JPS6140618B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6140618B2
JPS6140618B2 JP54047685A JP4768579A JPS6140618B2 JP S6140618 B2 JPS6140618 B2 JP S6140618B2 JP 54047685 A JP54047685 A JP 54047685A JP 4768579 A JP4768579 A JP 4768579A JP S6140618 B2 JPS6140618 B2 JP S6140618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
coating
contact
thermoplastic resin
materials
Prior art date
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Expired
Application number
JP54047685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55140741A (en
Inventor
Masao Nishimura
Kazuaki Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP4768579A priority Critical patent/JPS55140741A/ja
Publication of JPS55140741A publication Critical patent/JPS55140741A/ja
Publication of JPS6140618B2 publication Critical patent/JPS6140618B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は光フアイバの外周に被覆を施す方法に
関するものであつて、特にプリフオームロツドか
ら紡糸された裸の光フアイバにプラスチツクの一
次被覆を施すのに好適な方法に関するものであ
る。 従来プリフオームロツドから紡糸された光フア
イバの外周に一次被覆を施すには、金属製のロー
ラまたはダイスの隙間に溶融した被覆材料を満た
し、該隙間に上記光フアイバを挿通してその表面
に上記被覆材料を塗布し、ついでこれを加熱固化
するといつた方法が主として用いられている。 しかしながら、このような従来の方法では、ロ
ーラやダイスあるいは光フアイバの巻取機構の精
度など種々の問題から、上記隙間の中央に光フア
イバを厳密かつ定常的に挿通させることが困難で
あり、このため被覆に偏肉が生じるといつた問題
が発生しているばかりでなく、さらには上記光フ
アイバがローラやダイスに接触して損傷し、その
強度や伝送特性の低下などを招き易いという欠点
があつた。 そこで光フアイバの損傷を防止するため、ロー
ラやダイスをシリコンゴムなどの軟かい材料で製
作することも提案されているが、このような材料
では金属材料に比べて精度の高いローラやダイス
を製作することができず、このため光フアイバの
損傷防止という点では、ある程度満足した結果を
得ることができても、被覆における偏肉の防止と
いう点では、却つて不利な結果を招来してしまう
ことになる。 本発明は従来の被覆法におけるこのような問題
点を解消すべく、特異な手段で光フアイバの表面
に被覆を形成するようにしたもので、これにより
光フアイバに損傷を与えることなく、均一な被覆
が形成されるようにしたものである。 以下この構成を図面に基き説明すると、第1
図、第2図において、1は石英などを主成分とす
る高屈折率のコア部と、同じく低屈接率のクラツ
ド部とからなる光フアイバであつて、これはヒー
タ3によつて加熱溶融されたプリフオームロツド
2の一端を図示しない引取機により矢印a方向に
一定の速度で引き取ることにより形成されるが、
本発明では、このような光フアイバ1の紡糸工程
中において、熱可塑性樹脂からなる一対の被覆用
素材5,5を互いに接触6させておき、この状態
で加熱状態にある上記光フアイバ1を上記被覆用
素材5,5の接触面間に挿通し、これにより当該
光フアイバ1の保有熱でその表面に接触した被覆
用素材5,5を溶融しつつ、該溶融した熱可塑性
樹脂を光フアイバ1の表面に付着させて被覆7を
形成していくのである。 この場合において、光フアイバ1は、これを被
覆用素材5,5の間に挿通するとき、当該熱可塑
性樹脂の融点より高い温度に加熱しておくことが
必要であり、このため加熱されたヒータ4の間に
光フアイバ1を挿通して該光フアイバ1を加熱し
てから上記被覆用素材5,5の間に挿通させるこ
ともあるが、通常の場合、プリフオームロツド2
から引き取られたばかりの光フアイバ1は充分高
い温度に加熱されているので、そのまゝ挿通させ
ることも可能である。 さらにこのようにして光フアイバ1に施した被
覆7は、図示しない巻取機に巻き取られる前に自
然冷却または強制冷却して固化させられるが、被
覆7の表面を滑らかにするため該被覆7の形成
後、これを加熱炉8に通すなどして同被覆7をそ
の融点以上の温度に再び加熱することもある。 また被覆7の上にさらに例えばシリコンゴムの
如き材料を上塗りすることもある。 なおここで第1図において示した被覆用素材5
は、接触すべき面が平らな面となつた長状なフイ
ルム状に形成されたもので、これは供給ローラ
9,9から巻取ローラ10,10に一定の速度で
巻き取られながらその間に巻掛した転動ローラ1
1,11により互いに押圧されて、その間で光フ
アイバ1の送り方向(a方向)と直交する方向に
線接触せしめられている。 また第3図で示した被覆用素材5,5は、第4
図にも示す通り、矢印b,b方向へ互いにころが
り接触をなす摩擦車状のものからなつていて、こ
の場合もこれらの周面が光フアイバ1の送り方向
と直交する方向に線接触をしており、光フアイバ
1の表面に溶融して付着することにより凹凸が生
じた上記周面は、加熱された成形用ナイフ12,
12により直ちに切削され、常時幅方向に平らな
面が形成されるようになつている。 しかしてこれら被覆用素材5,5としては、ナ
イロン、ポリフツ化ビニリデン、FEP、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウ
レタン、ポリカーボネート、ポリスチレンなど加
熱により溶融する熱可塑性樹脂が用いられる。 なお熱可塑性樹脂が光フアイバ1の表面に付着
し難いときなどは、上記被覆用素材5,5をヒー
タ13,13で予熱しておくこともある。 また互いに接触するこれら被覆用素材5,5の
表面に、シリコンオイル等の高沸点潤滑材を塗布
してこれを光フアイバ1とその被覆7の間に介在
させることもあり、これは同光フアイバ1と被覆
7との接着を防いで被覆7を除去する際これが容
易に剥離できるようにするためである。 しかして本発明の方法により光フアイバ1に被
覆7を施す場合は、光フアイバ1の保有熱でその
表面に接触した被覆用素材5,5が溶融され、該
溶融した熱可塑性樹脂が光フアイバ1の表面に付
着して被覆7が形成されるのであるが、この際光
フアイバ1は、その周りの被覆用素材5,5を均
一に加熱するので、該素材5,5は光フアイバ1
を中心としてその周りの部分のみが均一に溶融さ
れることになり、このため当該溶融部分の周りの
非溶融部分があたかもローラやダイスの如き機能
をすると共に、光フアイバ1がその間に形成され
た上記溶融部分の丁度中央に位置することにな
り、従つて該光フアイバ1の外周に偏肉のない均
一な被覆7が形成されるのである。 さらにこの場合において、紡糸中に光フアイバ
1がその径方向に変動した場合でも、その周囲が
常に均一に加熱されるので、当該溶融部分も上記
光フアイバ1の変動に伴つて変動し、従つて同光
フアイバ1は上記溶融部分の中央に定常的に存在
することになり、その位置関係は変動しないこと
になる。 次に本発明の具体例として以下に二つの実施例
を示す。 実施例 1 第1図、第2図で示すように被覆用素材5,5
としてナイロン12からなる厚さ0.2mm、幅3mm
のフイルムを用い、これを転動ローラ11,11
で接触させながら光フアイバ1の送り方向、即ち
紡糸方向(a方向)と反対方向に送ると共に、
2100℃で紡糸した外径125μmの光フアイバ1を
500℃のヒータ4の間に通した後、上記被覆用素
材5,5の接触面間に線速30m/minで挿通して
その表面に被覆7を形成し、これを空冷して固化
させた。 実施例 2 第3図、第4図で示すように被覆用素材5,5
としてポリ弗化ビニリデンからなる直径50mm、幅
5mmの円板を用い、これを矢印b,b方向に5r.
p.m.の速度でころがり接触させると共に、2100
℃で紡糸した外径150μmの光フアイバ1を500℃
のヒータ4の間に通した後、上記被覆用素材5,
5の接触面間に線速30m/minで挿通してその表
面に被覆7を形成し、これを500℃の加熱炉8に
通した後空冷して固化させた。 そこでこの実施例1および2により得られた光
フアイバにつき、平均被覆厚、被覆の偏肉度(最
大肉厚と最小肉厚の比)および引張強度(引張長
さ300mmで光フアイバを20mm/minの速度で引張
つたときの破壊引張荷重)を夫々試験測定したと
ころ表のような結果を得た。 さらにこれらの光フアイバを従来の製法により
得たものと比較するため、比較例1として幅2
mm、深さ180μmの溝を有する2枚のステンレス
製ローラの隙間中に、クレゾールを溶媒とするナ
イロン12の30%溶液を満たし、この隙間中に光
フアイバを通し、その他の条件は実施例1と同一
条件で光フアイバ1の紡糸およびその被覆を行
い、また同じく比較例2として、上記ステンレス
製ローラの隙間中にジメチルアセトアミドを溶媒
とするポリ弗化ビニリデンの50%溶液を満たし、
この隙間中に光フアイバを通し、その他の条件は
実施例2と同一条件で光フアイバ1の紡糸および
その被覆を行つた。 そしてこれら比較例1および2により得られた
光フアイバについても上述実施例の場合と同様の
試験測定を行いその結果を表に併記して実施例1
および2と夫々比較した。
【表】 この表から明らかな通り本発明による方法で得
られた光フアイバは、従来のものに比べて偏肉の
ない被覆を有し、しかも引張強度の高いものとな
り得た。 以上説明した通り本発明では、熱可塑性樹脂か
らなる一対の被覆用素材5,5を互いに接触させ
ると共に、上記熱可塑性樹脂の融点より高温に加
熱された光フアイバ1を該被覆用素材5,5の接
触面間に挿通させることにより、同光フアイバ1
の保有熱でその表面に接触した上記被覆用素材
5,5を溶融し、該溶融した熱可塑性樹脂を上記
光フアイバ1の表面に付着させて被覆7を形成し
ていくようにしたので、これによれば、光フアイ
バ1が被覆用素材5,5の間を挿通するとき、そ
の周りの被覆用素材5,5を均一に溶融すること
になり、このため該溶融部分の周りの非溶融部分
があたかもローラやダイスの如き機能を果すと共
に、光フアイバ1がその間に形成された上記溶融
部分の丁度中央に位置することになつて、同光フ
アイバ1の外周に偏肉のない均一な被覆7が形成
されることになる。 さらにこの場合において、紡糸中にフアイバ1
がその径方向に変動した場合でも、その周囲が常
に均一に加熱されるので、当該溶融部分も上記光
フアイバ1の変動に伴つて変動し、従つて該光フ
アイバ1は常に上記溶融部分の中央に位置するこ
ととなつて、この点でも偏りのない被覆7が形成
されることになると共に、該被覆7の形成中に金
属など硬い部分に接触することが一切無いので、
損傷などの発生もなく、強度、特性の点で優れた
光フアイバおよびその被覆が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2
図は第1図の―線拡大断面図、第3図は同他
種実施例を示す説明図、第4図は第3図における
―線拡大断面図である。 1……光フアイバ、5,5……被覆用素材、7
……被覆。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂からなる一対の被覆用素材を互
    いに接触させると共に、上記熱可塑性樹脂の融点
    より高温に加熱された光フアイバを該被覆用素材
    の接触面間に挿通させることにより、同光フアイ
    バの保有熱でその表面に接触した上記被覆用素材
    を溶融し、該溶融した熱可塑性樹脂を上記光フア
    イバの表面に付着させて被覆を形成していくよう
    にしたことを特徴とする光フアイバの被覆方法。 2 被覆用素材が、一対の転動ローラに巻掛して
    該両ローラの押圧により接触するようにしたフイ
    ルム状のものからなつている特許請求の範囲第1
    項記載の光フアイバの被覆方法。 3 被覆用素材が互いにころがり接触をなす摩擦
    車状のものからなつている特許請求の範囲第1項
    記載の光フアイバの被覆方法。 4 被覆用素材が光フアイバの送り方向に対して
    直交する方向に略線接触をなすよう設定されてい
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の光フアイバの被覆方法。 5 被覆用素材の接触面間に挿通される前の光フ
    アイバが、表面に高沸点潤滑材を有する特許請求
    の範囲第1項乃至第4項記載の光フアイバの被覆
    方法。
JP4768579A 1979-04-18 1979-04-18 Optical fiber covering method Granted JPS55140741A (en)

Priority Applications (1)

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JP4768579A JPS55140741A (en) 1979-04-18 1979-04-18 Optical fiber covering method

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JP4768579A JPS55140741A (en) 1979-04-18 1979-04-18 Optical fiber covering method

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Publication Number Publication Date
JPS55140741A JPS55140741A (en) 1980-11-04
JPS6140618B2 true JPS6140618B2 (ja) 1986-09-10

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ID=12782128

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JP4768579A Granted JPS55140741A (en) 1979-04-18 1979-04-18 Optical fiber covering method

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JP (1) JPS55140741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285324U (ja) * 1988-12-21 1990-07-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0285324U (ja) * 1988-12-21 1990-07-04

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