JPS6140357B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6140357B2 JPS6140357B2 JP56103153A JP10315381A JPS6140357B2 JP S6140357 B2 JPS6140357 B2 JP S6140357B2 JP 56103153 A JP56103153 A JP 56103153A JP 10315381 A JP10315381 A JP 10315381A JP S6140357 B2 JPS6140357 B2 JP S6140357B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- standpipe
- pressure vessel
- key
- support
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 11
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/16—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special provision allowing movement of the pipe
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、原子炉圧力容器に装着されたスタ
ンドパイプの支持構造の改良に関する。
ンドパイプの支持構造の改良に関する。
原子炉圧力容器には、燃料交換および制御用棒
駆動装置を収容するための多数のスタンドパイプ
が装着されているが、運転中の該圧力容器の熱膨
脹のためにスタンドパイプに曲げ荷重が加わると
いう問題があつた。この点を第１図・第２図を用
いて更に説明する。
駆動装置を収容するための多数のスタンドパイプ
が装着されているが、運転中の該圧力容器の熱膨
脹のためにスタンドパイプに曲げ荷重が加わると
いう問題があつた。この点を第１図・第２図を用
いて更に説明する。
従来のこの種スタンドパイプ支持構造を第１図
に示し、格納室６内にサポートスカート７に支え
られて原子炉圧力容器５が設置され、該圧力容器
の上鏡４に取付けられた多数のスタンドパイプ１
は、図示の如く格納室６に固設した遮蔽コンクリ
ート２に配設された貫通孔３に挿入配置されて、
その水平位置の支持が行われるように構成されて
いる。このような構造において運転時この圧力容
器５が昇温して熱膨脹するとき、サポートスカー
ト７は昇温せずかつ該圧力容器は一般に縦長楕円
体を成すので、第２図のように上鏡４上に配置さ
れた各スタンドパイプ１の下部は、第１図の矢印
のような圧力容器の径方向に変位すると同時に上
向きの変位をする。一方スタンドパイプ１の上端
とこれを支持する遮蔽コンクリート２は室温下に
あるため膨脹変位を起すことがないため、各スタ
ンドパイプ１には好ましくない曲げ荷重が加わつ
て、スタンドパイプ支持構造の寿命短縮を招く。
に示し、格納室６内にサポートスカート７に支え
られて原子炉圧力容器５が設置され、該圧力容器
の上鏡４に取付けられた多数のスタンドパイプ１
は、図示の如く格納室６に固設した遮蔽コンクリ
ート２に配設された貫通孔３に挿入配置されて、
その水平位置の支持が行われるように構成されて
いる。このような構造において運転時この圧力容
器５が昇温して熱膨脹するとき、サポートスカー
ト７は昇温せずかつ該圧力容器は一般に縦長楕円
体を成すので、第２図のように上鏡４上に配置さ
れた各スタンドパイプ１の下部は、第１図の矢印
のような圧力容器の径方向に変位すると同時に上
向きの変位をする。一方スタンドパイプ１の上端
とこれを支持する遮蔽コンクリート２は室温下に
あるため膨脹変位を起すことがないため、各スタ
ンドパイプ１には好ましくない曲げ荷重が加わつ
て、スタンドパイプ支持構造の寿命短縮を招く。
そこで、かゝる曲げ荷重を避けるために貫通孔
３を大きくする方式が提案されているが、このよ
うな構造にすると地震発生の際、この貫通孔３の
範囲内で各スタンドパイプ１が振動し特にその横
振動が、スタンドパイプその物は勿論支持構造に
損傷を与えるという問題が起る。
３を大きくする方式が提案されているが、このよ
うな構造にすると地震発生の際、この貫通孔３の
範囲内で各スタンドパイプ１が振動し特にその横
振動が、スタンドパイプその物は勿論支持構造に
損傷を与えるという問題が起る。
この発明は、上記従来の支持構造の問題点を解
決し、運転時の熱膨脹に伴うスタンドパイプの曲
げ荷重発生を防止し併せて地震時の振動を考慮し
たスタンドパイプ支持構造を提供することを目的
としている。この支持構造の要旨は、スタンドパ
イプ支持部における前記径方向の変位を吸収する
ように、スタンドパイプ貫通孔３を大きくすると
共に、各スタンドパイプ外壁に対設した１対のく
さび形ラジアルキーを支えるキー溝を有するキー
サポートを遮蔽コンクリート上に設けた支持構造
を採る。そして、このキーのくさび角すなわちキ
ー溝の溝角の正接が、各スタンドパイプの支持部
すなわちキー取付部の径方向と上方向との変位量
の比になるようにしたことにある。
決し、運転時の熱膨脹に伴うスタンドパイプの曲
げ荷重発生を防止し併せて地震時の振動を考慮し
たスタンドパイプ支持構造を提供することを目的
としている。この支持構造の要旨は、スタンドパ
イプ支持部における前記径方向の変位を吸収する
ように、スタンドパイプ貫通孔３を大きくすると
共に、各スタンドパイプ外壁に対設した１対のく
さび形ラジアルキーを支えるキー溝を有するキー
サポートを遮蔽コンクリート上に設けた支持構造
を採る。そして、このキーのくさび角すなわちキ
ー溝の溝角の正接が、各スタンドパイプの支持部
すなわちキー取付部の径方向と上方向との変位量
の比になるようにしたことにある。
第３図・第４図に本発明の一実施例を示し、遮
蔽コンクリート２上に固定した一対のキーサポー
ト９，９′にそれぞれキー溝Ｓ，S′を設け、これ
に係合するような互に上下方向を逆にしたくさび
形ラジアルキー８，８′をスタンドパイプ１の外
壁面に固定してスタンドパイプ支持を行つてい
る。そして、圧力容器５の熱膨脹によりその径方
向に生ずる各スタンドパイプ１の変位を吸収する
ような構造にする。ここで“変位を吸収”とは変
位による曲げ荷重等がかゝらなくすることをい
う。そのため、遮蔽コンクリート２に設けた各貫
通孔３の該径方向の間隙を広くする。例えば、各
貫通孔断面は長軸が径方向にある楕円をなし、長
軸の長さは貫通孔３が外側にあるもの程長くなる
ようにする。
蔽コンクリート２上に固定した一対のキーサポー
ト９，９′にそれぞれキー溝Ｓ，S′を設け、これ
に係合するような互に上下方向を逆にしたくさび
形ラジアルキー８，８′をスタンドパイプ１の外
壁面に固定してスタンドパイプ支持を行つてい
る。そして、圧力容器５の熱膨脹によりその径方
向に生ずる各スタンドパイプ１の変位を吸収する
ような構造にする。ここで“変位を吸収”とは変
位による曲げ荷重等がかゝらなくすることをい
う。そのため、遮蔽コンクリート２に設けた各貫
通孔３の該径方向の間隙を広くする。例えば、各
貫通孔断面は長軸が径方向にある楕円をなし、長
軸の長さは貫通孔３が外側にあるもの程長くなる
ようにする。
さらに、各スタンドパイプ１の支持を安定にす
るように、スタンドパイプ１外壁に対設する１対
のラジアルキー８，８′とこれに係合されるキー
サポート９，９′は圧力容器５の径方向を占める
ように配置する。そして、各スタンドパイプ１の
遮蔽コンクリート２に対する支持部すなわちラジ
アルキー取付部における、圧力容器５の熱膨脹に
よる上方向と径方向との変位量の比が、これらく
さび形の両キーのくさび角（θで第３図に示す）
即ち上記キー溝Ｓ，S′の溝角の正接になるように
する。このように構成したので、圧力容器５が熱
膨脹してスタンドパイプ支持部が上向きに変位す
ると、両ラジアルキー８，８′はキー溝Ｓ，S′内
を摺動し、この上向き変位と同時に起る径方向変
位量だけ径方向に変位することになる。
るように、スタンドパイプ１外壁に対設する１対
のラジアルキー８，８′とこれに係合されるキー
サポート９，９′は圧力容器５の径方向を占める
ように配置する。そして、各スタンドパイプ１の
遮蔽コンクリート２に対する支持部すなわちラジ
アルキー取付部における、圧力容器５の熱膨脹に
よる上方向と径方向との変位量の比が、これらく
さび形の両キーのくさび角（θで第３図に示す）
即ち上記キー溝Ｓ，S′の溝角の正接になるように
する。このように構成したので、圧力容器５が熱
膨脹してスタンドパイプ支持部が上向きに変位す
ると、両ラジアルキー８，８′はキー溝Ｓ，S′内
を摺動し、この上向き変位と同時に起る径方向変
位量だけ径方向に変位することになる。
次の実施例を第５図・第６図に示し、この支持
構造では、各スタンドパイプ１に２つ割り型バン
ド１０，１０′を取付け、これに各キー８，８′を
固定し、更にスタンドパイプ１を巻いて固定した
サポートリング１１上に両バンド１０，１０′を
載置する構成とした。かゝる構造とすると、支持
構造の製作及び据付が容易になる。
構造では、各スタンドパイプ１に２つ割り型バン
ド１０，１０′を取付け、これに各キー８，８′を
固定し、更にスタンドパイプ１を巻いて固定した
サポートリング１１上に両バンド１０，１０′を
載置する構成とした。かゝる構造とすると、支持
構造の製作及び据付が容易になる。
以上の説明から明らかなように本発明を利用す
ると、運転中に原子炉圧力容器が熱膨脹してもス
タンドパイプと遮蔽コンクリートに設けたキーサ
ポートとに構成されたキー機構が働いてスタンド
パイプ支持部の径方向と上方向との両変位が吸収
されるので、従来の支持構造のようなスタンドパ
イプにかゝる曲げ荷重を除くことができる。ま
た、地震発生時に起るスタンドパイプの横振れを
防止でき、径方向のある程度の振動を吸収すると
いう効果が生じるのでスタンドパイプ支持構造の
寿命劣化を防止できる。
ると、運転中に原子炉圧力容器が熱膨脹してもス
タンドパイプと遮蔽コンクリートに設けたキーサ
ポートとに構成されたキー機構が働いてスタンド
パイプ支持部の径方向と上方向との両変位が吸収
されるので、従来の支持構造のようなスタンドパ
イプにかゝる曲げ荷重を除くことができる。ま
た、地震発生時に起るスタンドパイプの横振れを
防止でき、径方向のある程度の振動を吸収すると
いう効果が生じるのでスタンドパイプ支持構造の
寿命劣化を防止できる。
第１図は従来のこの種スタンドパイプ支持構造
の縦断面図、第２図はそのスタンドパイプ取付配
置図、第３図・第４図は本発明の一実施例の縦断
面図・平面図、第５図・第６図は第２実施例の縦
断面図・平面図である。 １；スタンドパイプ、２；遮蔽コンクリート、
３；貫通孔、４；上鏡、５；（原子炉）圧力容
器、６；格納室、８，８′；くさび形ラジアルキ
ー、９，９′；キーサポート、１０，１０′；バン
ド。
の縦断面図、第２図はそのスタンドパイプ取付配
置図、第３図・第４図は本発明の一実施例の縦断
面図・平面図、第５図・第６図は第２実施例の縦
断面図・平面図である。 １；スタンドパイプ、２；遮蔽コンクリート、
３；貫通孔、４；上鏡、５；（原子炉）圧力容
器、６；格納室、８，８′；くさび形ラジアルキ
ー、９，９′；キーサポート、１０，１０′；バン
ド。
Claims (1)
- １ 格納室内に設置された原子炉圧力容器の上鏡
に取付けられて上方に延びる多数のスタンドパイ
プの各上部を、該格納室に固設した遮蔽コンクリ
ートに配設した多数の貫通孔３のそれぞれに挿入
して該各スタンドパイプの水平位置の支持を行う
ようにした原子炉圧力容器スタンドパイプ支持構
造において、該圧力容器の径方向の熱膨脹による
各スタンドパイプの変位を吸収できるように各貫
通孔を形成し、かつ上下方向を互に逆にして対設
される１対のくさび状ラジアルキーを該圧力容器
の径方向に位置するように各スタンドパイプの外
壁に固設すると共に、該キーのそれぞれに係合す
るようにキー溝を設けたキーサポートを該遮蔽コ
ンクリート上に対設し、更に該キーのくさび角の
正接が該圧力容器の熱膨脹による各スタンドパイ
プの該キー取付部における径方向と上方向との変
位量の比になるように構成したことを特徴とする
スタンドパイプ支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56103153A JPS585695A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 原子炉圧力容器スタンドパイプ支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56103153A JPS585695A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 原子炉圧力容器スタンドパイプ支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS585695A JPS585695A (ja) | 1983-01-13 |
| JPS6140357B2 true JPS6140357B2 (ja) | 1986-09-09 |
Family
ID=14346553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56103153A Granted JPS585695A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 原子炉圧力容器スタンドパイプ支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS585695A (ja) |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP56103153A patent/JPS585695A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS585695A (ja) | 1983-01-13 |
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