に行なうことが可能となり、鋳型の反り
や焼付きを防止できることからその寿命を従来の
ものより延ばすことが可能である。又、変形防止
用案内レールによつてあらかじめ陽極板を鋳型か
ら軽く浮かすようにしたので、陽極板の耳部の変
形を防止できると共に肩部や脇部の型抜けが良好
となり、電解工場での操業成積の向上が達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は銅陽極板の正面図、第2図は従来の銅
陽極板用鋳造設備の概略を表わす平面図、第3図
はその−矢視図、第4図は本考案による銅陽
極板用鋳造設備の一実施例の概略構造を表わす原
理図であり、図の符号で 11は鋳型、12は注湯装置、13は散水装
置、14はフツク、15は剥ぎ取り装置、16は
旋回テーブル、17は散水フード、18は剥ぎ取
り用案内レール、20は揺動アーム、23は押し
上げ棒、24は冷却促進用案内レール、25は変
形防止用案内レールである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳型とこれによつて鋳造される銅の陽極板とに
    冷却水を散布する散水装置及び前記陽極板を前記
    鋳型から剥ぎ取る剥ぎ取り装置を前記鋳型を多数
    載置した旋回テーブル上に配置し、この旋回テー
    ブルの下方に前記散水装置から前記剥ぎ取り装置
    へ向けて次第にせり上る剥ぎ取り用案内レールを
    敷設すると共に前記鋳型をそれぞれ貫通し且つこ
    の剥ぎ取り用案内レールに下端が当接して前記陽
    極板を前記鋳型から押し上げ得る多数の押し上げ
    棒を前記旋回テーブルに取り付けた銅陽極板用鋳
    造設備において、散水中に前記陽極板を一旦押し
    上げて再び元の状態に戻すことにより前記鋳型の
    冷却を良好に行なうと共にこの鋳型の反りや焼付
    きを防止してその寿命を延ばす冷却促進用案内レ
    ールを前記剥ぎ取り用案内レールの前に接続し、
    更に前記陽極板をわずかに押し上げて直ちに元の
    状態に戻すことにより前記陽極板の耳部の変形を
    防止すると共に肩部及び脇部の型抜けを容易化す
    る変形防止用案内レールをこの冷却促進用案内レ
    ールの前に接続したことを特徴とする銅陽極板用
    鋳造設備。
JP11666881U 1981-08-07 1981-08-07 銅陽極板用鋳造設備 Granted JPS5823265U (ja)

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JP11666881U JPS5823265U (ja) 1981-08-07 1981-08-07 銅陽極板用鋳造設備

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JP11666881U JPS5823265U (ja) 1981-08-07 1981-08-07 銅陽極板用鋳造設備

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Publication Number Publication Date
JPS5823265U JPS5823265U (ja) 1983-02-14
JPS6142671Y2 true JPS6142671Y2 (ja) 1986-12-03

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ID=29910882

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JP11666881U Granted JPS5823265U (ja) 1981-08-07 1981-08-07 銅陽極板用鋳造設備

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JP5068794B2 (ja) * 2009-09-25 2012-11-07 パンパシフィック・カッパー株式会社 金属鋳造装置

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JPS5823265U (ja) 1983-02-14

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