JPS613852A - 高強度サ−メツトの製造方法 - Google Patents
高強度サ−メツトの製造方法Info
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- JPS613852A JPS613852A JP59123078A JP12307884A JPS613852A JP S613852 A JPS613852 A JP S613852A JP 59123078 A JP59123078 A JP 59123078A JP 12307884 A JP12307884 A JP 12307884A JP S613852 A JPS613852 A JP S613852A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は相対密度が99.5 %以上で結合相を均一
に分散させた窒素含有量の多い高強度サーメットの製造
方法に関するものである。
に分散させた窒素含有量の多い高強度サーメットの製造
方法に関するものである。
炭化チタン(以下、TiCで示す)を主体とした硬質相
を鉄族金属で結合したサーメットは、耐摩耗性が高いも
のの靭性が低いため、用途が極めて限定されていたが、
これに窒化チタ・ン(以下、 TiNで示す)などの窒
化物を添加することによシ、得られるサーメットの靭性
が向上し、耐酸化性も改良されるなどの効果が生じるこ
とから、今日では窒化物添加サーメットが主流となシ、
フライス切削にも用いられるなど用途も広がってきてい
る。
を鉄族金属で結合したサーメットは、耐摩耗性が高いも
のの靭性が低いため、用途が極めて限定されていたが、
これに窒化チタ・ン(以下、 TiNで示す)などの窒
化物を添加することによシ、得られるサーメットの靭性
が向上し、耐酸化性も改良されるなどの効果が生じるこ
とから、今日では窒化物添加サーメットが主流となシ、
フライス切削にも用いられるなど用途も広がってきてい
る。
しかしながら、一般に、窒化物添加サーメット・におい
て、窒化物量が多くなるにつれて、焼結中の窒化物の分
解によるガス発生が増え、また硬質相と結合相との濡れ
性も低下するため、巣が生じ易く、強度も低下するとい
う問題を生じるので、現在市販されているサーメッ・ト
は、窒化物をTiNで表示するとTiN/TiC(重量
比)≦2/8の組成を有している。
て、窒化物量が多くなるにつれて、焼結中の窒化物の分
解によるガス発生が増え、また硬質相と結合相との濡れ
性も低下するため、巣が生じ易く、強度も低下するとい
う問題を生じるので、現在市販されているサーメッ・ト
は、窒化物をTiNで表示するとTiN/TiC(重量
比)≦2/8の組成を有している。
この発明の目的は、強度がよシ優れたサーメットを製造
することである。
することである。
本発明者らが種々検討した結果、 TiN / TiC
(重量比)−3/7〜7/3のものが、製造方法によっ
ては、市販され4ているTiN / TiC(重量比)
≦2/8のサーメットよシも更に高強度となることを見
い出した。
(重量比)−3/7〜7/3のものが、製造方法によっ
ては、市販され4ているTiN / TiC(重量比)
≦2/8のサーメットよシも更に高強度となることを見
い出した。
即ち、焼結によシ得られたサーメットに更に熱間静水圧
焼結(HIP)を行なった場合には、巣の部分は多少小
さくなるものの、完全に消滅しないで結合相で充填され
るのみで、結合相ブールとなってしまい、これが巣に代
°って破壊の起点となるので1強度的にはHIP処理を
行なわないものに比べて多少向上する程度であった。
焼結(HIP)を行なった場合には、巣の部分は多少小
さくなるものの、完全に消滅しないで結合相で充填され
るのみで、結合相ブールとなってしまい、これが巣に代
°って破壊の起点となるので1強度的にはHIP処理を
行なわないものに比べて多少向上する程度であった。
ところが、雰囲気を減圧窒素とし、ます液相出現温度よ
り高く最終加熱温度よシ低い温度範囲に加熱して一次焼
結を行なった後、HIP処理を施し、さらにその後減圧
窒素界囲気中、最終加熱温度に加熱するという3段の焼
結法にょシ、結合相プールの発生を防止することができ
、高強度サーメットが得られることがわかった。
り高く最終加熱温度よシ低い温度範囲に加熱して一次焼
結を行なった後、HIP処理を施し、さらにその後減圧
窒素界囲気中、最終加熱温度に加熱するという3段の焼
結法にょシ、結合相プールの発生を防止することができ
、高強度サーメットが得られることがわかった。
〔発明の構成に欠くことができない事項〕この発明は上
記知見に基いてなされたもので、l)金属Mo若しくは
炭化モリブデン、及び/又は金属W若しくは炭化タング
ステンが、 Mo2C、W Cに換算して5〜25%。
記知見に基いてなされたもので、l)金属Mo若しくは
炭化モリブデン、及び/又は金属W若しくは炭化タング
ステンが、 Mo2C、W Cに換算して5〜25%。
CO及びNiのうちの1種又は2種が、5〜25チ。
a)TiCとTiNの混合物、
b)炭窒化チタン(以下、T1CNで示す)。
c)TiC及びTiNのうちの1種又は2種と・T1C
Nの混合物。
Nの混合物。
以上a)〜C)のうちのいずれかと不可避不純物が、残
シ (以上、重量%)からなシ、シかも。
シ (以上、重量%)からなシ、シかも。
TiN/TiC(重量比)=377−.7/3である配
合組成を有する圧粉体を焼結して、 NaC1型結晶構
造を有する硬質相と結合相からなるサーメットを製造す
るに当シ。
合組成を有する圧粉体を焼結して、 NaC1型結晶構
造を有する硬質相と結合相からなるサーメットを製造す
るに当シ。
減圧窒素雰囲気中で、最終加熱温度よシ低く液相出現温
度よシ高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、−次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し、 さらに、その後、減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱する ことを特徴とする相対密度が99.5%以上で結合相の
分散が均一な高強度サーメットの製造方法。
度よシ高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、−次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し、 さらに、その後、減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱する ことを特徴とする相対密度が99.5%以上で結合相の
分散が均一な高強度サーメットの製造方法。
2)金属Mo若しくは炭化モリブデン、及び/又は金属
W若しくは炭化タングステンが、MogC+WCに換算
して5〜25%。
W若しくは炭化タングステンが、MogC+WCに換算
して5〜25%。
ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム2.ニオブ、タ
ンタル及びクロムの炭化物、窒化゛物、炭窒化物、°並
びにこれらの2種以上の固溶体、更にそれらと炭化チタ
ン、窒化チタン、炭窒化チタンのう)の°1種以上との
固溶体からなる群よシ選ばれた1種又は2種以上(以下
、金属炭・窒化物という)が、チタンを除く他の金属成
分の炭化物に換算して1〜35%。
ンタル及びクロムの炭化物、窒化゛物、炭窒化物、°並
びにこれらの2種以上の固溶体、更にそれらと炭化チタ
ン、窒化チタン、炭窒化チタンのう)の°1種以上との
固溶体からなる群よシ選ばれた1種又は2種以上(以下
、金属炭・窒化物という)が、チタンを除く他の金属成
分の炭化物に換算して1〜35%。
co及びN1のうちの1種又は2種が、5〜25チ。
a)TiCとTiNの混合物。
b)TiCN。
c)TiC及びTiNのうちの1種又は2種とT1CN
の混合物、 以上a)〜C)のうちのいずれかと不可避不純物が、残
り (以上、重量%)からなシ、シかも。
の混合物、 以上a)〜C)のうちのいずれかと不可避不純物が、残
り (以上、重量%)からなシ、シかも。
TiN/ TiC(重量比)−3/7〜7/3である配
合組成を有する圧粉体を焼結して、 NaCt型結晶構
造を有する硬質相と結合相からなるサーメットを製造す
るに当シ。
合組成を有する圧粉体を焼結して、 NaCt型結晶構
造を有する硬質相と結合相からなるサーメットを製造す
るに当シ。
減圧窒素雰囲気中で、最終加熱温度よシ低く液O現温度
よシ高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、−次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し。
よシ高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、−次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し。
さらに、その後5減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱する ことを特徴とする相対密度が99.54以上で結合相の
分散が均一な高強度サーメットの製造方法である。
熱する ことを特徴とする相対密度が99.54以上で結合相の
分散が均一な高強度サーメットの製造方法である。
以下、この発明の構成について説明する。
σ)サーメットの組織・構造
この発明によシ製造されるサーメットは、Tiを主とし
た硬質粒子(即ち、T1及び/又はT1と他の遷移金属
との固溶体の炭化物、炭窒化物)の周囲に、Ti、Mo
、 W、 Zr、Hf、 V、Ta、Nb、Crの炭窒
化物の固溶体が形成されたNaCt型結晶構造を有する
有芯硬質粒子と、゛場合によってはさらにNaCt型結
晶構造を有する単独のTiN粒子と、Co、Niを主体
とし、これに硬質相形成元素(即ち Ti 、 Mo
。
た硬質粒子(即ち、T1及び/又はT1と他の遷移金属
との固溶体の炭化物、炭窒化物)の周囲に、Ti、Mo
、 W、 Zr、Hf、 V、Ta、Nb、Crの炭窒
化物の固溶体が形成されたNaCt型結晶構造を有する
有芯硬質粒子と、゛場合によってはさらにNaCt型結
晶構造を有する単独のTiN粒子と、Co、Niを主体
とし、これに硬質相形成元素(即ち Ti 、 Mo
。
W、 Zr1.Hf 、 V 、 Ta、 Nb、 C
r、’ C、N’)が固溶した結合相とから形成されて
いる。
r、’ C、N’)が固溶した結合相とから形成されて
いる。
■配合組成
■金属Mo若しくは炭化モリブデン、及び/又は金属w
iしくは炭化タングステン これらの成分は(I)で述べたように、T1を主とした
硬質粒子の周囲に他の成分と共に中間相として炭窒化物
の固溶体相を形成して、芯部の硬質粒子の粒成長を抑制
し、かつ結合相と硬質相との濡れ性を改善し、ひいては
得られるサーメットの強度を向上させると共に、特に窒
素量が多いサーメットでは結合相中に多量に固溶して結
合相を°強化する作用を有するが、と、れらの配合量が
Mo2C,W Cに換算して5チ未満では上記の効果が
少なり、一方、25チを越えて含有させると、相対的に
T1化合物の配合量が低下して耐摩耗性が低下するので
。
iしくは炭化タングステン これらの成分は(I)で述べたように、T1を主とした
硬質粒子の周囲に他の成分と共に中間相として炭窒化物
の固溶体相を形成して、芯部の硬質粒子の粒成長を抑制
し、かつ結合相と硬質相との濡れ性を改善し、ひいては
得られるサーメットの強度を向上させると共に、特に窒
素量が多いサーメットでは結合相中に多量に固溶して結
合相を°強化する作用を有するが、と、れらの配合量が
Mo2C,W Cに換算して5チ未満では上記の効果が
少なり、一方、25チを越えて含有させると、相対的に
T1化合物の配合量が低下して耐摩耗性が低下するので
。
これらの成分の配合量をMo2C,’W Cに換算して
51〜25チに定めだ。
51〜25チに定めだ。
■CO及びNi
これらの成分は、結合相の主体をなし、硬質相を結合し
て合金に靭性を付与する作用を有するが。
て合金に靭性を付与する作用を有するが。
それらの量が5−未満では上記効果が少なく、一方、2
5%を越えて含有させると5合金の硬度が低下しすぎて
、耐摩耗性や耐熱性が低下するので、これらの成分の含
有量を5〜25%に定めた。
5%を越えて含有させると5合金の硬度が低下しすぎて
、耐摩耗性や耐熱性が低下するので、これらの成分の含
有量を5〜25%に定めた。
■金属炭・窒化物
これらの成分は、一部は硬質相の芯部を形成する場合が
あるが、大部分はTiの化合物と共に炭窒化物固溶体中
間相を形成して硬質相と結合相との濡れ性を改善すると
ともに、結合相中にも固溶し、耐熱性を向上させるため
に必要に応じて添加されるが、その配合量がTiを除く
金属元素の炭化物に換算して1%未満では上記効果が少
なく、一方、35チを越えて含有させると、相対的にT
i化合物の配合量が減少して耐摩耗性が低下するので、
これらの成分の配合量をこれらの炭化物に換算して1〜
35チに定めた。
あるが、大部分はTiの化合物と共に炭窒化物固溶体中
間相を形成して硬質相と結合相との濡れ性を改善すると
ともに、結合相中にも固溶し、耐熱性を向上させるため
に必要に応じて添加されるが、その配合量がTiを除く
金属元素の炭化物に換算して1%未満では上記効果が少
なく、一方、35チを越えて含有させると、相対的にT
i化合物の配合量が減少して耐摩耗性が低下するので、
これらの成分の配合量をこれらの炭化物に換算して1〜
35チに定めた。
■TiN/TiC(重量比)
TiN / TiC比が3/7未満では、従来の市販サ
ーメット−がこの範囲にアシ、強度向上効果が少なく。
ーメット−がこの範囲にアシ、強度向上効果が少なく。
一方、φIN / TiC比が7/3を越えると、結合
相と硬質相の濡れ性が低下し、焼結が困難′になるので
。
相と硬質相の濡れ性が低下し、焼結が困難′になるので
。
’riN、/’ric (重量比)−3/マ〜7/3と
定めた。
定めた。
@)焼結
この発明の製造法に卦いては。
まず減圧窒素雰囲気中で、最終加熱温度よシ低く液相出
現温度よシ高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した
後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、−次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し、 さらに、その後、減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱することが必要である。
現温度よシ高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した
後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、−次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し、 さらに、その後、減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱することが必要である。
第1段の加熱(−次焼結)は窒素雰囲気中で行なわれる
が、これは窒化物の分解を防止するためであシ、窒素ガ
ス圧力を減圧とするのは、加窒されて遊離炭素が出現す
るのを防ぐためである。液相出現温度は配合組成にもよ
るが、1300〜1400℃であシ、第1段の加熱温度
は、との液相出現温度よシも高い温度であることが、焼
結を充分に進−めるために必要である。しかも、最終加
熱温度(即ち、第3段の加熱工程における加熱温度)よ
りも低い温度であることが必要である。これは、不必要
に高温に加熱して粒成長を生じることを防ぐためである
。第1段の加熱温度は、最終加熱温度よシも50〜25
0℃低いことが望ましい。
が、これは窒化物の分解を防止するためであシ、窒素ガ
ス圧力を減圧とするのは、加窒されて遊離炭素が出現す
るのを防ぐためである。液相出現温度は配合組成にもよ
るが、1300〜1400℃であシ、第1段の加熱温度
は、との液相出現温度よシも高い温度であることが、焼
結を充分に進−めるために必要である。しかも、最終加
熱温度(即ち、第3段の加熱工程における加熱温度)よ
りも低い温度であることが必要である。これは、不必要
に高温に加熱して粒成長を生じることを防ぐためである
。第1段の加熱温度は、最終加熱温度よシも50〜25
0℃低いことが望ましい。
第2段の加熱は、窒素ではなく不活性ガスを用いるH
I ’Pによシ行な6れる。これは5窒素を用いるHI
P処理を行なうと、加窒されて遊離炭素が出現するから
である。第2段の加熱温度は一次焼結と同じ温度範囲内
の温度である。最終加熱温度よシも低い温度とするのは
、第1段の焼結の場合と同じ理由による。この第2段の
加熱にょシ。
I ’Pによシ行な6れる。これは5窒素を用いるHI
P処理を行なうと、加窒されて遊離炭素が出現するから
である。第2段の加熱温度は一次焼結と同じ温度範囲内
の温度である。最終加熱温度よシも低い温度とするのは
、第1段の焼結の場合と同じ理由による。この第2段の
加熱にょシ。
サーメットの相対密度は増えるが、第2段の加熱を最終
加熱条件とすると、サーメット中の巣の部分は寸法が多
少小さくなる傾向にあるものの、結合相のみが移動して
巣を埋めるので、結合相プールとなって残留し、サーメ
ットの強度は多少増加するに止まるし、硬質相の接着度
が高くなって、クラック伝播抵抗が低下するようになる
のである。
加熱条件とすると、サーメット中の巣の部分は寸法が多
少小さくなる傾向にあるものの、結合相のみが移動して
巣を埋めるので、結合相プールとなって残留し、サーメ
ットの強度は多少増加するに止まるし、硬質相の接着度
が高くなって、クラック伝播抵抗が低下するようになる
のである。
それで、この発明の製造方法では、減圧窒素雰囲気中で
最終加熱温度に加熱するという第3段の加熱工程をも採
用し、これを最終加熱条件とするのである。第3段の無
熱工程を採用すると、昇温によシ液、相量が増加するの
で、液相が移動しゃすくなり、結合相の分散が陶工にな
シ、強度が向上するものと考えられる。
最終加熱温度に加熱するという第3段の加熱工程をも採
用し、これを最終加熱条件とするのである。第3段の無
熱工程を採用すると、昇温によシ液、相量が増加するの
で、液相が移動しゃすくなり、結合相の分散が陶工にな
シ、強度が向上するものと考えられる。
第3段の加熱も、窒化物の分解防止及び加窒による遊離
炭素の出現の防止のために、減圧窒素雰囲気中で行なわ
れる。最終加熱温度は、配合組成や加熱時間にもよるが
、1450〜1.650 ℃の範囲内の温度が望ましい
。 ゛ 〔実施例〕 以下、実施例によシ、この発明の製造方法を詳細に説明
する。
炭素の出現の防止のために、減圧窒素雰囲気中で行なわ
れる。最終加熱温度は、配合組成や加熱時間にもよるが
、1450〜1.650 ℃の範囲内の温度が望ましい
。 ゛ 〔実施例〕 以下、実施例によシ、この発明の製造方法を詳細に説明
する。
実施例 1
平均粒径1,5μmのTiC粉末、同1.6μmのTi
N粉末、同1.871 mのTi CN粉末(TiN/
TiC重量比−4/6L同1.371 mのMo粉末及
びCO粉末。
N粉末、同1.871 mのTi CN粉末(TiN/
TiC重量比−4/6L同1.371 mのMo粉末及
びCO粉末。
同1.5μmのMo2C粉末、同1.4 μmのwc粉
末。
末。
同2.3μmのN1粉末、同1.0μmのW粉末を用意
し、第1表に示す配合組成に配合して、48時時間式ボ
゛−ルミル混合し7た後、乾燥した。得られた混合粉を
1 ton/iの圧力でプレス成形した後、第1表に示
す条件で焼結し、本発明の方法による本発明サーメット
扁1〜5を製造した。
し、第1表に示す配合組成に配合して、48時時間式ボ
゛−ルミル混合し7た後、乾燥した。得られた混合粉を
1 ton/iの圧力でプレス成形した後、第1表に示
す条件で焼結し、本発明の方法による本発明サーメット
扁1〜5を製造した。
また比較のだめ5本発明サーメットJP61〜5と同一
組成を有するが、焼結条件のみが第1表に示すように異
なる比較サーメツ)A1−5゛と、焼結条件は本発明の
方法と同じであるが、 TiN / TiC重量比が本
発明の範囲から外れた配合組成を有する比較サーメット
扁6〜7と、TiN/TiC重量比も焼結条件も本発明
から外れる従来サーメツ)A1〜2も製造した。
組成を有するが、焼結条件のみが第1表に示すように異
なる比較サーメツ)A1−5゛と、焼結条件は本発明の
方法と同じであるが、 TiN / TiC重量比が本
発明の範囲から外れた配合組成を有する比較サーメット
扁6〜7と、TiN/TiC重量比も焼結条件も本発明
から外れる従来サーメツ)A1〜2も製造した。
これらにつき、相対密度を調べ、またJISに基づき3
点曲げ抗折力を測定し、更に組織観察によシ結合相の分
散状態と巣及び結合相プールの有無を調べた。これらの
結果を第1表に示す。なお、組織観察によると、組織は
いずれも有芯のBJaC1型結晶構造を有する硬質相と
単独のTiN粒子(NaCt型)と結合相から成ってい
た。そして、比較サーメット扁1〜3及び5では10μ
m以上の巣が数点認、められ、比較サーメット扁′4で
は10μm以上の結合相プールが数点認められた。。
点曲げ抗折力を測定し、更に組織観察によシ結合相の分
散状態と巣及び結合相プールの有無を調べた。これらの
結果を第1表に示す。なお、組織観察によると、組織は
いずれも有芯のBJaC1型結晶構造を有する硬質相と
単独のTiN粒子(NaCt型)と結合相から成ってい
た。そして、比較サーメット扁1〜3及び5では10μ
m以上の巣が数点認、められ、比較サーメット扁′4で
は10μm以上の結合相プールが数点認められた。。
第1表から明らかなように、本発明サーメットA1〜5
は、同一組成の比較サーメッ)A1〜5に比べると、そ
れぞれいずれも高い強度を示すし。
は、同一組成の比較サーメッ)A1〜5に比べると、そ
れぞれいずれも高い強度を示すし。
又、焼結条件が同じてTiN / TiC重量比が本発
明の範囲から外れる比較サーメツ)A6,7及び従来サ
ーメツ)AI−2に比べても強度は向上している。した
がって5本発明の3段の焼結法により。
明の範囲から外れる比較サーメツ)A6,7及び従来サ
ーメツ)AI−2に比べても強度は向上している。した
がって5本発明の3段の焼結法により。
従来強度が低下するとされていたTiN/TiC重量比
≧3/7と窒素含有量が高い場合も高強度の(しかも従
来サーメットよシも高強面の)サーメットが得られるこ
とがわかる。このように本発明サーメットが高強度であ
るのは、第1表に示されるように、相対密度が99.8
〜100チと大きく、しかも結合相が均一に分散してお
!11.巣も結合相プールも認められないからと思われ
る。
≧3/7と窒素含有量が高い場合も高強度の(しかも従
来サーメットよシも高強面の)サーメットが得られるこ
とがわかる。このように本発明サーメットが高強度であ
るのは、第1表に示されるように、相対密度が99.8
〜100チと大きく、しかも結合相が均一に分散してお
!11.巣も結合相プールも認められないからと思われ
る。
実施例 2
平均粒°径1.871 mの−(T1. v ) c粉
末(’ric、、’VC重量比!=9/1) 、同2.
071j mのT1CN粉末(TiN /TiC重量比
−515);同1.3/j7nのZrC粉末、同1.5
/j7fiのHfC粉末、同2.1 μmの(Ta。
末(’ric、、’VC重量比!=9/1) 、同2.
071j mのT1CN粉末(TiN /TiC重量比
−515);同1.3/j7nのZrC粉末、同1.5
/j7fiのHfC粉末、同2.1 μmの(Ta。
Nb) CN粉末(NbN / TaC重量比−1/9
)、同2.3μmのCr3C2粉末と、実施例1で用い
たTiN粉末、Mo2C粉末、WC粉末、Co粉末およ
びN1粉末を用意し、第2表に示す配合組成に配合して
実施例1と同じ条件で混合、乾燥及び成形した後、第2
表に示す条件で焼結して本発明サーメツ) A 6〜1
1および比較サーメツ)A8〜13を製造した。
)、同2.3μmのCr3C2粉末と、実施例1で用い
たTiN粉末、Mo2C粉末、WC粉末、Co粉末およ
びN1粉末を用意し、第2表に示す配合組成に配合して
実施例1と同じ条件で混合、乾燥及び成形した後、第2
表に示す条件で焼結して本発明サーメツ) A 6〜1
1および比較サーメツ)A8〜13を製造した。
これらのサーメットにつき、実施例1と同じ測定乃至観
察を行ない、その結果を第2表に示した。
察を行ない、その結果を第2表に示した。
なお1組織観察によると1本発明サーメットA 6〜8
および比較サーメットA8〜10については、いずれも
有芯のNaCt型硬質相と結合相からなシ、他のものは
、これにさらに単独のTiN粒子(NaC7型)が認め
られた。そして、比較サーメツ)A8.。
および比較サーメットA8〜10については、いずれも
有芯のNaCt型硬質相と結合相からなシ、他のものは
、これにさらに単独のTiN粒子(NaC7型)が認め
られた。そして、比較サーメツ)A8.。
12及び13は10μm以上の巣がそれぞれ数点認めら
れ、比較サーメットA9〜11は、10μm以上の結合
相プールがそれぞれ数点認められた。
れ、比較サーメットA9〜11は、10μm以上の結合
相プールがそれぞれ数点認められた。
第2表から明らかなように11本発明ササーメット6〜
11はいずれもそれぞれ同一組成の比較サーメットA8
〜13に比べると、高い強度を示した。
11はいずれもそれぞれ同一組成の比較サーメットA8
〜13に比べると、高い強度を示した。
以上のように、この発明の製造方法は、相対密度が99
.5%以上で結合相が巣やプールを形成することなく均
一に分散した。したがって、強度が高い、詳しくは従来
サーメットよりも高強度なサーメットを製造することが
できる有用な方法である。
.5%以上で結合相が巣やプールを形成することなく均
一に分散した。したがって、強度が高い、詳しくは従来
サーメットよりも高強度なサーメットを製造することが
できる有用な方法である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)金属Mo若しくは炭化モリブデン、及び/又は金属
W若しくは炭化タングステンが、Mo_2C、WCに換
算して5〜25%、 Co及びNiのうちの1種又は2種が、5〜25%、 a)炭化チタンと窒化チタンの混合物、 b)炭窒化チタン、 c)炭化チタン及び窒化チタンのうちの1種又は2種と
炭窒化チタンの混合物、 以上a)〜c)のうちのいずれかと不可避不純物が、残
り (以上、重量%)からなり、しかも、 窒化チタン/炭化チタン(重量比)=3/7〜7/3で
ある配合組成を有する圧粉体を焼結して、NaCl型結
晶構造を有する硬質相と結合相からなるサーメットを製
造するに当り、 減圧窒素雰囲気中で、最終加熱温度より低く液相出現温
度より高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、一次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し、 さらに、その後、減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱する ことを特徴とする相対密度が99.5%以上で結合相の
分散が均一な高強度サーメットの製造方法。 2)金属Mo若しくは炭化モリブデン、及び/又は金属
W若しくは炭化タングステンが、Mo_2C、WCに換
算して5〜25%、 ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タン
タル及び、クロムの炭化物、窒化物、炭窒化物、並びに
これらの2種以上の固溶体、更にそれらと炭化チタン、
窒化チタン、炭窒化チタンのうちの1種以上との固溶体
からなる群より選ばれた1種又は2種以上が、チタンを
除く他の金属成分の炭化物に換算して1〜35%、 Co及びNiのうちの1種又は2種が、5〜25%、 a)炭化チタンと窒化チタンの混合物、 b)炭窒化チタン、 c)炭化チタン及び窒化チタンのうちの1種又は2種と
炭窒化チタンの混合物、 以上a)〜c)のうちのいずれかと不可避不純物が、残
り (以上、重量%)からなり、しかも、 窒化チタン/炭化チタン(重量比)=3/7〜7/3で
ある配合組成を有する圧粉体を焼結して、NaCl型結
晶構造を有する硬質相と結合相からなるサーメットを製
造するに当り、 減圧窒素雰囲気中で、最終加熱温度より低く液相出現温
度より高い温度範囲の温度に加熱して一次焼結した後、 加圧不活性ガス雰囲気中で、一次焼結と同じ温度範囲内
の温度に加熱し、 さらに、その後、減圧窒素雰囲気中で最終加熱温度に加
熱する ことを特徴とする相対密度が99.5%以上で結合相の
分散が均一な高強度サーメットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59123078A JPS613852A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 高強度サ−メツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59123078A JPS613852A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 高強度サ−メツトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613852A true JPS613852A (ja) | 1986-01-09 |
JPS6356299B2 JPS6356299B2 (ja) | 1988-11-08 |
Family
ID=14851644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59123078A Granted JPS613852A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 高強度サ−メツトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613852A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02122030A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-09 | Kyocera Corp | サーメット工具の製造方法 |
JPH02504010A (ja) * | 1987-10-14 | 1990-11-22 | ケンナメタル インコーポレイテツド | サーメット切削用工具 |
KR20230019161A (ko) | 2020-10-09 | 2023-02-07 | 니혼텅스텐 가부시키가이샤 | 분쇄·교반·혼합·혼련기 부재 |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP59123078A patent/JPS613852A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02504010A (ja) * | 1987-10-14 | 1990-11-22 | ケンナメタル インコーポレイテツド | サーメット切削用工具 |
JPH02122030A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-09 | Kyocera Corp | サーメット工具の製造方法 |
KR20230019161A (ko) | 2020-10-09 | 2023-02-07 | 니혼텅스텐 가부시키가이샤 | 분쇄·교반·혼합·혼련기 부재 |
DE112021005360T5 (de) | 2020-10-09 | 2023-07-20 | Nippon Tungsten Co., Ltd. | Pulverisier-/rühr-/misch-/knetmaschinenkomponente |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6356299B2 (ja) | 1988-11-08 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |