JPS6140230A - 塩化ビニルの製造方法 - Google Patents
塩化ビニルの製造方法Info
- Publication number
- JPS6140230A JPS6140230A JP59163036A JP16303684A JPS6140230A JP S6140230 A JPS6140230 A JP S6140230A JP 59163036 A JP59163036 A JP 59163036A JP 16303684 A JP16303684 A JP 16303684A JP S6140230 A JPS6140230 A JP S6140230A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- vinyl chloride
- pyrolysis gas
- natural gas
- chlorination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P30/00—Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
- Y02P30/40—Ethylene production
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は天然ガスを原料とし、これから塩化ビニルを工
業的に有利に製造する方法に関するものである。
業的に有利に製造する方法に関するものである。
天然ガスは石油と同様に種々の化学原料として利用され
てきている。天然ガスを化学原料として利用する場合、
天然ガスを深冷分離処理して、エタンに富む留分を回収
し、このエタン留分を熱分解してエチレンを含む熱分解
ガスを取得し1次にこの熱分解ガスを再び深冷分離処理
して高純度のエチレンを取得し、このエチレンを原料と
して種々の化学製品が得られる。しかしなから、このよ
うな天然ガス利用法においては、経費の高い深冷分離処
理を2段も使用する必要がある。特に、塩化ビニル樹脂
等の如き安価な製造コストの要求される製品を得る場合
、深冷分離処理を2段用いることは工業上得策ではない
。
てきている。天然ガスを化学原料として利用する場合、
天然ガスを深冷分離処理して、エタンに富む留分を回収
し、このエタン留分を熱分解してエチレンを含む熱分解
ガスを取得し1次にこの熱分解ガスを再び深冷分離処理
して高純度のエチレンを取得し、このエチレンを原料と
して種々の化学製品が得られる。しかしなから、このよ
うな天然ガス利用法においては、経費の高い深冷分離処
理を2段も使用する必要がある。特に、塩化ビニル樹脂
等の如き安価な製造コストの要求される製品を得る場合
、深冷分離処理を2段用いることは工業上得策ではない
。
本発明は、天然ガスを原料とし、これから、塩化ビニル
樹脂の原料となる塩化ビニルを工業的に有利に製造する
方法を提供することを目的とする。
樹脂の原料となる塩化ビニルを工業的に有利に製造する
方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、天然ガスから塩化ビニルを製造するに
あたり、 (i)天然ガスを、圧カフ 〜20kg/riG、温度
750〜900℃で熱分解してエチレンを含有する熱分
解ガスを得る工程、 (ii)該熱分解ガスから、溶剤処理法により、プロピ
レン及びプロパンを除去する工程、(iii)該プロピ
レン及びプロパンの除去された熱分解ガスと塩素を反応
させる工程。
あたり、 (i)天然ガスを、圧カフ 〜20kg/riG、温度
750〜900℃で熱分解してエチレンを含有する熱分
解ガスを得る工程、 (ii)該熱分解ガスから、溶剤処理法により、プロピ
レン及びプロパンを除去する工程、(iii)該プロピ
レン及びプロパンの除去された熱分解ガスと塩素を反応
させる工程。
(iv)該熱分解ガス塩素化生成物から未反応熱分解ガ
スを分離する工程、 (v)該未反応熱分解ガスの分離された熱分解ガス塩素
化生成物を熱分解して塩化ビニルを得る工程、を含むこ
とを特徴とする天然ガスから塩化ビニルを製造する方法
が提供される。
スを分離する工程、 (v)該未反応熱分解ガスの分離された熱分解ガス塩素
化生成物を熱分解して塩化ビニルを得る工程、を含むこ
とを特徴とする天然ガスから塩化ビニルを製造する方法
が提供される。
本発明においては、天然ガスから塩化ビニルを製造する
場合、深冷分離工程を用いずにその目的を達成すること
を特徴とする。
場合、深冷分離工程を用いずにその目的を達成すること
を特徴とする。
本発明を実施する場合、天然ガスを、深冷分離処理を行
わずに、熱分解工程(i)へ送り、熱分解される。この
熱分解は、従来法の場合、温度700〜1000℃、低
圧力下で、しかもスチームの存在条件下で実施される。
わずに、熱分解工程(i)へ送り、熱分解される。この
熱分解は、従来法の場合、温度700〜1000℃、低
圧力下で、しかもスチームの存在条件下で実施される。
本発明の場合、従来の方法とは異なり、スチームは実質
上添加されない。スチームの添加は、後続の塩素化工程
や二塩化エタンの熱分解工程において、器材腐蝕の原因
となるが、本発明の場合、スチームの添加がないため、
このような不利は回避される。本発明の場合、熱分解工
程における天然ガス中のエタン分圧は、エタンからエチ
レンへの選択性を高めるために、0.2〜1.5kg/
rrr・Gに保持するのがよい。
上添加されない。スチームの添加は、後続の塩素化工程
や二塩化エタンの熱分解工程において、器材腐蝕の原因
となるが、本発明の場合、スチームの添加がないため、
このような不利は回避される。本発明の場合、熱分解工
程における天然ガス中のエタン分圧は、エタンからエチ
レンへの選択性を高めるために、0.2〜1.5kg/
rrr・Gに保持するのがよい。
次に、この熱分解ガスは、その中に含まれているプロピ
レン及びプロパンを除去するために、溶剤処理工程に送
られ、溶剤処理される。この場合の溶剤としては、プロ
ピレン及びプロパンに対して選択的吸収性(溶解性)を
有するものであれば任意であるが、一般には、トルエン
、ケロシン、ガスオイル等が使用される。この熱分解ガ
スの溶剤処理は、吸収塔を用い、溶剤を吸収塔の上部か
ら降下させると共に、熱分解ガスを吸収塔の下口部から
上昇させる等の通常の方法によって比較的簡単に実施す
ることができる。
レン及びプロパンを除去するために、溶剤処理工程に送
られ、溶剤処理される。この場合の溶剤としては、プロ
ピレン及びプロパンに対して選択的吸収性(溶解性)を
有するものであれば任意であるが、一般には、トルエン
、ケロシン、ガスオイル等が使用される。この熱分解ガ
スの溶剤処理は、吸収塔を用い、溶剤を吸収塔の上部か
ら降下させると共に、熱分解ガスを吸収塔の下口部から
上昇させる等の通常の方法によって比較的簡単に実施す
ることができる。
前記のようにして溶剤処理され、プロピレン及びプロパ
ンの除去された熱分解ガスは、塩素化工程に送られ、塩
素ガスと接触反応される。この熱分解ガスと塩素ガスと
の反応は、通常、二塩化エタン溶剤中で行われ、反応温
度40〜80℃、反応圧力6〜18kg/cIIGで実
施される。また、塩素ガスは、熱分解ガス中に含まれる
エチレン1モル当り、1〜1.3モル、好ましくは、1
.03〜1.15モルの割合で使用される。
ンの除去された熱分解ガスは、塩素化工程に送られ、塩
素ガスと接触反応される。この熱分解ガスと塩素ガスと
の反応は、通常、二塩化エタン溶剤中で行われ、反応温
度40〜80℃、反応圧力6〜18kg/cIIGで実
施される。また、塩素ガスは、熱分解ガス中に含まれる
エチレン1モル当り、1〜1.3モル、好ましくは、1
.03〜1.15モルの割合で使用される。
この塩素化工程においては、熱分解ガス中に含まれるエ
チレンと塩素ガスとの付加反応が起り、エチレンは二塩
化エタンに変換され、また、少量のポリ塩素化物が高沸
点物として副生する。
チレンと塩素ガスとの付加反応が起り、エチレンは二塩
化エタンに変換され、また、少量のポリ塩素化物が高沸
点物として副生する。
本発明においては、前記塩素化工程で生成される熱分解
ガス塩素化生成物から、未反応の熱分解ガスを分離する
。この場合、熱分解ガス塩素化生成物からの未反応熱分
解ガスの分離は、気液分離法によって行われ、例えば、
塩素化反応器の上部から未反応熱分解ガスを分離し得る
他、熱分解ガス塩素化生成物を気液分離器に導き、ここ
で未反応熱分解ガスと塩素化生成物を分離することもで
きる。分離された未反応熱分解ガスは、メタン留分に富
み、燃料、その他の化学原料として有効利用することが
できるが、本発明の場合、その未反応熱分解ガスを有効
利用するために、吸着剤処理を施すのが好ましい。この
場合の吸着剤処理は、活性炭、活性白土、シリカ、アル
ミナ等の通常の吸着剤を充填した充填塔に未反応熱分解
ガスを流通させることによって実施される。この吸着剤
処理により、未反応熱分解ガスに同伴される塩素ガスや
低沸点塩素化物が吸着除去される。
ガス塩素化生成物から、未反応の熱分解ガスを分離する
。この場合、熱分解ガス塩素化生成物からの未反応熱分
解ガスの分離は、気液分離法によって行われ、例えば、
塩素化反応器の上部から未反応熱分解ガスを分離し得る
他、熱分解ガス塩素化生成物を気液分離器に導き、ここ
で未反応熱分解ガスと塩素化生成物を分離することもで
きる。分離された未反応熱分解ガスは、メタン留分に富
み、燃料、その他の化学原料として有効利用することが
できるが、本発明の場合、その未反応熱分解ガスを有効
利用するために、吸着剤処理を施すのが好ましい。この
場合の吸着剤処理は、活性炭、活性白土、シリカ、アル
ミナ等の通常の吸着剤を充填した充填塔に未反応熱分解
ガスを流通させることによって実施される。この吸着剤
処理により、未反応熱分解ガスに同伴される塩素ガスや
低沸点塩素化物が吸着除去される。
未反応熱分解ガスの除去された熱分解ガス塩素化生成物
は、二塩化エタン精製工程へ送られ、ここで高沸点のポ
リ塩素化物が分離される。この二塩化エタンの精製は、
従来公知の方法に従い、蒸留等の通常の精製手段により
実施される。
は、二塩化エタン精製工程へ送られ、ここで高沸点のポ
リ塩素化物が分離される。この二塩化エタンの精製は、
従来公知の方法に従い、蒸留等の通常の精製手段により
実施される。
前記のようにして得られる二塩化エタンは、熱分解工程
へ送られ、ここで熱分解され、塩化ビ二ルに変換される
。この二塩化エタンの熱分解反応は通常の方法によって
実施され、例えば、温度500〜600℃、圧カフ〜1
3kg/cjGの条件下で実施することができる。この
熱分解反応により得られた塩化ビニル、塩化水素及び未
反応二塩化エタンを含む熱分解生成物は、塩化ビニル精
製工程へ送られ、ここで塩化水素及び未反応二塩化エタ
ンが分離され、精製塩化ビニルが回収される。
へ送られ、ここで熱分解され、塩化ビ二ルに変換される
。この二塩化エタンの熱分解反応は通常の方法によって
実施され、例えば、温度500〜600℃、圧カフ〜1
3kg/cjGの条件下で実施することができる。この
熱分解反応により得られた塩化ビニル、塩化水素及び未
反応二塩化エタンを含む熱分解生成物は、塩化ビニル精
製工程へ送られ、ここで塩化水素及び未反応二塩化エタ
ンが分離され、精製塩化ビニルが回収される。
本発明を実施する場合、二塩化エタンの熱分解工程で副
生ずる塩化水素はこれを酸化して塩素ガスとして循環利
用することができる。この塩化水素の酸化反応は次の反
応式で示され、従来公知の技術である。
生ずる塩化水素はこれを酸化して塩素ガスとして循環利
用することができる。この塩化水素の酸化反応は次の反
応式で示され、従来公知の技術である。
4HCΩ +02 →2CQ 2 + 2820また
、本発明を実施する場合、天然ガスの熱分解工程から得
られる熱分解ガスは、これを直接溶剤処理工程へ送るこ
ともできるが、必要に応じスクラッピング処理した後、
溶剤処理工程へ送ることができる。このスクラッピング
処理は、冷却水による接触でなされ二次反応の抑制、重
合反応の防止、熱回収等の目的で行われ、棚段塔のスク
ラバーを用いて実施することができる。
、本発明を実施する場合、天然ガスの熱分解工程から得
られる熱分解ガスは、これを直接溶剤処理工程へ送るこ
ともできるが、必要に応じスクラッピング処理した後、
溶剤処理工程へ送ることができる。このスクラッピング
処理は、冷却水による接触でなされ二次反応の抑制、重
合反応の防止、熱回収等の目的で行われ、棚段塔のスク
ラバーを用いて実施することができる。
次に本発明の実施例を図面により説明する。図面は、本
発明を実施する場合のフローシートの1例を示す。
発明を実施する場合のフローシートの1例を示す。
天然ガスはライン11を通り、熱分解反応器1に導入さ
れる。熱分解反応器lにおいて得られる熱分解ガスはラ
イン12を通って抜出され、熱分解ガス冷却用の熱交換
器13を通って、スクラバー2に導入される。熱分解ガ
スは塔頂からライン14を通って抜出され、空気による
冷却器15及び水による冷却器工6を通って気液分離器
17に入る。ここで重合物含有水と熱分解ガスとが分離
される。気液分離器17において熱分解ガスから分離さ
れた重合物含有水は、スクラバー塔底から抜出され、そ
の一部はライン20を通って塔頂に返還され、残部はう
イン21により糸外へ排出される。また、このスクラバ
ーの塔底物は、ライン22を通って抜出され、その一部
は冷却器23及びライン24を通って熱分解ガスの通る
ライン25に返還され、残部はライン26を通って系外
へ排出される。
れる。熱分解反応器lにおいて得られる熱分解ガスはラ
イン12を通って抜出され、熱分解ガス冷却用の熱交換
器13を通って、スクラバー2に導入される。熱分解ガ
スは塔頂からライン14を通って抜出され、空気による
冷却器15及び水による冷却器工6を通って気液分離器
17に入る。ここで重合物含有水と熱分解ガスとが分離
される。気液分離器17において熱分解ガスから分離さ
れた重合物含有水は、スクラバー塔底から抜出され、そ
の一部はライン20を通って塔頂に返還され、残部はう
イン21により糸外へ排出される。また、このスクラバ
ーの塔底物は、ライン22を通って抜出され、その一部
は冷却器23及びライン24を通って熱分解ガスの通る
ライン25に返還され、残部はライン26を通って系外
へ排出される。
気液分離機17で分離された熱分解ガスはライン18を
通って抜出され、冷却器30を通り、吸収塔3に導入さ
れる。この吸収塔3は、プロピレン及びプロパンを選択
吸収する溶剤(ケロシン)が、ライン31を通ってその
塔上部から導入され、吸収塔の下部から塔内を上昇する
熱分解ガスと接触し、熱分解ガス中に含まれるプロピレ
ン及びプロパンが吸収除去される。プロピレン及びプロ
パンが除去された熱分解ガスは、塔頂からライン32を
通って抜出され、塩素化反応器5に導入される。一方。
通って抜出され、冷却器30を通り、吸収塔3に導入さ
れる。この吸収塔3は、プロピレン及びプロパンを選択
吸収する溶剤(ケロシン)が、ライン31を通ってその
塔上部から導入され、吸収塔の下部から塔内を上昇する
熱分解ガスと接触し、熱分解ガス中に含まれるプロピレ
ン及びプロパンが吸収除去される。プロピレン及びプロ
パンが除去された熱分解ガスは、塔頂からライン32を
通って抜出され、塩素化反応器5に導入される。一方。
プロピレン及びプロパンを吸収した溶剤は、ライン33
を通って塔底から抜出され、ストリッパー4に導入され
る。このストリッパーにおいては、塔底物は、ライン3
4、加熱器35を通って塔下部に循環され、これによっ
て、ストリッパーは加熱される。この加熱によって溶剤
に吸収されたプロピレン及びプロパンは、水による冷却
器36を通り、ライン37から抜出される。一方、塔底
から抜出された溶剤は、ライン34及び38を通って吸
収塔3に返還される。
を通って塔底から抜出され、ストリッパー4に導入され
る。このストリッパーにおいては、塔底物は、ライン3
4、加熱器35を通って塔下部に循環され、これによっ
て、ストリッパーは加熱される。この加熱によって溶剤
に吸収されたプロピレン及びプロパンは、水による冷却
器36を通り、ライン37から抜出される。一方、塔底
から抜出された溶剤は、ライン34及び38を通って吸
収塔3に返還される。
塩素化反応器5には、ライン32を通る熱分解ガスとラ
イン40を通る塩素ガスが導入され、ここで熱分解ガス
と塩素ガスとが接触反応し、熱分解ガス中のエチレンは
二塩化エタンに変換される。熱分解ガス塩素化生成物は
ライン41を通って抜出され、冷却器42を通り、気液
分離器6に導入され、ここで気液分離され、未反応の熱
分解ガスは吸着工程10に送られ、一方、二塩化エタン
を含む塩素化物は、ライン43を通って、二塩化エタン
精製工程7に送られる。
イン40を通る塩素ガスが導入され、ここで熱分解ガス
と塩素ガスとが接触反応し、熱分解ガス中のエチレンは
二塩化エタンに変換される。熱分解ガス塩素化生成物は
ライン41を通って抜出され、冷却器42を通り、気液
分離器6に導入され、ここで気液分離され、未反応の熱
分解ガスは吸着工程10に送られ、一方、二塩化エタン
を含む塩素化物は、ライン43を通って、二塩化エタン
精製工程7に送られる。
吸着工程lOは、活性炭等の吸着剤を充填した充填塔等
から構成され、この吸着工程では、未反応熱分解ガスに
同伴する塩素ガスや低沸点塩素化物(例えば、メチルク
ロライド)が吸着除去される。
から構成され、この吸着工程では、未反応熱分解ガスに
同伴する塩素ガスや低沸点塩素化物(例えば、メチルク
ロライド)が吸着除去される。
この吸着工程10で精製された未反応ガスは、ライン4
5を通って抜出され、燃料や化学原料として有効利用さ
れる。
5を通って抜出され、燃料や化学原料として有効利用さ
れる。
二塩化エタン精製工程7は、蒸留塔等から構成され、副
生じた高沸点塩素化物が除去され、このものはライン4
6を通って系外へ排出される。精製二塩化エタンはライ
ン47を通って熱分解工程8に送られ、ここで熱分解さ
れ、塩化ビニルに変換される。塩化ビニルを含む熱分解
生成物は、ライン48を通り、塩化ビニル精製工程9に
送られ、ここで熱分解工程8で副生じた塩化水素及び未
反応二塩化エタンがそれぞれライン49及び50を通っ
て抜出され、精製塩化ビニルはライン51を通って回収
される。
生じた高沸点塩素化物が除去され、このものはライン4
6を通って系外へ排出される。精製二塩化エタンはライ
ン47を通って熱分解工程8に送られ、ここで熱分解さ
れ、塩化ビニルに変換される。塩化ビニルを含む熱分解
生成物は、ライン48を通り、塩化ビニル精製工程9に
送られ、ここで熱分解工程8で副生じた塩化水素及び未
反応二塩化エタンがそれぞれライン49及び50を通っ
て抜出され、精製塩化ビニルはライン51を通って回収
される。
次に、本発明の方法を実施する場合の操作条件及び主要
ラインを流れる流体物の成分組成についての1例を図面
との関連において示す。
ラインを流れる流体物の成分組成についての1例を図面
との関連において示す。
(1)ライン11(天然ガス組成)
成分 虱塵追シ丸吐
CH427000
C2H65630
(2)熱分解工程(1)
(i)温度 822℃(ii)圧力
13kg/cJG(3)ライン
12(熱分解ガス) 成分 皿虞遵【実a CH427110 C2H43150 C2H61690 C3Hs 119C3+291 (4)スクラバー(2) (i)塔頂温度 106℃(ii) l
lr項圧力 13kg/alG(5)
ライン32 紅 組成(kg/hr)CH4271
10 C2H43087 C2H61656 (6)塩素化反応器(5) (i)温度 60℃(ii)圧力
12kg/cIiG(iii) C
Q 2/C2H4比: 1.05/1(7)ライ
ン40 成分 組成(kg/hr)(8)ライ
ン44 成分 舅減但(1社CH42711
0 C2H4154 C2H61612 (9)ライン43 成分 皿蕪力(上aCH2CQCH
ZCQ 10365(10)二塩化エタン
の熱分解工程(8)(i)温度 5
50℃(ii)圧力 9.5kg/
d(11)ライン51 成分 皿虞力(仇a CH2=CHCQ 6250本発明の
方法は、前記した構成であり、天然ガスから工業的に有
利に塩化ビニルを製造し得るものである。特に、本発明
の場合、天然ガスをそのまま熱分解し、そして熱分解工
程からの熱分解ガスに対しては、溶剤処理を施し、かつ
塩素化工程からの未反応熱分解ガスは、これを吸収処理
して有効利用する工程を採用したことにより、従来の天
然ガス利用法において採用されてきた2段の深冷分離工
程を省略し得たものである。
13kg/cJG(3)ライン
12(熱分解ガス) 成分 皿虞遵【実a CH427110 C2H43150 C2H61690 C3Hs 119C3+291 (4)スクラバー(2) (i)塔頂温度 106℃(ii) l
lr項圧力 13kg/alG(5)
ライン32 紅 組成(kg/hr)CH4271
10 C2H43087 C2H61656 (6)塩素化反応器(5) (i)温度 60℃(ii)圧力
12kg/cIiG(iii) C
Q 2/C2H4比: 1.05/1(7)ライ
ン40 成分 組成(kg/hr)(8)ライ
ン44 成分 舅減但(1社CH42711
0 C2H4154 C2H61612 (9)ライン43 成分 皿蕪力(上aCH2CQCH
ZCQ 10365(10)二塩化エタン
の熱分解工程(8)(i)温度 5
50℃(ii)圧力 9.5kg/
d(11)ライン51 成分 皿虞力(仇a CH2=CHCQ 6250本発明の
方法は、前記した構成であり、天然ガスから工業的に有
利に塩化ビニルを製造し得るものである。特に、本発明
の場合、天然ガスをそのまま熱分解し、そして熱分解工
程からの熱分解ガスに対しては、溶剤処理を施し、かつ
塩素化工程からの未反応熱分解ガスは、これを吸収処理
して有効利用する工程を採用したことにより、従来の天
然ガス利用法において採用されてきた2段の深冷分離工
程を省略し得たものである。
図面は本発明の方法を実施する場合のフローシートを示
す。 1・・・天然ガスの熱分解工程、2・・・スクラバー、
3・・・吸収塔、4・・・ストリッパー、5・・・塩素
化反応器、6・・・気液分離器、7・・・二塩化エタン
精製工程、8・・・二塩化エタン熱分解工程、9・・・
塩化ビニル精製工程、lO・・・吸着処理工程。
す。 1・・・天然ガスの熱分解工程、2・・・スクラバー、
3・・・吸収塔、4・・・ストリッパー、5・・・塩素
化反応器、6・・・気液分離器、7・・・二塩化エタン
精製工程、8・・・二塩化エタン熱分解工程、9・・・
塩化ビニル精製工程、lO・・・吸着処理工程。
Claims (1)
- (1)天然ガスから塩化ビニルを製造するにあたり、(
i)天然ガスを、圧力7〜20kg/cm^2G、温度
750〜900℃で熱分解してエチレンを含有する熱分
解ガスを得る工程、 (ii)該熱分解ガスから、溶剤処理法により、プロピ
レン及びプロパンを除去する工程、 (iii)該プロピレン及びプロパンの除去された熱分
解ガスと塩素を反応させる工程、 (iv)該熱分解ガス塩素化生成物から未反応熱分解ガ
スを分離する工程、 (iv)該未反応熱分解ガスの分離された熱分解ガス塩
素化生成物を熱分解して塩化ビニルを 得る工程、 を含むことを特徴とする天然ガスから塩化ビニルを製造
する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59163036A JPS6140230A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 塩化ビニルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59163036A JPS6140230A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 塩化ビニルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6140230A true JPS6140230A (ja) | 1986-02-26 |
Family
ID=15765964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59163036A Pending JPS6140230A (ja) | 1984-08-02 | 1984-08-02 | 塩化ビニルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6140230A (ja) |
-
1984
- 1984-08-02 JP JP59163036A patent/JPS6140230A/ja active Pending
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