JPS6140815A - モンモリロナイト鉱物を原料にした結晶性アルミノシリケイトゼオライトの製造法 - Google Patents

モンモリロナイト鉱物を原料にした結晶性アルミノシリケイトゼオライトの製造法

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JPS6140815A
JPS6140815A JP16035884A JP16035884A JPS6140815A JP S6140815 A JPS6140815 A JP S6140815A JP 16035884 A JP16035884 A JP 16035884A JP 16035884 A JP16035884 A JP 16035884A JP S6140815 A JPS6140815 A JP S6140815A
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organic
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montmorillonite mineral
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Hiroyoshi Takasaki
高崎 裕圭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、天然のモンモリロナイト鉱物を出発原料とし
て表1に示すような粉末X線回折パターンを有する結晶
性アルミノシリケイトゼオライトの製造に関する。
ゼオライトとは一部の結晶性アルミノケイ酸塩の総称で
あり、鉱物として天然にも産するが、現在では天然物と
同一の結晶構造を持つものや、さらに天然に産しないも
のまで合成されている。結晶構造は(S!04)四面体
と(AlO2)四面体とが酸素原子を共有して交叉結合
し、三次元的網目構造を形成している。この網目が空洞
を形成し、さらにこの大きい空洞は縦横の孔路により互
いに連絡している。この空洞中には結晶水と(AI 0
4 )の負電荷に対応するカチオンが含まれている。結
晶水は加熱または減圧することにより比較的容易に一部
または全部を脱離させることができる。またカチオンも
他のカチオンと溶液中で容易に交換できる。
しかもこれらの処理を行ったあともゼオライトの結晶構
造は本質的な変化をうけない。
このような特徴を有するゼオライトは、当初結晶水を脱
離したあとにできる空洞を利用した吸着剤としての応用
が注目された。1960年にはぜオライドの触媒作用が
発見されて以来、おもに固体酸触媒としてのすぐれた性
質が注目され、その用途は急速に拡大されている。
今日、ゼオライトの次のような性質が利用されている。
イ、結晶構造を有するため均一の空洞(細孔および細孔
入口径)をもつ。この空洞を「ふるい」と考え、反応物
分子の大きさがふるいより大きければ空洞に入ることが
できないが、小さければ空洞の中に入り、そこで反応す
ることができる。また反応生成物も空洞より大きければ
外へ出られず空洞につまってしまうが、小さければ外へ
・出ることができる。つまり空洞の大きさによって分子
をふるい分けて反応を進行させ、生成物もふるい分けら
れることによって選択的な生成物を得ることができる。
口、ゼオライトの触媒作用の本質は固体酸性にある。金
属イオンを含んでいない水素型ゼオライトは焼成温度に
よって、ブレンステッド酸点あるいはルイス酸点とルイ
ス塩基点を発現させ、さらに酸点の強さと数も決めるこ
とができる。すなわち酸点の種類と強さと数によって色
々な反応に対する触媒作用を選ぶことができる。
ハ、ゼオライト合成時のナトリウムカチオンあるいは水
素イオン(プロトン)を溶液中で容易に他のアルカリ金
属、遷移金属、希土類等のカチオンとイオン交換するこ
とができる。
これによって交換したカチオン特有の触媒作用と、カチ
オンの大きさによって空洞が狭められることによる分子
ふるい作用とが複合して反応を選ぶことができる。
二、さらにゼオライトの金属カチオンを金属微粒子まで
水素で還元すると、結晶構造をもつゼオライトに金属が
均一に分散し、担持された非常に大きい比表面積の触媒
ができる。この触媒作用もまた特異である。
ホ、直接の触媒作用ではないのであるが、最近、分離の
非常に難しい異性体等にゼオライトを接触させ、分子ふ
るい作用と吸着能によって一部の異性体のみ吸着させ、
後にゼオライトから異性体を脱離させて、難分離物を分
離する方法が行なわれている。
特にオイルショック以後石油のみにたよらず、エネルギ
ー資源の多様化の為にも、メタノールからガソリン留分
を合成できる結晶性アルミノシリケイトゼオライトの一
つであるZSM−5ゼオライトは世界の注目をあびてい
る。そのZSM−5ゼオライト合成法についてはU、S
、 Pat、、3702866 、3894106 、
3928483 、3 rit 、 Pat、、140
2981をはじめ数々の方法が発表されている。
これら従来の方法に共通することは、 イ、天然物でない純正試薬のみを原料にしていること。
口1合成時間が数日を要すること。
である。
一方、合成ゼオライトは、すべて出発原料として化学薬
品を使用したものだけでなく、天然のケイ酸塩鉱物、た
とえばカオリン鉱物やアロフェンなどの粘土鉱物、火山
ガラスを使うこともできる。これらはゼオライトに必要
なケイ酸、アルミナを含んでいるので、アルカリを添加
すればゼオライトの合成条件を満すことになる。しかも
これらは天然に膨大な量で産出し、経済的にも安価であ
る。
粘土鉱物は各種の造石鉱物の熱水変質、風化作用の結果
生成される。一般に長石群はカオリン鉱物、雲母粘土鉱
物、モンモリロナイト鉱物に、有色鉱物は緑泥石鉱物、
モンモリロナイト鉱物に変化していることが多いが、粘
土鉱物の起源は複雑で一義的に述べることはできない。
分類は次のとおりである。
非晶質−−−一一一一一一−−−−アロフェンーンモリ
ロ カイト鉱物 モンモリロナイト鉱物にはモンモリロナイト、ザラコラ
ナイト、ノントナイト、サポナイト、ヘクトライトが属
している。モンモリロナイト族鉱物はすべての粘土鉱物
の中で最もパ形態感応性(i+orphlogy 5e
nsitive ) ”があって、個々の粒子、集合体
の形および大きさは各種の条件たとえば試料の作り方、
交換陽イオンの種類などの如何で変化する。また、負電
荷を持つモンモリロナイトは有、機陽イオンとイオン交
替反応を起しやす(、極性有機物を吸着して有機複合体
をつくる特性を有する。
酸性白土とベントナイトは共にモンモリロナイトを主成
分に、α−クリストバライトを共存しているが、その性
質はかなり異なっている。
酸性白土は強い吸着能と触媒能を有し、懸濁液は弱酸性
を有している。ベントナイトは強い粘性・膨潤性、塩基
置換容量の大きいこと、懸濁液は中性ないし弱アルカリ
性である特性を有している。
酸性白土の用途は酸処理をして“活性白土″として石油
をはじめ油脂類の精製に主として使用されている。ベン
トナイトの用途は広く、鋳型用(35,5%)、試錐用
(20,6%)、農業用(15,0%)などが主である
ところで、化学組成の強熱減量中には単なる乾燥によっ
ては除去されないmTi水と有機質とが含まれている。
(有機質に関して以下「粘土ハンドブック」852頁に
よる。)土壌に動植物遺体として加わるi線化合物は低
分子から高分子のものまであり複雑な組成を示している
。これらの化合物は土壌に存在する微生物により分解さ
れたのち、土壌に特有の有機体−腐植に合成される。7
次有機物としてのタンパク質、炭水化物などの分解反応
の速度は粘土の存在によってしばしば著しい影響をうけ
る。生成した腐植と粘土とは通常の機械的な分離法では
不可分の状態で存在することが認められている。腐植は
赤褐色ないし黒褐色の一定の化学組成も明瞭なX線回折
像も与えない有機物質であり、その中核は縮合芳香環、
その一部は窒素を含む複素環よりなっている。また表面
に存在する反応基としてはカルボニル基(>C=0) 
、カルボキシル基(−COOH) 、フェノール性およ
びアルコール性水酸基(−01() 、メトキシ基(−
〇〇H3)、アミノ基(NH2)がある。粒子量は平均
5千〜5万、アルカリ性溶液中の粒径は30〜1oo7
(と報告されている。土壌に存在する腐植の質と量はそ
の母材に始まり、土壌の生成に関与する多くの因子によ
って影響される。比較的高温多雨、しかも良好な廃水条
件下で生成したカオリン鉱物、2:1型粘土鉱物を含む
弱酸性ないし酸性土壌では腐植の集積は一般に少なく、
これに対して火山灰を母材としアロフェンを主要鉱物と
する土壌では腐植の集積の著しい場合が多い。
表2  土壌の有機物含量 本発明の構成は、モンモリロナイト鉱物、有機化合物、
シリカアル−ミナ比調整用のシリカおよび水酸化ナトリ
ウムのようなアルカリ金属カチオンの水溶液を含有、す
る混合物を原料として調製し、前記混合物を、表1に示
すような粉末X線回折パターンを有する結晶性アルミノ
シリケイトゼオライトの結晶が生成するまで、少なくと
も80℃の温度に保ちながら、水熱合成することを特色
とする前記ゼオライトの製造法である。
したがって従来法に対する本発明の特徴はイ、純度の高
い化学試薬品でなく、天然の粘土鉱物を、化学的に純度
を変えなくても、そのまま必須の原料として用いること
ができる。
口、したがってM20SS! 02 、At 203で
あられされる純粋な成分だけでなく、上記M20以外の
Na2O、Fe2O3、Ti 01Ca O,MU O
,に20などが不純物として合成原料混合物中に、結晶
生成中も共存していること。(Mはアルカリ金属イオン
)ハ、それでも表1に示すような粉末X線回折パターン
を有する結晶性アルミノシリケイトゼオライトが得られ
ること。
二、しかも合成時間が比較的短いこと。
ホ、また、合成原料混合物を数時間比較的低温で反応し
て結晶核を生成させ、次いでその結晶核の成長とさらに
熟成を促進させるために、加圧上高温例えば160〜1
80℃にするような複雑な二段階工程をとるのではなく
、一段の工程で一気に水熱合成温度例えば150〜18
0℃で結晶核の発生と成長、熟成を行なう簡単な方法で
あること。したがって前記二段階工程法で発生した結晶
核と核自体が異なること。
へ、さらに、合成条件混合物中に塩化ナトリウムを意図
的に存在せしめて結晶の晶出、成長、熟成をする必要が
ないこと。
ト、添加有機化合物として有機塩基化合物のみならず、
火山灰土の風化物である鹿沼土中に含有する土壌有機物
の活用が可能となったこと。
である。
以下、原料として使用したモンモリロナイト鉱物の中で
、山形県水沢市産出の酸性白土と新潟県三用産出のベン
トナイトの実施例について詳しく述べる。いずれも原生
を水ひした後の粘土を用いた。
なお試料の化学分析値は次の通りである。
実施例1 調製原料は、 酸性白土            1.0306 gに
高シリカアルミナ比にするに必要なシリカ分を補充する
ための 沈降シリカ(88,25%S i 02 )  2.0
868 Q有機物、アルカリと水 テトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)1.49
18  (J 水1(tj ト!J ラム(87,09%Na 0H)
0.1917 Q 蒸溜水            14.4062 iJ
を241オートクレーブ中に調合した。この混合物の主
成分の組成は酸化物のモル比表示で2.5TPA20 
2.5Na 20 40Si 02  A+ 203 874H20である
。前記オートクレーブを175℃に保ち、毎秒10CR
Iの振幅で振とうさせながら24時間結晶化させた。
得られた結晶生成物を濾過によって母液から分離し、水
洗し、150℃で1時間半乾燥させた。このNa型生成
物の粉末X線回折パターンを図1、aに示す。広い面間
隙側のピークが強いが、表1に示、した結晶性アルミノ
シリケイトゼオライト型である。なお原料の酸性白土の
X線パターンを図1、bに示す。
実施例2 ll製原料は ベントナイト          0.3904 il
lに高シリカアルミナ比にするに必要なシリカ分を補充
するための 沈降シリカ(El13.25%Si 02 )  2,
3087 Q有機物、アルカリと水 テトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)1.49
180 水酸化ナトリウム(87,09%Na0H)0.191
7 Q 蒸溜水            14.7962 Qを
241オートクレーブ中に調合した。この混合物の主成
分の組成は酸化物のモル比表示で2.5TPA20−2
.5Na 20 40Si 02  Al 203874H20である。
前記オートクレーブを175℃に保ち、毎秒10CI1
1の振幅で振とうさせながら24時間結晶化させた。
得られた結晶生成物を濾過によって母液から分離し、水
洗し、150℃で1時間半乾燥させた。このNa型生成
物の粉末X線回折パターンを図2、aに示す。広い面間
隙側のピークが強いが、表1に示した結晶性アルミノシ
リケイトゼオライト型である。なお原料のベントナイト
のX線パターンを図2、bに示す実施例3 酸性白土の場合、調製原料は 酸性白土           1.39439沈降シ
’) 力(88,25%S i 02 )  1.95
82 gテトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)
1.2110 Q 水酸化ナトリウム(87,09%Na 0f()0.1
558 (1 蒸溜水            14.2725 gベ
ントナイトの場合、調製原料は ベントナイト          0.5282 (J
沈降シリカ(88,25%Si 02 )  2.25
04 gテトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)
1.2110 g 水酸化ナトリウム(87,09%Na 0H)0.15
58 (1 蒸溜水            14.80250をい
ずれもそれぞれ241オートクレーブ中に調合した。こ
の混合物の主成分の組成は酸化物のモル比表示でいずれ
も 1 、5TPA20 1 、5Na 20−30Si 
02  Al 203 646820である。前記オー
トクレーブを175℃に保ち、毎秒10cmの振幅で振
とうさせながら24時間結晶化させた。
得られた結晶生成物を濾過によって母液から分離し、水
洗し、150℃で1時間半乾燥させた。このNa型生成
物の粉末X線回折パターンはそれぞれ実施例1.2と同
型であり、2θ23″のピーク強度比はそれぞれ90%
、103%であった。
実施例4 酸性白土の場合、調製原料は 酸性白土           1,1851 Q沈降
シリカ(88,25%3i 02 )  2.0321
0テトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)1.3
725 Q 水酸化ナトリウム(87,09%Na OH>o、17
57 g 蒸溜水            14,3490 Qベ
ントナイトの場合、調製原料は ベントナイト         0.4490 。
沈降シリカ(88,25%S i 02 )  2,2
874 Qテトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA
)1.3725 g 水酸化ナトリウム(87,09%NaO,H)0.17
57 g 蒸溜水            14.7990 (1
をいずれもそれぞれ241オートクレーブ中に調合した
。この混合物の主成分の組成は酸化物のモル比表示でい
ず′れも 2TPA20 2Na 20 30SiO2Al203 646820である。前記オ
ートクレーブを150℃に保ち、毎秒10cIIlの振
幅で振とうさせながら24時間結晶化させた。
得られた結晶生成物を濾過によって母液から分離し、水
洗し、150℃で1時間半乾燥させた。このNa型生成
物の粉末X線回折パターンはそれぞれ実施例1.2と同
型であり、2θ23°のピーク強度比はそれぞれ102
%、104%であった。水熱台或は、150℃での圧力
は約5気圧で、175℃での圧の半分にもかかわらず生
成物の結晶度は良好であった。
実施例5 実施例4と同じ混合物組成において、有機物をテトラ−
n−プロピルアンモニウムの代りにそれぞれ エチレンジアミン         0.301モノエ
タノールアミン       0.26 mlを使用し
た。175℃における結晶生成物は、酸性白土の場合、
表1のせオライドとクリストバライトの共存相で202
3°のピーク強度比はそれぞれ53%、38%であった
。ベントナイトの場合、表1のゼオライトを結晶できな
かった。
実施例6 酸性白土の場合、調製原料は 酸性白土            1,1851 a沈
降シリカ(88,25%Si 02 )  2,032
1 Qテトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)1
.37250 水酸化カリウム        0.24580蒸溜水
            14.38001;1ベント
ナイトの場合、調製原料は ベントナイト         0,4490 LJ沈
降シリカ(88,25%S i 02 )  2.28
749テトラ−n−プロピルアンモニウム(TPA)1
.3725 g 水酸化カリウム        0.2458 (]蒸
溜水            14.38009をいず
れもそれぞれ241オートクレーブ中に調合した。この
混合物の主成分の組成は酸化物のモル比表示でいずれも 2TPA2 0  2に2 0 30S!  02   Al  2 03  646H
20である。前記オートクレーブを175℃に保ち、毎
秒10cmの振幅で振とうさせながら24時間結晶化さ
せた。
得られた結晶生成物を濾過によって母液から分離し、水
洗し、150℃で1時間半乾燥させた。このに型生成物
の粉末X線回折パターンはそれぞれ実施例1.2と同型
であり、2θ236のピーク強度比はそれぞれ80%、
98%であった。
実施例7 酸性白土の場合、調製原料は 酸性白土            0.5749 (]
鹿沼土            0.2584 g沈降
シリカ(88,25%S i 02 )  2.165
9 Q水酸化ナトリウム(87,09%Na0H)0.
3555 Q 蒸溜水            14.5873 Qベ
ントナイトの場合、調製原料は ベントナイト         0.33840鹿沼土
            0.2584 Q沈降シ’)
 h (88,25%S i 02 )  2.291
5 Q水M化t トI) ラム(87,09%Na 0
H)0.3555 Q 蒸溜水            14.7873 il
lをいずれもそれぞれ241オートクレーブ中に調合し
た。この混合物の主成分の組成は酸化物のモル比表示で
いずれも 5Na20 418!02 Al 203−940H20 である。前記オートクレーブを175℃に保ち、毎秒1
0cmの振幅で振とうさせながら24時間結晶化させた
得られた結晶生成物を濾過によって母液から分離し、水
洗し、150℃で1時間半乾燥させた。このNa型生′
成物の粉末X線回折パターンをそれぞれ図3.4に示す
。酸性白土の場合はクリストバライトとの共存であるが
、ともに表1のゼオライトの生成が認められるまた酸性
白土、ベントナイトと鹿沼土を前記実施例と同じ割合添
加した混合物組成4Na 20 35S! 02 Al z 03 760820 の生成物は2θ23°のピーク強度比でそれぞれ95%
、64%であった。
本発明の効果は イ、′天然物である粘土鉱物を原料にしていることであ
る。ことさら原料を試薬の純度まで求めなくても、例え
ば多成分の混合しているモンモリロナイト鉱物で充分で
ある。しかも粘土鉱物は火山国日本のいたる所で見うけ
られるが、工業資源の対象となりうるちのは凍土取得と
その成分性質より考慮しても乾燥凍土推定量数億トン以
上にもおよぶ一大国内資源々あること。
口、さらに、モンモリロナイト鉱物の化学組成中のFe
 203 、Ca o、 MCI 0.7/L/カリ(
K20.Na 20)などのカチオン類がすでに原料モ
ンモリロナイト鉱物の構造の一部として存在しており、
新たに合成原料混合物の一つとして添加したアルカリ金
属カチオンと相乗して、モンモリロナイト鉱物がゼオラ
イトになりやすい潜在的能力が引き出されたこと。
ハ、純度の高い高価な有機試薬を添加しなくても、鹿沼
土や関東ローム等アロフェン中に多く含有している土壌
有機物で、充分ゼオライト合成のテンプレート(鋳型)
効果を有すること。
二、土壌有機物の工業資源としての活路を見い出せたこ
と。
ホ、したがって安価に早く合成できること。
である。
【図面の簡単な説明】
図はいずれも粉末X、線回折パターンである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モンモリロライト鉱物、ケイ素酸化物の給源物質、
    有機化合物、アルカリ金属酸化物給源物質および水のそ
    れぞれ1種以上の原料源が含有する混合物を調製し、前
    記混合物をゼオライトの結晶が生成するまで、少なくと
    も80℃の温度に保ちながら、静止および移動すること
    を含む表1に示すような粉末X線回折パターンを有する
    結晶性アルミノシリケイトゼオライトの製造法。 2、前記反応混合物の主成分が酸化物のモル比で表わし
    て下記の組成: SiO_2/Al_2O_3=4以上 M_2_/_nO/SiO_2=0.01〜5.0O.
    B./(O.B.+M_1_/_nOH)=0.005
    〜1.0 H_2O含有量=70〜99モル% (式中Mはアルカリ金属イオンであり、O.B.は有機
    化合物、nは原子価を示す) および温度範囲80℃〜230℃を有するものである特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3、アルカリ金属がナトリウムである特許請求の範囲第
    2項記載の方法。 4、有機化合物が有機塩基である特許請求の範囲第2項
    記載の方法。 5、有機化合物が土壌有機物である特許請求の範囲第2
    項記載の方法。 6、モンモリロナイト鉱物が酸性白土である特許請求の
    範囲第2項から第5項まで記載の方法。 7、モンモリロナイト鉱物がベントナイトである特許請
    求の範囲第2項から第5項まで記載の方法。 表1 Na型生成物の粉末X線回折パターン但し、測定
    条件はCu管球、Niフィルター、40kV、20mA
    、2000cps、TC1、PS1°、SS1°、RS
    0.15mm、4°/min、4cm/minである。 なお誤差は次の表のようにみこまれる。
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