JPS6139347Y2 - - Google Patents

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JPS6139347Y2
JPS6139347Y2 JP17417479U JP17417479U JPS6139347Y2 JP S6139347 Y2 JPS6139347 Y2 JP S6139347Y2 JP 17417479 U JP17417479 U JP 17417479U JP 17417479 U JP17417479 U JP 17417479U JP S6139347 Y2 JPS6139347 Y2 JP S6139347Y2
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JP
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minute
cam
wheel
control lever
cam wheel
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JP17417479U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計の告時機構、特に高精度なアナロ
グ表示時計における告時機構の改良に関する。
従来の告時機構においては、比較的回転速度の
遅い時カム車に告時時刻が制御されていたため、
高精度の告時作用を得ることができず、時刻表示
針が告時時刻を過ぎた後に告時作用が行なわれい
わゆる後打現象がしばしば生じるという欠点があ
つた。特に近年、水晶振動子を用いた高精度アナ
ログ表示時計においては、告時精度の向上が強く
要望されてきている。
この告時精度を向上させるために、時計輪列と
同期回転して1分毎に接点装置を閉成動作可能な
状態に制御する1分カム車と、1分カム車の接点
制御力を接点装置の可動接点板に伝達する1分制
御レバーを設け、前記時カム車と1分カム車の両
者が接点装置を閉成動作可能とした時に電気的告
時装置を作動させるものが改良されている。
この改良された告時機構における動作は、ま
ず、第1図のようにアゲカマ36′が時カム車3
4′のカム突起38′により回動され(時計方
向)、この結果、数取カマ50′が回動されてその
突起54′がクシバ56′から離脱した位置まで移
動される。この結果、クシバ56′はその当接面
56b′が数取カム64′のカム面64a′に当接す
る位置まで回動する。この時、接点装置10′の
両接点板10a′,10b′はそれぞれ数取カマ5
0′の押圧部60′およびアゲカマ36′のピン4
8′により図示した位置まで押圧移動される。
次に、第2図のようにアゲカマ36′が時カム
車34′の回転によりカム突起38′の先端部から
落下移動すると、ピン46′による数取カマ5
0′の押圧を解除し、数取カマ50′は回転し、そ
の突起54′がクシバ56′のラツク歯56a′に噛
合う。同時に、アゲカマ36′のピン48′による
接点板10b′の押圧保持が解除されるが、接点板
10b′はその先端が1分制御レバー76′の作動
子82′に係合して図の位置に保持される。
告時時刻になると、秒表示針の制御位置に同期
設定された1分カム車72′の1分カム74′が1
分制御レバー76′の係合子80′と当接してレバ
ー76′を回動させる。この結果、レバー76′の
作動子82′が接点板10b′から離脱し、接点板
10b′は接点板10a′と接触する位置まで復帰回
動し、接点装置10′の閉成動作が得られる。
このようにして、高精度の告時精度を持つ告時
機構が実施され、さらに、告時精度向上および後
打現象を防止するために1分カム車72′と秒帰
零を行なうためのハートカム90′の位置合せを
行なつている。
しかしながら、1分カム車72′と制御レバー
76′との関係が告時精度に直接関係するこの告
時機構においては、ハートカム90′と1分カム
車72′の位置合せによつて位置を正確にして
も、第4図に示す3番車71′と4番カナ75′と
の歯車のバツクラツシユ量までは許容することは
できず、告時精度のバラツキを生じていた。ま
た、秒針を4番真に結合する際には次のような問
題が生じていた。
4番カナ75′を正転方向に回転させて帰零し
た状態で4番真に秒針を結合した場合、1分カム
車72′と1分制御レバー76′の位置関係は第1
0図の状態であり、4番カナ75′と3番車7
1′の噛合状態は第13図の通りである。
この結合状態において、秒針を逆転方向に回転
させて帰零操作を行なつた場合、4番カナ75′
と3番車71′の噛合状態は第12図のようにな
り、1分カム車72′と1分制御レバー76′の位
置関係は第11図のようになる。この状態は秒針
が零秒指示しているが、3番車71′がバツクラ
ツシユ相当分αだけ進んでいるので、1分制御レ
バー76′が接点装置10の接点板10b′を開成
位置に保持している状態となる。そのため、第2
図に示したように1分制御レバー76′に接点板
10b′が係合した状態にて、秒針を逆転方向に帰
零した際は、秒針が零秒指示しているにも拘わら
ず告時動作が行なわれない。告時動作は1分後に
1分制御レバー76′が1分カム74′によつて押
し上げられた際に行なわれるという不具合が生じ
ていた。
本考案は上記従来の問題を解消したものであ
り、その目的は告時精度の向上とともに、時計組
立時の位置合せを容易にした告時機構を提供する
ことにある。
本考案は上記目的を達成するために、時計輪列
と連動して1時間に1回転する時カム車のカム突
起と係合して揺動するアゲカマと、時計輪列と連
動し、前記時カム車よりも高速回転する1分カム
車のカム突起と1分ごとに係合して揺動する1分
制御レバーと、を有し、前記アゲカマと前記1分
制御レバーとの協働によつて接点装置がオンし、
告時動作を開始する告時機構において、 前記1分カム車にはカム突起の位置から1分カ
ム車の逆転方向に、1分カム車と連動する秒針車
のバツクラツシユ分に相当する回転量以上ずれた
位置に、前記カム突起と同形状であつて、前記1
分制御レバーが係動可能な他のカム突起が設けら
れ、秒針車が逆転方向に帰零された際に前記1分
制御レバーは前記他のカム突起により揺動される
ことを特徴とする。
以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
第5図には本考案の好適な実施例が示されてい
る。
図示されていないが、本実施例における電気的
告時装置は周知のモータ駆動による機械的な時打
装置からなり、モータ作動を電気的に制御するた
めに接点装置10が設けられている。この接点装
置10には可動接点板10a,10bが設けられ
ている。接点装置10の開閉を制御するために、
時計輪列と同期回転する時カム車34が設けら
れ、時カム車34の接点駆動力がアゲカマ36を
介して前記接点装置10に伝達されている。時カ
ム車34は図示していない分針車に一体に成形さ
れ、分針車とともに1時間に1回転する。時カム
車34には正時に対応するカム突起38および半
時に対応するカム突起40が約180度間隔で形成
され、各々正時および半時の告時作動を可能とす
る。
アゲカマ36は時計受板に固定された軸42に
揺動自在に軸支され、その一端部に形成された突
起44が前記時カム車34のカム周面に周接さ
れ、また他端部に形成されたピン46,48がそ
れぞれ後述する数取機構の数取カマ50および前
記可動接点板10bに係接されている。このアゲ
カマ36は常時矢印A方向に弾性付勢され、その
突起44が時カム車34のカム周面に追従して揺
動制御され、時カム車34のカム突起38,40
と突起44とが係接する時には、各ピン46,4
8が数取カマ50および接点板10bを押圧移動
させるように構成されている。
このようにして、時計輪列の回転と同期して所
定の告時時刻に接点装置10の開閉作動が制御さ
れている。そして、この時の告時時刻に対応した
告時作用を得るために、数取機構が設けられてい
る。実施例において、告時作用はモータの回転数
を制御することにより時打回数が告時時刻に対応
して設定されている。数取カマ50は時計受板に
固定された軸52に揺動自在に軸支され、その一
端に形成された突起54がクシバ56のラツク歯
56aと適宜係接可能に延び出している。この数
取カマ50は常時矢印B方向に弾性付勢され、ま
た円弧状の押圧部60が可動接点板10aと係接
可能に設けられている。
クシバ56は時計受板に固定された軸62に動
自在に軸支され、常時矢印C方向に弾性付勢され
ている。クシバ56はそのラツク歯56aの揺動
位置により、モータの回転数すなわち時打回数を
選択し、この揺動位置が数取カム64により制御
されている。
数取カム64は図示されてはいないが時針車と
一体に成形され、その外周にはアナログ表示針に
よる12時間表示の各1時間ずつに対応する12段の
カム面64aが形成されている。また、前述した
クシバ56には数取カム64のカム面64aと適
宜係接する当接面56bが形成されている。
図示していない駆動モータの回転軸66には送
りカム68が固定され、送りカム68に固定され
た送りピン70がクシバ56のラツク歯56aと
噛合い、モータの1回転毎に数取カマ50の突起
54とクシバ56のラツク歯56aの係接を解除
しラツク歯56aを1歯ずつ送り駆動するように
形成されている。
1分カム車72は時計輪列と同期回転するため
に、第6図のように3番車71に一体に成形され
ている。そして、1分カム車72の外周には1分
カム車72の厚み方向に1分カム74a,74b
(上段の1分カムを74a、下段の1分カムを7
4bとする)が2段形成されている。さらに、上
段の1分カム74aと下段の1分カム74bは、
第8図に示したように、4番カナと3番車71の
歯車のバツクラツシユ分相当の回転量α以上の回
転量だけ位相をずらして形成されている。各1分
カム74a,74bは1分間で1ピツチ回動する
ように構成されている。
1分カム車72の駆動力は1分制御レバー76
を介して接点装置10へ伝達される。この1分制
御レバー76は時計受板に固定された軸84に揺
動自在に軸支され、常時矢印D方向に弾性付勢さ
れているため、1分カム車72と係合されるよう
に構成されている。1分制御レバー76の一端に
は第7図のようにレバー76の厚み方向に係合子
80a,80b(上段の係合子を80a、下段の
係合子を80bとする)が2段形成され、夫々1
分カム車72の1分カム74a,74bと係合可
能に設定されている。また、1分制御レバー76
の他端には作動子82が設けられ、接点装置10
の可動接点板10bと適宜係合可能となるように
設定されている。
この告時機構における本考案の新規な構成は、
1分カム車72の1分カム74a,74bと1分
制御レバー76の係合子80a,80bの関係で
あり、それ以外の数取機構および電気的告時機構
は従来構成と同様である。
なお、前述の告時機構においては、秒指示時刻
と4番真に固着されたハートカムおよび、1分カ
ム車72の1分カム74a,74bの対応は治工
具にて正確に位置合せが行なわれている。
本考案は以上の構成から成り、以下に作用の説
明をする。
本考案の告時機構は、第5図に示された時カム
車34のカム周面を摺動するアゲカマ36の突起
44がカム突起38,40によつて矢印A方向と
反対の方向に回動され、これによつて第1接点板
10b及び第2接点板10a、並びに数取カマ5
0が押し上げられる。突起44が各カム突起3
8,40の頂部から落下する直前に、数取カマ5
0はクシバ56の歯部端末から離れ、これによつ
て、クシバ56′の当接面56bは数取カム64
の所定のカム面64aに係合する。そして、アゲ
カマ36の突起44がカム突起38,40の頂部
から落下することによつて、数取カマ50の突起
54がクシバ56のラツク歯56a上に落下す
る。その結果、第1接点板10bが復帰するが、
第1接点板10bの揺動範囲内には1分制御レバ
ー76の作動子82が配置されているので、第1
接点板10bは前記作動子82と当接し、第1接
点板10bと第2接点板10aは接触しない。第
1接点板10bは1分制御レバー76の係合子8
0a,80bが1分カム車72の1分カム74
a,74bの頂部に位置した時において作動子8
2から離れる。これによつて、各接点板10a,
10bは接触するので図示省略した告時機構が作
動する。
次に本考案の1分カム車72と1分制御レバー
76の動作について、詳細に説明する。
第8図には4番真を正転帰零した状態で秒針を
取付けた状態が示され、使用者が正転方向に秒帰
零した時の1分カム車72と1分制御レバー76
の関係が示されている。
1分カム車72は時計輪列と同期回転し、通常
においては矢印E方向に回転している。そして、
針合せ軸をひいて時計方向に秒帰零が行なわれる
と、1分カム車72は矢印E方向に回動し、1分
カム車72の上段に形成された1分カム74aと
1分制御レバー76の上段に形成された係合子8
0aとが係接する。この状態において、1分制御
レバー76の他端に形成された作動子82が可動
接点板10bとの係合を解除して接点が導通す
る。そして、通常の輪列駆動の回転においても、
1分カム74aと係合子80aとが第8図に示す
位置で係接することによつて第1接点板10bが
係合子82から離れ、第2接点板10aと接触す
る。その後、1分カム車72が回転すると1分カ
ム74bと係合子84bが係合して1分制御レバ
ー76が回動するが、第1接点板10bはすでに
第2接点板と接触してオン動作しているので、再
びオン動作を繰り返すことはない。使用者が反時
計方向に秒帰零した際は、第9図に示すように、
秒針は一点鎖線P′位置に位置するが1分カム車7
2は歯車のバツクラツシユ分だけ進んだ位置Pに
位置する。この状態では1分カム74bと係合子
80bが係合するので秒針位置と告時時刻とは合
致する。次の告時時刻到来の際には、1分カム7
4aと係合子80aが先に当接することによつ
て、1分制御レバー76を介して接点装置10が
オン動作し、告時動作が行なわれる。その直後に
は1分カム74bと係合子80bが当接して1分
制御レバー76が回動するが、接点装置10はす
でにオン動作しておるので再びオン動作を繰り返
すことはない。
次に、4番真を逆転した状態で秒針が結合され
た場合では、1分カム車72は4番カナの秒針位
置よりも歯車のバツクラツシユ分だけ正転した位
置に位置する。しかし、この位置において、第9
図のように1分カム74bと係合子80bが当接
している。従つて、使用者が正転帰零した際は1
分カム74aと係合子80aが当接し、また、使
用者が逆転帰零した際には1分カム74bと係合
子80bが当接する。その結果、秒針が零秒を指
示したときに告時動作が始まる。
以上説明したように、本考案によれば1分毎に
1分制御レバーを回動する1分カムと係合子を4
番カナと1分カム車における歯車のバツクラツシ
ユ分に相当する回転量以上の間隙を介して2組設
けたので、秒針を正逆帰零した際における秒針位
置と告時動作時刻を合致させることができ、告時
精度が向上できる。また、秒針取付時に4番カナ
の回転方向を確認する必要がないので指針取付作
業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図は従来の告時機構の動作説明図
である。第4図は従来の3番車と4番カナの噛合
状態を示す断面図である。第5図は本考案の告時
機構の平面図である。第6図は本考案の1分カム
車の斜視図。第7図は本考案の1分制御レバーの
斜視図。第8,9図は本考案の動作を示す動作説
明図である。第10,11図は従来の動作を示す
動作説明図である。第12図は秒針が逆転した際
の3番車と4番カナの噛合状態説明図。第13図
は秒針が正転した際の3番車と4番カナの噛合状
態説明図。 10……接点装置、72……1分カム車、74
a……1分カム、74b……1分カム、76……
1分制御レバー、80a……係合子、80b……
係合子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 時計輪列と連動して1時間に1回転する時カム
    車のカム突起と係合して揺動するアゲカマと、時
    計輪列と連動し、前記時カム車よりも高速回転す
    る1分カム車のカム突起と1分ごとに係合して揺
    動する1分制御レバーと、を有し、前記アゲカマ
    と前記1分制御レバーとの協働によつて接点装置
    がオンし告時動作を開始する告時機構において、 前記1分カム車にはカム突起の位置から1分カ
    ム車の逆転方向に、1分カム車と連動する秒針車
    のバツクラツシユ分に相当する回転量以上ずれた
    位置に、前記カム突起と同形状であつて、前記1
    分制御レバーが係動可能な他のカム突起が設けら
    れ、秒針車が逆転方向に帰零された際に前記1分
    制御レバーは前記他のカム突起により揺動される
    ことを特徴とする時計の告時機構。
JP17417479U 1979-12-15 1979-12-15 Expired JPS6139347Y2 (ja)

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JP17417479U JPS6139347Y2 (ja) 1979-12-15 1979-12-15

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JP17417479U JPS6139347Y2 (ja) 1979-12-15 1979-12-15

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JPS5692889U JPS5692889U (ja) 1981-07-23
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