JPS6141930Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6141930Y2
JPS6141930Y2 JP12672182U JP12672182U JPS6141930Y2 JP S6141930 Y2 JPS6141930 Y2 JP S6141930Y2 JP 12672182 U JP12672182 U JP 12672182U JP 12672182 U JP12672182 U JP 12672182U JP S6141930 Y2 JPS6141930 Y2 JP S6141930Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
bracket
cooler
cylinder block
oil cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12672182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5930504U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12672182U priority Critical patent/JPS5930504U/ja
Publication of JPS5930504U publication Critical patent/JPS5930504U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6141930Y2 publication Critical patent/JPS6141930Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、潤滑オイルの温度劣化を防止するた
めに使用されるエンジンのオイル冷却装置に関す
るものである。
この種のオイル冷却装置に関する先行技術とし
て、特開昭53−120029号に示されるように、エン
ジンのシリンダブロツクにブラケツトを装着する
とともに、このブラケツトの相異なる部位に、通
過オイルを冷却するオイルクーラと通過オイルを
濾過するオイルフイルタとをそれぞれ取着し、前
記ブラケツト内に、前記シリンダブロツク側から
該ブラケツト内に供給されるオイルを前記オイル
クーラと前記オイルフイルタとを順次に通過させ
て再び前記シリンダブロツク側へ戻すためのオイ
ル案内路を設けてなるものがある。しかして、こ
のものは、共通のブラケツトにオイルクーラとオ
イルフイルタとを取着しているので配管の複雑化
を招くことがなく、また、前記オイルクーラと前
記オイルフイルタとを前記ブラケツトの各別な位
置に設けているので、例えば、オイルフイルタと
ブラケツトとの間にオイルクーラを介設する場合
のようにオイルクーラの形状に制約を受け易い等
の不都合がない。しかしながら、従来のものは前
記オイルクーラと前記ブラケツトとを中空のユニ
オンボルトを介して接続し、このユニオンボルト
の軸心中空部を前記オイルクーラ内と前記ブラケ
ツト内とを連通させるためのオイル通路としてい
る。そのため、このユニオンボルト部分におい
て、オイルの通路抵抗が増し、圧力損失が大きく
なるという不都合がある。また、かかる圧力損失
を少なくするためにオイル通路径を大きくすると
ユニオンボルトの外径も大きくなり、オイルクー
ラの大形化を招いたり、オイルクーラ内の冷却面
積が狭くなつて冷却効率が悪くなるという不都合
がある。また、ユニオンボルトは、製作が面倒で
あるためコスト高を招くという問題もある。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、ブラケツトとオイルクーラとを中実な1
本の締付ボルトを用いて液密に接合させるととも
に、前記ブラケツトの前記オイルクーラに対する
接合面に前記オイルクーラ内にオイルを供給する
ためのオイル流出口と前記オイルクーラ内のオイ
ルを該ブラケツト内へ戻すためのオイル流入口と
を開口させることによつて、前述した不都合をこ
とごとく解消することができるようにしたエンジ
ンのオイル冷却装置を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
エンジン1のシリンダブロツク2にブラケツト
3を装着するとともに、このブラケツト3の相異
なる部位に、オイルクーラ4とオイルフイルタ5
とをそれぞれ取着している。ブラケツト3は、底
部に設けたシリンダブロツク2に対する接合面6
にオイル導入口7とオイル導出口8とを開口させ
てなるブロツク状のもので、複数本のボルト9…
を用いて前記シリンダブロツク2の所定位置に固
着されている。すなわち、このブラケツト3はそ
のオイル導入口7とオイル導出口8とが前記シリ
ンダブロツク2の外面に開口させたエンジン主潤
滑油径路の開口部(図示せず)に合致する位置に
固着されている。一方、オイルクーラ4は、ケー
シング11内をフイン状の金属隔壁12を介して
オイル流通室13と冷却水流通室14とに区画
し、前記ケーシング11の底部に形成した平担な
接合面15に前記オイル流通室13に連通するオ
イル入口16とオイル出口17とを開口させると
もに、前記ケーシング11の周壁部に前記冷却水
流通室14に連通する給水口18と排水口19と
を設けてなる。そして、前記給水口18と排水口
19とに、エンジン1の冷却水の一部を循環させ
るための冷却水案内パイプ21,22を接続して
いる。また、このオイルクーラ4は、1本の締付
ボルト23を用いて前記ブラケツト3の側面部に
設けた平滑な接合面24に接合させてある。締付
ボルト23は中実な通常のもので、前記オイルク
ーラ4の軸心部を貫通して前記ブラケツト3に設
けたねじ孔25に螺着されている。そして、前記
ブラケツト3の接合面24には、前記オイルクー
ラ4のオイル入口16およびオイル出口17にそ
れぞれ連通するオイル流出口26およびオイル流
入口27がそれぞれ開口させてある。なお、前記
接合面24の前記オイル流出口26およびオイル
流入口27を囲繞する部位には、環状溝28,2
9がそれぞれ設けてあり、これら各環状溝28,
29内には、前記両接合面15,24間からオイ
ルが漏洩するのを防止するためのOリング31,
32がそれぞれ装置してある。また、前記オイル
フイルタ5は、ケーシング33内に円筒状のフイ
ルタエレメント34を収容してなる通常のもので
前記フイルタエレメント34の外側に形成された
室35を前記ブラケツト3のオイル供給口36に
連通させるとともに前記フイルタエレメント34
の内側に形成された室37を前記ブラケツト3の
オイル排出口38に連通させている。そして、前
記ブラケツト3内に、前記シリンダブロツク2側
から該ブラケツト3内に供給されるオイルAを前
記オイルクーラ4と前記オイルフイルタ5とを順
次に通過させて再び前記シリンダブロツク2側へ
戻すためのオイル案内路を設けている。具体的に
は、前記ブラケツト3内に、前記オイル導入口7
を前記オイル流出口26に連通させる第1のオイ
ル案内路41と、前記オイル流入口27を前記オ
イル供給口36に連通させる第2のオイル案内路
42と、前記オイル排出口38を前記オイル導出
口8に連通させる第3のオイル案内路43とを設
けている。
なお、44は前記第1のオイル案内路41の途
中を前記オイルフイルタ5の室35に連通させる
バイパス通路、45はこのバイパス通路44の途
中に介設したリリーフ弁である。このリリーフ弁
45は、前記第1のオイル案内路41内のオイル
Aの圧力が異常に高くなつた場合に開成して該オ
イルAを前記室35へバイパスさせるようにした
もので、通常の構成をなしている。
このような構成のものであれば、シリンダブロ
ツク2側からブラケツト3のオイル導入口7に導
入されたオイルAは該ブラケツト3の第1のオイ
ル案内路41を通してオイルクーラ4のオイル流
通室13内へ案内される。オイル流通室13内に
導びかれたオイルAは該室13を流通する際に冷
却水流通室14を流れる冷却水Bと熱交換を行な
つて冷却され、順次オイルクーラ4外へ導出され
る。オイルクーラ4を出たオイルAは前記ブラケ
ツト3の第2のオイル案内路42を通してオイル
フイルタ5の室35内に案内され、しかる後、フ
イルタエレメント34を通過して室37内に導入
される。そして、この室37内のオイルAは、前
記ブラケツト3の第3のオイル案内路43を通し
て該ブラケツト3のオイル導出口8に導びかれこ
のオイル導出口8から前記シリンダブロツク2側
へ戻されることになる。
しかして、このようなものであれば、共通のブ
ラケツト3にオイルクーラ4とオイルフイルタ5
とを取着しているので、配管の複雑化を招くこと
がなく、また、前記オイルクーラ4と前記オイル
フイルタ5とを前記ブラケツト3の各別な位置に
設けているので、例えば、オイルフイルタとブラ
ケツトとの間にオイルクーラを介設する場合のよ
うにオイルクーラの形状に制約を受けるというよ
うな不都合がない。しかも、前記ブラケツト3と
前記オイルクーラ4とを中実な1本の締付ボルト
23を用いて接合させるとともに、前記ブラケツ
ト3の前記オイルクーラ4に対する接合面24に
オイル流出口26とオイル流入口27とを開口さ
せて前記ブラケツト3と前記オイルクーラ4との
間のオイルの授受を行なわせ得るようにしている
ので、ユニオンボルトの軸心中空部をオイル通路
としたものに比べてオイルの通路面積を無理なく
大きな値に設定することが可能となりオイルの圧
力損失を有効に低減させることができる。またこ
のようなものであれば、オイルクーラ4のオイル
出入口の位置を任意に設定できるため、効率のよ
い冷却が可能である。また、ユニオンボルトのよ
うな特殊な構造のボルトを用いる必要がなく、通
常の中実なボルト23で事足りるので、コストが
安くなるという利点もある。また、オイルクーラ
4とブラケツト3とは面円志を突合せることによ
つて接合されるので、Oリング31,32等を用
いて簡単に確実なシールを行なうことが可能とな
る。
なお、ブラケツトの形状は図示実施例のものに
限られないのは勿論であり、本考案の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
本考案は、以上のような構成であるから、オイ
ルの圧力損失が少ない上に、冷却効率が高く、し
かも、構造が簡単でコストダウンを図るのが容易
なエンジンのオイル冷却装置を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は要部を示す一部切欠した拡大正面図
である。 1……エンジン、2……シリンダブロツク、3
……ブラケツト、4……オイルクーラ、5……オ
イルフイルタ、23……締付ボルト、24……接
合面、26……オイル流出口、27……オイル流
入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのシリンダブロツクにブラケツトを装
    着するとともに、このブラケツトの相異なる部位
    に、通過オイルを冷却するオイルクーラと通過オ
    イルを濾過するオイルフイルタとをそれぞれ取着
    し、前記ブラケツト内に、前記シリンダブロツク
    側から該ブラケツト内に供給されるオイルを前記
    オイルクーラと前記オイルフイルタとを順次に通
    過させて再び前記シリンダブロツク側へ戻すため
    のオイル案内路を設けてなる油冷却装置におい
    て、前記ブラケツトと前記オイルクーラとを中実
    な1本の締付ボルトを用いて接合させるとともに
    前記ブラケツトの前記オイルクーラに対する接合
    面に前記オイルクーラ内にオイルを供給するため
    のオイル流出口と前記オイルクーラ内のオイルを
    該ブラケツト内へ戻すためのオイル流入口とを開
    口させてなることを特徴とするエンジンのオイル
    冷却装置。
JP12672182U 1982-08-22 1982-08-22 エンジンのオイル冷却装置 Granted JPS5930504U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12672182U JPS5930504U (ja) 1982-08-22 1982-08-22 エンジンのオイル冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12672182U JPS5930504U (ja) 1982-08-22 1982-08-22 エンジンのオイル冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5930504U JPS5930504U (ja) 1984-02-25
JPS6141930Y2 true JPS6141930Y2 (ja) 1986-11-28

Family

ID=30288042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12672182U Granted JPS5930504U (ja) 1982-08-22 1982-08-22 エンジンのオイル冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5930504U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5930504U (ja) 1984-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4967835A (en) Filter first donut oil cooler
US4426965A (en) Unitized oil cooler and filter assembly
US4638856A (en) Oil filter and cooler for internal combustion engine
US5351664A (en) Oil cooling device
EP0926322B1 (en) Cooling water circulating structure for engines
JP2529826B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
US6446712B1 (en) Radial flow annular heat exchangers
US1983466A (en) Oil cooler
KR100308892B1 (ko) 열교환기를사용하는계유류도넛형오일냉각기
RU94040185A (ru) Система охлаждения автомобильного двигателя
US2390436A (en) Heat exchanger
JPS6141930Y2 (ja)
US3482699A (en) Filter and heat exchanger
US2191724A (en) Pipe fitting
US3862037A (en) Fluid diverter device
US2859016A (en) Heat exchanger
JPH08313189A (ja) タンク内蔵型熱交換器
JPS6114799Y2 (ja)
CN210087467U (zh) 一种集成式发动机冷却系统
US1968621A (en) Oil cooler
JPS6034937Y2 (ja) 熱交換器
JPH0443732Y2 (ja)
JPH0531419Y2 (ja)
KR960005516Y1 (ko) 오일필터 냉각기
US3071186A (en) Mounting bracket for heat exchangers and the like