JPS6140657Y2 - - Google Patents
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- JPS6140657Y2 JPS6140657Y2 JP10941181U JP10941181U JPS6140657Y2 JP S6140657 Y2 JPS6140657 Y2 JP S6140657Y2 JP 10941181 U JP10941181 U JP 10941181U JP 10941181 U JP10941181 U JP 10941181U JP S6140657 Y2 JPS6140657 Y2 JP S6140657Y2
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- cylindrical container
- conveyor
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- cylindrical
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Landscapes
- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本考案は、円筒状容器自動排出整列装置に関
し、更に詳細には、箱詰めされたチユーブ等の円
筒状容器を取り出し、該円筒状容器に粉末状、ペ
ースト状、液状のような物質を充填する充填工程
へ搬送するまでの工程を自動化するための装置に
関する。 <従来技術> 従来、チユーブ入り練り製品を得るための一般
的な工程は、空の円筒状容器を収納した段ボール
箱の蓋を取り除く工程、次に該箱を搬送する工
程、該箱から円筒状容器を取り出す工程、取り出
した円筒状容器を搬送する工程、空になつた箱を
搬送する工程、該箱に蓋を施す工程、から成つて
いる。そして、上記工程の内の特定の工程を自動
化するための装置は数多く開発されている。 例えば、練り香辛料、練り歯磨等をチユーブ詰
めしたチユーブ入り練り製品の製造において、段
ボール箱からチユーブを取り出し、それを整例状
態で充填機へ搬送供給するための装置として、段
ボール箱に収納した空のチユーブ中にチユーブ抜
き取り棒を挿入せしめることによつて該チユーブ
抜き取り棒の略先端部に装着されている座ゴムを
上記チユーブ内壁に密接させ、その後チユーブ抜
き取り棒を引き揚げて段ボール箱からチユーブを
抜き取る工程、及びその後該チユーブ抜き取り棒
からチユーブを強制的に分離させるためのプレー
トを介してチユーブ搬送ベルトへ上記チユーブを
供給し充填機へ移行せしめる工程、を自動的に行
う装置である。 <考案が解決しようとする問題点> しかし、上記装置の場合、段ボール箱中のチユ
ーブの位置とチユーブ抜き取り棒の位置とが正確
に一致していないと、チユーブの中に挿入した
際、該チユーブ抜き取り棒の略先端部に装着した
座ゴムがチユーブの開口縁部にひつかかり、それ
によつて該チユーブの開口縁部を変形、破損させ
てしまう。従つて、上記装置の場合、段ボール箱
中のチユーブの位置とチユーブ抜き取り棒の位置
とに細心の注意を必要とするという煩雑さがあつ
た。そればかりでなく、チユーブ抜き取り棒によ
つて段ボール箱中からチユーブを抜き取つた後、
該チユーブ抜き取り棒からチユーブ分離用プレー
トを介してチユーブを強制的に分離させる際にチ
ユーブの変形、破損が発生しやすいという欠点が
あつた。 こうした欠点を有する装置を本考案のごとき円
筒状容器自動排出整列装置に組み込むことができ
ず、その結果上記した装置を用いてチユーブ入り
練り製品を製造するに当つては、各工程毎に何ら
かの人手を必要とするものであつた。 <問題を解決するための手段> 本考案は、こうした欠点を解決して、円筒状容
器を収納した箱の搬送工程、該箱から円筒状容器
を排出する工程、空になつた箱を排出する工程、
上記排出され、多層状に積み重なつた状態にある
円筒状容器を単層状に整列せしめ一本ずつ次工
程、例えば充填工程へ順次円滑に搬送供給する工
程、をすべて自動化した装置を提供しようとする
ものである。 以下、本考案装置を一実施例である第1図〜第
12図に則つて詳述する。 本考案装置は円筒状容器を収納した箱から円筒
状容器を自動的に排出する自動排出機構と、排出
された円筒状容器を整列供給する機構とからなつ
ており、従つて、まず上記自動排出機構の構成に
ついて述べ、次に円筒状容器整列供給機構の構成
について述べる。 図中1は箱を示し、該箱1は六つの面6,7,
8,9,10,11からなる立方体又は直方体
で、こうした箱1の形状を強固に保持するために
は、上記六面体を形成する各辺部に各面を支持す
る支持枠12を設ける方が好ましく、従つて以下
の説明に当つては支持枠を設けた箱を具体例とし
て述べる。箱1の各面を支持枠12によつて支持
する場合、上記六面体の内、底面6を開閉できる
ようにしておく。即ち、底面6については水平方
向に開閉できるように支持枠12によつて支持
し、その構造は、底面6を開閉する場合底面6を
支持する支持枠12の辺13,14,15に該底
面6の厚さより大きい幅の凹型の溝17が形成さ
れており、該溝17に底面6を開閉が可能なよう
に嵌合せしめ、上記支持枠12の他の一つの辺1
6は、上記底面6の開放方向辺部6′に固着す
る。そして、上記箱1の底面6を開閉する場合
は、第9図に示す如くエアシリンダーフツク40
を辺16又は辺19に引掛けて実施するか、或い
は辺16又は辺19の外表面に鉄プレート20を
固着し、第1図〜第2図に示す如く励、消磁可能
な電磁石30に上記鉄プレート20を吸着せし
め、それによつて実施する方法があるが、上記底
面6又は一側面7を確実に且つ安定に開閉するた
めには後者の方法の方が好ましく、従つて移行の
説明に当つては後者の方法を具体例として述べ
る。 上記した底面6以外の他の面を支持枠12によ
つて支持する場合は、開閉自在となる面以外の面
の各辺部を夫々凹凸となし、各面のそれぞれの辺
部を第4図に示すごとく噛み合わせ、そして噛み
合わせた部分を第5図のxで示す如く如く支持枠
12で覆うようにして支持するのが好ましく、更
には円筒状容器2の箱1への収納をより簡単にす
るために、該箱1の面11を着脱可能なように支
持枠12に嵌合せしめて蓋としての機能を有せし
めることが好ましい。何故ならば、本考案は前述
した如く、箱の開放と円筒状容器の排出と箱の閉
鎖を自動的に行わしめるものであり、その結果箱
1の第1コンベア3による搬送を規則的に実施さ
せなければ、後工程の自動化が困難になる。従つ
て、上記した点を考慮すれば第1コンベア3はベ
ルトコンベアであることが好ましい。これに対し
第2コンベア5は空の箱4を搬送するという機能
を有していれば十分であるので、あえてベルトコ
ンベアとする必要はなく、ローラーコンベアであ
つてもよい。 箱1を第1コンベア3から第2コンベア5へ移
行させるに当り、第1コンベア3と第2コンベア
5との間には箱保持部21が設けられており、該
箱1はプレート22を開して該箱保持部21へ送
られ、ここで箱1中の円筒状容器2が排出され
る。排出された円筒状容器2は、第2コンベア5
の進行方向に対し直角方向でかつ箱保持部21の
下方に円筒状容器整列供給機構を有する装置へ移
行される。 上記箱保持部21の構造は、第1,2図に示す
如く円筒状容器を排出するに充分な開口2第1コ
ンベア3からプレート22を介して箱保持部21
へ箱1を移行せしめるに当つては、箱1の面9に
接するように成型されたプレート24を有した供
給シリンダー23によつて強制的に行なう。そし
て、該箱1が箱保持部21に保持された際に該箱
1の底面6又は一側面7を自動的に開閉するため
の装置として、前者の場合は上記箱1の底面6に
固着されている支持枠12の一つの辺16と略水
平な位置に開閉装置27が設置されており、後者
の場合は上記箱1の一側面7に固着されている支
持枠12の一つの辺19と略垂直な位置に開閉装
置27が設置されている。該開閉装置27は、シ
リンダー28の先端に銅線29を有した励、消磁
可能な電磁石30を設置した構成からなつてお
り、上記シリンダー28は箱1の支持枠12の一
つの辺16又は19の外表面の鉄プレート20に
対し上記電磁石30を遠近運動させる作用を有し
ている。また、箱保持枠21の上方位置で該箱保
持部21を介して第2コンベア5と相対抗する位
置に、箱1から円筒状容器2を排出して空になつ
た箱4を上記箱保持部21から第2コンベア5へ
強制的に送り出すためプレート31を有した排出
シリンダー32が設けられている。尚、箱保持部
21を介してプレート31と相対抗する位置にゲ
ート33を設置し、該ゲート33は第2コンベア
5のサイドと箱保持枠21のサイドとの間を、シ
ヤフト34を軸として90度回転する機能を有して
おり、これによつて箱1が箱保持部21の上に確
実に供給保持させることができる。 次に、円筒状容器整列供給機構の構成について
述る。 図中51は傾斜面を表わし、該傾斜面51は円
筒状容器2が自重によつて回転移動し得るように
長手方向に傾斜しており、その傾斜面51は、第
2コンベア5の進行方向に対し直角方向で且つ該
傾斜面51の上端部分が箱1から排出された円筒
状容器2を収納し得る下方位置になるように設置
されている。該傾斜面51の幅は円筒状容器2が
安定に回転移動し得る程度であれば特に限定され
るものではなく、上記円筒状容器2の高さを基準
にして決定すればよい。 次に、該傾斜面51の上方向には、円筒状容器
2が傾斜面51上を回転移動していく量を調整す
るための円筒状容器移動調整板53,54,55
が設けられている。該円筒状容器移動調整板5
3,54,55は、傾斜面51上を回転移動する
円筒状容器2の量を調整する作用と同時に円筒状
容器2を一時貯ておくホツパーとしての作用を有
していなければならない。従つて、円筒状容器移
動調整板53,54,55の設置手段としては、
以下の二つの条件を充足していることが必要であ
る。即ち、第1の条件は傾斜面51上における円
筒状容器2の移動方向aに対し90度以内の角度b
の傾斜を有すること、第2の条件は傾斜面51と
の間に円筒状容器2の外形の略2倍以上の間隙
c,d,eを有すること、である。 そして、上記のように円筒状容器移動調整板を
2枚以上設置する場合は傾斜面の下方位置に設置
するものほど傾斜面との間隙を狭くしていくこと
が重要である。これによつて、円筒状容器の多層
状態の層数を減少せしめることが可能となる。こ
のことを図面でいうと、傾斜面51と円筒状容器
移動調整板53,54,55との間隙c,d,e
の関係は、式c>d>e>略2x(但し、xは円
筒状容器の外形幅の大きさを表わし、以降も同様
である。)で表わされ、具体的にはcは(1+3/2√ 3)xより、dは(1+√3)xより、eは
し、更に詳細には、箱詰めされたチユーブ等の円
筒状容器を取り出し、該円筒状容器に粉末状、ペ
ースト状、液状のような物質を充填する充填工程
へ搬送するまでの工程を自動化するための装置に
関する。 <従来技術> 従来、チユーブ入り練り製品を得るための一般
的な工程は、空の円筒状容器を収納した段ボール
箱の蓋を取り除く工程、次に該箱を搬送する工
程、該箱から円筒状容器を取り出す工程、取り出
した円筒状容器を搬送する工程、空になつた箱を
搬送する工程、該箱に蓋を施す工程、から成つて
いる。そして、上記工程の内の特定の工程を自動
化するための装置は数多く開発されている。 例えば、練り香辛料、練り歯磨等をチユーブ詰
めしたチユーブ入り練り製品の製造において、段
ボール箱からチユーブを取り出し、それを整例状
態で充填機へ搬送供給するための装置として、段
ボール箱に収納した空のチユーブ中にチユーブ抜
き取り棒を挿入せしめることによつて該チユーブ
抜き取り棒の略先端部に装着されている座ゴムを
上記チユーブ内壁に密接させ、その後チユーブ抜
き取り棒を引き揚げて段ボール箱からチユーブを
抜き取る工程、及びその後該チユーブ抜き取り棒
からチユーブを強制的に分離させるためのプレー
トを介してチユーブ搬送ベルトへ上記チユーブを
供給し充填機へ移行せしめる工程、を自動的に行
う装置である。 <考案が解決しようとする問題点> しかし、上記装置の場合、段ボール箱中のチユ
ーブの位置とチユーブ抜き取り棒の位置とが正確
に一致していないと、チユーブの中に挿入した
際、該チユーブ抜き取り棒の略先端部に装着した
座ゴムがチユーブの開口縁部にひつかかり、それ
によつて該チユーブの開口縁部を変形、破損させ
てしまう。従つて、上記装置の場合、段ボール箱
中のチユーブの位置とチユーブ抜き取り棒の位置
とに細心の注意を必要とするという煩雑さがあつ
た。そればかりでなく、チユーブ抜き取り棒によ
つて段ボール箱中からチユーブを抜き取つた後、
該チユーブ抜き取り棒からチユーブ分離用プレー
トを介してチユーブを強制的に分離させる際にチ
ユーブの変形、破損が発生しやすいという欠点が
あつた。 こうした欠点を有する装置を本考案のごとき円
筒状容器自動排出整列装置に組み込むことができ
ず、その結果上記した装置を用いてチユーブ入り
練り製品を製造するに当つては、各工程毎に何ら
かの人手を必要とするものであつた。 <問題を解決するための手段> 本考案は、こうした欠点を解決して、円筒状容
器を収納した箱の搬送工程、該箱から円筒状容器
を排出する工程、空になつた箱を排出する工程、
上記排出され、多層状に積み重なつた状態にある
円筒状容器を単層状に整列せしめ一本ずつ次工
程、例えば充填工程へ順次円滑に搬送供給する工
程、をすべて自動化した装置を提供しようとする
ものである。 以下、本考案装置を一実施例である第1図〜第
12図に則つて詳述する。 本考案装置は円筒状容器を収納した箱から円筒
状容器を自動的に排出する自動排出機構と、排出
された円筒状容器を整列供給する機構とからなつ
ており、従つて、まず上記自動排出機構の構成に
ついて述べ、次に円筒状容器整列供給機構の構成
について述べる。 図中1は箱を示し、該箱1は六つの面6,7,
8,9,10,11からなる立方体又は直方体
で、こうした箱1の形状を強固に保持するために
は、上記六面体を形成する各辺部に各面を支持す
る支持枠12を設ける方が好ましく、従つて以下
の説明に当つては支持枠を設けた箱を具体例とし
て述べる。箱1の各面を支持枠12によつて支持
する場合、上記六面体の内、底面6を開閉できる
ようにしておく。即ち、底面6については水平方
向に開閉できるように支持枠12によつて支持
し、その構造は、底面6を開閉する場合底面6を
支持する支持枠12の辺13,14,15に該底
面6の厚さより大きい幅の凹型の溝17が形成さ
れており、該溝17に底面6を開閉が可能なよう
に嵌合せしめ、上記支持枠12の他の一つの辺1
6は、上記底面6の開放方向辺部6′に固着す
る。そして、上記箱1の底面6を開閉する場合
は、第9図に示す如くエアシリンダーフツク40
を辺16又は辺19に引掛けて実施するか、或い
は辺16又は辺19の外表面に鉄プレート20を
固着し、第1図〜第2図に示す如く励、消磁可能
な電磁石30に上記鉄プレート20を吸着せし
め、それによつて実施する方法があるが、上記底
面6又は一側面7を確実に且つ安定に開閉するた
めには後者の方法の方が好ましく、従つて移行の
説明に当つては後者の方法を具体例として述べ
る。 上記した底面6以外の他の面を支持枠12によ
つて支持する場合は、開閉自在となる面以外の面
の各辺部を夫々凹凸となし、各面のそれぞれの辺
部を第4図に示すごとく噛み合わせ、そして噛み
合わせた部分を第5図のxで示す如く如く支持枠
12で覆うようにして支持するのが好ましく、更
には円筒状容器2の箱1への収納をより簡単にす
るために、該箱1の面11を着脱可能なように支
持枠12に嵌合せしめて蓋としての機能を有せし
めることが好ましい。何故ならば、本考案は前述
した如く、箱の開放と円筒状容器の排出と箱の閉
鎖を自動的に行わしめるものであり、その結果箱
1の第1コンベア3による搬送を規則的に実施さ
せなければ、後工程の自動化が困難になる。従つ
て、上記した点を考慮すれば第1コンベア3はベ
ルトコンベアであることが好ましい。これに対し
第2コンベア5は空の箱4を搬送するという機能
を有していれば十分であるので、あえてベルトコ
ンベアとする必要はなく、ローラーコンベアであ
つてもよい。 箱1を第1コンベア3から第2コンベア5へ移
行させるに当り、第1コンベア3と第2コンベア
5との間には箱保持部21が設けられており、該
箱1はプレート22を開して該箱保持部21へ送
られ、ここで箱1中の円筒状容器2が排出され
る。排出された円筒状容器2は、第2コンベア5
の進行方向に対し直角方向でかつ箱保持部21の
下方に円筒状容器整列供給機構を有する装置へ移
行される。 上記箱保持部21の構造は、第1,2図に示す
如く円筒状容器を排出するに充分な開口2第1コ
ンベア3からプレート22を介して箱保持部21
へ箱1を移行せしめるに当つては、箱1の面9に
接するように成型されたプレート24を有した供
給シリンダー23によつて強制的に行なう。そし
て、該箱1が箱保持部21に保持された際に該箱
1の底面6又は一側面7を自動的に開閉するため
の装置として、前者の場合は上記箱1の底面6に
固着されている支持枠12の一つの辺16と略水
平な位置に開閉装置27が設置されており、後者
の場合は上記箱1の一側面7に固着されている支
持枠12の一つの辺19と略垂直な位置に開閉装
置27が設置されている。該開閉装置27は、シ
リンダー28の先端に銅線29を有した励、消磁
可能な電磁石30を設置した構成からなつてお
り、上記シリンダー28は箱1の支持枠12の一
つの辺16又は19の外表面の鉄プレート20に
対し上記電磁石30を遠近運動させる作用を有し
ている。また、箱保持枠21の上方位置で該箱保
持部21を介して第2コンベア5と相対抗する位
置に、箱1から円筒状容器2を排出して空になつ
た箱4を上記箱保持部21から第2コンベア5へ
強制的に送り出すためプレート31を有した排出
シリンダー32が設けられている。尚、箱保持部
21を介してプレート31と相対抗する位置にゲ
ート33を設置し、該ゲート33は第2コンベア
5のサイドと箱保持枠21のサイドとの間を、シ
ヤフト34を軸として90度回転する機能を有して
おり、これによつて箱1が箱保持部21の上に確
実に供給保持させることができる。 次に、円筒状容器整列供給機構の構成について
述る。 図中51は傾斜面を表わし、該傾斜面51は円
筒状容器2が自重によつて回転移動し得るように
長手方向に傾斜しており、その傾斜面51は、第
2コンベア5の進行方向に対し直角方向で且つ該
傾斜面51の上端部分が箱1から排出された円筒
状容器2を収納し得る下方位置になるように設置
されている。該傾斜面51の幅は円筒状容器2が
安定に回転移動し得る程度であれば特に限定され
るものではなく、上記円筒状容器2の高さを基準
にして決定すればよい。 次に、該傾斜面51の上方向には、円筒状容器
2が傾斜面51上を回転移動していく量を調整す
るための円筒状容器移動調整板53,54,55
が設けられている。該円筒状容器移動調整板5
3,54,55は、傾斜面51上を回転移動する
円筒状容器2の量を調整する作用と同時に円筒状
容器2を一時貯ておくホツパーとしての作用を有
していなければならない。従つて、円筒状容器移
動調整板53,54,55の設置手段としては、
以下の二つの条件を充足していることが必要であ
る。即ち、第1の条件は傾斜面51上における円
筒状容器2の移動方向aに対し90度以内の角度b
の傾斜を有すること、第2の条件は傾斜面51と
の間に円筒状容器2の外形の略2倍以上の間隙
c,d,eを有すること、である。 そして、上記のように円筒状容器移動調整板を
2枚以上設置する場合は傾斜面の下方位置に設置
するものほど傾斜面との間隙を狭くしていくこと
が重要である。これによつて、円筒状容器の多層
状態の層数を減少せしめることが可能となる。こ
のことを図面でいうと、傾斜面51と円筒状容器
移動調整板53,54,55との間隙c,d,e
の関係は、式c>d>e>略2x(但し、xは円
筒状容器の外形幅の大きさを表わし、以降も同様
である。)で表わされ、具体的にはcは(1+3/2√ 3)xより、dは(1+√3)xより、eは
【式】よりやや広くするのが好ましい
(第3図参照)。
こうした条件を充足する円筒状容器移動調整板
53,54,55の設置方法は特に限定されるも
のではなく、例えば上記傾斜面を介して長手方向
と平行に設置された側壁56,57に適宜の手段
で固着設置する。 次に、上記円筒状容器移動調整板55の設置位
置より傾斜面51の傾斜下方位置に送り込みロー
ラー58が設置されている。該送り込みローラー
58は、上記円筒状容器移動調整板55と傾斜面
51との間隙eを通過してきた層状の円筒状容器
2を短層上に整列せしめる作用を有する。この作
用を第12図に則つて説明すると、円筒状容器2
イが傾斜面51と送り込みローラー58との間隙
を通過すると共に送り込みローラー58に接触し
ている円筒状容器2ロは上記送り込みローラー5
8によつて強制的に下方へ送り混まれ、それに伴
つて円筒状容器2ハはやや交替する、という現象
を繰り返し起こさせることによつて前記した作用
を実行せしめる。従つて、該送り込みローラー5
8の設置は、以下の二つの条件を充足しているこ
とが必要である。即ち、第1の条件は傾斜面51
との間に円筒状容器2の外径とほぼ同程度の間隙
fを有すること、第2の条件は円筒状容器2の移
動方向aと同一方向に回転するようにすること、
である。 上記第1の条件のためには、円筒状容器2が送
り込みローラー58に至るまでにほぼ2層状態に
なつていることが望ましい。 従つて、図面に示す如く円筒状容器移動調整板
53,54,55によつて間隙c,d,eが設け
られている場合、上記第1の条件は間隙c,d,
eと重要な相関があり、式c>d>e>略2xを
前提としてのみ初めてその作用を効果的に実行し
得る。従つて、上記間隙c,d,e,fの関係は
式c>d>e>略2x>F≧1xで表わす関係にな
り、具体的には間隙fは円筒状容器2の外径より
やや広い方が送り込みローラー58による円筒状
容器2の辺形、破損を防止するためには好まし
い。上記第2の条件である送り込みローラー58
の回転方向は円筒状容器2を単層状に整列せしめ
ると共に一本ずつ効率的に次工程へ順次、搬送供
給するという作用を確実に実行せしめるために重
要である。 上記作用を有する送り込みローラー58の大き
さ及び材質については特に限定されるものではな
く、整列供給すべき円筒状容器の大きさ及び材質
等を考慮して実施者が適宜決定すればよいが、送
り込みローラー58の表面と円筒状容器2の表面
とが接触する場合、ある程度摩擦抵抗があつた方
が円筒状容器2を効率的に送り混むのに好まし
く、また、ある程度緩衝機能を有している方が円
筒状容器2の変形、破損防止という点からして好
ましい。従つて、送り込みローラー58としては
少なくともその表面部分をゴム質を巻いたものが
好ましい。 次に、本考案装置においては円筒状容器2が傾
斜面51上を確実に回転移動するように該傾斜面
51を介して長手方向と平行に側壁56,57が
設けられている。そして、該側壁56,57間の
間隙は円筒状容器の高さよりやや広い間隙である
ことが必要である。 本考案装置の構成は以上のとおりであるが、上
記構成において円筒状容器の回転移動を効率的に
行わしめる手段として、例えば傾斜面51の裏側
にバイブレーダー59,60を設置する手段があ
る。この場合、傾斜面51を送り込みローラー5
8より下方の位置で切断して傾斜面51″,5
2″となし、傾斜面51′の裏側にバイブレーダー
59,60を設置する方が好ましい。これにより
円筒状容器2は傾斜面51′では該傾斜面51′の
振動によつてより効率的に回転移動することにな
り、該傾斜面51′から該傾斜面51″に回転移動
した円筒状容器2は傾斜面51″が振動していな
いので安定な状態で次工程へ供給されることにな
る。 <作 用> 次に、上記した構成からなる本考案装置の一具
体例についてその作用を明確にするための好まし
い使用態様を以下に述べる。 まず、円筒状容器2を収納した箱1を人手によ
つて或いは機械的手段によつて第1コンベア3上
に乗せる。該第1コンベア3上に乗せるに当つて
は、該箱1の底面6が第1コンベア3上に接する
ようにすると共に該箱1の底面6における支持枠
12の一つの辺16の外表面に固着された鉄プレ
ート20が開閉装置27の設置されている側にく
るように乗せなければならない。第1コンベア3
上に乗せられ搬送されてきた箱1は、予め第1コ
ンベア3の上方位置に設置されている供給シリン
ダー23の先端に設けられているプレート24に
よつて捕獲された後、供給シリンダー23の水平
なA方向(第2図参照)運動によつてプレート2
2を介して強制的に箱保持部21へ導かれる。こ
の際、ゲート31は予めG方向(第1図参照)へ
90度回転して箱句保持部21のサイドへ位置して
おり、供給シリンダー23によつて導かれる箱1
を箱保持部21へ確実に保持される。箱1が箱保
持部21に保持されると供給シリンダー23は直
ちに水平なB方向(第2図参照)運動によつて元
の位置もどり、次に搬送されてくる箱1を捕獲
し、上記した運動を繰り返して箱1を規則的に箱
保持部21に供給する。一方、箱保持部21の上
部には予め開閉装置27のシリンダー28によつ
て電磁石30が消磁状態で配置されており、供給
シリンダー23によつて導かれた箱1を箱保持部
21上で停止させるストツパーとしての役目をす
る。箱1が箱保持部21上に保持されると同時に
銅線29に電流が流れて電磁石30が励磁状態と
なり、それによつて生じる電磁石30の磁力によ
つて、上記箱1の底面6における支持枠12の一
つの辺16の外表面の鉄プレート20を吸着せし
め、その後シリンダー28を水平にC方向(第2
図参照)運動させると電磁石30もC方向運動
し、それに伴つて電磁石30の磁力によつて吸着
されている鉄プレート20と共に箱1の底面6も
水平に同一方向に引つぱられることになる。それ
に伴つて、箱1の円筒状容器2は箱保持部21の
開口25を通つて排出される。電磁石30は底面
6が十分に開放された時点で電流の流れが停止さ
れて消磁状態となる。上記箱の円筒状容器2が全
部排出された後、シリンダー28の水平なD方向
(第2図参照)運動によつて開放された底面6は
箱1の元の場所へもどされる。それと同時にゲー
ト33はH方向(第2図参照)へ90度回転して第
2コンベア5のサイドの位置にもどり、その後速
やかに排出シリンダー32が水平なE方向(第2
図参照)運動を開始し、該排出シリンダー32の
先端に設けられているプーレート31によつて空
になつた箱4を強制的に第2コンベア5へ送り出
す。空になつた箱4を第2コンベア5に送り出し
た後、排出シリンダー31は水平なF方向(第2
図参照)運動によつて元の位置にもどる。第2コ
ンベア5へ送り出された空の箱4は円筒状容器2
を収容する等のために次工程へ搬送される。 箱1から排出された円筒状容器2は箱保持部2
1の開口25を介して、その下方位置に設置され
ている円筒状容器整列供給装置へ自動的に供給さ
れることになる。供給された円筒状容器2のうち
一部は円筒状容器移動調整板53と傾斜面51と
の間隙cを通過して下方へ回転移動し、他の円筒
状容器2は一時的に円筒状容器移動調整板53と
傾斜面51と側壁56,57によつて形成される
空間域に積み重なつた多層状態で保持された後、
順次間隙cを通過して下方へ回転移動する。この
場合、間隙cは(1+3/2√3)xの広さを有して おり、従つて、円筒状容器2はほぼ4層状態で通
過する。間隙cを通過した円筒状容器2は円筒状
容器移動調整板54と傾斜面51との間隙dを通
過して下方へ回転移動していくが、間隙dが(1
+√3)xの広さであるために間隙cを通過した
ほぼ4層状態の円筒状容器2はそのままの状態で
スムーズに間隙dを通過せずに一部の円筒状容器
2は上記円筒状容器移動調整板54と傾斜面51
と側壁56,57によつて形成される空間域に積
み重なつた多層状態で一時的に保持される。この
場合の多層状態は前段における多層状態程ではな
い。一時的に保持された円筒状容器2は、順次間
隙dをほぼ3層状態で通過して円筒状容器移動調
整板55へ回転する。円筒状容器移動調整板55
においても円筒状容器2は前述した動きをし、間
隙eによつてほぼ2層状態で送り込みローラー5
8に至る。そして、該送り込みローラー58によ
つて円筒状容器2を単層状に整列せしめると共に
順次、一本ずつ効率的に送り出す。送り出された
円筒状容器2は例えば傾斜面51の下方端部と接
するように設置されているアタツチ62付チエー
ンコンベア61によつて一本ずつ次工程、例えば
充填工程へと搬送される。 <効 果> 以上、述べたように、本考案装置によると円筒
状容器を収納した箱を単に第1コンベアに乗せる
だけで、箱の搬送操作、搬送されてきた箱から円
筒状容器を排出する操作、その後空になつた箱を
第2コンベアによつて次工程へ搬送する操作、多
層状で供給された円筒状容器を変形、破損させる
ことなく効果的に且つ連続的に単層層状態に整列
せしめて一本ずつ次工程へ搬送供給する操作を全
て自動的に行うことができ、上記工程中、人手を
要することが全くないので非常に効果的であると
共に経済的でもある。そして、こうした効果は円
筒状容器のすべてに適用することができ、円筒状
容器としてはチユーブ、ビン、間等等がある。 尚、本考案装置においては、第1コンベアと第
2コンベアとを図面に示す如く平行位置関係にな
るように設置してもよく、第1コンベアと第2コ
ンベアとを直線的位置関係になるように設置して
もよい。また、箱及び該箱の底面を移動させるた
めの装置としては、シリンダーに限るものではな
く、同じような作用を達成し得るものであれば他
の装置を採用しても何ら差し支えないものであ
る。
53,54,55の設置方法は特に限定されるも
のではなく、例えば上記傾斜面を介して長手方向
と平行に設置された側壁56,57に適宜の手段
で固着設置する。 次に、上記円筒状容器移動調整板55の設置位
置より傾斜面51の傾斜下方位置に送り込みロー
ラー58が設置されている。該送り込みローラー
58は、上記円筒状容器移動調整板55と傾斜面
51との間隙eを通過してきた層状の円筒状容器
2を短層上に整列せしめる作用を有する。この作
用を第12図に則つて説明すると、円筒状容器2
イが傾斜面51と送り込みローラー58との間隙
を通過すると共に送り込みローラー58に接触し
ている円筒状容器2ロは上記送り込みローラー5
8によつて強制的に下方へ送り混まれ、それに伴
つて円筒状容器2ハはやや交替する、という現象
を繰り返し起こさせることによつて前記した作用
を実行せしめる。従つて、該送り込みローラー5
8の設置は、以下の二つの条件を充足しているこ
とが必要である。即ち、第1の条件は傾斜面51
との間に円筒状容器2の外径とほぼ同程度の間隙
fを有すること、第2の条件は円筒状容器2の移
動方向aと同一方向に回転するようにすること、
である。 上記第1の条件のためには、円筒状容器2が送
り込みローラー58に至るまでにほぼ2層状態に
なつていることが望ましい。 従つて、図面に示す如く円筒状容器移動調整板
53,54,55によつて間隙c,d,eが設け
られている場合、上記第1の条件は間隙c,d,
eと重要な相関があり、式c>d>e>略2xを
前提としてのみ初めてその作用を効果的に実行し
得る。従つて、上記間隙c,d,e,fの関係は
式c>d>e>略2x>F≧1xで表わす関係にな
り、具体的には間隙fは円筒状容器2の外径より
やや広い方が送り込みローラー58による円筒状
容器2の辺形、破損を防止するためには好まし
い。上記第2の条件である送り込みローラー58
の回転方向は円筒状容器2を単層状に整列せしめ
ると共に一本ずつ効率的に次工程へ順次、搬送供
給するという作用を確実に実行せしめるために重
要である。 上記作用を有する送り込みローラー58の大き
さ及び材質については特に限定されるものではな
く、整列供給すべき円筒状容器の大きさ及び材質
等を考慮して実施者が適宜決定すればよいが、送
り込みローラー58の表面と円筒状容器2の表面
とが接触する場合、ある程度摩擦抵抗があつた方
が円筒状容器2を効率的に送り混むのに好まし
く、また、ある程度緩衝機能を有している方が円
筒状容器2の変形、破損防止という点からして好
ましい。従つて、送り込みローラー58としては
少なくともその表面部分をゴム質を巻いたものが
好ましい。 次に、本考案装置においては円筒状容器2が傾
斜面51上を確実に回転移動するように該傾斜面
51を介して長手方向と平行に側壁56,57が
設けられている。そして、該側壁56,57間の
間隙は円筒状容器の高さよりやや広い間隙である
ことが必要である。 本考案装置の構成は以上のとおりであるが、上
記構成において円筒状容器の回転移動を効率的に
行わしめる手段として、例えば傾斜面51の裏側
にバイブレーダー59,60を設置する手段があ
る。この場合、傾斜面51を送り込みローラー5
8より下方の位置で切断して傾斜面51″,5
2″となし、傾斜面51′の裏側にバイブレーダー
59,60を設置する方が好ましい。これにより
円筒状容器2は傾斜面51′では該傾斜面51′の
振動によつてより効率的に回転移動することにな
り、該傾斜面51′から該傾斜面51″に回転移動
した円筒状容器2は傾斜面51″が振動していな
いので安定な状態で次工程へ供給されることにな
る。 <作 用> 次に、上記した構成からなる本考案装置の一具
体例についてその作用を明確にするための好まし
い使用態様を以下に述べる。 まず、円筒状容器2を収納した箱1を人手によ
つて或いは機械的手段によつて第1コンベア3上
に乗せる。該第1コンベア3上に乗せるに当つて
は、該箱1の底面6が第1コンベア3上に接する
ようにすると共に該箱1の底面6における支持枠
12の一つの辺16の外表面に固着された鉄プレ
ート20が開閉装置27の設置されている側にく
るように乗せなければならない。第1コンベア3
上に乗せられ搬送されてきた箱1は、予め第1コ
ンベア3の上方位置に設置されている供給シリン
ダー23の先端に設けられているプレート24に
よつて捕獲された後、供給シリンダー23の水平
なA方向(第2図参照)運動によつてプレート2
2を介して強制的に箱保持部21へ導かれる。こ
の際、ゲート31は予めG方向(第1図参照)へ
90度回転して箱句保持部21のサイドへ位置して
おり、供給シリンダー23によつて導かれる箱1
を箱保持部21へ確実に保持される。箱1が箱保
持部21に保持されると供給シリンダー23は直
ちに水平なB方向(第2図参照)運動によつて元
の位置もどり、次に搬送されてくる箱1を捕獲
し、上記した運動を繰り返して箱1を規則的に箱
保持部21に供給する。一方、箱保持部21の上
部には予め開閉装置27のシリンダー28によつ
て電磁石30が消磁状態で配置されており、供給
シリンダー23によつて導かれた箱1を箱保持部
21上で停止させるストツパーとしての役目をす
る。箱1が箱保持部21上に保持されると同時に
銅線29に電流が流れて電磁石30が励磁状態と
なり、それによつて生じる電磁石30の磁力によ
つて、上記箱1の底面6における支持枠12の一
つの辺16の外表面の鉄プレート20を吸着せし
め、その後シリンダー28を水平にC方向(第2
図参照)運動させると電磁石30もC方向運動
し、それに伴つて電磁石30の磁力によつて吸着
されている鉄プレート20と共に箱1の底面6も
水平に同一方向に引つぱられることになる。それ
に伴つて、箱1の円筒状容器2は箱保持部21の
開口25を通つて排出される。電磁石30は底面
6が十分に開放された時点で電流の流れが停止さ
れて消磁状態となる。上記箱の円筒状容器2が全
部排出された後、シリンダー28の水平なD方向
(第2図参照)運動によつて開放された底面6は
箱1の元の場所へもどされる。それと同時にゲー
ト33はH方向(第2図参照)へ90度回転して第
2コンベア5のサイドの位置にもどり、その後速
やかに排出シリンダー32が水平なE方向(第2
図参照)運動を開始し、該排出シリンダー32の
先端に設けられているプーレート31によつて空
になつた箱4を強制的に第2コンベア5へ送り出
す。空になつた箱4を第2コンベア5に送り出し
た後、排出シリンダー31は水平なF方向(第2
図参照)運動によつて元の位置にもどる。第2コ
ンベア5へ送り出された空の箱4は円筒状容器2
を収容する等のために次工程へ搬送される。 箱1から排出された円筒状容器2は箱保持部2
1の開口25を介して、その下方位置に設置され
ている円筒状容器整列供給装置へ自動的に供給さ
れることになる。供給された円筒状容器2のうち
一部は円筒状容器移動調整板53と傾斜面51と
の間隙cを通過して下方へ回転移動し、他の円筒
状容器2は一時的に円筒状容器移動調整板53と
傾斜面51と側壁56,57によつて形成される
空間域に積み重なつた多層状態で保持された後、
順次間隙cを通過して下方へ回転移動する。この
場合、間隙cは(1+3/2√3)xの広さを有して おり、従つて、円筒状容器2はほぼ4層状態で通
過する。間隙cを通過した円筒状容器2は円筒状
容器移動調整板54と傾斜面51との間隙dを通
過して下方へ回転移動していくが、間隙dが(1
+√3)xの広さであるために間隙cを通過した
ほぼ4層状態の円筒状容器2はそのままの状態で
スムーズに間隙dを通過せずに一部の円筒状容器
2は上記円筒状容器移動調整板54と傾斜面51
と側壁56,57によつて形成される空間域に積
み重なつた多層状態で一時的に保持される。この
場合の多層状態は前段における多層状態程ではな
い。一時的に保持された円筒状容器2は、順次間
隙dをほぼ3層状態で通過して円筒状容器移動調
整板55へ回転する。円筒状容器移動調整板55
においても円筒状容器2は前述した動きをし、間
隙eによつてほぼ2層状態で送り込みローラー5
8に至る。そして、該送り込みローラー58によ
つて円筒状容器2を単層状に整列せしめると共に
順次、一本ずつ効率的に送り出す。送り出された
円筒状容器2は例えば傾斜面51の下方端部と接
するように設置されているアタツチ62付チエー
ンコンベア61によつて一本ずつ次工程、例えば
充填工程へと搬送される。 <効 果> 以上、述べたように、本考案装置によると円筒
状容器を収納した箱を単に第1コンベアに乗せる
だけで、箱の搬送操作、搬送されてきた箱から円
筒状容器を排出する操作、その後空になつた箱を
第2コンベアによつて次工程へ搬送する操作、多
層状で供給された円筒状容器を変形、破損させる
ことなく効果的に且つ連続的に単層層状態に整列
せしめて一本ずつ次工程へ搬送供給する操作を全
て自動的に行うことができ、上記工程中、人手を
要することが全くないので非常に効果的であると
共に経済的でもある。そして、こうした効果は円
筒状容器のすべてに適用することができ、円筒状
容器としてはチユーブ、ビン、間等等がある。 尚、本考案装置においては、第1コンベアと第
2コンベアとを図面に示す如く平行位置関係にな
るように設置してもよく、第1コンベアと第2コ
ンベアとを直線的位置関係になるように設置して
もよい。また、箱及び該箱の底面を移動させるた
めの装置としては、シリンダーに限るものではな
く、同じような作用を達成し得るものであれば他
の装置を採用しても何ら差し支えないものであ
る。
第1図は本考案装置の一実施例の斜視図、第2
図は第1図における自動排出機構の構成の平面
図、第3図は円筒状容器を収納する箱の一具体例
の斜視図、第4図は箱の面と面との噛み合せ図、
第5図は第3図におけるP−P′の断面図、第6図
は第3図におけるQからの部分平面図、第7図は
第3図におけるR−R′の部分断面図、第8図は
第1図における自動排出機構の構成に関する他の
実施例の斜視図、第9図は箱の底面又は一側面を
開閉するための機構に関する一実施例の簡略図、
第10図は第1図における円筒状容器整列供給機
構の構成の縦断側面図、第11図及び第12図は
第10図の,の各部分拡大図である。
図は第1図における自動排出機構の構成の平面
図、第3図は円筒状容器を収納する箱の一具体例
の斜視図、第4図は箱の面と面との噛み合せ図、
第5図は第3図におけるP−P′の断面図、第6図
は第3図におけるQからの部分平面図、第7図は
第3図におけるR−R′の部分断面図、第8図は
第1図における自動排出機構の構成に関する他の
実施例の斜視図、第9図は箱の底面又は一側面を
開閉するための機構に関する一実施例の簡略図、
第10図は第1図における円筒状容器整列供給機
構の構成の縦断側面図、第11図及び第12図は
第10図の,の各部分拡大図である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 立方体又は直方体で、その底面が水平方向に開閉
可能で該底面の開放方向辺部に鉄プレートが固着
されている箱を第1コンベア及び第2コンベアと
で搬送する間に、該箱から円筒状容器を排出する
工程と排出された該円筒状容器を次工程に1つず
つ搬送する工程とを自動的に行うための円筒状容
器自動排出整列装置であつて、この装置は以下の
構成から成り立つている。 (1) 上記箱を所定の間隙毎に搬送するための第1
コンベア、 (2) 第1コンベアと下記する第2コンベアとの間
に設けられ、該箱の外枠よりも若千小さい開口
を有した箱保持枠、 (3) 該箱を第1コンベアから箱保持枠に誘導する
ための箱供給装置、 (4) 該箱保持枠に誘導された箱の底面を開閉する
ための箱底面開閉装置、 (5) 上記箱から円筒状容器を排出した空の箱を搬
送するための第2コンベア、 (6) 上記空の箱を箱保持枠から第2コンベアに誘
導するための箱排出装置、 (7) 箱底面開閉装置によつて箱保持枠に保持され
た箱の底面を開放することにより該箱から排出
された円筒状容器が自重によつて回転移動する
ように長手方向に傾斜を有して設けられた傾斜
面、 (8) 該軽斜面に設けられ、円筒状容器の移動方向
に対し90度以内の角度の傾斜を有し、かつ該傾
斜面との間に該円筒状容器の外形の略2倍以上
の間隙を有せしめて適宜の数設けられた円筒状
容器移動調整板、 (9) 該円筒状容器移動調整板の設置位置より該傾
斜面の傾斜下方位置に設けられ、該傾斜面との
間に円筒状容器の外形とほぼ同程度の間隙を有
し、且つ該円筒状容器の移動方向と同一に回転
する送り込みローラー、 (10) 上記傾斜面を介して長手方向と平行に円筒状
容器の高さよりやや広い間隙を有せしめて設け
られた側壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10941181U JPS5814309U (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 円筒状容器自動排出整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10941181U JPS5814309U (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 円筒状容器自動排出整列装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5814309U JPS5814309U (ja) | 1983-01-28 |
JPS6140657Y2 true JPS6140657Y2 (ja) | 1986-11-20 |
Family
ID=29903790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10941181U Granted JPS5814309U (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 円筒状容器自動排出整列装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814309U (ja) |
-
1981
- 1981-07-22 JP JP10941181U patent/JPS5814309U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5814309U (ja) | 1983-01-28 |
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