JPS6139128B2 - - Google Patents

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JPS6139128B2
JPS6139128B2 JP50055343A JP5534375A JPS6139128B2 JP S6139128 B2 JPS6139128 B2 JP S6139128B2 JP 50055343 A JP50055343 A JP 50055343A JP 5534375 A JP5534375 A JP 5534375A JP S6139128 B2 JPS6139128 B2 JP S6139128B2
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JP
Japan
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product
cooling bed
metal material
notch
transfer
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JP50055343A
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JPS5116213A (ja
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Efu Taanaa Jon
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Birdsboro Corp
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Birdsboro Corp
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Publication date
Application filed by Birdsboro Corp filed Critical Birdsboro Corp
Publication of JPS5116213A publication Critical patent/JPS5116213A/ja
Publication of JPS6139128B2 publication Critical patent/JPS6139128B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B43/00Cooling beds, whether stationary or moving; Means specially associated with cooling beds, e.g. for braking work or for transferring it to or from the bed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 通常の製鋼設備において、鋼材は長い条鋼に圧
延される。条鋼の断面形は圧延ロールのロール型
を選択することによつて定まる。条鋼は例えば長
さ300ft(約90m)以上であり、高温で最終段ロ
ールから出る。工場内で次の処理のために条鋼を
搬送する設備を設ける。ロールから出た条鋼は通
常は冷却床内を横方向に搬送されて空気冷却され
る。通常の冷却床装置には圧延ロールからの条鋼
を受ける導入テーブルを設ける。導入テーブルに
入つた条鋼を冷却床装置の方向に搬送するキツク
オフ装置を設ける。冷却床装置終端に達した条鋼
はシヤフルバー装置によつて導出テーブルに送ら
れ、導出テーブルは次の処理設備に搬送する。
かかる従来の装置はキツクオフ装置から1度に
1個の製品を冷却床に移送するものであり、2個
の製品を同時に取除いて移送することなく、多く
の製品を1個のキツクオフ装置から順番に1個づ
つ移送するものであるため作業能率が悪かつた。
本発明の目的は圧延機を出た条鋼等の高温の細
長金属材を上下のキツクオフ装置から同時に2個
づつ冷却床に移送し得る如くなして作業能率を高
めた冷却床装置及びこの装置における金属材移送
方法を提供し、従来装置の欠点を除去するもので
ある。
本発明の別の目的は、後続の金属材に接触する
ことなく2個の金属材を同時に受けて搬送する冷
却床装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、2個の入口を有し同じ方
向に冷却床装置に向けて複数の細長金属材を搬送
する冷却床装置を提供するにある。
本発明の別の目的は、2個の細長金属材を後続
の金属材に接触することなく同時に同じ方向に搬
送する冷却床装置を提供するにある。
本発明の別の目的は、2個の金属材を冷却床の
2個のポケツトに夫々受けて互に離間した状態で
冷却床を通らせる冷却床装置を提供するにある。
本発明の冷却床装置の概要は次の通りである。
上部下部金属材導入ローラと、夫々の導入ローラ
に組合せて金属材を夫々の上部下部保持ポケツト
に移送するキツクオフ装置とを設ける。鋸歯状冷
却床を設け、短行程作動においては下部保持ポケ
ツトのみから1個の金属材を搬送し、長行程作動
においては上下保持ポケツト内の金属材を同時に
搬送する。冷却床の可動搬送部材の作動シーケン
スを制御する装置を設けて後続の金属材に接触せ
ずに2個の金属材を取出し搬送する。下部保持ポ
ケツト内の平な金属材の姿勢を変えて広い面が互
に接触した収束状態とした後に冷却床に搬送する
収束装置を設ける。冷却床の出口附近において収
束状態の金属材を各個に分離する解束装置を設け
る。
本発明を例示とした実施例並びに図面について
説明する。
第1図は細長金属材例えば鋼材の圧延機12に
組合せた本発明による冷却床装置10を示す。圧
延機12は図示の例では第1、第2の連続圧延鋼
材14,15を所要寸法の断面形として圧延する
ものとする。鋼材14,15は走間せん断機1
7,18を通つて所要の長さに切断される。周知
の通り、走間せん断機17,18は鋼材移動間に
切断する装置である。圧延機12を出た鋼材14
は下部送出ローラ20によつて、鋼材15は上部
送出ローラ21によつて、夫々冷却床装置10に
入る。圧延機12、せん断機17,18、送出ロ
ーラ20,21は周知であり、詳述しない。
本発明による冷却床装置10の構成は、導入装
置25、キツクオフ装置26、冷却床27、シヤ
フルバー装置29、導出テーブル30から成る。
キツクオフ装置26は導入装置から鋼材を受入れ
るため及び鋼材を冷却床27へ送るために導入装
置25と冷却床27の間に設ける。下部、上部キ
ツクオフ装置31,32のキツクオフエプロン3
8,39は導入ローラ35,36に隣接して設
け、後述する通り、夫々鋼材14,15を冷却床
27に移送する。下部キツクオフエプロン38は
複数の短い部分38a〜38hと長い部分38i
とに分割する。同様に、上部キツクオフエプロン
39は短い部分39a〜39cと長い部分39d
とに分割する。導入ローラ35,36上の鋼材1
4,15はキツクオフエプロン38,39によつ
て冷却床27に移送される。
冷却床27には圧延の方向にほぼ直角方向とし
て静止及び可動のノツチ付き移送部41,42を
交互に配置する。可動の移送部材42は導入装置
25からの鋼材を段歩状に固定の移送部材41上
を動かし、通常のシヤフルバー装置29を経て導
出テーブル30に到達した鋼材は冷却床装置を出
て次の処理を受ける。
後述する通り、第2図に示す収束装置80をキ
ツクオフエプロン38の下流側に設けて所定数の
鋼材を収束した後に冷却床27に送る。更に、第
7図に示す解束装置250を冷却床27とシヤフ
ルバー装置29との間に設けて個々の鋼材を順次
にシヤフルバー装置29に送る。
キツクオフ装置26、冷却床27の詳細を以下
詳細に説明する。導入装置25、シヤフルバー装
置29、導出テーブル30については既知の所要
の装置を使用でき、詳述しない。
第2図に示す通り、導入装置25のフレーム4
5に複数の原動機46を取付けてローラ35,3
6を駆動する。各原動機46の第1の駆動軸47
に上部導入ローラ36の1個を取付け、反対側の
第2の駆動軸48は下部導入ローラ35の1個を
駆動する。各導入ローラ35の一端に固着した軸
50を軸受51,52によつてフレーム45に支
承する。軸50の反対側端部に固着した第1のプ
ーリ54はベルト53、第2のプーリ55を介し
て駆動軸48に結合する。第2図に示す通り、ロ
ーラ35,36の回転軸線は冷却床27の方向に
下向きに傾け、ローラ35,36上を通る鋼材1
4,15は重力によつて冷却床27の方向に横方
向に動く。ローラ35,36の下方の端部に接し
てキツクオフエプロン38,39を設ける。エプ
ロン38,39はローラ35,36にほぼ平行に
延長する。以下エプロン38,39として説明す
るが、夫々第1図に示す部分38a〜38i,3
9a〜39dに適用される。
キツクオフエプロン38,39の上面はローラ
35,36と同様な傾斜角で冷却床27に向つて
傾斜させる。下部キツクオフエプロン38は第2
図に断面として示し、ほぼ逆U型である。エプロ
ン38の開放底部はI形部材56等によつて支持
する。エプロン38とI形部材56とを垂直方向
に動かすリフト装置57には垂直のリンク58を
クランク59の一方の腕に枢支し、クランク59
の中間をピン60によつてフレームに枢支する。
クランク59の他方の腕をロツド61に枢支す
る。第2図の面に対して直角方向にロツド61を
動かす時は、クランク59は第1の方向に回動し
てエプロン38を実線で示す下部位置から鎖線で
示す上部位置に動かす。ロツド61を戻せばエプ
ロン38は下部位置に戻る。上部エプロン39を
上下させるリフト装置64も同様な構造とする。
各エプロン部分38a〜38i,39a〜39d
も夫々のリフト装置に連結し、後に詳述する通
り、一方のエプロンを動かす時は他方のエプロン
は静止とする。
第2図に示すエプロン38,39は下部位置で
あり、傾斜した上面はローラ35,36の上端面
にほぼ一致する。エプロン38,39はリフト装
置57,64によつて上部位置又は中間位置とす
ることができる。
第2図に示す通り、下部キツクオフ装置31に
保持ノツチ70を設ける。保持ノツチ70はほぼ
L型であり、長い脚71は冷却床27の方向に下
方に傾斜し、短い脚72は脚71の下流端からほ
ぼ上方に延長させる。脚71はキツクオフエプロ
ン38が上部位置にある時の上面にほぼ一致す
る。キツクオフエプロン38が下部位置にある時
に下部ローラ35上に鋼材が供給されれば、ロー
ラ35、エプロン38が傾斜しているため鋼材は
横方向に動いてエプロン38上に移る。鋼材はエ
プロン38上を滑動するため、ローラ35から移
れば前進速度は低下する。リフト装置57によつ
てエプロン38を上げれば、鋼材は腕71の上面
に移り、保持ノツチ70に保持されて停止する。
冷却床27に対する移送については後に述べる。
保持ノツチの短い脚72は固定の移送部材41と
一体とする。上部キツクオフ装置32も同様の構
造の保持ノツチ73を有する。保持ノツチ73の
長い脚74の下方側縁に上向きの短い脚75を設
ける。脚74の上方側縁は上部エプロン39が上
部位置にある時にほぼ一致する。従つて、上部導
入ローラ36から上部保持ノツチ73に前述と同
様にして鋼材が移送される。
第2,4図に示す通り、キツクオフ装置26に
収束装置80を設けて平な鋼材を下部保持ノツチ
70内に重ねる。1組の収束装置80を示したが
キツクオフ装置の長手方向に複数の収束装置を設
けて同時作動させる。収束装置80の原動機82
は駆動リンク装置84によつて収束プランジヤ装
置83を駆動する。プランジヤ装置83は下部保
持ノツチ70内の開口85′を垂直方向に運動し
てプランジヤヘツド85を次々に平な鋼材86の
側部に接触させる。平な鋼材86がノツチ70に
入る時は長辺を長い腕71の上面に接触させた形
状である。プランジヤ装置83が往復すれば、プ
ランジヤヘツド85は鋼材86の側部部分に接触
して回動させ鋼材86の短辺が腕71に接触する
位置となる。後に述べる通り、プランジヤ装置は
第2図の時計方向に回動可能であり、ノツチ70
内に次々に平な鋼材86が短辺を上下として収束
されるに応じて次の鋼材の長辺の側部部分に接触
して回動させて短辺が腕71に接触した収束位置
とする。
各収束装置は1個のモータ82に2個のプラン
ジヤ装置83を結合するのが好適であるが第2図
には1個のプランジヤ装置83のみを示す。モー
タ82の出力軸56をカツプリング87によつて
減速装置89の入力軸88に連結する。減速装置
89の2本の出力軸90は入力軸88に直角方向
に両側に突出する。各出力軸90は夫々のリンク
装置84を介して1個のプランジヤ装置を駆動す
る(第2図には1個だけを示す)。各リンク装置
84のクランク92を出力軸90に固着する。出
力軸90に平行のピン94をクランク92の他端
に取付ける。ピン94に軸受96を介して連結部
材95を枢支する。連結部材95にロツド97を
固着する。ロツド97の他端をプランジヤ装置8
3に枢支する。これによつて、軸90、クランク
92が回転すれば連結部材95、ロツド97は往
復動を行ない、プランジヤ装置83を動かす。
収束プランジヤ装置83にほぼ垂直方向の収束
ロツド101を設ける。収束ロツド101の頂端
にプランジヤヘツド85を固着し、他端はほぼL
型のクランク103に枢支する。フレームに支承
した揺動軸104にクランク103を固着する。
クランク103の他方の腕にロツド97を枢支す
る。収束ロツド101の中間部には案内カラー1
12内を通す。案内カラー112の両側に突出し
た2個の耳軸113を夫々板114に枢支する。
揺動軸104に平行に軸104の上方に支承した
割出軸115に板114を固着する。割出軸11
5、揺動軸104の軸線は耳軸113、出力軸9
0の軸線に平行とする。出力軸90が回転してロ
ツド97を往復させればクランク103は軸10
4を中心として回動し、収束ロツド101は案内
カラー112内を滑動し、プランジヤヘツド85
を往復動させる。
第2図には収束装置の引込装置を示す。出力軸
90が180゜回転すれば、プランジヤヘツド85
は鎖線位置に突出し、点線で示す平な鋼材86は
保持ノツチ70内で90゜回動して短辺を上下とし
隣の鋼材86に長辺を接触した収束位置となる。
収束した鋼材86の増加に伴つて、プランジヤ装
置83の突出位置を動かすために第4図に示す割
出装置120を設ける。
割出装置120はプランジヤ装置83に隣接し
て設けられ、割出軸115にほぼ垂直の割出板1
22を固着している。割出板122は第4図の実
線位置と鎖線位置との間の所要位置で停止して割
出軸115の角度位置を調整し、案内カラー11
2を第2図の左右方向に動して収束ロツド101
の方向を変化させる。割出板122の位置調整の
ために、割出板122の下端に扇形歯車ラツク1
25を固着し、歯車ラツク125にかみ合うピニ
オン126は水平ピニオン軸127に固着する。
軸127を軸受128に支承する。ピニオン軸1
27に固着した板133の一端に枢支したロツド
131は割出シリンダー130のピストンに固着
する。シリンダー130はピンによつてフレーム
に枢支する。図示しない制御装置によつてシリン
ダー130に加圧液を供給して、ロツド131の
伸長位置を制御してピニオン軸127と歯車12
6を回し、割出板122に取付けたラツク125
をピニオン126に沿つて動かし、割出軸115
を回動させる。割出軸115の角度位置を変える
ことにより板114の角度位置も同様に変わり、
こうしてカラー112の位置も、それがトラニオ
ンピン113によつて板114に連結されている
ため、変化し、ロツド101、プランジヤヘツド
85は保持ノツチ70に対して左化方向に動き、
次々の鋼材86を保持ノツチ70内で収束装置に
回動させる。
第2のシリンダー145をピン146によつて
枢支し、ロツド147を割出板122に枢支して
割出板122を最初の位置に戻す。これによつ
て、シリンダー130を単働型とすることができ
る。収束装置の制御装置は図示しないが、ノツチ
70内に1個の鋼材86が停止したことを感知す
る素子の発生する信号によつてモータ82はクラ
ンク92を1回転させ、ロツド97,101を1
往復させてプランジヤ装置83の1サイクルを行
わせる。図示しないリミツトスイツチをピン94
に結合し、ピン94が1回転した時にモータ82
をリセツトすると共に割出シリンダ130を次の
位置とする。
冷却床27としては、鋼材を支持するための複
数の静止のノツチ付き移送部材41と、静止移送
部材41の間に配置した可動のノツチ付き移送部
材42とを有する構造とする。第2,3図に示す
通り、冷却床27には複数の互に離間した平行の
水平方向の鋸歯状ノツチ付き移送部材41を有
し、I型部材155等によつてフレームに固着す
る。複数のほぼ同形の可動の移送部材42を静止
移送部材41の間に平行に配置する。移送部材4
1,42はキツクオフ装置26とシヤフルバー装
置29との間に延長し、導入テーブル25とシヤ
フルバー装置29との間に鋼材を移送する。静止
移送部材41の入口端は下部保持ノツチ70の入
口端に固着する。第3図に示すスロツト156を
下部、上部保持ノツチ70,73に設けて可動移
送部材42が両ノツチから鋼材を取出すことがで
きるようにする。
第5,6図は可動移送部材42を往復運動させ
て金属材を冷却床上で導出テーブルに向つて横方
向に移送するための移送装置を示す。この移送装
置は、移送部材42を水平に動かすための第1の
移動装置157(第5図)と、可動部材42を垂
直に動かすための第2の移動装置158(第6
図)と、上記の水平に動かすための第1の移動装
置157の水平移動距離を短行程用の第1の距離
と、長行程用の、前記第1の距離のほぼ2倍の第
2の距離とに切換える切換装置(第5図の19
7、第6図の159)からなる。
上記第1の移動装置157の水平運動と第2の
移動装置の垂直運動との合成運動として、移送部
材42は第2図の点線の楕円A(短行程運動)又
は楕円B(長行程運動)で示す軌跡の運動を行
う。この短行程運動において移送部材42は保持
ノツチ70のみから鋼材86を持上げて冷却床2
7の固定移送部材41上に横移送する。他方、長
行程運動においては保持ノツチ70と73の両方
から同時に鋼材を持上げて固定移送部材上に横移
送する。
第5図に示す通り、可動移送部材の駆動装置と
して2個の駆動モータ、160を減速装置161
の両側に同一軸線上に設け、カツプリング162
によつて結合する。減速装置161は移送部材4
1,42の下方に取付け、水平の同一軸線の2個
の出力軸165は第6図に示す上下リンク装置1
67(第5図に1個のみを示す)を駆動する。リ
ンク装置167は可動移送部材42に結合して第
2の移動装置158の一部を形成する。第2の組
の水平の同一軸線の出力軸166は移動リンク装
置168によつて可動移送部材42に結合し、第
1の移動装置157の一部を形成する。
減速装置161の両側に結合した上下リンク装
置167は同形であり、一方のみについて説明す
る。第5,6図に示す通り、出力軸165に偏心
したクランク部材170を取付ける。クランク軸
171にはほぼ水平方向の上下ロツド172を支
承する。上下ロツド172は冷却床27の移送部
材41,42の下方をほぼ垂直方向に延長する。
上下ロツド172が可動移送部材42の下方を通
る位置でクランク174をピン175に枢支す
る。ピン175の軸線はロツド172の軸線にほ
ぼ直角とする。クランク174の一方の腕をピン
175の垂直下方に延長させ、ピン176によつ
て上下ロツド172に枢支する。ピン175,1
76の軸線はほぼ平行とする。クランク174の
他方の腕をほぼ水平とし、移送部材42の下方で
リンク177を介して水平部材180の下面に結
合する。水平部材180の上面から上方に突出す
る脚183に固着したピン184の軸線を移送部
材42の方向に対して直角とする。ピン184に
支承した水平ローラー182上に移送部材42を
支持する。クランク170が軸165を中心とし
て回転すればロツド172は冷却床27の下方で
左右に動く。ロツド172の動きによつてクラン
ク174は回動し水平部材180、移送部材42
は上下方向に動く。この構成によつて、冷却床2
7の下方の1本のロツド172はすべて可動移送
部材42を夫々の水平部材180を介して同時に
上下に動かす。減速装置161の反対側に延長す
る他方のリンク装置167は水平部材180の他
端を上下する。
第5,6図に示す通り、水平移動リンク装置1
168は2重行程駆動装置190を含みこれは移
送部材42が前後に動く距離を変化させる。2重
行程駆動装置190の箱型フレーム191は水平
部材180の間を水平に延長し、移送部材41,
42と減速装置161との間に配置する。フレー
ム191の両端のほぼ三角形部分191′は水平
部材180に滑動可能に支持されリンク装置19
2によつて移送部材42に結合する。
フレーム191を長手方向に往復させるために
一方の側部の短行程駆動リンク装置195又は他
方の側部の長行程駆動リンク装置196に結合す
る。両リンク装置の駆動の切換を行う切換装置1
97を設ける。第5,6図に示す通り、短行程駆
動リンク装置195のクランク部材200を減速
装置161の出力軸166に取付ける。クランク
部材200の偏心軸201に枢支したリンク20
2をほぼ水平方向の駆動ロツド203の一端に固
着する。駆動ロツド203の他端は枢支装置20
4によつて切換装置197に結合する。
切換装置197の管状部材208をフレーム1
91の両側板間に延長させ、回動可能にフレーム
に支承する。切換シリンダー210を管状部材2
08に直角方向とし、一端のタブ211をフレー
ム191のブラケツト213に枢支する。シリン
ダー210のロツド215は管状部材208のタ
ブ218にピン217によつて枢支する。ピン2
17の軸線は管状部材208の軸線に平行とし、
ロツド215を伸長又は収縮させる時に管状部材
208はフレーム191内で回動する。管状部材
208のフレーム191の外側に突出した端部に
短行程駆動リンク装置195に接して矩形板22
0を取付ける。板220内に形成した矩形のスロ
ツト221の軸線がほぼ垂直方向である時は第6
図に示す短行程位置となる。スロツト221内に
係合した滑動ブロツク222は枢支装置204に
よつて駆動リンク装置195に結合する。
これによつてクランク200が回転すれば駆動
ロツド203は図の左右に動き、板220が第6
図の位置にある時はブロツク222はスロツト2
21内で静止し、フレーム191は左右に動く。
シリンダー210のロツド215が引込み、管状
部材208を90゜回動させれば長行程位置とな
り、スロツト221の軸線は駆動ロツド203の
動きの方向にほぼ一致し、ロツド203が動いた
時にブロツク222は単にスロツト221内に動
き、フレーム191を動かさない。
フレーム191の反対側に同形の長行程駆動リ
ンク装置196を設ける。長行程リンク装置19
6の偏心寸法は短行程リンク装置195の偏心寸
法よりも大きくする。管状部材208の反対側に
固着した板部材225には板部材220のスロツ
ト221に対して90゜位相差を有するスロツトを
設ける。それ故、シリンダー210のロツド21
5が伸長位置にある時は短行程駆動ロツド203
がフレーム191を動かし、板225のスロツト
は長行程駆動リンク装置196のロツドの方向に
一致した駆動結合とならない。ロツド215が引
込位置となれば、長行程駆動リンク装置196が
フレーム191を動かし、短行程駆動リンク装置
195のスロツト221はロツド203の方向に
一致する。
第5図に示す横駆動リンク装置192はフレー
ム191の往復運動を可動移送部材42の運動に
変換する。リンク装置192のロツド230をピ
ン232によつて移送部材42の底部に枢支す
る。ロツド230の他端は垂直のピン234によ
つてクランク233に枢支する。クランク233
の頂点はピン235によつて枢支する。クランク
233の他方の腕はピン236によつてフレーム
191に枢支する。フレーム191の往復運動は
クランク233をピン235を中心として揺動さ
せ、ロツド230は移送部材42にほぼ平行の方
向に往復する。ロツド230に結合された移送部
材42はローラー182上を往復運動する。
第2図において、水平運動を短行程として水平
移動リンク装置168と上下リンク装置167を
同時に作動させた時は、可動移送部材42は第2
図の点線の楕円Aとして示す運動を行い、平な鋼
材86は保持ノツチ70から持上げられて冷却床
27の固定移送部材41上に移送される。長行程
作動においては、可動移送部材は鎖線の楕円Bと
して示す運動を行い、平な鋼材86は保持ノツチ
70,73から持上げられて冷却床27上に移送
される。同時に固定移送部材41上の鋼材は2ノ
ツチだけ移送される。短行程の場合は固定移送部
材41上を1ノツチ動く。
可動移送部材42の作動によつて、鋼材は冷却
床27上を動いて通常のシヤフルバー装置29に
送られる。シヤフルバー装置29は鋼材を導出テ
ーブル30に送り、鋼材を搬出する。第7,8図
に示す解束装置250を冷却床27の末端に設け
る。収束装置80によつて前述のように収束され
た状態で冷却床27を移送された鋼材は自動的に
1本宛に分離される。解束装置250は2組の互
に離間した選択作動可能の同形の装置から成り、
一方のみを図に示す。2組の装置は共通の駆動軸
258によつて駆動する。駆動軸258は冷却床
27の終端面に平行とし、図示しない駆動装置に
よつて駆動する。
第7図に示す解束装置250の解束腕265は
軸258に固着し、2個の対向して延長する腕を
有し、両端に半径方向の突出部268によつて形
成するノツチ267を設ける。ノツチ267は回
転方向に関して腕265の後縁にある。選択的に
調整可能のリフト装置270を腕265に近接し
て設ける。軸258に枢支した2個のレバー27
3の端部にピン278によつてノツチ付きポケツ
ト272を枢支する。レバー273に弧状の排出
案内部材274をポケツト272から離間して取
付ける。案内部材274は冷却床の移送の方向に
ほぼ平行とし、鋼材がシヤフルバー装置29に入
る案内とする。ねじ付きボルト280をノツチ付
きポケツト272に付けて調整可能の止めとし、
板部材276の上縁の枢支ピン278と弧状案内
部材274との間の点に共働させる。
ノツチ付きポケツト272と案内部材274と
を第8図に示す作動位置とするための作動シリン
ダー282はほぼ水平の耳軸283によつて装置
フレームに枢支される。(伸長可能な)ピストン
ロツド285は上方に延長して枢支ピン286に
よつてレバー273の端と軸258の中間部分に
枢支する。図示しない制御装置によつてピストン
ロツド285を動かし、レバー273を第7図に
示す非作動位置と第8図に示す作動位置との間に
動かす。即ち、ノツチ付きポケツト272が第7
図に示す引込位置にある時は、それは鋼材289
の移送路の外にあるため、固定移送部材41から
シヤフルバー装置29へ行く鋼材の移送を妨害し
ない。ピストンロツド285を伸長させればノツ
チ272は第8図に示す位置に突出し、収束され
た鋼材290を可動移送部材42から受ける。次
に解束腕265を回転させる。ポケツト272内
の収束された鋼材290の底部の1個は解束腕2
65のノツチ267の回転範囲内となり、収束内
から取出されて前方に搬送されて曲面の案内部材
274上に達し、鋼材は案内部材274上を滑つ
てシヤフルバー装置29上に移る。解束腕265
は第8図の破線で示す経路に沿つて軸258によ
つて、ポケツト290からすべての鋼材を除去す
るのに必要な回転数だけ回される。
第9a〜9g図は導入装置25から冷却床27
へ送る製品の移送シーケンスを示す。キツクオフ
エプロン38,39は最初は上部位置にあり、圧
延機12を出た鋼材等の製品(例えば第9a図の
AとD)が夫々導入ローラ35,36上に受入れ
られるとき、これらの製品はエプロン38,39
の側面に沿つて滑り下る。製品Aがローラ35上
を動いて所要の位置に達した時にキツクオフを開
始させる。第9b図に示す通り、エプロン38を
下げ、製品Aは斜面の導入ローラ35から横方向
に動いてエプロン38上になる。第9c図に示す
通り、次いでエプロン38を中間位置迄上げ、製
品Aはエプロン38上を進行し、前進速度は低下
する。製品の前進速度が約1/3となつた時にエ
プロン38を上方位置とし、製品Aは第9d図に
示す通りエプロン38上から横方向に動いて冷却
床の保持ノツチ70上に入る。製品Aは導入ロー
ラ35からエプロン38上に移つた時にエプロン
底面との摩擦による制動力を受け、エプロンの上
方運動間、及びエプロン38からノツチ70に移
る間にも続いて制動力が作用して前進速度が低下
する。ノツチ70上にあるときは製品Aが最終停
止位置にくるまで上記の制動力が作用し続ける。
製品Dは第9a〜9f図に示す如く製品Aに対し
て或る時間関係を保つて順次エプロン39により
同様に移送される。
所要の製品を順次移送するためには、次の製品
BとEの前端がエプロン38,39上に移動する
前にエプロン38,39を中間位置迄上げる必要
がある。このためには導入ローラ35と36の前
進速度を圧延速度よりも大とする。更に、図示し
ない偏向板を第1のエプロン38a,38aの手
前に設けてエプロン上下装置と共働させ、エプロ
ン38,39が下部位置にある時は偏向板が上が
り、第9e図の製品Eに示す通り、次の製品B,
Eの前端を導入ローラの斜面の上部部分に導くよ
うにする。
圧延機速度、生産量、製品の長さの変化に適合
させるために、エプロン38,39を導入テーブ
ルの入口側から部分38a〜38i,39a〜3
9dに区分する。製品の長さが短かつたり又は長
い製品を遅い速度で送るためにキツクオフする場
所が下流側に移れば、エプロン38又は39の前
記区分された部分の一部を上部位置に保ち、他の
部分のみによつて製品を受けるようになし、こう
することによつて前の製品Aの移送が完了するま
で次の製品Bがエプロン上に移るのを防止する。
第9h図に示すとおり、高温金属検出器30
0,301を導入テーブル25の上下導入ローラ
ー35,36の付近に取付けて導入される鋼材等
の製品の頭部を検出する。遅延装置302,30
3を夫々上下キツクオフ装置304,305と検
出器300,301との間に介挿する。製品の長
さ、製品の速度、検出器とキツクオフ装置との距
離は各ロツド毎に定まるため、製品頭部が検出器
位置を通つた後にキツクオフ作動を行わせる時間
を正確に調整可能である。
圧延機からの鋼材供給速度は冷却床サイクル時
間によつて定まる。例えば実用例として、棒材の
長さ300ft(約90m)、冷却床長さ330ft(約
100m)、棒材と板との間の摩擦係数0.33、棒材制
動距離約92ft(約28m)、冷却床サイクル時間約
7.5秒とする。冷却床長さとはローラ35,36
上を棒が進行する方向と平行に測つた寸法であ
り、棒材制動距離とはキツクオフ作動開始後に棒
材が停止する迄の前進距離である。
経験上、冷却床は約40ft/s(約12m/s)の
製品排出速度で圧延機から棒材を受入れることが
分かつた。切断された棒材と次の棒材とを分離す
るためには、送出ローラ20,21の速度を圧延
速度よりも約10%大にし、この例では44ft/s
(約13m/s)とする。
導入ローラ35,36に供給される製品速度は
圧延速度よりも早いため、上下キツクオフ装置に
よつて保持ノツチ70,73に送られる製品後端
は次の製品前端とは離間し、同じレベルの次の製
品の妨害を受けることなく可動移送部材42によ
つて冷却床に移送することができる。
せん断機を出てから製品が停止するまでの時間
は上下のエプロンを前進する両製品とも同じであ
るが、上下の製品が圧延機を離れる時点が異なる
ため両製品が停止する時点は異なる。従つてこの
場合には上記の同じレベルの前後の製品の如く妨
害を受けることなく可動移送部材42によつて保
持ノツチ70,73上の製品を同時に冷却床に移
送することは困難である。従つて導入装置25の
上下部分で前の製品が後の製品によつて妨害され
ない移送のタイミングとする。かかるタイミング
は移送部材41が各ノツチを通つて動くのに要す
る時間と上下製品間の時間差によつて決まる。即
ち、移送部材42は夫々のノツチ70,73から
製品を受けるようにし、上下の製品の時間差を設
ける。上述の実用例においては、可動移送部材4
2が下部ノツチ70から製品を移送する所要時間
は例えば0.75秒、上部ノツチ73からの移送時間
は例えば、1.06秒とし、シーケンスの間のゆとり
時間を例えば0.55秒とする。製品がせん断機1
7,18によつて切断された後にキツクオフエプ
ロン38,39によつて持上げられ保持ノツチに
入る迄の時間を例えば3.415秒とし、保持ノツチ
内での停止迄の制動時間を例えば2.67秒とすれば
総計移動時間は6.085秒となる。或る装置例にお
いては、この条件において、下部製品に対して上
部製品の遅れ(遅延時間)が例えば4.28秒以下の
時は両ノツチから同時に製品を移送できることが
分かつた。しかし、この場合上部製品の遅れが
4.28秒を越えた時は、下部製品を先に移送し、そ
の後下部製品と次の下部製品とを同時に移送する
必要がある。
上記遅れの時間4.28秒は単なる1例として示し
たものであり、実際上は特定の装置について製品
速度その他関連装置の全作動条件から経験的に求
められるものである。
上述の作動シーケンスを第9a〜9g図、第9
i〜9n,9p図に示す。製品Aが走間せん断機
で切断された時間をt0とし、前端は導入テーブル
25の中間にある高温金属検出器(図示せず)を
通過したものとする。前記検出器は導入テーブル
25の両端間に配置するが、前記導入テーブルの
前端近くに配置するのが好適である。製品Aの後
端が導入テーブル25をほぼ80ft(約24m)通過
した時に検出器はキツクオフ作動信号を発生す
る。例えば時間t0+1.935秒においてキツクオフ
エプロン38は下り、製品Aは導入ローラ35か
らエプロン38上に移り、エプロン面を滑動して
制動を開始し、第9b図の位置となる。その後第
9c図に示す通り、エプロン38を中間位置に上
げ、製品Aは滑動を続け、次の製品Bはエプロン
38上に移ることはない。時間t0+3.415秒にお
いてエプロン38を上げて製品Aを保持ノツチ7
0上に移し、時間t0+6.085秒において第9d図
に示す位置に停止する。次の製品Bは第9e図に
示す通り例えば時間t0+7.5秒においてせん断機
から分離し、製品Aと同様のシーケンスによつて
エプロン38は製品Bを時間t0+10.915秒におい
て保持ノツチ70に送る。それ故、この時間より
も前に移送部材42が動いて製品Aを冷却床27
の静止移送部材41に送る必要がある。更に、も
し上部保持ノツチ73からも製品を移送する場合
にはt0+10.915秒よりも前に移送し、移送部材4
2が製品Bに無関係に下部保持ノツチ70を通る
必要がある。
上述の例では、冷却床の可動移送部材42はゆ
とり時間0.55秒、両方の保持ノツチ70,73を
通る時間1.06秒であり、製品Bが下部保持ノツチ
に移る時点はt0+10.915秒であるため、移送部材
42は少くともt0+10.365秒には作動させる必要
がある。そうしなければ製品Bに邪魔されること
になる。即ち第9f図に示す製品Dはt0+10.365
秒には停止している必要がある。製品はせん断機
を離れてから停止する迄の所要時間6.085秒であ
るため、製品Dはt0+4.28秒迄にせん断機を離れ
た場合に移送部材42は製品A,Dを同時に移送
することが可能となる。このため、製品Aが検出
器300を通つた時に製品Dの位置を検出器30
1によつて測定する。製品Dの通過時間の遅れが
4.28秒以下である時は、製品Dが停止した時に論
理回路306が移送部材作動装置307を作動さ
せ、エプロン38が上昇して製品Bを保持ノツチ
70に入れる前に、製品AとDを同時に夫々保持
ノツチ70と73から移送部材42によつて移送
部材41に移送するようになす。第9g図は製品
Bがノツチ70に入る前に可動の移送部材42が
上昇して製品Aと共にDを受取る位置にある状態
を示すものである。図示の如く移送部材42が通
つた後に製品Bは保持ノツチ70に入るようにな
す。
製品Dの位置を検出した時それが、4.28秒以上
遅れている場合、冷却床の可動移送部材42を作
動させる前に、論理回路306は遅延装置308
を作動させる。
製品AとDの間の間隔が4.28秒を越えると論理
回路306が移送部材作動装置307を作動さ
せ、短行程作動(第2図の点線Aの運動)として
製品Aのみを移送部材42によつて保持ノツチか
ら移送する(第9i図)。その上、遅延装置30
8は新しい冷却床サイクルを開始させるために或
る予定時間間隔の後に論理回路をリセツトする。
この時間間隔(遅延時間)は例えば次式によつて
決められることができる。
T=V /K+TM−TCR ここで、T=遅延時間、K=係数、VP =ロー
ラテーブル上の製品速度、TM=安全余裕時間、
CR=移送部材を休止位置からノツチ70,73
上の製品に接触する点まで移動させるのに要する
時間。
上記安全余裕時間とは安全を保証するために設
けるゆとり時間で経験的に任意に決められる時間
である。上式は1例としての実験式を示したもの
であり、実際には特定の装置につき上記変数を測
定すると共に実験的に上記定数を定めなければな
らない。
次に、上部保持ノツチ73上に供給される製品
が前方の製品となり、下部保持ノツチ70上に供
給される製品が後方の製品となる。この場合図示
の実施例において、上部製品と下部製品の時間が
例えば3.22秒以下であれば上記関係での冷却床移
送サイクルが継続する。上記時間差は計算された
値ではなく、本装置の作用を説明するために1例
として設定された、特定の装置につき測定された
ものである。ここで製品Dを専断する時点t0を定
め(第9j図)、製品Dがエプロン39上から保
持ノツチ73上に移り、前進を停止するまでの時
間はt0+6.085秒であり(第9l図)、後の製品E
はt0+7.5秒においてせん断されて剪断機を離れ
第9m図)、製品Bがノツチ70上で停止するの
は製品Dより3.22秒の後、即ちt0+9.305秒である
(第9n図)。製品Dの後に続く製品Eはエプロン
39によつて保持ノツチ73にt0+10.915秒の時
点に移される(第9p図)。
上述した通り、冷却床の移送装置42を上下保
持ノツチ73,70上の製品移送を行わせるため
の所要時間は1.06秒であり、これに少なくとも
0.55秒のゆとり時間を必要とする。上部の製品が
先に動き、下部の製品の遅れが3.22秒以下である
時は上述のシーケンスは繰返される。それ故、高
温金属検出器301が上部の製品を検出した時に
作動サイクルが開始され、検出器300が下部の
製品を検出する迄の時間が3.22秒以下であれば移
送部材42は同じ作動を行う。下部の製品の遅れ
が3.22秒を越えた時は論理回路306は移送部材
作動装置307を作動して上部の保持ノツチ73
上の製品のみを移送し、或る時間遅れて下部製品
が先になるシーケンスを開始する。これは上部製
品と下部製品間の間隔が3.22秒を越える時は下部
製品とこれに続く次の上部製品間の間隔が4.28秒
以下になるからである。
本発明において上記第9a〜9g図と第9i〜
9p図に示す手順を必要とする理由は下記の通り
である。
(1) 製品は保持ノツチ70又は73に入るまで取
除くことができない。
(2) 製品を上部と下部の保持ノツチから同時に除
去することが望ましい。
(3) 製品BとEが到着する前に最初の製品AとD
を保持ノツチから取除かなければならない。
即ち製品Aが先ず時間t0の時点に到達する第9
a図)。
(t0+6.085)秒の時点に製品Aが保持ノツチ
70に移動する(第9d図)。
製品Bが保持ノツチ70に入る(t0+10.915)
秒の時点以前に製品Aを保持ノツチ70から取除
かなければならない。
ゆとり時間は0.55秒である。
もし製品Dが、少なくとも(t0+10.365)秒の
時点まで、保持ノツチ73内に入つておれば(第
9f図)、製品AとDを同時に取除くことができ
る。
もし上部と下部の製品間の時間が大きすぎれ
ば、最初に製品Aを取除き(第9i図)、製品B
とDを同時に取除く(第9p図)。
従来既知の装置は本発明の如く上下の保持ノツ
チから2個の製品を同時に手除くことなく、多く
の製品を1個の保持ノツチから取除いていた。
圧延機が1本の製品のみを提供する時は、下部
導入ローラのみを使用すればよい。この場合は2
重行程の水平運動リンク装置168は冷却の所要
に応じて短行程又は長行程とする。下部装置が故
障した時は上部装置に切換えることが可能であ
る。この時は長行程作動のみを行うように定め
る。製品を上下キツクオフ装置から共に移送する
時には、リンク装置168は長行程のみの作動を
行い、移送部材42はサイクル動作を行なつて、
製品を上下保持ノツチ73,70から移送部材4
1上に移送する。製品は保持ポケツトから冷却床
27へ同時に移送されることにより一度に2個づ
つ冷却床を横切つて移送されることになる。
通常の丸棒等の製品の場合には、収束、解束装
置80,250は使用せず、製品は冷却床27、
シヤフルバー装置29を経て導出ローラ30に入
る。平な鋼材等の場合には前述した通り、広い平
面を互に接触させ、即ち収束して冷却床27を通
らせ、冷却を遅くすることが望ましい場合があ
る。収束を必要とする製品は下部導入ローラ35
のみを通らせ、上述と同様にして下部保持ノツチ
70上に送る。平な鋼材が保持ノツチ70上に送
られた時に直に移送部材42を動かすことなく、
第2図について説明した通り、収束装置83を作
動し、割出装置によつて次々に位置を動かして鋼
材側部部分を押して鋼材の広い面を互に接触させ
て収束位置とする。所定数の鋼材が収束された時
は2重行程水平運動リンク装置168を長行程作
動し、可動移送部材42は1回の作動で2ラツク
送る。鋼材は1個おきのラツク上を移送される。
収束された鋼材が静止移送部材41の最終のラツ
クに到達すれば解束装置250を作動させて鋼材
をノツチ272上に移し、前述した通り1個宛の
鋼材をシヤフルバー装置29上に送る。
本発明は種々の変型が可能であり実施例並びに
図面は例示であつて発明を限定するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明冷却床装置の平面図、第2図は
第1図の2―2線に沿いキツクオフ装置を示す断
面図、第3図は第2図の―3線に沿う部分平面
図、第4図は第2図の装置の収束装置の一部を示
す断面図、第5,6図は第1図の装置の可動移送
部材作動装置を示す平面図及び側面図、第7,8
図は第1図の装置の解束装置を示す側面図、第9
a〜9g図、第9i〜9n,9p図は第1図の装
置のキツクオフ装置の作動を示す図、第9h図は
上述の作動を行う制御装置のブロツク線図であ
る。 10…冷却床装置、12…鋼材圧延機、17,
18…走間せん断機、20,21…送出ローラ、
25…導入装置、26…キツクオフ装置、27…
冷却床、29…シヤフルバー装置、30…導出テ
ーブル、31…下部キツクオフ装置、32…上部
キツクオフ装置、35,36…導入ローラ、3
8,39…キツクオフエプロン、41…静止移送
部材、42…可動移送部材、45…フレーム、5
7,64…リフト装置、70,73…保持ノツ
チ、80…収束装置、83…収束プランジヤ装
置、85…プランジヤヘツド、101…収束ロツ
ド、104…揺動軸、115…割出軸、120…
割出装置、122…割出板、157…水平移動装
置、158…垂直移動装置、159…切換装置、
167…上下運動リンク装置、168…水平運動
リンク装置、180…水平部材、190…2重行
程駆動装置、192…横駆動リンク装置、195
…短行程駆動リンク装置、196…長行程駆動リ
ンク装置、197…切換装置、220,225…
板、221…スロツト、250…解束装置、26
5…解束腕、267…ノツチ、272…ノツチ付
きポケツト、273…レバー、274…案内部
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧延機から細長い金属材を連続的に受ける冷
    却床の第1と第2の2個の入口から2本の金属材
    を同時に又は個別に横方向に移送する方法におい
    て、第1の金属材が第1の入口の所定位置に達し
    たことを感知し、上記感知の後に第2の金属材が
    第2の入口の所定位置に達するまでの経過時間を
    感知し、上記経過時間が所定時間よりも長い時は
    第1の金属材のみを移送し、上記経過時間が所定
    時間以下である時は第1の金属材と第2の金属材
    を同時に移送することを特徴とする金属材移送方
    法。 2 圧延機から細長い金属材を次々と連続的に受
    入れる第1と第2の2個の入口をもつ導入装置2
    5を備え、第1の金属材を受取る下部キツクオフ
    装置31と、第1の金属材を保持する下部保持ノ
    ツチ70と、前記下部キツクオフ装置31と下部
    保持ノツチ70に隣接して圧延機を経由してくる
    第2の金属材を受取る上部キツクオフ装置32と
    第2の金属材を保持する上部保持ノツチ73を備
    え、かつ下部保持ノツチ70と上部保持ノツチ7
    3から金属材を同時に又は個別に取除いて当該金
    属材を前記入口から離間した導出テーブル30へ
    徐々に移動させる移送部材42を備えた如き冷却
    床装置10において、下部保持ノツチ70と上部
    保持ノツチ73へ連続して送られる金属材間の衝
    突を防ぐために、前記下部保持ノツチと上部保持
    ノツチへ送られる第1と第2の金属材が夫々の入
    口の所定位置に達したことを感知する手段300
    を備え、第1と第2の金属材が夫々前記所定位置
    に達するまでの経過時間に応じて第1の金属材の
    み又は第1と第2の金属材を同時に移送するよう
    前記移送部材42を制御する制御装置306,3
    08を備えたことを特徴とする冷却床装置。
JP50055343A 1974-05-09 1975-05-08 Expired JPS6139128B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

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US468373A US3916660A (en) 1974-05-09 1974-05-09 Cooling bed apparatus

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US3916660A (en) 1975-11-04
JPS5116213A (ja) 1976-02-09
GB1487869A (en) 1977-10-05
DE2520388A1 (de) 1975-11-20
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