JPS6140693Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6140693Y2 JPS6140693Y2 JP1981126225U JP12622581U JPS6140693Y2 JP S6140693 Y2 JPS6140693 Y2 JP S6140693Y2 JP 1981126225 U JP1981126225 U JP 1981126225U JP 12622581 U JP12622581 U JP 12622581U JP S6140693 Y2 JPS6140693 Y2 JP S6140693Y2
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- integrated circuit
- grooves
- rail body
- case
- synthetic resin
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案の収納ケースは、接続用の端子が突出し
ているICやLSIのような集積回路部品の保管、運
搬に利用される。
ているICやLSIのような集積回路部品の保管、運
搬に利用される。
従来の技術とその問題点
集積回路部品の複数個を整列保持する静電気防
護機能を具えた収納ケースはよく知られている。
この収納ケースは集積回路部品を静電気障害から
保護し損傷を受けることなく保管、輸送できるよ
うに金属や導電性合成樹脂で作ること、帯電防止
剤混入合成樹脂で作ること、或いは金属箔を合成
樹脂シートや紙に積層したもので作ることが作な
われており、また収納した集積回路部品を外部か
ら見て収納ミスを発見し或いは収納状態を検査す
ることができるようにすることも要求されてい
る。
護機能を具えた収納ケースはよく知られている。
この収納ケースは集積回路部品を静電気障害から
保護し損傷を受けることなく保管、輸送できるよ
うに金属や導電性合成樹脂で作ること、帯電防止
剤混入合成樹脂で作ること、或いは金属箔を合成
樹脂シートや紙に積層したもので作ることが作な
われており、また収納した集積回路部品を外部か
ら見て収納ミスを発見し或いは収納状態を検査す
ることができるようにすることも要求されてい
る。
しかしながら、例えば特開昭54−154270号公
報、実開昭56−4262号公報に開示されているよう
に、集積回路部品を整列保持させる単一成形品か
らなる収納ケースに長手方向へ延びる溝孔を設け
外部から観察、検査るようにしたものでは、溝孔
部分が遮蔽機能を有していないので静電気防護機
能に大きな欠陥がある。また、集積回路部品を整
列保持するレール体とその上を覆うカバー体との
二部品からなり、カバー体を透明とした収納ケー
スも知られているが、例えば実開昭56−110661号
公報に開示されているものはカバー体が静電気防
護機能を全く有しておらず、更に例えば実開昭55
−45280号公報に開示されている帯電防止剤混入
の透明合成樹脂からなるカバー体では帯電防止剤
が次第に表面に滲出して外部へ逸散し帯電防止効
果が経時的に低下するという欠点がある。更に、
これらはレール体とカバー体との間に隙間がある
と静電気防護機能が完全でなくなり、或いは塵埃
が侵入する心配があるなどの問題を伴う。
報、実開昭56−4262号公報に開示されているよう
に、集積回路部品を整列保持させる単一成形品か
らなる収納ケースに長手方向へ延びる溝孔を設け
外部から観察、検査るようにしたものでは、溝孔
部分が遮蔽機能を有していないので静電気防護機
能に大きな欠陥がある。また、集積回路部品を整
列保持するレール体とその上を覆うカバー体との
二部品からなり、カバー体を透明とした収納ケー
スも知られているが、例えば実開昭56−110661号
公報に開示されているものはカバー体が静電気防
護機能を全く有しておらず、更に例えば実開昭55
−45280号公報に開示されている帯電防止剤混入
の透明合成樹脂からなるカバー体では帯電防止剤
が次第に表面に滲出して外部へ逸散し帯電防止効
果が経時的に低下するという欠点がある。更に、
これらはレール体とカバー体との間に隙間がある
と静電気防護機能が完全でなくなり、或いは塵埃
が侵入する心配があるなどの問題を伴う。
考案の目的
本考案は前述のような従来の問題点を解決し、
透明にして経時的劣化を生ずることがなく、且つ
レール体を完全に包んですぐれた静電気防護機能
を発揮するケース体を具えた収納ケースを提供す
ることを目的とする。
透明にして経時的劣化を生ずることがなく、且つ
レール体を完全に包んですぐれた静電気防護機能
を発揮するケース体を具えた収納ケースを提供す
ることを目的とする。
考案の構成
本考案に係る集積回路部品の収納ケースは、透
明な筒体の少なくとも一つの表面に透明な導電性
層が設けられているとともに内側表面に突条が突
設されているケース体と、集積回路部品から突出
した端子を挿入する溝条が上面に形成されている
とともに凹溝が側面に形成されている導電性合成
樹脂製のレール体とからなり、前記突条が前記凹
溝に嵌込まれて前記ケース体が前記レール体を囲
み且つ長手方向へ摺動可能に配置されている構成
とした。
明な筒体の少なくとも一つの表面に透明な導電性
層が設けられているとともに内側表面に突条が突
設されているケース体と、集積回路部品から突出
した端子を挿入する溝条が上面に形成されている
とともに凹溝が側面に形成されている導電性合成
樹脂製のレール体とからなり、前記突条が前記凹
溝に嵌込まれて前記ケース体が前記レール体を囲
み且つ長手方向へ摺動可能に配置されている構成
とした。
実施例
本考案の実施例を図面に基いて説明すると、透
明な筒体1の内側表面に長手方向へその全長に亘
つて延びる突条9,10を対向突設するととも
に、外側表面に透明な導電性層2を設けてケース
体14が構成されている。筒体1はポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリスチ
レン,ポリカーボネート,セルロース誘導体など
の合成樹脂を用いて厚さ0.1〜1.0mm程度に作られ
ている。また、誘電性層2はインジウム,スズ,
酸化インジウム,酸化スズ,ニツケル,クロムな
どの単体またはこれらの合金、或いは前記の混合
物を蒸着することによつて形成される。尚、この
導電性層2はあまり厚くすると透明性を失うので
30〜100Å程度の厚さの金属蒸着膜とするのがよ
い。
明な筒体1の内側表面に長手方向へその全長に亘
つて延びる突条9,10を対向突設するととも
に、外側表面に透明な導電性層2を設けてケース
体14が構成されている。筒体1はポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリスチ
レン,ポリカーボネート,セルロース誘導体など
の合成樹脂を用いて厚さ0.1〜1.0mm程度に作られ
ている。また、誘電性層2はインジウム,スズ,
酸化インジウム,酸化スズ,ニツケル,クロムな
どの単体またはこれらの合金、或いは前記の混合
物を蒸着することによつて形成される。尚、この
導電性層2はあまり厚くすると透明性を失うので
30〜100Å程度の厚さの金属蒸着膜とするのがよ
い。
次に、炭素粉末の如き導電性物質を混入して1
×88Ω以下の電気抵抗値に調整したポリエチリレ
ン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリスチ
レンなどの合成樹脂を用いて長尺のレール体3を
形成し、このレール体3には上面に開放した二本
の長手方向へ全長に亘つて延びる平行な溝条4,
5と両側面にそれぞれ開放した長手方向へ全長に
亘つて延びる凹溝11,12とを設ける。
×88Ω以下の電気抵抗値に調整したポリエチリレ
ン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,ポリスチ
レンなどの合成樹脂を用いて長尺のレール体3を
形成し、このレール体3には上面に開放した二本
の長手方向へ全長に亘つて延びる平行な溝条4,
5と両側面にそれぞれ開放した長手方向へ全長に
亘つて延びる凹溝11,12とを設ける。
そして、突条9,10を凹溝11,12に嵌込
むことによりケース体14がレール体3を囲み包
んで長手方向へ摺動可能に配置されており、端子
7,8を溝条4,5に挿入してレール体3の上面
に整列配置された集積回路部品6をケース体14
が被覆する。
むことによりケース体14がレール体3を囲み包
んで長手方向へ摺動可能に配置されており、端子
7,8を溝条4,5に挿入してレール体3の上面
に整列配置された集積回路部品6をケース体14
が被覆する。
第1,2図の実施例はレール体3とケース体1
4とを端面矩形に形成したものであり、第3図の
実施例はレール体3を端面ほぼ半円形に形成する
とともにケース体14を端面円形に形成したもの
であり、いずれもレール体3の側面乃至底面とケ
ース体14とを接触摺動し、レール体3の上面上
方に空間が形成されていて、この空間に置かれた
集積回路部品6の上面のマーキング13を透視で
きる。
4とを端面矩形に形成したものであり、第3図の
実施例はレール体3を端面ほぼ半円形に形成する
とともにケース体14を端面円形に形成したもの
であり、いずれもレール体3の側面乃至底面とケ
ース体14とを接触摺動し、レール体3の上面上
方に空間が形成されていて、この空間に置かれた
集積回路部品6の上面のマーキング13を透視で
きる。
尚、透明な導電性層を筒体1の内側の表面に設
け、或いは内外両表面に設けることができる。
け、或いは内外両表面に設けることができる。
考案の効果
本考案によると、集積回路部品を保持するレー
ル体を覆うケース体を透明な筒体と透明な導電性
層との積層物で構成したので、収納ミスの発見や
収納状態の検査などを外部から透視してきわめて
容易に行なうことができるのである。そして、レ
ール体とケース体とはともに導電性を有してお
り、特にケース体は帯電防止効果が経時的に低下
しない構成であるとともにレール体を完全に包囲
した構成であるので、集積回路部品を外部から完
全に遮断した状態で保管輸送されるため完全な静
電気遮蔽および塵埃の侵入防止が計れるばかり
か、大きな静電容量を有し内容に静電気が発生し
ても集積回路部品を帯電させることがなく、常に
高い信頼性で静電気防護機能を期待できるもので
ある。また、レール体とケース体とは両面の凹溝
と突条とによつて結合されているので、両者がが
たつくことなく組合わせられ、レール体が上下に
動いて集積回路部品を凹溝からとび出させるなど
の不都合を生じないで安定よく整列保持できるも
のである。
ル体を覆うケース体を透明な筒体と透明な導電性
層との積層物で構成したので、収納ミスの発見や
収納状態の検査などを外部から透視してきわめて
容易に行なうことができるのである。そして、レ
ール体とケース体とはともに導電性を有してお
り、特にケース体は帯電防止効果が経時的に低下
しない構成であるとともにレール体を完全に包囲
した構成であるので、集積回路部品を外部から完
全に遮断した状態で保管輸送されるため完全な静
電気遮蔽および塵埃の侵入防止が計れるばかり
か、大きな静電容量を有し内容に静電気が発生し
ても集積回路部品を帯電させることがなく、常に
高い信頼性で静電気防護機能を期待できるもので
ある。また、レール体とケース体とは両面の凹溝
と突条とによつて結合されているので、両者がが
たつくことなく組合わせられ、レール体が上下に
動いて集積回路部品を凹溝からとび出させるなど
の不都合を生じないで安定よく整列保持できるも
のである。
第1図は本考案の実施例の一部切除した平面部
分図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、
第3図は本考案の異なる実施例の断面図である。 1……筒体、2……導電性層、3……レール
体、4,5……溝条、9,10……突条、11,
12……凹溝、14……ケース体。
分図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、
第3図は本考案の異なる実施例の断面図である。 1……筒体、2……導電性層、3……レール
体、4,5……溝条、9,10……突条、11,
12……凹溝、14……ケース体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透明な筒体1の少なくとも一つの表面に透明
な導電性層2が設けられているとともに内側表
面に突条9,10が突設されているケース体1
4と、集積回路部品6から突出した端子7,8
を挿入する溝条4,5が上面に形成されている
とともに凹溝11,12が側面に形成されてい
る導電性合成樹脂製のレール体3とからなり、
前記突条9,10が前記凹溝11,12に嵌込
まれて前記ケース体14が前記レール体3を囲
み且つ長手方向へ摺動可能に配置されている集
積回路部品の収納ケース。 (2) 導電性層2が厚さ30〜100Åの金属蒸着膜で
あり筒体1が合成樹脂である実用新案登録請求
の範囲(1)の収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12622581U JPS5832650U (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 集積回路部品の収納ケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12622581U JPS5832650U (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 集積回路部品の収納ケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832650U JPS5832650U (ja) | 1983-03-03 |
JPS6140693Y2 true JPS6140693Y2 (ja) | 1986-11-20 |
Family
ID=29920020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12622581U Granted JPS5832650U (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 集積回路部品の収納ケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5832650U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54154270A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-05 | Hitachi Ltd | Parts storing tool |
JPS564262B2 (ja) * | 1976-03-11 | 1981-01-29 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5651325Y2 (ja) * | 1979-06-22 | 1981-12-01 |
-
1981
- 1981-08-26 JP JP12622581U patent/JPS5832650U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS564262B2 (ja) * | 1976-03-11 | 1981-01-29 | ||
JPS54154270A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-05 | Hitachi Ltd | Parts storing tool |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5832650U (ja) | 1983-03-03 |
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