JPS6140240A - ケイ皮酸の製造法 - Google Patents

ケイ皮酸の製造法

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JPS6140240A
JPS6140240A JP16273784A JP16273784A JPS6140240A JP S6140240 A JPS6140240 A JP S6140240A JP 16273784 A JP16273784 A JP 16273784A JP 16273784 A JP16273784 A JP 16273784A JP S6140240 A JPS6140240 A JP S6140240A
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JP
Japan
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cinnamic acid
acid
aqueous solution
aromatic hydrocarbon
crystals
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Application number
JP16273784A
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English (en)
Inventor
Haruhisa Harada
治久 原田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はケイ皮酸Q製造法に関する。更に詳しくは、ケ
イ皮酸ソーダ含有水溶液を酸で中和してケイ皮酸を製造
する方法に関するものである。
ケイ皮酸(以下、CAと略す)は香料として、又最近で
はL−フェニルアラニンの原料として工業的に極めて重
要な化合物である。
従来、CAは、いわゆる Perkin反応で合成され
るか(Organic Re!ctions 、 Vo
’l I 217(1942) )、ケイ皮アルデヒド
を酸化銀を触媒として苛性ソーダ水溶液中、分子状酸素
によって酸化せしめて合成するか(米国特許3,162
,682゜英国特許782,430 )であり、両者と
もケイ皮酸ソーダ水溶液の形で得られ、該ケイ皮酸ソー
ダ(以下、SCAと略す)水溶液を酸析することによっ
て、CAを得ていた。
上記方法によって得られるSCA水溶液を酸析して得ら
れるCAはかなり不純物を含んでおり、又、着色度合も
大きい、この為高純度のCAを得るためには、水再結晶
、及び/又はアルコール溶媒による再結晶を数度繰り返
す必要があった。
本発明者らは上記欠点を改良すべく、SCA水溶液の中
和方法について鋭意検討した結果、該SCA水溶液と芳
香族炭化水素を接触せしめながら、所定温度以上で、酸
で中和するとCAは析出することなく、選択的に芳香族
炭化水素類中に分配され、分液后、CA含有芳香族炭化
水素類を冷却すること番ζよって、さらに必要があれば
濃縮した后、冷却することによって、一段で高純度の、
しかも白色のCAが得られることを見出し、本発明に至
った。すなわち本発明は、ケイ皮酸ソーダ含有水溶液を
酸で中和して、ケイ皮酸を製造する際に、該ケイ皮酸ソ
ーダ含有水溶液と芳香族炭化水素類を接触させながら酸
で中和して得られる該芳香族炭化水素類よりケイ皮酸を
晶析せしめることを特徴とするケイ皮酸の製造法である
本発明の対象となるSCA水溶液は、いずれの方法にて
製造されたものでもよい。又、本発明方法に於ける芳香
族炭化水素類としては、一般式(I)で示されるもので
あればいずれのものも使用可能である。
(但し、”z  e Rz  e R3# R4e R
a  eR6は−H1又は炭素数1〜4のアルキル基)
又、特に好ましくは、安価であるという点からベンゼン
、トルエン、キシレン、エチルベンゼンが望まれる。
該芳香族炭化水素類とSCA水溶液の混合割合は、任意
であるが、最適割合は、用いる芳香族炭化水素類の種類
によって、又、SCA水溶液の濃度、及び操作温度によ
って決定されるものである。中和の操作温度は40℃以
上で行なうことが好ましく、40℃未満だと、CA溶解
度の関係からして、該芳香族炭化水素類の一使用量が増
え得策でない。中和に用いる酸としては鉱酸なら全て使
用可能であるが、安価であること、及び中和后の水層側
に於ける塩濃度が高くできるという点で硫酸が特に好ま
しい。
かくして、本発明方法によって得られるCA含有芳香族
炭化水素類を冷却するどとによって、さらに必要があれ
ば濃縮した后に冷却することによって高純度のCA結晶
を得ることが可能となった。
以下、本発明を実施例にて具体的に説明するが、これを
以って、本発明は何んら限定を受けるものではない。
実施例−1 ケイ皮アルデヒド100F、酸化銀10f。
苛性ソーダ40f1水400gを11!の三つ口丸底フ
ラスコに仕込み、反応温度40℃にて空気を2000C
/minで吹き込みながら酸化反応を8時間行なった。
反応終了后、酸化銀を炉別し、SCA水溶液を得た。得
られたSCA水溶液のSCA濃度は20重量%、安息香
酸ソーダ1.5%、タール成分(GPC分析に於iる2
量体以上の成分)1.0%、その他O05チであった。
該SCA水溶液100fにトルエン100yを加え温度
80℃にて攪拌しながら濃硫酸を添加し、水層側のpH
を2に調製した。トルエン層を分液し、氷冷すると純白
なCA結晶が析出し、炉別后風乾した。得られたCA結
晶は16.19であった。得られたCA結晶のガスクロ
マトグラフィーによる分析では不純物として安息香酸が
0.1チ検出されたが、他不純物は不検出であった。又
、GPC分析によるタール成分も不検出であった。従っ
てCA結晶の純度は99.9 %であった。
比較例−1 実施例−1で得られたSCA水溶液100fを用いて芳
香族炭化水素を共存せずに硫酸でPH2まで調製し、C
Aを析出させた。沖過后、ケーキを水洗した后、乾燥さ
せ黄色のC’A結晶16.59を得た。得られたCA結
晶をガスクロマトグラフィーで分析した所、安息香酸6
.18チ、その他0.80%、一方、GPC分析の結果
タール分(2景体以上の成分)とし4.85%検出され
た。従って得られたCA結晶の純度は88.4チであっ
た。
実施例−2 実施例−1で得たSCA水溶液100ノに、ベンゼンt
oo yを加え他は実施例−1と同様に中和し分液し、
該ベンゼン層を水冷した。
イ      析出した純白なCA結晶を戸別し風乾し
た。
得られたCA結晶は16.49であった。得られたCA
結晶をガスクロマトグラフィーで分析した所、不純物と
して安息香酸が0.15%検出されたが、他不純物は不
検出、又GPC分析の結果タール成分も不検出であった
従って得られたCAM品の純度は99.85 %であっ
た。
実施例−3 試薬ベンズアルデヒド21N、95チ無水酢酸30F、
酢酸カリウム12fをコンデンサーを取付けた100m
1丸底フラスコに仕込み170〜175℃で5時間還流
を行ない、反応液を熱&J 、 1200 atの温水
に注ぎ、水蒸気蒸留によって未反応ベンズアルデヒドを
回収しSCA水溶液として約soo yを得た。得られ
たSCA水溶液の組成はS CA 2.3重量%、安息
香酸ソーダ0.14重量%、タール分0.13重量%、
その他0.1重量%であった。 該SCA水溶液400
fにトルエン100fを加え、温度80℃で硫酸を添加
しPH2までに調製した。
分液后トルエン層を水冷し、CA結晶を析出させ戸別、
風乾した。得られたCA結晶は、//7.6yで−あっ
た。得られたCA結晶をガスクロマトグラフィーで分析
した所、安息香酸0.53%1他不純物成分は不検出、
又、GPC分析によるタール分も不検出であった。従っ
て、得られたCA結晶の純度は99.5%であった。
比較例−2 実施例−3で得たSCA水溶液400yを用い、芳香族
炭化水素を共存させることなく、硫酸を添加し、PH2
まで調製した。析出したCA結晶を沖過后、冷水で数回
洗浄し、乾燥してCA結晶として7.81を得た。実施
例出され、CA結晶純度は87.1%であった。
実施例−4 実施例−1で得たSCA水溶液100fに、p−キシレ
ン100Fを加え、他は実施例−1と同様に中和し、分
液し該p−キシレン層を氷冷した。析出した純白なCA
結晶を戸別し、温度60℃で真空乾燥を行ない、CA結
晶、16.1fを得た。得られたCA結晶をがスクロマ
トグラフィーで分析した所、不純物として安息香酸が0
.14%検出されたが他不純物は不検出であった。
又、GPC分析の結果タール成分も不検出であった。従
って、得られたCA結晶の純度は99.86%であった
実施例−5 実施例−3で得たSCA水溶液400?にエチルベンゼ
ン1001を加え、温度80℃で硫酸を添加しpa=2
まで調製した。
分液后エチルベンゼン層を氷冷すると、CA結晶が析出
した。戸別片、CA結晶を温度60℃で真空乾燥させ、
CA結晶として7.51を得た。得られたCA結晶をガ
スクロマトグラフィーで分析した所、安息香酸0.55
%、他不純物成分は不検出、又、GPC分析によるター
ル成分も不検出であり、CA結晶の純度は99.45%
であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケイ皮酸ソーダ含有水溶液を酸で中和してケイ皮
    酸を製造するにおいて、ケイ皮酸ソーダ含有水溶液と一
    般式( I )で示される芳香族炭化水素類を接触させな
    がら酸で中和してケイ皮酸を含む芳香族炭化水素類を得
    、該ケイ皮酸を含む芳香族炭化水素類よりケイ皮酸を晶
    析せしめることを特徴とするケイ皮酸の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、R_1〜R_6はそれぞれH又は炭素数1〜4
    のアルキル基)
  2. (2)芳香族炭化水素類がベンゼンキシレン、エチルベ
    ンゼン又はトルエンであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のケイ皮酸の製造法。
  3. (3)中和の操作温度が40℃以上であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のケイ皮酸の製造法。
  4. (4)酸が硫酸であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のケイ皮酸の製造法。
JP16273784A 1984-07-31 1984-07-31 ケイ皮酸の製造法 Pending JPS6140240A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62201840A (ja) * 1986-02-28 1987-09-05 Mitsui Toatsu Chem Inc 桂皮酸類の製法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62201840A (ja) * 1986-02-28 1987-09-05 Mitsui Toatsu Chem Inc 桂皮酸類の製法

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