JPS613950A - 温水ボイラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は給湯機や家庭用の暖房機器に使用される温水ボ
イラーの給湯性能の改善に寄与する構成に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来この種の温水ボイラーは第３図に示す様に構成きれ
ている。すなわち環状に形成した上ヘッダ２１と下ヘッ
ダ２２を複数本の縦パイプ２ａで上下連結しだ熱交換器
２４と、上ヘッダ２１上部に取付けた給水パイプ２５と
給湯パイプ２６及び熱交換器２４に取り付けた温度検知
器２７とから成っている。

゛　ここでボイラーの燃焼中に給水パイプ２５より水が
熱交換器２４内に入ってくると、その水の一部は矢印ａ
で示す様に上ヘッダ２１内に広がる。

他の水は矢印すで示す通り、給水パイプ２５付近の縦パ
イプ２３内を下降する。そこで例えば、温度検知器２７
が下へｙダ２２に取付けであると、給湯パイプ２６から
の連続出湯に対して小流量の出湯の場合でも、下ヘッダ
２２部の温度が低いため、温度検知器２７は常にＯＮの
温度検知を行なうため、ボイラーは連続運転となり、し
たがって！＆湯パイプ２，６より沸騰した湯が出る。

この場合、温度検知器２７の温度設定を下げると温度検
知器２７はＯＮ＜！：ＯＦＦのひんばんな温度検知を行
なうことにより、ボイラーは断続運転となり沸騰した湯
が出る事は防止出来るが、給水を止めた状態で水から沸
き上げた場合、温度設定が低いため、高温の湯が得られ
々いと言った問題があった。

次に温度検知器２７が縦パイプ２３に取付けであると、
縦パイプ２３の缶水量が少なく、かつ、縦パイプ２３が
熱交換される所であるため、パイプ内の温度分布が不均
一となる。したがって、安定した温度検知が行なえなく
なる。

更に温度検知器２７が上ヘッダ２１に取付けであると、
連続出湯時に於いて、給水された水と燃焼によって得ら
れた湯が上ヘッダ２１内でゆっくりと混合するために、
湯温の変動が大きくて、安定した温度検知が行なえなく
なる。

又、バーナ部２８により形成される火炎は、バーナ部２
８＃Ｊ方の下ヘッダ２２部に当るため、下心ラダ２２に
於いても火炎の前後左右に温度分布の不均一を生じその
ため、縦パイプ２ａや上ヘッダ２１に於いても、下ヘッ
ダ２２の不均一な温度の影響を受は更に温度検知を困難
にしている。又、下ヘッダの容量が少ないと沸騰する様
なこともある。更に、給水された水が給水パイプ２５付
近の縦パイプ２３内を下ヘッダ２３に向って進み、給水
パイプ２５付近の縦パイプ２３は冷却され、燃焼中に縦
パイプ２３外面に結露水を生じ燃焼室内に落下して水が
たまると言った不具合があった。

発明の目的 本発明は、この様な従来の問題点に鑑み、適切な温度検
知を行なえる様にして給湯性能の不具合をなくすと共に
、結露水の発生を防止することを目的とするものである
。

発明の構成 上記目的を達成するため本発明の温水ボイラーは、環状
に形成した上ヘッダと下ヘッダを複数本の縦パイプで上
下連結し、前記、上ヘッダに給水パイプと給湯パイプと
温度検知器とを装備し、前記給水パイプより給水された
水を、上ヘッダ及び下ヘッダ内において旋回させる手段
を設けたものである。本発明は上記構成とすることによ
り給水された水に旋回力が無いと湯と水の混合は、非常
にゆっくりとして湯温か安定しないが、給水された水に
旋回力があると、湯と水は瞬時に撹拌混合するため下ヘ
ッダ及び上ヘッダ内の湯温としては安定してくる。この
ため上ヘッダに於いて安定した温度検知が行なえる様に
したもので給湯性能を改善することが出来、かつ、旋回
給水された水は、各縦パイプに対して均一に流れ込んで
、縦パイプ内の湯と自然対流を起こしながら暖められて
行く。

このため縦パイプに向う水は、一部分に集中しないので
給水パイプ付近の縦パイプだけが冷却されて結露水を発
生する様なことはなくなるわけである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に於いて１は燃焼室、２は燃焼室１を囲む環状の
下ヘッダ、３は環状の上ヘッダで、前記上ヘッダ３、下
ヘッダ２は、複数本の縦パイプ４で上下連結されて熱交
換器５を形成している。６゜７は熱交換器５上部の上ヘ
ッダ３に装備した給水パイプ、及び、給湯パイプである
。８は給水バイブロ内に設けた旋回パイプで、この旋回
パイプ８下端は閉そくしており、開口部は上ヘッダ３の
中心部に位置し、又、下ヘッダ２の中心部にも位置し、
かつ円周方向に位置する所に設けている。９は上ヘッダ
３に取り付けた温度検知器である。

１０はバーナである。

上記構成において動作を説明する。

ボイラーの燃焼中、給水バイブロより給水された水は、
給水バイブロ内に設けられた旋回パイプ８により、矢印
Ｃに示す様に上ヘッダ３及び下ヘッダ２の円周方向に対
して旋回給水が行なわれる。

このために、給水の旋回力によって、上ヘッダ３及び下
ヘッダ２内で、水と湯が瞬時に撹拌混合が行なわれる。

仮に、旋回力が無いと、湯と水がゆっくりと混合するた
めに、上ヘッダ３内での温度”分布が不均一となるし、
更に下ヘッダ２に於いても、バーナ１０で形成される火
炎の当る所とそうでない所の温度分布の不均一を生じ、
その結果上ヘッダ３での温度の不均一を増大し、良好な
温度検知が行なえないが、旋回力があると上記の様な事
がなくなり安定しだ湯温を作り出し、安定した温度検知
が行なえ給湯性能を充分に発揮出来る。

又、下ヘッダ２の容量が少ない場合でも旋回給水により
沸騰は防げるわけである。又、旋回給水されることによ
って、各縦パイプ４に向う水の量は均一になる。仮に、
旋回力が無い給水に於いては、給水バイブロ付近の縦パ
イプ４に集中し、給水の慣性力によって縦パイプ４を通
って下ヘッダ２に向う。このため給水バイブロ付近の縦
パイプ４は、他の縦パイプ４と異なり、水により冷却さ
れてしまうために、燃焼中に結露水を生じ、燃焼室１内
の底面に結露水がたまり、燃焼性能に悪影響を及はして
いたが、旋回給水により、各縦パイプ４に（均一に水が
流れ込“・各縦バイア’４Ｏ中７自然対流を起こしなが
ら暖められるので結露水を生じる様なことがなくなるわ
けである。

発明の効果 以上の様に本発明によれば、旋回手段により、上ヘッダ
及び下ヘッダ内に於いて、水と湯が瞬時に撹拌混合を行
なうので、安定した湯温となり、安定した温度検知を行
なう事が出来、給湯性能を改善する事が可能となる。更
に、旋回給水によって、一部分の縦パイプに集中して給
水され、冷却による結露水を生じて燃焼性能を悪くする
様な問題がなくなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す温水ボイラーの縦断面
図、第２図は同ボイラーの横断面図、第３図は従来の温
水ボイラーの縦断面図である。 ２　下ヘッダ、３・上ヘッダ、４・・縦パイプ、６・給
水パイプ、８・・旋回パイプ、９　・温度検知器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）環状に形成した上ヘッダと下ヘッダを複数本の縦
   パイプで上下連結し、前記、上ヘッダに給水パイプと給
   湯パイプと温度検知器を装備し、前記給水パイプより給
   水された水を、上ヘッダ及び下ヘッダ内に於いて旋回さ
   せる手段を設けた温水ボイラー。
2. （２）旋回手段は、給水パイプ内に設けた旋回パイプよ
   りなり、この旋回パイプの下端は閉そくし、かつ、開口
   は上ヘッダ内及び下ヘッダ内の中心部に位置し、又、円
   周方向に位置する所に設けた構成とする特許請求の範囲
   第１項記載の温水ボイラー。