JPS6141024Y2 - - Google Patents

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JPS6141024Y2
JPS6141024Y2 JP1981100280U JP10028081U JPS6141024Y2 JP S6141024 Y2 JPS6141024 Y2 JP S6141024Y2 JP 1981100280 U JP1981100280 U JP 1981100280U JP 10028081 U JP10028081 U JP 10028081U JP S6141024 Y2 JPS6141024 Y2 JP S6141024Y2
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JP
Japan
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valve
dish
shaped bimetal
flow path
bimetal
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Application number
JP1981100280U
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English (en)
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JPS586057U (ja
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Publication of JPS586057U publication Critical patent/JPS586057U/ja
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  • Control Of Temperature (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサーモバルブに関し、特に大きな流量
を制御し得る皿状バイメタルを使用したサーモバ
ルブに関するものである。
例えば自動車のエンジンを制御するために、吸
排気の温度や冷却水等の温度を感知して、その流
れを制御するサーモバルブが用いられている。
従来は、第1図に示すようにばね2により下側
から外周部付近を支えられた凸曲面を有する皿状
バイメタル4が、一定温度においてスナツプ作動
をして反転することにより、直接対象とする流体
の流路を開閉するバイメタル型のサーモバルブ
や、一定の大きさの室内にワツクスを密封し、一
定温度において生ずるその体積変化をバルブに伝
えて流体流路を開閉させるワツクス型サーモバル
ブ等が使用されていた。
しかし、前記バイメタル型サーモバルブは、皿
状バイメタル4により直接流路を開閉するもので
あるため、大きい流量の制御には適さないという
問題点があつた。すなわち、流量を多くしようと
して、バルブシートの口径を大きくすると、シー
ル部は皿状バイメタル4の周辺に近づくため、ス
ナツプ作動によるストロークが小さくなる結果、
バルブのシール性が損われるからである。そのた
め、小流量の制御を対象とする負圧制御等の他に
は余り使用されていなかつた。
また、ワツクス型サーモバルブは大流量の制御
に適するが、高価であるという難点がある。
本考案はこのよな事情を背景になされたもので
あり、本考案の目的な従来に比して大きい流量の
制御が可能で、しかも価格の安いサーモバルブを
提供することである。
そして、本考案の特徴とするところは、滑らか
な凸曲面をなし、一定温度を境にしてスナツプ作
動により凸方向が反転する皿状バイメタルの周辺
部を、バルブハウジングに前記反転を許容する状
態で支持させ、その皿状バイメタルの中心部にバ
ルブの中心部を連結するとともに、そのバルブの
皿状バイメタルから離れた状態で半径方向外向き
に延び出た外周部に、前記バルブハウジングに形
成したバルブシートに密着可能な環状のシール面
を形成したことにある。
このように、バルブの中心部のみを皿状バイメ
タルの中心部に連結し、バルブの外周部は常に皿
状バイメタルから離れた状態で皿状バイメタルの
中心部と同距離だけ移動するようにすれば、口径
の大きなバルブシートから十分な大きさのバルブ
を十分な距離離間させることが可能となり、大流
量の流体の流通、遮断制御を行うことが可能とな
る。しかも、バルブと皿状バイメタルとを中心部
においてのみ連結する極めて簡単なものであるた
め、ワツクス型サーモバルブに比較して安価に製
造することができる。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第2図において、10はバルブハウジングであ
り、その流路12と流路14とが交わる位置には
ハウジング10内を流れる流体の温度、あるいは
バルブハウジング10が取り付けられた部分、た
とえばエンジンブロツクの温度を感知して、流路
12と流路14とを連通させ、あるいは遮断する
流路開閉手段が設けられている。すなわち、流路
12の延長線上のハウジング10下端部に設けら
れた貫通孔の開口端部には、一定深さの段付孔1
6が形成されるとともに、段付孔16の開口端部
には、段付孔16の径よりやや径の大きいねじ部
が形成され、そのねじ部には、内側に一定深さの
凹部を有するねじ蓋18が螺合され、ハウジング
10外へ流体がもれないように密閉されている。
前記段付孔16とねじ蓋18のねじ部端面とに
よつて形成されるリング状の溝20には、滑らか
な凸曲面を有する円形の皿状バイメタル22の周
辺部が保持されて、一定温度を境にしてスナツプ
作動により反転可能とされている。更に、皿状バ
イメタル22の中心部にかしめ付けられたピン2
4の他端には、外周部上面にシール面26を有す
るバルブ28が、その中心部においてかしめ付け
られて連結されている。このバルブ28は中央部
が平らな円板部であり、その円板部の外周縁から
テーパ状部が皿状バイメタル22から遠ざかる向
きに延び出した後、最外周部は再び平らな円環部
となつたものであり、この円環部にシール面26
が形成されている。このような円形のバルブ28
の中心部がピン24によつて皿状バイメタル22
の中心部に相対移動不能に連結されているため、
皿状バイメタル22の凸方向の如何を問わずバル
ブ28が皿状バイメタル22のバルブ側表面に接
触することはなく、円環状のシール面26は直径
の大きなものであるにも拘わらず。皿状バイメタ
ル22の反転に伴つてそれの中心部と同距離移動
する。そして皿状バイメタル22が上方に凸にな
つているとき、流路12の下側開口端に形成され
た円環状のシール面30に、このシール面26が
押付けらて、流路14と流路12との間が遮断さ
れるようになつている。尚、皿状バイメタル22
についてはよく知られたものであるので、詳しい
説明は省略する。
本実施例のサーモバルブは、以上のように構成
されているので、流路14から流路12に向つて
流れている流体の温度あるいはバルブハウジング
10が取り付けられた部分の温度が、予め定めら
れた一定の温度に達すると、皿状バイメタル22
が第2図に示すように上方に凸となり前記のよう
にバルブ28によつて流路が閉じられ、流体の流
れが阻止されることになる。流路14内の流体の
温度が所定温度以下に下がると、皿状バイメタル
22は、スナツプ作動により上方に凹の状態とな
り、バルブ28がシート面30から離れて、流路
14と流路12とは連通させられ、流体が流れる
ことになる。
本実施例のサーモバルブにおいては、皿状バイ
メタル22の中心部にバルブ28が連結されてい
るので、皿状バイメタル22が流体温度を感知し
てスナツプ作動を行う場合のストロークを大きく
とり得、バルブ28を確実にシート面30に押し
付け得る結果、シート面30とシール面26との
密着がよくなりバルブのシール性がよくなるので
ある。また、バルブ28は皿状バイメタル22に
対して十分な大きさのものを使用できるので、従
来の皿状バイメタルがシート面に直接接触するも
のに比して、大きな口径のバルブシートを採用す
ることができ、従来より大きな流量の制御が可能
となる。しかも簡単な構造であるのでワツクス型
サーモバルブに比して安価である。
なお、上記実施例におけるピン24に代えて、
バルブ28自体の中心部に形成させた突起を皿状
バイメタル22の中心部の孔に挿入して固定させ
てもよく、また、点溶接により両者を固定しても
よい。要するに、両者をそれぞれの中心部におい
て十分な強度をもつて連結し得るとともに、皿状
バイメタル22のスナツプ作動による反転に支障
をきたさない連結手段ならばよいのである。ま
た、一定温度以下になると流路が閉じ、一定温度
以上になると流路を開くよう皿状バイメタル22
を構成してもよい。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案は
このような実施例に何等限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、
種々なる改良、変更等を加えた態様で実施し得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバイメタル型サーモバルブの正
面断面図である。第2図は本考案の一実施例の正
面断面図である。 10:バルブハウジング、22:皿状バイメタ
ル、24:ピン、26:シール面、28:バル
ブ、30:シート面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 滑らかな凸曲面をなし、一定温度を境にしてス
    ナツプ作動により凸方向が反転する皿状バイメタ
    ルの周辺部を、バルブハウジングに前記反転を許
    容する状態で支持させ、その皿状バイメタルの中
    心部にバルブの中心部を連結するとともに、その
    バルブの皿状バイメタルから離れた状態で半径方
    向外向きに延び出た外周部に、前記バルブハウジ
    ングに形成したバルブシートに密着可能な環状の
    シール面を形成したことを特徴とするサーモバル
    ブ。
JP10028081U 1981-07-06 1981-07-06 サ−モバルブ Granted JPS586057U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028081U JPS586057U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 サ−モバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028081U JPS586057U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 サ−モバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS586057U JPS586057U (ja) 1983-01-14
JPS6141024Y2 true JPS6141024Y2 (ja) 1986-11-21

Family

ID=29894976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10028081U Granted JPS586057U (ja) 1981-07-06 1981-07-06 サ−モバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS586057U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343235A (en) * 1976-09-30 1978-04-19 Aisin Seiki Temperature detecting valve device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343235A (en) * 1976-09-30 1978-04-19 Aisin Seiki Temperature detecting valve device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS586057U (ja) 1983-01-14

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