JPS6138126A - タ−ボチヤ−ジヤの焼付き防止装置 - Google Patents
タ−ボチヤ−ジヤの焼付き防止装置Info
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- JPS6138126A JPS6138126A JP15925284A JP15925284A JPS6138126A JP S6138126 A JPS6138126 A JP S6138126A JP 15925284 A JP15925284 A JP 15925284A JP 15925284 A JP15925284 A JP 15925284A JP S6138126 A JPS6138126 A JP S6138126A
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- pressure
- engine
- oil
- lubricating oil
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエンジン潤滑系から潤滑油を導入するようにし
たターボチャージャにおける焼付き防止装置に関する。
たターボチャージャにおける焼付き防止装置に関する。
ターボチャージャは、エンジン運転中、タービンは排気
で加熱され、コンプレツサは外気によつて、軸受は潤滑
油によつて冷却され、温度分布はタービン側が高く、コ
ンプレツサ側が低くなる。
で加熱され、コンプレツサは外気によつて、軸受は潤滑
油によつて冷却され、温度分布はタービン側が高く、コ
ンプレツサ側が低くなる。
エンジンが止まると加熱も冷却もされない状態になり、
全体の温度が一様になる方向に熱が流れ、軸受部の温度
がエンジン運転中より上昇する。いわゆるヒートソーク
と呼ばれる現象である。エンジンが止まるとオイルポン
プも止まるため、軸受が焼き付く恐れがある。この傾向
はエンジン高出力運転からの停止のときほど著しい。こ
れが従来のターボチャージャの最大の弱点である。
全体の温度が一様になる方向に熱が流れ、軸受部の温度
がエンジン運転中より上昇する。いわゆるヒートソーク
と呼ばれる現象である。エンジンが止まるとオイルポン
プも止まるため、軸受が焼き付く恐れがある。この傾向
はエンジン高出力運転からの停止のときほど著しい。こ
れが従来のターボチャージャの最大の弱点である。
従つて、従来はエンジン停止前に所定時間アイドリング
してから停止しなければならなかつた。
してから停止しなければならなかつた。
これは一般使用者にとつては非常にわずらわしいもので
ある。
ある。
本発明は上記のような問題を解消すべくなされたもので
あり、合理性を有するターボチャージャの焼付き防止装
置を得ることを目的とする。
あり、合理性を有するターボチャージャの焼付き防止装
置を得ることを目的とする。
本発明実施例を図面にもとづいて説明すれば次の通りで
ある。
ある。
第1図において、1はエンジンでおり、一般的なダブル
オーバヘツドカム軸形レシブロエンジンであるため構造
に関する詳細な説明は省略する。
オーバヘツドカム軸形レシブロエンジンであるため構造
に関する詳細な説明は省略する。
2は該エンジンによつて駆動されるオイルポンプであり
、エンジン運転時にオイルパン3内の潤滑油を吸い上げ
圧送するものである。
、エンジン運転時にオイルパン3内の潤滑油を吸い上げ
圧送するものである。
この圧送された潤滑油はオイルクーラ4により冷却され
た後、オイルフイルタ5によりろ過され、エンジン1の
各潤滑部に送られ、一部はエンジン潤滑系から分岐した
潤滑油通路48を介して、エンジン1から排気を排気管
6を介して排気タービン7に導入し、排気エネルギによ
つて排気タービンロータ8を回転させ、該排気タービン
ロータにシヤフト9により同軸に直結されているコンプ
レツサ10のコンプレツサブロア11を回転駆動し吸気
を圧縮するいわゆるターボチャージャ12に潤滑・冷却
を行うために導入される。
た後、オイルフイルタ5によりろ過され、エンジン1の
各潤滑部に送られ、一部はエンジン潤滑系から分岐した
潤滑油通路48を介して、エンジン1から排気を排気管
6を介して排気タービン7に導入し、排気エネルギによ
つて排気タービンロータ8を回転させ、該排気タービン
ロータにシヤフト9により同軸に直結されているコンプ
レツサ10のコンプレツサブロア11を回転駆動し吸気
を圧縮するいわゆるターボチャージャ12に潤滑・冷却
を行うために導入される。
エンジン潤滑系の油圧は、リリーフ弁13と、シリンダ
14内のピストン15をバネ16により該シリンダのシ
リンダヘツド17方向に押圧する構造の蓄圧タンク18
の前記ピストン15に設けられたリリーフ弁19とが直
列二段に配置されて制御される。
14内のピストン15をバネ16により該シリンダのシ
リンダヘツド17方向に押圧する構造の蓄圧タンク18
の前記ピストン15に設けられたリリーフ弁19とが直
列二段に配置されて制御される。
従つて、リリーフ弁13によつてリリーフされた潤滑油
はリリーフ通路49を介して蓄圧タンク18の圧力チヤ
ンバ21に導入され、圧力チヤンパ21からリリーフ弁
19によりリリーフされた潤滑油はシリンダ底部22に
設けられた排出口23からリリーフ通路50を介してオ
イルパン3に戻される。
はリリーフ通路49を介して蓄圧タンク18の圧力チヤ
ンバ21に導入され、圧力チヤンパ21からリリーフ弁
19によりリリーフされた潤滑油はシリンダ底部22に
設けられた排出口23からリリーフ通路50を介してオ
イルパン3に戻される。
尚、上記したエンジン潤滑系とは、エンジン1各部を潤
滑、必要によつては冷却するために適正な油圧に制御さ
れた潤滑油をエンジン1各部に送り込むための系路であ
る。
滑、必要によつては冷却するために適正な油圧に制御さ
れた潤滑油をエンジン1各部に送り込むための系路であ
る。
潤滑油通路48は蓄圧タンク18の導入口20に近接し
てリリーフ通路49から分岐したターボチャージャ12
への潤滑油通路51に合流しており、該合流部より上流
の潤滑油通路51,48にはそれぞれ逆止め弁24,2
5が設けられており、24は圧力チヤンバ21側からの
み流れることのできる逆止め弁であり、25はエンジン
潤滑系側からのみ流れることのできる逆止め弁である。
てリリーフ通路49から分岐したターボチャージャ12
への潤滑油通路51に合流しており、該合流部より上流
の潤滑油通路51,48にはそれぞれ逆止め弁24,2
5が設けられており、24は圧力チヤンバ21側からの
み流れることのできる逆止め弁であり、25はエンジン
潤滑系側からのみ流れることのできる逆止め弁である。
従つて、エンジン運転中の、エンジン潤滑系の油圧の方
が圧力チヤンバ21内の油圧よりも高いときには、逆止
め弁24は閉じ、逆止め弁25は開いているのでエンジ
ン潤滑系からターボチャージャ12に潤滑油が導入され
、図中の実線の矢印のように潤滑油は流れる。
が圧力チヤンバ21内の油圧よりも高いときには、逆止
め弁24は閉じ、逆止め弁25は開いているのでエンジ
ン潤滑系からターボチャージャ12に潤滑油が導入され
、図中の実線の矢印のように潤滑油は流れる。
一方、エンジンを停止したときのようなエンジン潤滑系
の油圧よりも圧力チヤンバ21内の油圧の方が高いとき
には、リリーフ弁13により逆流は阻止きれ、逆止め弁
24は開き、逆止め弁25は閉じるため、圧力チヤンバ
21から潤滑油は図中の破線の矢印のように流れターボ
チャージャ12に送出される。
の油圧よりも圧力チヤンバ21内の油圧の方が高いとき
には、リリーフ弁13により逆流は阻止きれ、逆止め弁
24は開き、逆止め弁25は閉じるため、圧力チヤンバ
21から潤滑油は図中の破線の矢印のように流れターボ
チャージャ12に送出される。
ターボチャージャ12から排出される潤滑油はリリーフ
通路50に合流する排出通路52を介してオイルバン3
に戻される。
通路50に合流する排出通路52を介してオイルバン3
に戻される。
逆止め弁24,25は一例をあげればセラミツクスなど
の比重の小さな材料でできた球弁体がそれに作用する重
力のみによつて弁座に押し付けられているようなクラツ
キング圧力の小さなものがよい。
の比重の小さな材料でできた球弁体がそれに作用する重
力のみによつて弁座に押し付けられているようなクラツ
キング圧力の小さなものがよい。
26は圧力チヤンバ21からターボチャージャ12への
潤滑油をろ過するためのオイルフイルタである。この実
施例ではオイルフイルタを5,26と二つ設けたが、オ
イルポンプ2からの流路がリリーフ弁13とオイルフイ
ルタ5方向に分岐する位置よりも上流にオイルポンプ2
からの全量をろ過することのできる許容流量の大きいオ
イルフイルタをひとつだけ設けるようにしてもよい。
潤滑油をろ過するためのオイルフイルタである。この実
施例ではオイルフイルタを5,26と二つ設けたが、オ
イルポンプ2からの流路がリリーフ弁13とオイルフイ
ルタ5方向に分岐する位置よりも上流にオイルポンプ2
からの全量をろ過することのできる許容流量の大きいオ
イルフイルタをひとつだけ設けるようにしてもよい。
また、ピストン15はシールリツプ部とスカート部とク
ラウン部をフツ素樹脂などの耐摩耗性,耐油性,耐熱性
,耐疲労性などにおいて優れている合成樹脂によつて一
体に成形したものがよい。
ラウン部をフツ素樹脂などの耐摩耗性,耐油性,耐熱性
,耐疲労性などにおいて優れている合成樹脂によつて一
体に成形したものがよい。
リリーフ弁19は第3図に示すようなきのこ弁27をバ
ネ28により閉じ方向に付勢しておき、シリンダ底部2
2にきのこ弁27の端部が当接することによつて開弁す
るものにしてもよい。これによれば開弁圧力はバネ16
により設定されるので、構造が簡素化されるとともにピ
ストン15が下死点位置に達する圧力とリリーフ弁19
が開弁する圧力とが同じになるので、蓄圧タンク18を
より低耐圧構造にできる利点がある。
ネ28により閉じ方向に付勢しておき、シリンダ底部2
2にきのこ弁27の端部が当接することによつて開弁す
るものにしてもよい。これによれば開弁圧力はバネ16
により設定されるので、構造が簡素化されるとともにピ
ストン15が下死点位置に達する圧力とリリーフ弁19
が開弁する圧力とが同じになるので、蓄圧タンク18を
より低耐圧構造にできる利点がある。
第4図は蓄圧タンク18の他の実施例を示すもので、ピ
ストン15を押圧するためのバネがインナバネ16aと
アウタバネ16bの二本からなつており、インナバネ1
6aの上端とアウタバネ16bの下端とが継具29によ
り接続されている。
ストン15を押圧するためのバネがインナバネ16aと
アウタバネ16bの二本からなつており、インナバネ1
6aの上端とアウタバネ16bの下端とが継具29によ
り接続されている。
こうすることによつて、ピストン15上死点と下死点に
おける押圧力が一本のバネによるときと同じ場合、一本
のバネによるときよりも長いピストンストロークが得ら
れる。ピストンストロークが同じ場合には、上死点にお
ける押圧力低下を少なくすることができる。
おける押圧力が一本のバネによるときと同じ場合、一本
のバネによるときよりも長いピストンストロークが得ら
れる。ピストンストロークが同じ場合には、上死点にお
ける押圧力低下を少なくすることができる。
第2図はリリーフ弁13の一実施例を示すものであり、
ボデー30の一方にオイルポンプ2からの潤滑油導入通
路31が設けられており、ボデー30内にはプランジヤ
32が軸方向しゆう動自在に挿入されており、ボデー3
0内周面に切られたねじ部33に締付け固定されたボル
ト34により一端の位置を規制されるバネ35が底部に
連通孔47を有するリテーナ36を介して該プランジヤ
背面を押圧し、プランジヤ32を弁座37に押し付けて
いる。該プランジヤ32にはオリフイス38を有する連
通孔39が設けられ、該連通孔には球弁体40ガリテー
ナ36に装着されたバネ41により押し付けられ、逆止
め弁42を構成している。43,43は潤滑油導入通路
31からプランジヤ32表面に作用する油圧とプランジ
ヤ32背面に作用する油圧の差圧が設定値に達するとバ
ネ35の押圧力に打ち勝つてプランジヤ32を押し込み
、そのときに開口して潤滑油を排出する排出口である。
ボデー30の一方にオイルポンプ2からの潤滑油導入通
路31が設けられており、ボデー30内にはプランジヤ
32が軸方向しゆう動自在に挿入されており、ボデー3
0内周面に切られたねじ部33に締付け固定されたボル
ト34により一端の位置を規制されるバネ35が底部に
連通孔47を有するリテーナ36を介して該プランジヤ
背面を押圧し、プランジヤ32を弁座37に押し付けて
いる。該プランジヤ32にはオリフイス38を有する連
通孔39が設けられ、該連通孔には球弁体40ガリテー
ナ36に装着されたバネ41により押し付けられ、逆止
め弁42を構成している。43,43は潤滑油導入通路
31からプランジヤ32表面に作用する油圧とプランジ
ヤ32背面に作用する油圧の差圧が設定値に達するとバ
ネ35の押圧力に打ち勝つてプランジヤ32を押し込み
、そのときに開口して潤滑油を排出する排出口である。
ボルト34にはプランジヤ32背面にリリーフ弁13下
流の油圧を作用させるための連通孔44が設けられてお
り、これは連通孔39からの潤滑油の排出孔でもある。
流の油圧を作用させるための連通孔44が設けられてお
り、これは連通孔39からの潤滑油の排出孔でもある。
そして、排出口43,43,連通孔44からの潤滑油は
まとめてリリーフ通路49を介して圧力チヤンバ21に
導入される。
まとめてリリーフ通路49を介して圧力チヤンバ21に
導入される。
次に、各部の圧力設定であるが、従来のターボチャージ
ャ付エンジンにおいて、エンジン高出力運転からアイド
リング回転にしてもターボチャージャが焼き付かないこ
とと、エンジンを停止すると排気タービンの加熱も停止
してしまうことから、エンジンが停止したときに多量の
潤滑油をターボチャージャ12に送出するために下死点
位置からピストン15がストロークするように、エンジ
ンアイドリング時にピストン15が下死点位置にあるよ
うにバネ16を選定すればよい。つまり、アイドリング
時のエンジン潤滑系の油圧より若干低い油圧でピストン
15が下死点に到達するようにすればよい。こうするこ
とによつて第1図に示した蓄圧タンク18の如くリリー
フ弁19が独自に作動する形式のものでは、リリーフ弁
19の開弁圧力をピストン15が下死点に到達したとき
の圧力より高目に設定しておけば、エンジン運転時には
ピストン15が下死点位置に固定されてしゆう動しない
ために耐久性が向上する。
ャ付エンジンにおいて、エンジン高出力運転からアイド
リング回転にしてもターボチャージャが焼き付かないこ
とと、エンジンを停止すると排気タービンの加熱も停止
してしまうことから、エンジンが停止したときに多量の
潤滑油をターボチャージャ12に送出するために下死点
位置からピストン15がストロークするように、エンジ
ンアイドリング時にピストン15が下死点位置にあるよ
うにバネ16を選定すればよい。つまり、アイドリング
時のエンジン潤滑系の油圧より若干低い油圧でピストン
15が下死点に到達するようにすればよい。こうするこ
とによつて第1図に示した蓄圧タンク18の如くリリー
フ弁19が独自に作動する形式のものでは、リリーフ弁
19の開弁圧力をピストン15が下死点に到達したとき
の圧力より高目に設定しておけば、エンジン運転時には
ピストン15が下死点位置に固定されてしゆう動しない
ために耐久性が向上する。
リリーフ弁13はリリーフ弁19から潤滑油がリリーフ
されているときにエンジン潤滑系の油圧を設定値に規制
するようにバネ35を選定する。
されているときにエンジン潤滑系の油圧を設定値に規制
するようにバネ35を選定する。
逆止め弁42はアイドリング時のピストン15が下死点
に到達するまでの少なくとも下死点に近い側に位置して
いるときの差圧まで低下しても開いていることができる
ようなクラツキング圧力の低いものにする。
に到達するまでの少なくとも下死点に近い側に位置して
いるときの差圧まで低下しても開いていることができる
ようなクラツキング圧力の低いものにする。
もし仮に、プランジヤ32に連通孔39がない場合を考
えると、エンジン1を始動してプランジヤ32が開くま
での間は蓄圧タンク18のピストン15は上死点位置に
あり、エンジンを急加速するとリリーフ弁13からのリ
リーフが早まり、エンジン潤滑系の油圧の立ち上がりに
遅れが生ずる。
えると、エンジン1を始動してプランジヤ32が開くま
での間は蓄圧タンク18のピストン15は上死点位置に
あり、エンジンを急加速するとリリーフ弁13からのリ
リーフが早まり、エンジン潤滑系の油圧の立ち上がりに
遅れが生ずる。
連通孔39を設けることによつて、アイドリング時にピ
ストン15を下死点側に位置させ圧力チヤンパ21内の
油圧を高めておくことができるのでリリーフ弁13から
のリリーフを早めないことができる。さらには、リリー
フ弁19の密着不良、ピストン15のシールリツプ部の
漏れなどがある場合にも同じことがいえ、その対策にも
なる。
ストン15を下死点側に位置させ圧力チヤンパ21内の
油圧を高めておくことができるのでリリーフ弁13から
のリリーフを早めないことができる。さらには、リリー
フ弁19の密着不良、ピストン15のシールリツプ部の
漏れなどがある場合にも同じことがいえ、その対策にも
なる。
連通孔39から流出する分オイルポンプ2の吐出し流量
能力を大きくしなければならないが、これを最小限に抑
えるためにオリフイス38を設けてある。
能力を大きくしなければならないが、これを最小限に抑
えるためにオリフイス38を設けてある。
連通孔39の逆止め弁42は、エンジン潤滑系の油圧が
圧力チヤンバ21内の油圧よりも下がつた場合に逆流を
止め、圧力チヤンバ21からの潤滑油が全量ターボチャ
ージャ12に流れるようにするためのものである。
圧力チヤンバ21内の油圧よりも下がつた場合に逆流を
止め、圧力チヤンバ21からの潤滑油が全量ターボチャ
ージャ12に流れるようにするためのものである。
潤滑油中には細かい気泡が混入していることが考えられ
るが、これが圧力チヤンバ21内でシリンダヘツド17
側に浮上して集まり、融合してシリンダヘツド17側に
空隙を作り、これが次第に拡大してしまう。
るが、これが圧力チヤンバ21内でシリンダヘツド17
側に浮上して集まり、融合してシリンダヘツド17側に
空隙を作り、これが次第に拡大してしまう。
この対策として蓄圧タンク18を天地逆きにすることも
考えられるが、その場合ピストン15裏側の潤滑油の排
出が問題になる。
考えられるが、その場合ピストン15裏側の潤滑油の排
出が問題になる。
そこで、第5図のようにシリンダヘツド17にピストン
15が下死点に到達する圧力より高く、リリーフ弁19
の開弁圧力よりも低い圧力で開くリリーフ弁45を設け
、これからリリーフされる潤滑油をリリーフ通路50に
合流するリリーフ通路53を介してオイルパン3に戻す
ようにし、該リリーフ弁45入口にリリーフ弁13のプ
ランジヤ32に設けたオリフイス38よりはるかに小径
のオリフイス46を設ける。該オリフイスを設けること
により、空気は粘性抵抗が小さいため素早く抜くことが
できるとともに、潤滑油は粘性抵抗が大きいので流量が
小さく規制され、潤滑油はほとんどがリリーフ弁19か
ら排出される。
15が下死点に到達する圧力より高く、リリーフ弁19
の開弁圧力よりも低い圧力で開くリリーフ弁45を設け
、これからリリーフされる潤滑油をリリーフ通路50に
合流するリリーフ通路53を介してオイルパン3に戻す
ようにし、該リリーフ弁45入口にリリーフ弁13のプ
ランジヤ32に設けたオリフイス38よりはるかに小径
のオリフイス46を設ける。該オリフイスを設けること
により、空気は粘性抵抗が小さいため素早く抜くことが
できるとともに、潤滑油は粘性抵抗が大きいので流量が
小さく規制され、潤滑油はほとんどがリリーフ弁19か
ら排出される。
導入口20からの潤滑油は冷えて下方に沈んでいるもの
からリリーフ弁19によりオイルパン3に戻される。従
つて、圧力チヤンバ21内の潤滑油は効率よく入れ替わ
り、潤滑系のローテーシヨンに加わるため、蓄圧タンク
18内に貯えられる分エンジン1に注入する潤滑油量を
増す必要がない。
からリリーフ弁19によりオイルパン3に戻される。従
つて、圧力チヤンバ21内の潤滑油は効率よく入れ替わ
り、潤滑系のローテーシヨンに加わるため、蓄圧タンク
18内に貯えられる分エンジン1に注入する潤滑油量を
増す必要がない。
また、第6図に示すようにリリーフ弁19をシリンダヘ
ツド17側に設け、該リリーフ弁からの潤滑油をリリー
フ通路50に合流するリリーフ通路54を介してオイル
パン3へ戻すようにすれば空気がシリンダヘツド17側
にたまることはない。
ツド17側に設け、該リリーフ弁からの潤滑油をリリー
フ通路50に合流するリリーフ通路54を介してオイル
パン3へ戻すようにすれば空気がシリンダヘツド17側
にたまることはない。
この場合、導入口20からの進入速度がある程度大きい
ときには、図中の矢印のように圧力チヤンパ21内の潤
滑油は循環し、冷えて下方に沈むことはなく、潤滑油を
効果的に入れ替えることができる。この方法では蓄圧タ
ンク18を傾けて設置したり、リリーフ弁19,導入口
20の位置を適正にしたりすることによつてさらに効果
を上げることができる。
ときには、図中の矢印のように圧力チヤンパ21内の潤
滑油は循環し、冷えて下方に沈むことはなく、潤滑油を
効果的に入れ替えることができる。この方法では蓄圧タ
ンク18を傾けて設置したり、リリーフ弁19,導入口
20の位置を適正にしたりすることによつてさらに効果
を上げることができる。
尚、ターボチャージャの焼付きには二通りが考えられ、
オイルポンプ2が停止することによつて、一つは油膜切
れによつて軸受がシヤフト9と溶着するもの、もう一つ
はヒートソークによつて潤滑油が灰化し、シヤフト9と
軸受がこう着してしまうものである。
オイルポンプ2が停止することによつて、一つは油膜切
れによつて軸受がシヤフト9と溶着するもの、もう一つ
はヒートソークによつて潤滑油が灰化し、シヤフト9と
軸受がこう着してしまうものである。
第1図の実施例においては、ターボチャージャ12内の
すべての潤滑油系路に蓄圧タンク18からの潤滑油が導
入されるものを示したが、近年、軸受材の進歩により、
潤滑油の供給が停止しても軸受が溶着しにくくなつてい
ることも考えられ、その場合にはヒートソークによる潤
滑油の炭化だけであるからヒートソークを抑えればよい
。そのためには、ターボチャージャ12内の潤滑油系路
を排気タービン7側軸受部へとその他の部分への二系統
に分割し、蓄圧タンク18からの潤滑油を排気タービン
7側軸受部のみに送出するようにすればよい。または、
シヤフト9の排気タービン側軸受より排気タービン側の
部分に向けて潤滑油を噴出する噴出孔を設け、蓄圧タン
ク18からの潤滑油をこの噴出孔のみに送出するように
してもよい。
すべての潤滑油系路に蓄圧タンク18からの潤滑油が導
入されるものを示したが、近年、軸受材の進歩により、
潤滑油の供給が停止しても軸受が溶着しにくくなつてい
ることも考えられ、その場合にはヒートソークによる潤
滑油の炭化だけであるからヒートソークを抑えればよい
。そのためには、ターボチャージャ12内の潤滑油系路
を排気タービン7側軸受部へとその他の部分への二系統
に分割し、蓄圧タンク18からの潤滑油を排気タービン
7側軸受部のみに送出するようにすればよい。または、
シヤフト9の排気タービン側軸受より排気タービン側の
部分に向けて潤滑油を噴出する噴出孔を設け、蓄圧タン
ク18からの潤滑油をこの噴出孔のみに送出するように
してもよい。
これらのようにすれば蓄圧タンク18を小容量のものに
することができる。
することができる。
尚、各部の圧力設定は前記したものに限らず、必要に応
じて変更してもよい。
じて変更してもよい。
以上に説明したような本発明によれば、エンジンを停止
してもターボチャージャへの潤滑油の供給停止が遅延す
るので、ターボチャージャの焼付きを防止することがで
き、エンジン停止時のわずらわしさから解放される効果
を有するとともに、蓄圧タンクにはエンジン潤滑系の油
圧が直接かからないため低耐圧構造にすることができ、
構造・材料などの設計の自由度が増し軽量のものにする
ことができる効果を有する。加えて、蓄圧タンクの圧力
チヤンバ内の潤滑油が効率良く入れ替わるようにすれば
、エンジンに注入する潤滑油量を蓄圧タンクに貯えられ
る分増量しないですむために経済的になり、また、これ
によつても重量増加を抑えることができる効果がある。
してもターボチャージャへの潤滑油の供給停止が遅延す
るので、ターボチャージャの焼付きを防止することがで
き、エンジン停止時のわずらわしさから解放される効果
を有するとともに、蓄圧タンクにはエンジン潤滑系の油
圧が直接かからないため低耐圧構造にすることができ、
構造・材料などの設計の自由度が増し軽量のものにする
ことができる効果を有する。加えて、蓄圧タンクの圧力
チヤンバ内の潤滑油が効率良く入れ替わるようにすれば
、エンジンに注入する潤滑油量を蓄圧タンクに貯えられ
る分増量しないですむために経済的になり、また、これ
によつても重量増加を抑えることができる効果がある。
第1図は本発明実施例の系統図、第2図はリリーフ弁1
3の一実施例の縦断面詳細図、第3図はリリーフ弁19
の他の実施例の縦断面概略図、第4図は蓄圧タンクの他
の実施例の縦断面概略図、第5図・第6図は空気抜き対
策蓄圧タンク実施例の縦断面概略図である。 1…エンジン、2…オイルポンプ、12…ターボチャー
ジャ、13…リリーフ弁(上流)、14…シリンダ、1
5…ピストン、16…バネ、18…蓄圧タンク、19…
リリーフ弁(下流)、24,25…逆止め弁、
3の一実施例の縦断面詳細図、第3図はリリーフ弁19
の他の実施例の縦断面概略図、第4図は蓄圧タンクの他
の実施例の縦断面概略図、第5図・第6図は空気抜き対
策蓄圧タンク実施例の縦断面概略図である。 1…エンジン、2…オイルポンプ、12…ターボチャー
ジャ、13…リリーフ弁(上流)、14…シリンダ、1
5…ピストン、16…バネ、18…蓄圧タンク、19…
リリーフ弁(下流)、24,25…逆止め弁、
Claims (1)
- 1.エンジン潤滑系からターボチャージャ潤滑油を導入
するようにしたターボチャージャ付エンジンにおいて、
リリーフ弁を少なくとも直列二段に配置してエンジン潤
滑系の油圧を制御するようにし、該直列に配置したリリ
ーフ弁の間にておいて蓄圧タンクに潤滑油を貯え、エン
ジン潤滑系の油圧より蓄圧タンク内油圧の方が高いとき
に該蓄圧タンクからターボチャージャに潤滑油を送出す
べく構成されていること特徴とするターボチャージャの 焼付き防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15925284A JPS6138126A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | タ−ボチヤ−ジヤの焼付き防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15925284A JPS6138126A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | タ−ボチヤ−ジヤの焼付き防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138126A true JPS6138126A (ja) | 1986-02-24 |
Family
ID=15689683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15925284A Pending JPS6138126A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | タ−ボチヤ−ジヤの焼付き防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138126A (ja) |
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1984
- 1984-07-31 JP JP15925284A patent/JPS6138126A/ja active Pending
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