JPS6142111B2 - - Google Patents

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JPS6142111B2
JPS6142111B2 JP57095615A JP9561582A JPS6142111B2 JP S6142111 B2 JPS6142111 B2 JP S6142111B2 JP 57095615 A JP57095615 A JP 57095615A JP 9561582 A JP9561582 A JP 9561582A JP S6142111 B2 JPS6142111 B2 JP S6142111B2
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JP
Japan
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impedance
spark gap
diode
discharge
secondary winding
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JP57095615A
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JPS58214670A (ja
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Koichi Shimojo
Toshio Inamura
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SHIGUMA EREKUTORONIKUSU PURANNINGU KK
Original Assignee
SHIGUMA EREKUTORONIKUSU PURANNINGU KK
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Priority to FR8309147A priority patent/FR2528118B1/fr
Priority to US06/500,253 priority patent/US4506650A/en
Priority to IT48409/83A priority patent/IT1170382B/it
Priority to GB08315277A priority patent/GB2121477B/en
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Publication of JPS6142111B2 publication Critical patent/JPS6142111B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P9/00Electric spark ignition control, not otherwise provided for
    • F02P9/002Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
    • F02P9/007Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression by supplementary electrical discharge in the pre-ionised electrode interspace of the sparking plug, e.g. plasma jet ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P15/00Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
    • F02P15/12Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits having means for strengthening spark during starting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関点火装置に関し、特にスパー
クギヤツプを確実にブレークダウンさせるための
高電圧発生と、良好な着火効果を上げるための大
放電電流供給とを両立して実現できる内燃機関点
火装置に関する。 従来の内燃機関点火装置の一例を第1図に示
す。図において、1は点火コイル8の1次巻線、
2は同じく2次(出力)巻線、3は1次巻線1と
直列接続された1次側抵抗、4は低圧電源、5は
断続接点、6は接点5と並列接続されたコンデン
サ、7は2次巻線2の両端に接続されたスパーク
ギヤツプである。 第1図に示されるように、従来の内燃機関の点
火装置では、2次巻線2の負荷としてスパークギ
ヤツプ7が接続される。このスパークギヤツプ7
の示すインピーダンスは、ギヤツプ間の放電の有
無により著しい差違がある。 即ち、放電開始前においては、スパークギヤツ
プ7の示すインピーダンスは非常に高く、ほぼ絶
縁体とみなされる。従つて、点火装置は、スパー
クギヤツプ7の絶縁を破壊し、確実にブレークダ
ウンさせるのに充分な、高電圧を出力する必要が
ある。 この見地からは、点火コイル8は、電圧変成比
を大に、すなわち2次巻線2の1次巻線1に対す
る巻線比nを大にする必要があつた。こゝでは、
これを電圧条件と定義する。 他方、一旦放電が開始された後では、スパーク
ギヤツプ7に放電電流が流れ、そのインピーダン
スは、点火装置の出力インピーダンスに比して充
分に低くなる。そして、この状態では、機関への
着火効果を高める為に、なるべく大きな放電電流
をスパークギヤツプ7に流す必要がある。 この見地からは、電流変成比を大に、つまり2
次巻線2の1次巻線1に対する巻線比nを小にす
る事が要求される。こゝでは、これを電流条件と
定義する。 電圧条件と電流条件は、明らかなように、二律
相反で両立しないから、従来の点火コイル8の設
計では、この二つの条件の妥協点を求めていた訳
である。 本発明の目的は、前述のような、従来の点火コ
イル設計に課せられた制約を除き、スパークギヤ
ツプのブレークダウンのための高電圧と、着火を
確実にするための大放電電流とを両立させること
のできる内燃機関点火装置を提供することにあ
る。 前記目的を達成するために、本発明において
は、点火コイルの2次(出力)巻線に中間タツプ
を設け、かつ前記中間タツプにはダイオードを、
又2次巻線の一端には抵抗を接続し、前記ダイオ
ードおよび抵抗の各一端を共通に接続し、この共
通接続点と2次巻線の他端との間にスパークギヤ
ツプを接続したものにおいて、前記ダイオードの
極性を、スパークギヤツプの放電電流に対して順
極性になるように定め、前記ダイオードが前記放
電電流をバイパスするように構成すると共に、前
記抵抗の値が、放電開始前においては、スパーク
ギヤツプのインピーダンスに比較して充分に低
く、一方放電開始後においては、前記ダイオード
を流れる電流に比較して前記抵抗を流れる電流が
無視できる程度に小さく、また前記抵抗の両端に
生ずる電圧降下によつて前記ダイオードが順方向
にバイアスされるように選定したものである。 以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。 第2図は、本発明の一実施例の回路図である。
同図において、第1図と同一の符号は同一または
同等部分をあらわしている。 第2図において、22は点火コイル8の2次巻
線、23は前記2次巻線22に設けた中間タツ
プ、24は前記中間タツプ23に一極を接続され
たダイオードで、その極性は、2次巻線22に発
生する出力電圧に逆耐するように一すなわち、放
電電流に対して順極性になるように定められる。
25は2次巻線22の一端とスパークギヤツプ7
との間に接続された抵抗、32は2次巻線22の
出力端、33は2次巻線22の帰路端である。 またIdはダイオード24を流れる電流、IR
抵抗25を流れる電流、ISはスパークギヤツプ
7を流れる放電電流を示している。 なお、本実施例では、スパークギヤツプ7には
負極性電圧が印加されるものとして、ダイオード
24の極性および各電流の方向を定めてある。 動作時に、周知の動作機構により、1次巻線1
の電流がしや断されると、2次巻線22の全体、
すなわち出力端32と帰路端33の間に高電圧が
誘導され、抵抗25を経てスパークギヤツプ7に
印加される。 放電開始前においては、スパークギヤツプ7の
呈するインピーダンスは非常に高いから、抵抗2
5の値をこれに対して充分に低く選ぶと、抵抗2
5の影響は無視出来る。2次巻線22の中間タツ
プ23に接続されているダイオード24は、出力
電圧の極性に対して逆耐するように、その極性を
定められるから、その影響はない。 かくして、スパークギヤツプ7に印加された高
電圧が、ある電圧を超えると、前記ギヤツプがブ
レークダウンし、先ず容量放電が発生する。つゞ
いて、放電は誘導性放電に移行し、放電電流が比
較的長時間スパークギヤツプ7に流れる。 ここで、容量放電は、スパークギヤツプ7周辺
の容量の蓄えられたエネルギが、局部的に放出さ
れて起きるものであり、持続時間の極めて短い放
電であつて、着火効果には殆んど影響を与えない
から、これを省略し、以降「放電」はすべて誘導
性放電を意味するものとする。 図からも明らかなように、2次巻線22からス
パークギヤツプ7を通る電流経路には、下記の二
つのブランチがある。 (第1)、ダイオード24を含むダイオードブ
ランチ 2次巻線22の中間タツプ23→ダイオード2
4→スパークギヤツプ7→2次巻線出力端32 (第2)、抵抗25を含む抵抗ブランチ 2次巻線帰路端33→抵抗25→スパークギヤ
ツプ7→2次巻線出力端32 第1のダイオードブランチに流れる放電電流を
dとし、第2の抵抗ブランチに流れる放電電流
をIRとし、スパークギヤツプ7に流れる放電電
流をIsとすると、明かに Is=Id+IR なる関係が成立する。ここでIRがIdに対して充
分小さく、その影響が無視出来るように、抵抗2
5の値を選ぶと、 Is≒Id となる。これは、スパークギヤツプ7に流れる放
電電流Isが実効的に2次巻線22の中間タツプ
23と出力端32の出力巻線部分から供給される
ことを意味し、巻線比は中間タツプ23によつて
実効的にタツプダウンされる。従つて、ダイオー
ド24が導通したときは、電流変成比の増大が行
われ、大きな放電電流を得ることが出来る。 以上の説明から、第2図の回路においては、電
圧条件と電流条件を互に独立に満たし得ることは
自明である。 第3図は、以上の説明を等価回路で表現したも
のである。 第3図Aは放電開始前のもので、点火コイル8
の2次巻線22の全体に発生する電圧が、抵抗2
5を経てスパークギヤツプ7に印加されているこ
とを表す。この時スパークギヤツプ7には、ほと
んど電流が流れないからIs=0従つてId=0で
ある。すなわち、ダイオード24はオフの状態を
保つから、この等価回路ではダイオードブランチ
は省略されている。 第3図Bは放電開始後のもので、この時はダイ
オード24が導通し、こゝに放電電流Isとほぼ
等しい電流Idが流れるから、2次巻線22のタ
ツプは接地されたのと等価になる。中間タツプ2
3の位置を、帰路端33から数えて2次巻線22
全体のk%とし、スパークギヤツプ7の両極間電
圧をEgとすると、この時タツプ23と出力端3
2間の電圧はEgである。 それ故に、帰路端33と中間タツプ23間の電
圧Erは Er=k/100−kEg である。よつて、抵抗25のインピーダンス(抵
抗)値をRとし、巻線22のインピーダンスを無
視すると、前記抵抗25には、 IR=k/100−k・E/R なる電流が流れる。このIRも又ほぼ一定であ
る。 ここで、抵抗25のインピーダンスRを、 IR≪Id になるように選ぶとIRは無視出来るから、第3
図Bから抵抗ブランチが省略されて、結局第3図
Cの等価回路が得られる。すなわち、Isはほゞ
dに等しくなる。時間の経過と共に、放電電流
s、従つてダイオード電流Idも減少して行きや
がてIdは0となる。 第3図DはId=0となつた時刻以後のもの
で、この時はダイオード24はオフの状態に戻る
から、再び2次巻線22の全体から、抵抗25と
スパークギヤツプ7との直列回路にIs(≡IR
を供給することになる。 従つて、この状態では、(1)実効巻線比が大き
く、つまり電流変成比が小さくなること、および
(2)負荷インピーダンスが大きくなることのため
に、結局放電電流Isの波形はId=0となつた時
刻に変曲するという特異性をもつことになる。 第4図は第3図のBとDの期間に対応する各電
流Is,Id,IRの状態を概念的に示すものでId
=0となる時刻txでIsの波形が変曲することを
示している。なお、BおよびDの全ての期間を通
して、 Is=Id+IR なる関係は常に保たれている。 第5図は、本発明者の実験によつて得られた放
電電流の実測波形である。同図中のAは第1図の
従来型によるものであり、Bは第2図の本発明の
実施例によるものである。 Aの従来形の場合には、放電電流初期値として
約40mAが得られるが、Bに示す本発明の実施例
の場合には、放電電流初期値として約60mAが得
られた。このように、放電電流を40mAから
60mAに約50%も増大させる効果は、まさに本発
明の2次巻線タツプとダイオードブランチの機能
たる、巻線比の自動タツプダウン作用によつて、
もたらされたものである。 Bの本発明による装置に於ては、波形上に矢印
で示すX点に於て明瞭な変曲点を持つが、これは
既に動作説明に関して述べた通りである。また、
Bにおいて、点線で示す波形はBの波形が変曲し
ないものとした推定波形である。 Bの場合、点線の波形によると、放電持続時間
は約0.9mSであり、一方Aの場合にはこの持続時
間は約1.8mSである。すなわち、本発明の実施例
では、従来形に比して放電持続時間が半減してい
る。 これは、点火コイル8の1次巻線1に蓄えられ
る1次エネルギが同一であること、および、本発
明の場合には放電電流値が約50%増大して瞬時エ
ネルギが倍増している事を考慮すると、きわめて
当然のことである。 本発明は、これまで述べた通り、従来のコイル
放電型点火装置に適用して、充分な高電圧と大き
な放電電流とを両立させて得ることを可能にする
ものである。このような本発明の特徴は、本発明
を補助電源点火装置に適用した場合に最大限の効
果を発揮する。 第6図に一般的な従来の補助電源型点火装置を
示す。 この装置は、第1図の対比から明らかなよう
に、通常のコイル放電点火装置の、スパークギヤ
ツプ7および2次巻線2を含む回路に、スパーク
ギヤツプの放電を増強するための補助電源40を
直列(または、並列でもよい)に接続したもので
ある。 この場合の動作を簡単に説明すると、つぎのと
おりである。 (1) 周知の機構で2次巻線2に発生された高電圧
は、補助電源40の電圧と加算され、スパーク
ギヤツプ7に印加されて放電を発生させる。 (2) 一旦放電が開始されると、この放電はトリガ
ー放電となつて補助電源40をトリガーし、補
助電源40による放電が始まり、先のトリガー
放電と重畳されて一体の放電となる。 (3) 1次巻線1に蓄えられた1次エネルギの放出
が完了しても、放電は、なお補助電源40から
のエネルギ供給を受けて長時間持続する。 このような補助電源方式の点火装置では、補助
電源40により供給される電流は、2次巻線2を
経て流れる。それ故に、2次巻線2のインピーダ
ンスのフライホイール効果により電流の急変が妨
げられ、又同じく2次巻線2のインピーダンスに
よるエネル損失が発生するのは、避けられない。 このために、一般的な補助電源型点火装置で
は、放電直後から直ちに、放電電流の増強を行う
ことは本質的に困難であり、放電電流全体の初期
値はトリガー放電のそれとほぼ等しくなる。従つ
て、トリガー放電そのものの放電電流初期値を大
きくすることは、全体の放電電流を大きくする事
になるから、本発明は、この意味できわめて重要
である。 第7図に、本発明を実施した補助電源型点火装
置の回路図を示す。この図において、第2図およ
び第6図と同一の符号は同一または同等部分をあ
らわしている。すなわち、この実施例は、第2図
のスパークギヤツプおよびダイオードを含む回路
網に補助電源40を挿入接続したものに相当す
る。 この場合の動作説明は、第2,6図のものに準
ずるので省略するが、 (1) 放電電流初期値が、既に述べたように、増大
すること、 (2) 2次巻線2のインダクタンスが、放電開始に
応答して減少し、放電電流の増強が容易になる
こと、 (3) 2次巻線22のインピーダンスが低下し、電
力損失を軽減し前項(2)の効果を助長すること、 などにより、著しい効果を発揮する。 第8図は、この実施例の補助電源型点火装置に
よつて得られる放電電流の波形を、概念的に示す
ものである。図中の波形Aは第6図の一般的な補
助電源型点火装置によるものを、また波形Bは本
発明の実施例(第7図)によるものを示す。な
お、A,Bいずれにおいてもトリガー放電(補助
電源無しの場合の放電)の波形を点線で示した。 前記波形AおよびBの比較から明らかなよう
に、本発明によれば、補助電源型点火装置に適用
した場合でも、放電開始のための高電圧発生と、
顕著な放電電流の増強効果が同時に達成される。 つぎに、本発明者が、第7図の実施例に関して
行なつた実験の結果を、第9図および第10図を
参照してさらに具体的に説明する。なお、この場
合の補助電源40としては、本発明者が所有する
特許第1080198号に開示された帰還回路付DC.DC
コンバータを用いた。 第9図および第10図は、第6,7図の継続接
点5を、それぞれ4気筒機関の600rpmおよび
3000rpmに相当する周期で開閉した場合に、スパ
ークギヤツプ7に流れる放電電流の実測結果であ
る。 また、これらの波形のうち、点線で示したaお
よびbは、第6図に示した従来例による場合に放
電電流波形であり、実線で示したcおよびdは、
第7図に示した本発明の実施例による場合の放電
電流波形である。 第9図および第10図の各波形の比較から分る
ように、本発明によれば、 (1) 放電電流の初期値が増大し、 (2) 放電接続時間が、内燃機関の低速回転時から
高速回転時まで、適切に制御されて短縮されて
いる、 (3) すなわち、スパークギヤツプへのエネルギ放
出が放電開始直後に集中して行なわれている。 前述のような特徴は、内燃機関用の点火装置と
しては極めて望ましいものである。 なお、以上では、2次巻線に中間タツプを設け
た例について述べたが、周知のように中間タツプ
は3次巻線に置き換えることができる。第11図
は3次巻線を備えた、本発明の第3実施例の要部
回路図である。 第11図において、第7図と同一の符号は同一
または同等部分をあらわしている。20は点火コ
イル8の2次巻線、30は同じく3次巻線であ
る。2次巻線20および3次巻線30の一端は共
通接続されて、スパークギヤツプ7の一極(この
例では非接地側)に接続される。 2次巻線20および3次巻線30の各他端には
抵抗25およびダイオード24がそれぞれ接続さ
れる。前記抵抗25およびダイオード24の反対
側は共通接続され、(補助電源型の場合には、さ
らに補助電源40を介して)スパークギヤツプ7
の他極に接続される。 この場合、ダイオード24の極性は、図からも
明らかなように、スパークギヤツプ7の放電電流
に対して順極性である。また、2次巻線20の巻
回数は、3次巻線30のそれよりも大である。 動作時には、2次巻線20に発生する電圧によ
つて、スパークギヤツプ7がブレークダウンして
放電が開始される。この放電電流は、ダイオード
24および抵抗25に分流するが、抵抗25の値
を十分に大きく選ぶことにより、大部分の放電電
流をダイオード24に流すことができる。その
後、放電電流は、3次巻線30からダイオード2
4を通して供給されるようになる。 このようにして、第1および第2実施例に関し
て前述したのと同様の作用効果が第3実施例にお
いても達成される。 なお、以上では2次巻線に直列に抵抗を挿入し
た例について述べたが、抵抗の代りにコイルなど
のインピーダンスを用いても、本発明は全く同様
に実施することができる。 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、従来は不可能とされていた(1)スパークギヤツ
プを確実にブレークダウンさせるための高電圧発
生と、(2)着火能力を向上するための放電電流増強
とを両立させることができる。 換言すれば、 (イ) スパークギヤツプ7およびダイオード24と
直列回路を形成する出力巻線部分では、スパー
クギヤツプ7における放電開始後の放電電流の
所要値に合致するようにその巻回数を少なく、
しかも線径を大きく選定することができ、 (ロ) 前記以外の出力巻線部分では、スパークギヤ
ツプ7を確実にブレークダウンさせるに十分な
電圧を誘起できるように、その巻回数を十分に
大きくとり、かつその線径は可及的に細くして
(なぜならば、ブレークダウン前の放電電流は
殆んど零であるから)、小型、軽量化が実現で
きる。 特に、本発明を補助電源型点火装置に適用すれ
ば、ほぼ理想的な内燃機関の点火を実現すること
ができる。 なぜならば、前述のように、補助電源40から
スパークギヤツプ7に供給する放電電流の経路に
相当する出力巻線部の線径を、前述のように大し
きくし、しかもその巻回数を少なくできるので、
その直流抵抗が小さくなり、電力損失を減少し、
重ね放電の効果を最大限に発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内燃機関点火装置の一例を示す
回路図、第2図は第1図の装置に本発明を適用し
た一実施例を示す回路図、第3図A〜Dはその動
作を説明するための等価回路図、第4図は第2図
における各部電流の時間変化を示す波形図、第5
図は第2図の実施例による放電電流の実施例を、
従来例との比較において示す波形図、第6図は従
来の補助電源型点火装置の一例を示す回路図、第
7図は第6図の装置に本発明を適用した、他の実
施例を示す回路図、第8図に第7図の実施例にお
ける放電電流を、従来例と比較して示した概念的
波形図、第9図および第10図は、それぞれ第7
図の実施例による放電電流の実施例を、従来例と
の比較において示す波形図、第11図は本発明の
第3実施例を示す回路図である。 1……1次巻線、4……低圧電源、5……断続
接点、7……スパークギヤツプ、8……点火コイ
ル、22……2次巻線、23……中間タツプ、2
4……ダイオード、25…抵抗、32……出力
端、33……帰路端、40……補助電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1次巻線および2次巻線を有する点火コイル
    と、その一端を前記2次巻線の一端に接続され、
    その他端をスパークギヤツプの一極に接続された
    インピーダンスと、前記2次巻線の中間タツプに
    その一極を接続され、その他極を前記インピーダ
    ンスの他端に接続されたダイオードと、前記スパ
    ークギヤツプの他極と2次巻線の他端とを接続す
    る手段とを具備し、前記ダイオードはスパークギ
    ヤツプの放電電流に対して順極性に、かつ前記放
    電電流をバイパスするように接続された内燃機関
    点火装置において、前記インピーダンスの値が、
    放電開始前においてはスパークギヤツプのインピ
    ーダンスに比較して充分に低く、一方放電開始後
    においては、前記ダイオードを流れる電流に比較
    して前記インピーダンスを流れる電流が無視でき
    る程度に小さく、また前記インピーダンスの両端
    に生ずる電圧降下によつて前記ダイオードが順方
    向にバイアスされるように選定されたことを特徴
    とする内燃機関点火装置。 2 1次巻線および2次巻線を有する点火コイル
    と、その一端を前記2次巻線の一端に接続され、
    その他端をスパークギヤツプの一極に接続された
    インピーダンスと、前記2次巻線の中間タツプに
    その一極を接続され、その他極を前記インピーダ
    ンスの他端に接続されたダイオードと、前記スパ
    ークギヤツプの他極と2次巻線の他端とを接続す
    る手段と、前記スパークギヤツプおよびダイオー
    ドを含む回路網に接続され、スパークギヤツプの
    放電を増強するための補助電源を具備し、前記ダ
    イオードはスパークギヤツプの放電電流に対して
    順極性に、かつ前記放電電流をバイパスするよう
    に接続された内燃機関点火装置において、前記イ
    ンピーダンスの値が、放電開始前においてはスパ
    ークギヤツプのインピーダンスに比較して充分に
    低く、一方放電開始後においては、前記ダイオー
    ドを流れる電流に比較して前記インピーダンスを
    流れる電流が無視できる程度に小さく、また前記
    インピーダンスの両端に生ずる電圧降下によつて
    前記ダイオードが順方向にバイアスされるように
    選定されたことを特徴とする内燃機関点火装置。 3 1次巻線、2次巻線および3次巻線を有する
    点火コイルと、その一極が2次巻線および3次巻
    線の各一端に共通接続されたスパークギヤツプ
    と、2次巻線の他端にその一端を接続され、その
    他端を前記スパークギヤツプの他端に接続された
    インピーダンスと、3次巻線の他端にその一極を
    接続され、その他端を前記インピーダンスの他端
    に接続されたダイオードとを具備し、前記2次巻
    線の巻数は3次巻線のそれよりも多く、かつ前記
    ダイオードはスパークギヤツプの放電電流に対し
    て順極性に、かつ前記放電電流をバイパスするよ
    うに接続された内燃機関点火装置において、前記
    インピーダンスの値が、放電開始前においてはス
    パークギヤツプのインピーダンスに比較して充分
    に低く、一方放電開始後においては、前記ダイオ
    ードを流れる電流に比較して前記インピーダンス
    を流れる電流が無視できる程度に小さく、また前
    記インピーダンスの両端に生ずる電圧降下によつ
    て前記ダイオードが順方向にバイアスされるよう
    に選定されたことを特徴とする内燃機関点火装
    置。 4 1次巻線、2次巻線および3次巻線を有する
    点火コイルと、その一極が2次巻線および3次巻
    線の各一端に共通接続されたスパークギヤツプ7
    と、2次巻線の他端にその一端を接続され、その
    他端を前記スパークギヤツプの他極に接続された
    インピーダンスと、3次巻線の他端にその一極を
    接続され、その他極を前記インピーダンスの他端
    に接続されたダイオードと、前記スパークギヤツ
    プおよびダイオードを含む回路網に接続され、ス
    パークギヤツプの放電を増強するための補助電源
    とを具備し、前記2次巻線の巻数は3次巻線のそ
    れよりも多く、かつ前記ダイオードはスパークギ
    ヤツプの放電電流に対し順極性に、かつ前記放電
    電流をバイパスするように接続された内燃機関点
    火装置において、前記インピーダンスの値が、放
    電開始前においてはスパークギヤツプのインピー
    ダンスに比較して充分に低く、一方放電開始後に
    おいては、前記ダイオードを流れる電流に比較し
    て前記インピーダンスを流れる電流が無視できる
    程度に小さく、また前記インピーダンスの両端に
    生ずる電圧降下によつて前記ダイオードが順方向
    にバイアスされるように選定されたことを特徴す
    る内燃機関点火装置。
JP57095615A 1982-06-05 1982-06-05 内燃機関点火装置 Granted JPS58214670A (ja)

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