JPS6141942Y2 - - Google Patents

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JPS6141942Y2
JPS6141942Y2 JP15649582U JP15649582U JPS6141942Y2 JP S6141942 Y2 JPS6141942 Y2 JP S6141942Y2 JP 15649582 U JP15649582 U JP 15649582U JP 15649582 U JP15649582 U JP 15649582U JP S6141942 Y2 JPS6141942 Y2 JP S6141942Y2
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JP
Japan
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clogging
filter member
electrodes
carbon particles
resistance value
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JP15649582U
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JPS5960328U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はデイーゼルエンジンの排気浄化装置
に関するものである。
一般にデイーゼルエンジンにおいては、高温の
燃焼室内において燃料からカーボン粒子等の微粒
子が分解遊離しそれが排気ガスとともに排出され
るため、排気通路にフイルター部材を設け、これ
によつて排気ガス中のカーボン粒子等を捕集除去
し、排気ガスを浄化するようにしている。そして
このような排気浄化装置においては、カーボン粒
子等の捕集量が多くなると、フイルター部材に目
詰まりが発生してエンジンの出力が低下してしま
うという不具合があるた、従来、該排気浄化装置
にバーナー装置を設け、これによつてフイルター
部材内のカーボン粒子等を加熱して燃焼させ、フ
イルター部材の目詰まりを解消するようにしたも
のがある(特開昭49−71315号公報参照)。
そして本件出願人は、このような排気浄化装置
に関し、一対の電極を有する目詰まりセンサによ
つてカーボン粒子の抵抗値を測定し、さらに該セ
ンサの出力を温度補正回路で補正した後、この温
度補正後の抵抗変化からフイルター部材の目詰ま
りを検出するようにしたものを開発し既に出願し
ている(実願昭56−83681号)。
しかしながら、上記出願の構成では、温度補正
回路を有しているため正確に目詰まり状態を検出
できる利点を持つ反面、回路構成が複雑となり、
コストも高くなる問題を有している。
本考案は、上記先願に係る装置を改良し、温度
補正回路なしで、簡単で、かつ比較的高い目詰ま
り検出精度が得られると同時に目詰まりセンサの
電極の保護を行なうことができるデイーゼルエン
ジンの排気浄化装置を提供せんとするものであ
る。
即ち本考案は、目詰まりセンサによつてカーボ
ン粒子の抵抗値を検出し、その抵抗変化からフイ
ルター部材の目詰まりを検出するデイーゼルエン
ジンの排気浄化装置において、上記目詰まりセン
サを、上記カーボン粒子が付着するベース部材と
該ベース部材によつて支持された一対の電極と、
該電極を覆つて設られた正の温度・抵抗特性を有
する抵抗体とによつて構成するようにしたことを
特徴としている。
以下本考案の実施例を図について詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
デイーゼルエンジンの排気浄化装置を示す。図に
おいて、1はデイーゼルエンジン、2は吸気通
路、3は排気通路であり、該排気通路3の途中に
は排気ガス中のカーボン粒子等の微粒子を捕集す
るフイルター部材4が配設されている。このフイ
ルター部材4は内部にハニカム状の通路4a,4
bが形成され、相隣接する通路4a,4bは一方
が下流側の開口を、他方が上流側の開口をブライ
ンドプラグ4cによつて閉塞されている。
また上記排気通路3のフイルター部材4上流側
にはバーナノズル5及び点火プラグ6を有するバ
ーナー装置7が配設されている。上記バーナノズ
ル5には燃料供給通路8及びエア供給通路9がそ
れぞれ操続され、上記燃料供給通路8の途中には
図示していないが燃料タンクの燃料をバーナーノ
ズル5に圧送する燃料ポンプが上記エア供給通路
9の途中にはエンジン1によつて駆動されてバー
ナーノズル5にエアを送るエアポンプ10がそれ
ぞれ配設されている。またエア供給通路9の途中
には第2,第3のエア供給通路11,12が分岐
形成され、該両通路11,12の他端はバーナー
装置7にそれぞれ接続されている。また上記点火
プラグ6と電源との間には点火スイツチ(図示せ
ず)が接続されている。なお図中、13,14は
エア供給槻路9,11,12の途中に設けられた
リリーフバルブ及びオリフイスである。
そして上記フイルター部材4とバーナー装置7
との間には金網からなるバツフルプレート15が
上記フイルター部材4とバツフルプレート15と
の間には目詰まりセンサ16がそれぞれ配設され
ている。この目詰まりセンサ16はカーボン粒子
が付着するベース部材17と、該ベース部材17
によつて支持された一対の電極18a,18bと
該電型18a,18bの露出部を覆つて設けられ
た抵抗体19a,19bとによつて構成されてい
る。この抵抗体19a,19bはセラミツクによ
つて形成され、第4図に実線aで示すように温度
の上昇に伴つて抵抗値が増大するような正の温
度・抵抗特性を有している。また上記ベース部材
17には排気通路3壁面のねじ部と螺合して目詰
まりセンサ16を排気通路3に取付けるねじ部2
0が固着形成されている。
また図中、22は上記電極18a,18bの間
の抵抗値を検出する抵抗値検出回路、23は抵抗
値検出回路22の出力を基準値24と比較する比
較回路であり、上記回路22〜24によつて目詰
まり検出回路25を構成している。また26は目
詰まり検出回路25の検出信号に応じて上記エア
ポンプ10及び燃料ポンプを駆動するとともに点
火プラグ6をオンとする出力回路である。
次に作用について説明する。
エンジンの作動中、燃焼室1aからカーボン粒
子等を含んだ排気ガスが排出されると、この排気
ガスは排気通路3を流れてバーナー装置7の透孔
7aを通り、バツフルプレート15で均一に分散
されてフイルター部材4に至り、該フイルター部
材4において上流側が開口した通路4aに入る。
するとこれらの通路4aは下流側開口が閉塞され
ていることから、上記排気ガスは通路4aの側壁
を通つて隣接する通路4bに侵入し、該通路4b
の下流側開口を通つてフイルター部材4から排出
される。その際排気ガス中のカーボン粒子等は通
路の側壁によつて捕集除去されることとなり、こ
のようにして排気ガスは浄化されて大気に放出さ
れる。
またこのようにして排気ガスの浄化を行なつて
いる際に、排気ガス中のカーボン粒子の一部は目
詰まりセンサ16のベース部材17に付着し、又
目詰まり検出回路25の抵抗値検出回路22は目
詰まりセンサ16の電極18a,18b間の抵抗
値、即ちカーボン粒子による抵抗値と抵抗体19
a,19bの抵抗値との合成抵抗値を検出し、該
回路22の出力は比較回路23に加えられる。そ
してカーボン粒子の付着量の増大に伴い上記電極
18a,18b間の抵抗値は低下していき、上記
抵抗値検出回路22の出力が基準値24より小さ
くなると、比較回路23は信号“1”を出力回路
26に加え、これによりエアポンプ10及び燃料
ポンプが駆動されるとともに、点火プラグ6がオ
ンとなつてバーナー装置7が作動する。すると該
バーナー装置7の燃焼ガスはバツフアプレート1
5により均一に分散されかつ排気ガスと良く混合
されてフイルター部材4に送られ、その結果フイ
ルター部材4内のカーボン粒子はすべて燃焼さ
れ、これによつてフイルター部材4の目詰まりは
完全に解消されることとなる。
ところでカーボン粒子は第4図に1点鎖線bで
示すように、温度の上昇に伴つて抵抗値が低下す
るような負の温度・抵抗特性を有することから、
上述の先願装置においては、正確なカーボン粒子
の抵抗値を検知するために目詰まりセンサの検出
信号を温度補正するようにしている。しかるに本
実施例の装置では、目詰まりセンサ16によつて
カーボン粒子の抵抗値と第4図に実線aで示すよ
うな正の温度・抵抗特性を有する抵抗体19a,
19bの抵抗値との合成抵抗値を検出しているの
で、目詰まりセンサ16の検出信号は既に温度補
正されたものとなつており、従つて上記先願装置
のような温度補正回路を必要とせず、構造が簡単
となり、コストを安価にできる。
また目詰まりセンサの電極は高温の排気ガスに
曝されて腐食されやすいことから、白金等の高耐
食性の電極を用いる必要があるが、本実施例装置
では電極18a,18bの露出部をセラミツク1
9a,19bで覆うようにしているので、白金等
の高価な電極を使用する必要がなく、これによつ
ても低コスト化を達成できる。
また第5図は本考案の他の実施例を示す。この
実施例では、ベース部材17及び電極18a,1
8bの露出部を正の温度・抵抗特性を有するセラ
ミツク製の抵抗体27で一体的に覆つている。
本実施例では上記実施例と同様に温度補正回路
が不要となり、構造簡単化及び低コスト化を達成
できる。さらには従来の構成では、ベース部材1
7にカーボン粒子が付着していない状態と検出回
路が断線した状態とが同じ状態となり、断線状態
を検出できないが、本実施例ではカーボン粒子が
まつたく付着しない状態でも目詰まりセンサ16
は抵抗体27の抵抗値を検出できるので、目詰ま
りセンサ16の断線を検知することが可能であ
る。
なお本考案は上記2つの実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形・変更が可能であり、例
えばバツフアプレートは必ずしも設けなくてもよ
いものである。
以上のように本考案によれば、目詰まりセンサ
によつてカーボン粒子の抵抗値を検出し、その抵
抗変化からフイルター部材の目詰まりを検出する
デイーゼルエンジンの排気浄化装置において、上
記目詰まりセンサを上記カーボン粒子が付着する
ベース部材と、該ベース部材によつて支持された
一対の電極と、該電極を覆つて設けられた正の温
度・抵抗特性を有する抵抗体とによつて構成する
ようにしたので、温度補正回路なしで目詰まりセ
ンサの検出精度を高くでき、かつ、同時に電極の
保護も行なえるため構造の簡単化及び低コスト化
を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による排気浄化装置
を備えたデイーゼルエンジンの概略構成図、第2
図は上記装置の要部構成図、第3図は上記装置の
目詰まりセンサの断面図、第4図は上記装置にお
ける目詰まりセンサの抵抗体の温度・抵抗特性及
びカーボン粒子の温度・抵抗特性を示す図、第5
図は本考案の他の実施例の構成図である。 1……エンジン、3……排気通路、4……フイ
ルター部材、7……バーナー装置、16……目詰
まりセンサ、17……ベース部材、18a,18
b……電極、19a,19b,27……抵抗体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの排気通路に設けられた排気ガス中の
    微粒子を捕集するフイルター部材と該フイルター
    部材上流の排気通路に設けられ上記微粒子が付着
    するベース部材と該ベース部材により支持された
    一対の電極と該電極を覆つて設けられた正の温
    度・抵抗特性を有する抵抗体とからなり上記両電
    極間の抵抗変化から上記フイルター部材の目詰ま
    りを検出する目詰まりセンサとを備えたことを特
    徴とするデイーゼルエンジンの排気浄化装置。
JP15649582U 1982-10-15 1982-10-15 デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置 Granted JPS5960328U (ja)

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JP15649582U JPS5960328U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置

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JP15649582U JPS5960328U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置

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Publication Number Publication Date
JPS5960328U JPS5960328U (ja) 1984-04-20
JPS6141942Y2 true JPS6141942Y2 (ja) 1986-11-28

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JP15649582U Granted JPS5960328U (ja) 1982-10-15 1982-10-15 デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置

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