JPS6138570B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6138570B2 JPS6138570B2 JP6671877A JP6671877A JPS6138570B2 JP S6138570 B2 JPS6138570 B2 JP S6138570B2 JP 6671877 A JP6671877 A JP 6671877A JP 6671877 A JP6671877 A JP 6671877A JP S6138570 B2 JPS6138570 B2 JP S6138570B2
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- Japan
- Prior art keywords
- side electrode
- voltage
- voltage side
- discharge treatment
- aging
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 230000032683 aging Effects 0.000 claims description 13
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/44—Factory adjustment of completed discharge tubes or lamps to comply with desired tolerances
- H01J9/445—Aging of tubes or lamps, e.g. by "spot knocking"
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は陰極線管のエージング方法に関する。
陰極線管のエージングは、一般に大きく分け
て、次の3段階に分けて行われる。すなわち、ま
ず、最初に、高圧側電極と低圧側電極との間に数
十KVの高電圧を印加して放電させ、電極間での
スパークやストレーエミツシヨンの原因となるも
のを陰去する。この高圧電源としてはスポツトノ
ツキング、インダクシヨンコイルやテスラーコイ
ルなどがあり、これらを適当に組合わせ、これら
の電源の長所をうまく利用することにより、電極
間に付着した上述の不都合を起させる原因となる
異物などを除去する。
て、次の3段階に分けて行われる。すなわち、ま
ず、最初に、高圧側電極と低圧側電極との間に数
十KVの高電圧を印加して放電させ、電極間での
スパークやストレーエミツシヨンの原因となるも
のを陰去する。この高圧電源としてはスポツトノ
ツキング、インダクシヨンコイルやテスラーコイ
ルなどがあり、これらを適当に組合わせ、これら
の電源の長所をうまく利用することにより、電極
間に付着した上述の不都合を起させる原因となる
異物などを除去する。
そして次に、ヒータに通電して加熱し、陰極の
電子放射性物質を加熱して活性化する。その方法
は、最初、ヒータの定格電圧で数分間加熱したの
ち、この定格電圧の約2倍の電圧を1分間印加
し、さらにその後定格電圧の約1.5倍程度の電圧
で数分ないし数十分加熱し、電子放射性物質の活
性化および電子放射能力の安定化を計る。
電子放射性物質を加熱して活性化する。その方法
は、最初、ヒータの定格電圧で数分間加熱したの
ち、この定格電圧の約2倍の電圧を1分間印加
し、さらにその後定格電圧の約1.5倍程度の電圧
で数分ないし数十分加熱し、電子放射性物質の活
性化および電子放射能力の安定化を計る。
そうして、さらにその後に、低圧側電極すなわ
ち第1格子電極と第2格子電極との間に電圧を印
加し、それらの間に放電を行なわせ、加熱して電
極の残留ガスを放出させるガスエージングを行な
う。この場合は、順序として、まず、第1電極に
数Vないし数+Vの電圧を印加するが、その電圧
は高いほどそれだけ格子電極損失が増加すること
から、当然この電極は高温になり、残留ガス放出
も充分となるが、あまり電圧を上げ過ぎると、第
1電極を溶解させるなどの不都合を生じる原因に
なるので、充分注意して電圧を定める必要があ
る。それに続いて第2格子電極に電圧を印加し、
その電極を電子衝撃して、同様に残留ガスを放出
させる。この場合の電圧は100〜500V程度印加す
るが、これも最初からこの電圧を印加せず、順次
電圧を上昇させて上述の電圧に到らしめる方が望
ましい。そして、この場合、当然第1格子電極は
陰極と同電位にすべきである。なお、第1格子電
極および第2格子電極に電圧を印加してガスエー
ジングを行なう場合、放出されたガスによつて電
子放射能力を低下させてその電流を減少させるこ
とがないよう、陰極温度を定常動作温度より高め
にするため、ヒータ電圧を定格の120〜150%にし
た方が良いことはいうまでもない。
ち第1格子電極と第2格子電極との間に電圧を印
加し、それらの間に放電を行なわせ、加熱して電
極の残留ガスを放出させるガスエージングを行な
う。この場合は、順序として、まず、第1電極に
数Vないし数+Vの電圧を印加するが、その電圧
は高いほどそれだけ格子電極損失が増加すること
から、当然この電極は高温になり、残留ガス放出
も充分となるが、あまり電圧を上げ過ぎると、第
1電極を溶解させるなどの不都合を生じる原因に
なるので、充分注意して電圧を定める必要があ
る。それに続いて第2格子電極に電圧を印加し、
その電極を電子衝撃して、同様に残留ガスを放出
させる。この場合の電圧は100〜500V程度印加す
るが、これも最初からこの電圧を印加せず、順次
電圧を上昇させて上述の電圧に到らしめる方が望
ましい。そして、この場合、当然第1格子電極は
陰極と同電位にすべきである。なお、第1格子電
極および第2格子電極に電圧を印加してガスエー
ジングを行なう場合、放出されたガスによつて電
子放射能力を低下させてその電流を減少させるこ
とがないよう、陰極温度を定常動作温度より高め
にするため、ヒータ電圧を定格の120〜150%にし
た方が良いことはいうまでもない。
このようにして、エミツシヨンおよびガスエー
ジングを行つたあと、さらに陰極の電子放射能力
を充分発揮させ、長時間の使用に耐えられるよう
に、陰極のエミシヨンエージングをヒータの定格
電圧の120〜150%の電圧で数十分間行なうことが
望ましい。
ジングを行つたあと、さらに陰極の電子放射能力
を充分発揮させ、長時間の使用に耐えられるよう
に、陰極のエミシヨンエージングをヒータの定格
電圧の120〜150%の電圧で数十分間行なうことが
望ましい。
このようにして、陰極線管のエージングを行な
うが、このような方法により、そのエミツシヨン
およびガスエージンングは充分であるが、これで
も陰極線管のエージングとしては充分でない。す
なわち、上述したエージングによつて陰極から蒸
発したバリウムや他の電極からガスとともに放出
された金属やその酸化物などの有害物が他の電極
その他の部材に付着し、これが電極間スパークの
原因になる場合がある。
うが、このような方法により、そのエミツシヨン
およびガスエージンングは充分であるが、これで
も陰極線管のエージングとしては充分でない。す
なわち、上述したエージングによつて陰極から蒸
発したバリウムや他の電極からガスとともに放出
された金属やその酸化物などの有害物が他の電極
その他の部材に付着し、これが電極間スパークの
原因になる場合がある。
本発明はこのような従来技術の欠点を除くため
になされたもので、電極の耐電圧特性の良いエー
ジング方法を提供することを目的とする。
になされたもので、電極の耐電圧特性の良いエー
ジング方法を提供することを目的とする。
本発明の第1は電子放射性物質の活性化を行な
つたのちに高圧側電極および低圧側電極にそれぞ
れ放電処理を行なうことによつて、電子放射性物
質の活性化に際して両側電極にそれぞれ蒸着した
易放電性有害物を除去して耐電圧特性を向上する
ものである。また、本発明の第2は、高圧側電極
の放電処理の際陰極を加熱することによつて、電
子放射性物質の汚損を防止するものである。
つたのちに高圧側電極および低圧側電極にそれぞ
れ放電処理を行なうことによつて、電子放射性物
質の活性化に際して両側電極にそれぞれ蒸着した
易放電性有害物を除去して耐電圧特性を向上する
ものである。また、本発明の第2は、高圧側電極
の放電処理の際陰極を加熱することによつて、電
子放射性物質の汚損を防止するものである。
以下、本発明の詳細を実施例によつて説明す
る。
る。
実施例 1
本例はエージング工程を、(1)高圧側電極の放電
処理→(2)電子放射性物質の活性化→(3)低圧側電極
の放電処理→(4)高圧側電極の放電処理→(5)低圧側
電放電処理、の5段階に分割して行なうものであ
る。
処理→(2)電子放射性物質の活性化→(3)低圧側電極
の放電処理→(4)高圧側電極の放電処理→(5)低圧側
電放電処理、の5段階に分割して行なうものであ
る。
すなわち、上記(1)および(2)の段階は従来と全く
同様であるが、低圧側電極の放電処理を2回に分
けて、その間に高圧側電極を再度放電処理するも
のである。これによつて、電子放射性物質の活性
化に際して両側電極にそれぞれ蒸着した有害物を
除去でき、耐電圧特性が格段に向上する。
同様であるが、低圧側電極の放電処理を2回に分
けて、その間に高圧側電極を再度放電処理するも
のである。これによつて、電子放射性物質の活性
化に際して両側電極にそれぞれ蒸着した有害物を
除去でき、耐電圧特性が格段に向上する。
この(4)段階の高圧側電極の放電処理に用いる電
源は従来の(1)段階の高圧側電極の放電処理に用い
るものと同じものでもよいが、本段階において印
加する電圧は通常の動作電圧より高ければよく、
たとえばカラー受像管の場合は30KV以上あれば
充分である。
源は従来の(1)段階の高圧側電極の放電処理に用い
るものと同じものでもよいが、本段階において印
加する電圧は通常の動作電圧より高ければよく、
たとえばカラー受像管の場合は30KV以上あれば
充分である。
また、この(4)段階の高圧側電極の放電処理に際
して、ヒータに通電して陰極の電子放射性物質を
加熱しておけば、高圧側電極から放出された不純
物が電子放射性物質を汚損することを防止でき
る。なお、低圧側電極の放電処理に際して陰極を
加熱しておくことは従来と同様である。
して、ヒータに通電して陰極の電子放射性物質を
加熱しておけば、高圧側電極から放出された不純
物が電子放射性物質を汚損することを防止でき
る。なお、低圧側電極の放電処理に際して陰極を
加熱しておくことは従来と同様である。
実施例 2
本例はエージング工程を、(1)電子放射性物質の
活性化→(2)低圧側電極の放電処理→(3)高圧側電極
の放電処理→(4)低圧側電極の放電処理の4段階に
分割して行なうものである。
活性化→(2)低圧側電極の放電処理→(3)高圧側電極
の放電処理→(4)低圧側電極の放電処理の4段階に
分割して行なうものである。
この場合、高圧側電極の放電処理は従来の高圧
側電極の放電処理と同様にして行ないばよい。
側電極の放電処理と同様にして行ないばよい。
本例においても、高圧側電極の耐電圧特性が向
上すること前述の実施例1と同様である。
上すること前述の実施例1と同様である。
また、本例においても、高圧側電極の放電処理
に際し陰極を加熱しておけば、電子放射性物質の
汚損を防止できること、前述の実施例1と同様で
ある。
に際し陰極を加熱しておけば、電子放射性物質の
汚損を防止できること、前述の実施例1と同様で
ある。
実施例 3
本例はエージング工程を、(1)電子放射性物質の
活性化→(2)高圧側電極の放電処理→(3)低圧側電極
の放電処理の3段階に分割して行なうものであ
る。
活性化→(2)高圧側電極の放電処理→(3)低圧側電極
の放電処理の3段階に分割して行なうものであ
る。
本例においても高圧側電極の耐電圧特性が向上
すること前述の両実施例と同様である。また、本
例においても高圧側電極の放電処理の際、陰極を
加熱しておけば電子放射性物質の汚損を防止でき
ること、前述の両実施例と同様である。
すること前述の両実施例と同様である。また、本
例においても高圧側電極の放電処理の際、陰極を
加熱しておけば電子放射性物質の汚損を防止でき
ること、前述の両実施例と同様である。
なお、本発明は前述の各実施例に限らず、電子
放射性物質の活性化の後で、高圧側電極および低
圧側電極をそれぞれ放電処理を行なえばよく、そ
の順序および回数には限定はない。そして、いず
れの場合も両側電極の耐電圧特性が格段に向上す
る。
放射性物質の活性化の後で、高圧側電極および低
圧側電極をそれぞれ放電処理を行なえばよく、そ
の順序および回数には限定はない。そして、いず
れの場合も両側電極の耐電圧特性が格段に向上す
る。
また、本発明において、電子放射性物質の活性
化の後で陰極を加熱しながら高圧側電極の放電処
理を行なうので、高圧側電極の耐電圧特性が格段
に向上するとともに、これに伴なつた電子放射性
物質の汚損を防止できる。
化の後で陰極を加熱しながら高圧側電極の放電処
理を行なうので、高圧側電極の耐電圧特性が格段
に向上するとともに、これに伴なつた電子放射性
物質の汚損を防止できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 陰極線管のエージング工程において、電子放
射性物質の活性化を行つたのち、高圧側電極およ
び低圧側電極にそれぞれ放電処理を行なうことを
特徴とする陰極線管のエージング方法。 2 陰極線管のエージング工程において、電子放
射性物質の活性化を行つたのち、陰極を加熱しな
がら高圧側電極に放電処理を施すことを特徴とす
る陰極線管のエージング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6671877A JPS542651A (en) | 1977-06-08 | 1977-06-08 | Aging method for cathode-ray tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6671877A JPS542651A (en) | 1977-06-08 | 1977-06-08 | Aging method for cathode-ray tube |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS542651A JPS542651A (en) | 1979-01-10 |
JPS6138570B2 true JPS6138570B2 (ja) | 1986-08-29 |
Family
ID=13323955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6671877A Granted JPS542651A (en) | 1977-06-08 | 1977-06-08 | Aging method for cathode-ray tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS542651A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4214798A (en) * | 1979-05-17 | 1980-07-29 | Rca Corporation | Method for spot-knocking the electron-gun mount assembly of a CRT |
JPS57151143A (en) * | 1981-03-13 | 1982-09-18 | Hitachi Ltd | Production method of crt |
US4883438A (en) * | 1988-06-29 | 1989-11-28 | Rca Licensing Corp. | Method for spot-knocking an electron gun mount assembly of a CRT |
-
1977
- 1977-06-08 JP JP6671877A patent/JPS542651A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS542651A (en) | 1979-01-10 |
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