JPS6140380Y2 - - Google Patents

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JPS6140380Y2
JPS6140380Y2 JP1977079307U JP7930777U JPS6140380Y2 JP S6140380 Y2 JPS6140380 Y2 JP S6140380Y2 JP 1977079307 U JP1977079307 U JP 1977079307U JP 7930777 U JP7930777 U JP 7930777U JP S6140380 Y2 JPS6140380 Y2 JP S6140380Y2
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JP
Japan
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liquid
heating
vaporizing
vaporization
vaporization chamber
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JP1977079307U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、殺菌または殺虫用その他の薬液、灯
油など(以下単に「液体」という。)をポンプで
タンクないしは容器内から気化室に送り込み、こ
の気化室の外側に設けた加熱用の、たとえば、ニ
クロム線の如き発熱体を介して、適当な所定温度
に加熱し、加熱により気化した当該液体を上記気
化室の出口側から所望の煙霧状ないしは実質的に
気体の状態で排出させるための、液体の加熱気化
装置の改良に関するものである。
第2図および第3図は、従来公知の代表的な煙
霧状薬剤散布機に組み込まれているこの種の液体
加熱気化装置の構造を例示した一部切欠き縦断面
図および横断面図であら。これら図面において、
1および2はそれぞれ同心の内外二重の金属筒
(通常鋼製パイプ)、3は外側金属筒1の内周面
と、内側金属筒2の外周面との間に形成された断
面形状が円輪状をした小間隙、6aはこの内側金
属筒2の中心に固定、保持せられ、しかも上記円
輪状の小間隙3に連通し、出口側の一端(第2図
で右側)にノズル5を備えた金属製の内側気化筒
(通常鋼製パイプ)、6はそれら内側金属筒2と内
側気化筒6aとの間に介装された陶磁器製厚肉の
外側気化筒、7はこの陶磁器製の外側気化筒6の
外周面に巻装せられたニクロム線、8はこのニク
ロム線7と上記内側金属筒2の内周面側との間に
介装したマイカナイトのような電気絶縁物の薄
層、9は図示しない薬液の収納タンクに連通せる
該薬液の供給口、また2aは上記ニクロム線7が
巻装された上記陶磁器製の外側気化筒6の抜脱防
止などのため、該液体加熱気化装置、具体的に
は、内側金属筒2の端部(第2図で右端側)に形
成されている開口を閉塞すべく、適当な肉厚に塗
着せられた、たとえば、石膏による封止部材であ
る。
図示しないポンプおよび送液管を介して、この
供給口9から送り込まれた薬液は、円輪状の断面
形状を有する小間隙3の間を潜通して、金属製の
内側気化筒6aの後端(第2図で左側)入口に達
し、充分に拡散されてこの気化筒6a内に入り、
加熱によつて気化され、その前端(第2図で右
側)出口側に設けられているノズル5から噴出せ
しめられるのであるが、陶磁器製の外側気化筒6
の外周面に巻かれているニクロム線7は内側金属
筒2の内周面との間に介装した電気絶縁用のマイ
カナイト層8により該内側金属筒2と電気的には
絶縁されているけれども、大気との絶縁は充分で
あるとはいえない。なぜなら、上記内側金属筒2
の内周面とニクロム線7が巻かれている陶磁器製
の外側気化筒6の外周面との間に形成された間
隙、空間は、上記石膏などによる封止部材2aを
介して、一応は外気との連通が遮断されていると
はいえ、使用中に、この封止部材には亀裂や剥離
による破損が生じる可能性が多分にあり、その結
果気密性が損われることから、当該ニクロム線7
は通電時における高温酸化腐蝕に基づく断線事故
を起し易く、しかもニクロム線7が断線した場
合、上記陶磁器製の外側気化筒6は高熱に侵され
脆くなつている関係上、それを取り出し、該ニク
ロム線を修理する際に、破損することが多い。ま
た該陶磁器製の外側気化筒6は熱伝導率が小さい
うえ、破損しにくいように比較的厚肉にしてある
関係上、その中心部に設けられている金属製の内
側気化筒6aへ熱が伝わりにくく、したがつて、
薬液を煙霧化させるための消費電力が徒らに大き
く不経済である。
なお従来公知のこの種の液体加熱気化装置に
は、その用途、目的に応じた所定の液体に送給す
る手段として、たとえば、実開昭47−37576号公
報(考案の名称“煙霧器”)に見られる加圧ポン
プ(手押ポンプ)または電磁バイブレータ(たと
えば、米国特許第3019092号で公知の如き)が用
いられているが、手押ポンプによる場合は、該装
置の運転中、絶えずこのポンプの手押操作をほぼ
一定の速さで続けらければならず、これを怠る
と、当該液体の送給量、換言すれば、内側金属筒
6a内の圧力が不当に増減し、その結果、完全に
気体、煙霧化した状態で該液体を所望どおり連続
的に噴出させることができず、また電磁バイブレ
ータによる場合には、騒音が甚だしいことから、
特に屋内などにおける使用に不向きであるなどの
不都合、欠点が避けられなかつた。
本考案は、従来公知のこの種の液体加熱気化装
置に認められる上述の如き不都合、欠点の除去、
解消を目的として、なされたものである。
以下に、たとえば殺菌または殺虫用薬剤散布機
に適用した場合の、本考案の一実施例を図面につ
いて説明する。第1図において、本考案に係る液
体の加熱気化装置10は熱伝導率が大きい適当な
材料、たとえば、アルミ合金から鋳造され、中心
部に気化室4aを有する中空の加熱気化筒4を含
み、この加熱気化筒4の周壁体4b内には、この
周壁体4bの内周面4cに適当に近接した位置に
おいて、上記気化室4aの外側を巻回せさめた状
態で、加熱用のシーズヒータ11が、該加熱気化
筒4の鋳造時に、鋳込まれている。ところで、こ
の種のシーズヒータとして、第1a図には、金属
製パイプ11a内に充填した電気絶縁物11bの
中心に発熱体として、たとえば、コイル状に巻い
たニクロム線11cを埋設したものが例示されて
いるが、一般に市販されているシーズヒータを適
宜選択のうえ、使用できることはいうまでもな
い。なお図中11dは該ニクロム線11cの電源
との接続用端子である。また第1図において、気
化室4a一端の入口側(図面で左側)には、送液
管9aおよび電磁ポンプ12を介して、所望液体
の収納タンクないしは容器13に連通する該液体
の供給口9が設けられ、他端の出口側(図面で右
側)にはノズル5aが着脱可能に装着されてい
る。
本考案の上記実施例によれば、気化室4a内を
加熱するための発熱体には、金属製パイプ11a
内に充填した電気絶縁物11b内に埋設し、絶縁
させたコイル状に巻かれたニクロム線11cを大
気からも遮断するように、密封せしめてなるシー
ズヒータ11が使用されているので、空気との接
触による高温酸化は完全に防止され、該発熱体の
寿命は著しく長くなる。そのうえ、このシーズヒ
ータ11は、既述したように、熱伝導率が大き
い、たとえば、アルミ合金製の加熱気化筒4の周
壁体4b内に、この周壁体4b内周面4cに適当
に近接した位置において、上記気化室4aの外側
を巻回せしめた状態で、鋳込まれているから、熱
効率がきわめて高く、したがつて、所要の加熱温
度に迅速に到達し、電力消費量も著しく節減され
る。
さらに本考案いよれば、電磁ポンプ12を使用
するようにしているので、手押ポンプによる場合
の如く、ポンプの手押し操作をほぼ一定の速さで
続け、圧力保持に注意を払わなければならないと
いう厄介な労力から解放され、また電磁バイブレ
ータにおけるような騒音発生の問題もなく、静粛
な運転が可能となるだけでなく、常に安定した適
当な送給量で、液体を気化室内に送り込むことが
容易となり、そのすべてをほとんど完全に煙霧
化、気体させることができるから、生の液体粒子
が混在したミスト状で噴出されるという不都合は
解消、除去され、したがつて、屋内での使用を主
とした煙霧状薬剤散布機に対してもなんらの支障
がなく、簡単、容易に組込んで好適に使用できる
という顕著な効果が得られる。
なお本考案は、金属製加熱気化筒4、気化室4
aおよびノズル5aの形状や材質も含めて、上記
実施例に限定されるものではなく、また、その性
質上、気化室4a内の温度を用途、液体の種類、
使用条件にそれぞれ対応した適正な所定値に設
定、保持させるための自動温度調節器の組み込み
などが必要であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る液体の加熱気化装置の
一実施例の略示的縦断面図、第1a図は、本考案
で使用されるシーズヒータを例示した解説用縦断
面図、第2図は従来公知の代表的な煙霧状薬剤散
布機に組み込まれているこの種の液体加熱気化装
置の構造を例示した一部切欠き縦断側面図、第3
図は、第2図の−線における断面矢視図であ
る。 1……外側金属筒、2……内側金属筒、2a…
…封止部材、3……円輪状の断面形状を有する小
間隙、4……中空の金属製加熱気化筒、4a……
気化室、4b……周壁体、4c……内周面、5,
5a……ノズル、6……陶磁器製の外側気化筒、
6a……金属製の内側気化筒、7……ニクロム
線、8……電気絶縁物の薄層、9……薬剤ないし
液体の供給口、9a……送液管、10……本考案
に係る液体の加熱気化装置、11……加熱用シー
ズヒータ、11a……金属製パイプ、11b……
電気絶縁物、11c……コイル状に巻かれたニク
ロム線、11d……電源との接続用端子、12…
…電磁ポンプ、13……液体の収納タンクないし
は容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱伝導率が大きい適当な材料から鋳造され、中
    心部に気化室4aを有する中空の加熱気化筒4の
    周壁体4b内には、この周壁体4bの内周面4c
    に適当に近接した位置において、上記気化室4a
    の外側を巻回せしめた状態で、加熱用のシーズヒ
    ータ11が鋳込まれているとともに、該気化室4
    a一端の入口側には送液管9aおよび電磁ポンプ
    12を介して、当該所望液体の収納タンクないし
    は容器13に連通する該液体の供給口9が設けら
    れ、また他端の出口側には、加熱により気化した
    該液体を煙霧状ないしはほぼ気体の状態で噴出さ
    せるためのノズル5aが着脱可能に装着せられて
    なることを特徴とする液体の加熱気化装置。
JP1977079307U 1977-06-16 1977-06-16 Expired JPS6140380Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977079307U JPS6140380Y2 (ja) 1977-06-16 1977-06-16

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JP1977079307U JPS6140380Y2 (ja) 1977-06-16 1977-06-16

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Publication Number Publication Date
JPS545811U JPS545811U (ja) 1979-01-16
JPS6140380Y2 true JPS6140380Y2 (ja) 1986-11-18

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ID=28997153

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JPS5881461A (ja) * 1981-11-07 1983-05-16 Furointo Sangyo Kk 溶融物用ノズル
KR100656185B1 (ko) 2006-03-15 2006-12-13 (주)크린파워 무동력 분무기
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JPS4724685U (ja) * 1971-03-31 1972-11-20

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JPS4724685U (ja) * 1971-03-31 1972-11-20

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JPS545811U (ja) 1979-01-16

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