JPS6138546B2 - - Google Patents
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- JPS6138546B2 JPS6138546B2 JP13302978A JP13302978A JPS6138546B2 JP S6138546 B2 JPS6138546 B2 JP S6138546B2 JP 13302978 A JP13302978 A JP 13302978A JP 13302978 A JP13302978 A JP 13302978A JP S6138546 B2 JPS6138546 B2 JP S6138546B2
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- hole
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- 238000004080 punching Methods 0.000 description 9
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 5
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は同一形状をそれぞれ有する多数の滑性
シートを帯状に連結してロール状に巻回するよう
にしたテープカセツト用シートに係り、特に、ロ
ール状に巻回した時に、重なり合つた滑性シート
どうしが引掛かりを生ずることなく円滑に巻き取
られ又は繰り出されるようにしたテープカセツト
用シートに関する。
シートを帯状に連結してロール状に巻回するよう
にしたテープカセツト用シートに係り、特に、ロ
ール状に巻回した時に、重なり合つた滑性シート
どうしが引掛かりを生ずることなく円滑に巻き取
られ又は繰り出されるようにしたテープカセツト
用シートに関する。
一般に、テープカセツト用の滑性シートを製造
する場合には、第1図に示すように、供給リール
1から繰り出された帯状シート3を順次間欠的に
移送させながら、順次打抜き加工して、順次滑性
シート5を成形すると共に、これらの多数の滑性
シート5を連結部7を介して互いに連結させた状
態の帯状シート3を巻取リール9にロール状に巻
回しておく。そして実際に滑性シート5をカセツ
トハーフ内に装填する際には、巻取リール9から
帯状シート3を順次間欠的に繰り出して、連結部
7をその帯状シート3の巾方向に沿つて順次切断
し、一枚の滑性シート5に順次分離し、そしてそ
の分離された1枚の滑性シート5をカセツトハー
フ内に装填するようにしている。ところで、これ
らの滑性シート5には上述の打抜き加工によつ
て、例えば、ハブ孔に対応する丸孔11、カセツ
トハーフのテープ量表示用窓に対応する角孔1
3、連結部7を構成するための切欠き15及びほ
ぼ平行四辺形状の孔17等がそれぞれ形成され
る。そして滑性シート5をカセツト19内に収納
する際に連結部7を切断して、第2図に示すよう
に上側及び下側のカセツトハーフ21,22と、
供給リール24及び巻取リール26に巻回されて
いる磁気テープ28との間に上述の滑性シート5
をそれぞれ介在せしめるように収納する。この場
合、滑性シート5の孔11が供給リール24及び
巻取リール26のハブ孔30a,30bにそれぞ
れ対応し、かつ滑性シート5の孔13が上側及び
下側のカセツトハーフ21,22のテープ量表示
用窓32,33にそれぞれ対応している。このよ
うに、滑性シート5をカセツトハーフ21,22
と磁気テープ28との間に介在させることによつ
て、この磁気テープ28を円滑に回動させるよう
にしている。
する場合には、第1図に示すように、供給リール
1から繰り出された帯状シート3を順次間欠的に
移送させながら、順次打抜き加工して、順次滑性
シート5を成形すると共に、これらの多数の滑性
シート5を連結部7を介して互いに連結させた状
態の帯状シート3を巻取リール9にロール状に巻
回しておく。そして実際に滑性シート5をカセツ
トハーフ内に装填する際には、巻取リール9から
帯状シート3を順次間欠的に繰り出して、連結部
7をその帯状シート3の巾方向に沿つて順次切断
し、一枚の滑性シート5に順次分離し、そしてそ
の分離された1枚の滑性シート5をカセツトハー
フ内に装填するようにしている。ところで、これ
らの滑性シート5には上述の打抜き加工によつ
て、例えば、ハブ孔に対応する丸孔11、カセツ
トハーフのテープ量表示用窓に対応する角孔1
3、連結部7を構成するための切欠き15及びほ
ぼ平行四辺形状の孔17等がそれぞれ形成され
る。そして滑性シート5をカセツト19内に収納
する際に連結部7を切断して、第2図に示すよう
に上側及び下側のカセツトハーフ21,22と、
供給リール24及び巻取リール26に巻回されて
いる磁気テープ28との間に上述の滑性シート5
をそれぞれ介在せしめるように収納する。この場
合、滑性シート5の孔11が供給リール24及び
巻取リール26のハブ孔30a,30bにそれぞ
れ対応し、かつ滑性シート5の孔13が上側及び
下側のカセツトハーフ21,22のテープ量表示
用窓32,33にそれぞれ対応している。このよ
うに、滑性シート5をカセツトハーフ21,22
と磁気テープ28との間に介在させることによつ
て、この磁気テープ28を円滑に回動させるよう
にしている。
しかしながら、打抜き加工を施こした帯状シー
ト3を巻取リール9に巻回する際、又は巻取リー
ル9から繰り出す際に、この帯状シート3にテン
シヨンが加わるので、ロール状に巻回された帯状
シート3の特に角孔13が互いに重なり合つてい
る箇所において引掛かりを生じ、これによつて、
しわ、まくれ、ひび、裂け目等が生じてしまうこ
とが多々あつた。このような現象が生じる原因
は、帯状シート3がテンシヨンによつて歪んだ
り、抜打ち加工の際に生じるバリ等によつて、例
えば、第3図に示すように互いに重なり合つた上
層及び下層の帯状シート3に形成された角孔13
の、帯状シート3の走行方向に対して直角でかつ
互に平行な対向辺部113a,13bどうしが角
孔13の内側に互に、かつ不測に入り込んで係合
してしまうからである。そして上述のような現象
がカセツトの組立工程中に発生してしまうと、第
4図に示すように滑性シート5の角孔13の対向
辺部13a,13bにしわ、まくれ、ひび、裂け
目等が生じてしまう。また極端な場合には対向辺
部3a,3bが係合した状態で帯状シート3が引
張られて、この帯状シート3が著しく破損して使
い物にならなくなり、カセツトの組立てを中断し
なければならなくなるようなこともあつた。なお
上記の如く対向辺部3a,3bにしわ、まくれ、
ひび、裂け目等が発生した滑性シート5をカセツ
トに収納した場合には、磁気テープ28が走行す
るときに角孔13の対向辺部13a,13bに接
触して異状な摩擦音を発生する等の不都合があ
る。
ト3を巻取リール9に巻回する際、又は巻取リー
ル9から繰り出す際に、この帯状シート3にテン
シヨンが加わるので、ロール状に巻回された帯状
シート3の特に角孔13が互いに重なり合つてい
る箇所において引掛かりを生じ、これによつて、
しわ、まくれ、ひび、裂け目等が生じてしまうこ
とが多々あつた。このような現象が生じる原因
は、帯状シート3がテンシヨンによつて歪んだ
り、抜打ち加工の際に生じるバリ等によつて、例
えば、第3図に示すように互いに重なり合つた上
層及び下層の帯状シート3に形成された角孔13
の、帯状シート3の走行方向に対して直角でかつ
互に平行な対向辺部113a,13bどうしが角
孔13の内側に互に、かつ不測に入り込んで係合
してしまうからである。そして上述のような現象
がカセツトの組立工程中に発生してしまうと、第
4図に示すように滑性シート5の角孔13の対向
辺部13a,13bにしわ、まくれ、ひび、裂け
目等が生じてしまう。また極端な場合には対向辺
部3a,3bが係合した状態で帯状シート3が引
張られて、この帯状シート3が著しく破損して使
い物にならなくなり、カセツトの組立てを中断し
なければならなくなるようなこともあつた。なお
上記の如く対向辺部3a,3bにしわ、まくれ、
ひび、裂け目等が発生した滑性シート5をカセツ
トに収納した場合には、磁気テープ28が走行す
るときに角孔13の対向辺部13a,13bに接
触して異状な摩擦音を発生する等の不都合があ
る。
本発明は上述の如き不都合を是正すべく発明さ
れたものであつて、冒頭に述べたテープカセツト
用シートにおいて、各滑性シートのほぼ中央部又
は連結部に設けられた抜き孔の辺部のうち前記帯
状シートの走行方向に互いに対向する辺部を外側
にふくらむようなV字状又は円弧状に成形し、か
つ前記V字状又は円弧状の辺部が前記滑性シート
の他の全ての辺部に対して平行とならないように
したテープカセツト用シートに係るものである。
このように構成すれば、帯状シートを巻取る際あ
るいは繰り出す際に、互いに重なり合つた抜き孔
が係合することなく円滑に巻取り又は繰出すこと
ができるので、抜き孔の形状不良を効果的に防止
できる。
れたものであつて、冒頭に述べたテープカセツト
用シートにおいて、各滑性シートのほぼ中央部又
は連結部に設けられた抜き孔の辺部のうち前記帯
状シートの走行方向に互いに対向する辺部を外側
にふくらむようなV字状又は円弧状に成形し、か
つ前記V字状又は円弧状の辺部が前記滑性シート
の他の全ての辺部に対して平行とならないように
したテープカセツト用シートに係るものである。
このように構成すれば、帯状シートを巻取る際あ
るいは繰り出す際に、互いに重なり合つた抜き孔
が係合することなく円滑に巻取り又は繰出すこと
ができるので、抜き孔の形状不良を効果的に防止
できる。
次に本発明を適用したテープカセツト用シート
の実施例に付き第5図〜第8図を参照して説明す
る。
の実施例に付き第5図〜第8図を参照して説明す
る。
第5図は第1実施例のテープカセツト用シート
40の一部を示すものであつて、このテープカセ
ツト用シート40には打抜き加工によつて成形さ
れかつ同一形状を有する多数の滑性シート42が
連結部44を介して帯状に連結されている。そし
て各滑性シート42には、そのほぼ中央部にテー
プ量表示用窓に対応する孔46が形成され、リー
ルハブに対応する円形の孔48がテープカセツト
用シート40の巾方向に沿つて孔46の両側部付
近に形成されている。さらに連結部44を形成す
るために、テープカセツト用シート40の走行方
向(長手方向)に所定間隔を置いてほぼ平行四辺
形状の孔50が形成され、この孔50の両側部に
はV字状の切欠き52がそれぞれ形成されてい
る。なお本実施例においては、帯状のテープカセ
ツト用シート40の走行方向(長手方向)に孔4
6の互に対向する辺部46a,46bが外側に向
つて突出するV字状に形成され、従つて孔46は
全体として六角形状をなしている。そしてこれら
の辺部46a,46bによつて形成される角部5
3,54及び孔50の角部55,56はテープカ
セツト用シート40の長手方向の中心線60上に
存在するように構成されている。なお孔46に形
成されたV字状の辺部46a,46bの勾配は、
第5図に示すように、テープカセツト用シートの
巾方向に対してそれぞれ約12゜であつてよく、孔
50の辺部50aの勾配は約14゜であつてよく、
さらに切欠き52の勾配は約45゜であつてよい。
なおこれらの勾配は上述の角度に限定されるもの
ではなく、種々に変更してよいが、これらの孔4
6,48,50及び切欠き52の形状はテープカ
セツトの設計意図によつて異なる上に、カセツト
ハーフ内の障害物(例えば、ピンチローラ、ピ
ン、シート止めピン、窓部、ハブ孔、シール板ホ
ルダー部等)の存在によつて全く任意に制限なく
構成することはできないのが実情である。このよ
うな実情を考慮しつつ試作を行なつた結果、テー
プカセツト用シート40の巾方向に対する辺部4
6a,46bの勾配が10゜〜20゜の範囲、辺部5
0a,50bの勾配が10゜〜16゜の範囲、辺部5
2a,52bの勾配が40゜〜50゜の範囲となるよ
うに構成するのが好ましいことが判明した。即
ち、それぞれの勾配を定める場合には、シート材
料の材質、硬度及び寸法、打抜き加工によるバリ
等を考慮して上述の角度範囲内で決定してよい。
40の一部を示すものであつて、このテープカセ
ツト用シート40には打抜き加工によつて成形さ
れかつ同一形状を有する多数の滑性シート42が
連結部44を介して帯状に連結されている。そし
て各滑性シート42には、そのほぼ中央部にテー
プ量表示用窓に対応する孔46が形成され、リー
ルハブに対応する円形の孔48がテープカセツト
用シート40の巾方向に沿つて孔46の両側部付
近に形成されている。さらに連結部44を形成す
るために、テープカセツト用シート40の走行方
向(長手方向)に所定間隔を置いてほぼ平行四辺
形状の孔50が形成され、この孔50の両側部に
はV字状の切欠き52がそれぞれ形成されてい
る。なお本実施例においては、帯状のテープカセ
ツト用シート40の走行方向(長手方向)に孔4
6の互に対向する辺部46a,46bが外側に向
つて突出するV字状に形成され、従つて孔46は
全体として六角形状をなしている。そしてこれら
の辺部46a,46bによつて形成される角部5
3,54及び孔50の角部55,56はテープカ
セツト用シート40の長手方向の中心線60上に
存在するように構成されている。なお孔46に形
成されたV字状の辺部46a,46bの勾配は、
第5図に示すように、テープカセツト用シートの
巾方向に対してそれぞれ約12゜であつてよく、孔
50の辺部50aの勾配は約14゜であつてよく、
さらに切欠き52の勾配は約45゜であつてよい。
なおこれらの勾配は上述の角度に限定されるもの
ではなく、種々に変更してよいが、これらの孔4
6,48,50及び切欠き52の形状はテープカ
セツトの設計意図によつて異なる上に、カセツト
ハーフ内の障害物(例えば、ピンチローラ、ピ
ン、シート止めピン、窓部、ハブ孔、シール板ホ
ルダー部等)の存在によつて全く任意に制限なく
構成することはできないのが実情である。このよ
うな実情を考慮しつつ試作を行なつた結果、テー
プカセツト用シート40の巾方向に対する辺部4
6a,46bの勾配が10゜〜20゜の範囲、辺部5
0a,50bの勾配が10゜〜16゜の範囲、辺部5
2a,52bの勾配が40゜〜50゜の範囲となるよ
うに構成するのが好ましいことが判明した。即
ち、それぞれの勾配を定める場合には、シート材
料の材質、硬度及び寸法、打抜き加工によるバリ
等を考慮して上述の角度範囲内で決定してよい。
このように構成したテープカセツト用シート4
0によれば、前述したように帯状のテープカセツ
ト用シート40をロール状に巻き取つた際に、上
側の滑性シート42の孔46が下側の滑性シート
42の孔46と重なり合つている状態で巻取り又
は繰出しによるテンシヨンがテープカセツト用シ
ート40に加わつても、孔46の辺部46a及び
46bが勾配を有していので上側及び下側の辺部
46a,46bが互いに係合することはない。即
ち、テープカセツト用シート40を第6図の矢印
A方向にロール状に巻き取る際に、第6図に示す
ように上側の孔46の辺部46aと下側の孔46
の辺部46bとが重なり合つた場合、テープカセ
ツト用シート40の走行方向(長手方向)に互い
に対向している上側及び下側の辺部46aと46
bとが平行でなく所定の角度をもつて交わること
になる。また同様に、第7図に示すように、上側
の孔46の辺部46aと下側の孔50の辺部50
bとが重なり合つた場合、上述の場合と同様にこ
れらの辺部46aと50bとが平行でなく所定の
角度をもつて交わることになる。なお、上側の孔
50の辺部50aと下側の孔46の辺部46bと
が重なり合つた場合、又は上側の孔50の辺部5
0aと下側の孔50の辺50bとが重なり合つて
いる場合であつても上述と同様である。また孔4
8は円形に形成されているので他のいかなる辺部
と重なり合つても平行状態となることはない。一
方、切欠き52は辺部52a,52bが互いに当
接し合うことになるので上側又は下側の辺部52
a,52bは直角に交わつた状態となる。
0によれば、前述したように帯状のテープカセツ
ト用シート40をロール状に巻き取つた際に、上
側の滑性シート42の孔46が下側の滑性シート
42の孔46と重なり合つている状態で巻取り又
は繰出しによるテンシヨンがテープカセツト用シ
ート40に加わつても、孔46の辺部46a及び
46bが勾配を有していので上側及び下側の辺部
46a,46bが互いに係合することはない。即
ち、テープカセツト用シート40を第6図の矢印
A方向にロール状に巻き取る際に、第6図に示す
ように上側の孔46の辺部46aと下側の孔46
の辺部46bとが重なり合つた場合、テープカセ
ツト用シート40の走行方向(長手方向)に互い
に対向している上側及び下側の辺部46aと46
bとが平行でなく所定の角度をもつて交わること
になる。また同様に、第7図に示すように、上側
の孔46の辺部46aと下側の孔50の辺部50
bとが重なり合つた場合、上述の場合と同様にこ
れらの辺部46aと50bとが平行でなく所定の
角度をもつて交わることになる。なお、上側の孔
50の辺部50aと下側の孔46の辺部46bと
が重なり合つた場合、又は上側の孔50の辺部5
0aと下側の孔50の辺50bとが重なり合つて
いる場合であつても上述と同様である。また孔4
8は円形に形成されているので他のいかなる辺部
と重なり合つても平行状態となることはない。一
方、切欠き52は辺部52a,52bが互いに当
接し合うことになるので上側又は下側の辺部52
a,52bは直角に交わつた状態となる。
そして上記の如く所定の角度をもつて交わつた
辺部46aと46b及び46aと50b等は、シ
ート40に加えられるテンシヨンによつてこれら
の辺部46aと46b及び46aと50b等を、
これらの勾配に従つてこれらの孔46,50の外
側に互にすべり出させるように案内する。これに
より、この際これらの辺部46aと46b及び4
6aと50b等が第3図に示したようにこれらの
孔46,50の内側に不測に入り込んで、これら
が互に係合することが未然に防止される。
辺部46aと46b及び46aと50b等は、シ
ート40に加えられるテンシヨンによつてこれら
の辺部46aと46b及び46aと50b等を、
これらの勾配に従つてこれらの孔46,50の外
側に互にすべり出させるように案内する。これに
より、この際これらの辺部46aと46b及び4
6aと50b等が第3図に示したようにこれらの
孔46,50の内側に不測に入り込んで、これら
が互に係合することが未然に防止される。
従つて、テープカセツト用シート40をロール
状に巻き取る際又は繰り出す際のテンシヨンによ
つて、孔46の辺部46aと46b及び46aと
50b等が互いに係合してしまうようなことがな
いので、このテープカセツト用シートを極めて円
滑に巻き取りかつ繰り出すことができる。従つ
て、テープカセツト19のテープ量表示用窓32
又は33に対応する孔46の辺部46a,46b
にしわ、まくれ、ひび、裂け目等が生じることは
全くなく、これらによる孔46の辺部46a,4
6bの形状不良を防止できる。これによつて、テ
ープカセツト19の自動組立てに際して形状不良
シートの混入を防止でき、その結果組立て後のテ
ープカセツトにおいて上述の形状不良部分と磁気
テープ28との接触による異状音が発生してしま
うといつたトラブルを未然に防ぐことができる。
状に巻き取る際又は繰り出す際のテンシヨンによ
つて、孔46の辺部46aと46b及び46aと
50b等が互いに係合してしまうようなことがな
いので、このテープカセツト用シートを極めて円
滑に巻き取りかつ繰り出すことができる。従つ
て、テープカセツト19のテープ量表示用窓32
又は33に対応する孔46の辺部46a,46b
にしわ、まくれ、ひび、裂け目等が生じることは
全くなく、これらによる孔46の辺部46a,4
6bの形状不良を防止できる。これによつて、テ
ープカセツト19の自動組立てに際して形状不良
シートの混入を防止でき、その結果組立て後のテ
ープカセツトにおいて上述の形状不良部分と磁気
テープ28との接触による異状音が発生してしま
うといつたトラブルを未然に防ぐことができる。
また第8図はテープカセツト用シートの第2実
施例を示すものであつて、第5図と共通する部分
には共通の符号を符してその説明を省略した。
施例を示すものであつて、第5図と共通する部分
には共通の符号を符してその説明を省略した。
本実施例においては、第8図に示すように、テ
ープ量表示用窓32,33に対応する孔62の辺
部が円弧状に形成され、この孔62は全体として
たる形に形成されている。そしてその他の部分の
形状は第5図の場合と同様であつてよい。このよ
うな場合であつても、テープカセツト用シート4
0がロール状に巻き取られ又は繰り出される際
に、辺部62aと62b,62aと50b,62
aと50a,50aと50bとはそれぞれ平行に
ならないので、上側及び下側の滑性シート42は
これら辺部62a,62b,50a,50bで係
合することなく円滑に走行する。従つて孔62の
形状不良が生じることを効果的に防止できる。
ープ量表示用窓32,33に対応する孔62の辺
部が円弧状に形成され、この孔62は全体として
たる形に形成されている。そしてその他の部分の
形状は第5図の場合と同様であつてよい。このよ
うな場合であつても、テープカセツト用シート4
0がロール状に巻き取られ又は繰り出される際
に、辺部62aと62b,62aと50b,62
aと50a,50aと50bとはそれぞれ平行に
ならないので、上側及び下側の滑性シート42は
これら辺部62a,62b,50a,50bで係
合することなく円滑に走行する。従つて孔62の
形状不良が生じることを効果的に防止できる。
以上本発明を実施例に基いて説明したが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、
例えば、第5図及び第8図の実施例において孔5
0の辺部50a,50bを円弧状に形成してもよ
い。
明はこれらの実施例に限定されるものではなく、
例えば、第5図及び第8図の実施例において孔5
0の辺部50a,50bを円弧状に形成してもよ
い。
本発明は上述の如く、各滑性シートのほぼ中央
部又は連結部に設けられた抜き孔の辺部のうち前
記帯状シートの走行方向(長手方向)に互いに対
向する辺部を外側にふくらむようなV字状又は円
弧状に成形し、かつ前記V字状又は円弧状の辺部
が前記滑性シートの他の全ての辺部に対して平行
とならないようにしたものである。これによつ
て、シートをロール状に巻き取つた時に互いに重
なり合つた抜き孔の辺部が係合して、この抜き孔
の辺部にしわ、めくれ、ひび、裂け目等を生じる
ようなことを未然に防止出来て、そのロール状の
巻き取り又は繰り出しを円滑、かつ安全に行なう
ことができる。従つて、特にテープカセツトのテ
ープ量表示用窓に対応する滑性シートの孔の辺部
に形状不良が生ずることを効果的に防止でき、テ
ープカセツトの自動組立工程における不良滑性シ
ートの混入を確実に防止できる利点がある。
部又は連結部に設けられた抜き孔の辺部のうち前
記帯状シートの走行方向(長手方向)に互いに対
向する辺部を外側にふくらむようなV字状又は円
弧状に成形し、かつ前記V字状又は円弧状の辺部
が前記滑性シートの他の全ての辺部に対して平行
とならないようにしたものである。これによつ
て、シートをロール状に巻き取つた時に互いに重
なり合つた抜き孔の辺部が係合して、この抜き孔
の辺部にしわ、めくれ、ひび、裂け目等を生じる
ようなことを未然に防止出来て、そのロール状の
巻き取り又は繰り出しを円滑、かつ安全に行なう
ことができる。従つて、特にテープカセツトのテ
ープ量表示用窓に対応する滑性シートの孔の辺部
に形状不良が生ずることを効果的に防止でき、テ
ープカセツトの自動組立工程における不良滑性シ
ートの混入を確実に防止できる利点がある。
第1図〜第4図は従来のテープカセツト用シー
トを説明するためのものであつて、第1図はテー
プカセツト用シートが供給リールから巻取リール
に巻き取られる状態を示す斜視図、第2図はテー
プカセツトの分解斜視図、第3図は巻取リール9
に巻き取られる際のテープカセツト用シートの状
態を示す第1図の−線断面図、第4図は滑性
シートの平面図である。第5図〜第8図は本発明
を適用したテープカセツト用シートの実施例を説
明するためのものであつて、第5図は第1実施例
におけるテープカセツト用シートの一部平面図、
第6図及び第7図は巻取リールに巻き取られたテ
ープカセツト用シートが互いに重なり合つた状態
をそれぞれ示す正面図、第8図は第2実施例を示
すテープカセツト用シートの一部平面図である。 なお図面に用いられている符号において、40
…テープカセツト用シート、42…滑性シート、
44…連結部、46…孔、46a,46b…辺
部、48…孔、50…孔、50a,50b…辺
部、52…切欠き、52a,52b…辺部、62
…孔、62a,62b…辺部である。
トを説明するためのものであつて、第1図はテー
プカセツト用シートが供給リールから巻取リール
に巻き取られる状態を示す斜視図、第2図はテー
プカセツトの分解斜視図、第3図は巻取リール9
に巻き取られる際のテープカセツト用シートの状
態を示す第1図の−線断面図、第4図は滑性
シートの平面図である。第5図〜第8図は本発明
を適用したテープカセツト用シートの実施例を説
明するためのものであつて、第5図は第1実施例
におけるテープカセツト用シートの一部平面図、
第6図及び第7図は巻取リールに巻き取られたテ
ープカセツト用シートが互いに重なり合つた状態
をそれぞれ示す正面図、第8図は第2実施例を示
すテープカセツト用シートの一部平面図である。 なお図面に用いられている符号において、40
…テープカセツト用シート、42…滑性シート、
44…連結部、46…孔、46a,46b…辺
部、48…孔、50…孔、50a,50b…辺
部、52…切欠き、52a,52b…辺部、62
…孔、62a,62b…辺部である。
Claims (1)
- 1 同一形状をそれぞれ有する多数の滑性シート
を帯状に連結してロール状に巻回するようにした
テープカセツト用シートにおいて、各滑性シート
のほぼ中央部又は連結部に設けられた抜き孔の辺
部のうち前記帯状シートの走行方向に互いに対向
する辺部を外側にふくらむようなV字状又は円弧
状に成形し、かつ前記V字状又は円弧状の辺部が
前記滑性シートの他の全ての辺部に対して平行と
ならないようにしたことを特徴とするテープカセ
ツト用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13302978A JPS5558855A (en) | 1978-10-28 | 1978-10-28 | Sheet for tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13302978A JPS5558855A (en) | 1978-10-28 | 1978-10-28 | Sheet for tape cassette |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5558855A JPS5558855A (en) | 1980-05-01 |
JPS6138546B2 true JPS6138546B2 (ja) | 1986-08-29 |
Family
ID=15095130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13302978A Granted JPS5558855A (en) | 1978-10-28 | 1978-10-28 | Sheet for tape cassette |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5558855A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6249299B2 (ja) * | 2014-12-24 | 2017-12-20 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
-
1978
- 1978-10-28 JP JP13302978A patent/JPS5558855A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5558855A (en) | 1980-05-01 |
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