JPS6137963Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6137963Y2 JPS6137963Y2 JP1979175412U JP17541279U JPS6137963Y2 JP S6137963 Y2 JPS6137963 Y2 JP S6137963Y2 JP 1979175412 U JP1979175412 U JP 1979175412U JP 17541279 U JP17541279 U JP 17541279U JP S6137963 Y2 JPS6137963 Y2 JP S6137963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air supply
- louver
- wind
- exhaust
- waist wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は高層住宅等において燃焼機器をチヤ
ンバーに設置する場合の給気部に関し、特に給気
部の下端より腰壁が高い場合でも排気抑えが大き
くならず、その給排気動作が常時適正に行われて
燃焼性を良好として安全性を高めたものである。
ンバーに設置する場合の給気部に関し、特に給気
部の下端より腰壁が高い場合でも排気抑えが大き
くならず、その給排気動作が常時適正に行われて
燃焼性を良好として安全性を高めたものである。
以下、図に示した仕切板方式における実施例で
この考案の背景ならびに目的を説明する。
この考案の背景ならびに目的を説明する。
第1図は従来の設置例を示したもので、チヤン
バーCの前面壁4には給気部ガラリ1と、該給気
部ガラリ1の上部には開口した排気口3およびこ
れの正面に遮風板5、そして給気部ガラリ1の背
部のチヤンバーC内には仕切板6を設けてある。
また、廊下には腰壁2があり、室内Bにはその給
排気をチヤンバー内で行わせるように密閉燃焼式
湯沸器Aが設置されている。このような設置例に
おいて給気部ガラリ1の下端と腰壁2の先端の高
さ関係は、給気部ガラリ1の下端が腰壁2の先端
より100mm以上高いのが好ましいとされている
が、その理由は今、仮に第1図のように給気部ガ
ラリ1の下端が腰壁2よりも低いと、微風の時は
さほどでもないが特に正面方向から吹きつける5
m/S程度以上の風がある場合、遮風板5付近が
風の淀み点となり、それより上方(天井側)では
風速が圧力に変換されるので排気口3に圧力がか
かつて大きな排気抵抗となる。下方では給気部ガ
ラリ1に衝突反射されて流れる比較的流速の速い
風が生じて給気は充分に行われず、かつ、該下向
きの風は高い腰壁2により邪魔されてかなり淀む
ため給気部ガラリ1の前面、即ち前面壁4の前面
に接する風圧帯を生ぜしめ、下向きの排気の抵抗
となると相俟つて排気抑えが大きく給排気が逆転
したのと近い状況となる。このような状況下では
チヤンバー内は燃焼機器A排出した燃焼排ガスが
充満し、従つて燃焼機器Aには酸素濃度の低い汚
染された空気が給気されることになり、燃焼機器
Aは正常な燃焼が行われず激しいリフテイングを
生じたり、あるいはブローオフに至る結果とな
る。しかし、実際には腰壁2の高さは建築基準法
でその下限が定められており、一方、給気部ガラ
リ1の下端の高さは設置燃焼器Aの最適燃焼条件
からきまる給気面積から制約を受けるものであつ
て必ずしも前記100mmの高低差が得られるとは限
らず、極端な場合は第1図のように高さが逆転し
て前述のような不具合が起るのである。
バーCの前面壁4には給気部ガラリ1と、該給気
部ガラリ1の上部には開口した排気口3およびこ
れの正面に遮風板5、そして給気部ガラリ1の背
部のチヤンバーC内には仕切板6を設けてある。
また、廊下には腰壁2があり、室内Bにはその給
排気をチヤンバー内で行わせるように密閉燃焼式
湯沸器Aが設置されている。このような設置例に
おいて給気部ガラリ1の下端と腰壁2の先端の高
さ関係は、給気部ガラリ1の下端が腰壁2の先端
より100mm以上高いのが好ましいとされている
が、その理由は今、仮に第1図のように給気部ガ
ラリ1の下端が腰壁2よりも低いと、微風の時は
さほどでもないが特に正面方向から吹きつける5
m/S程度以上の風がある場合、遮風板5付近が
風の淀み点となり、それより上方(天井側)では
風速が圧力に変換されるので排気口3に圧力がか
かつて大きな排気抵抗となる。下方では給気部ガ
ラリ1に衝突反射されて流れる比較的流速の速い
風が生じて給気は充分に行われず、かつ、該下向
きの風は高い腰壁2により邪魔されてかなり淀む
ため給気部ガラリ1の前面、即ち前面壁4の前面
に接する風圧帯を生ぜしめ、下向きの排気の抵抗
となると相俟つて排気抑えが大きく給排気が逆転
したのと近い状況となる。このような状況下では
チヤンバー内は燃焼機器A排出した燃焼排ガスが
充満し、従つて燃焼機器Aには酸素濃度の低い汚
染された空気が給気されることになり、燃焼機器
Aは正常な燃焼が行われず激しいリフテイングを
生じたり、あるいはブローオフに至る結果とな
る。しかし、実際には腰壁2の高さは建築基準法
でその下限が定められており、一方、給気部ガラ
リ1の下端の高さは設置燃焼器Aの最適燃焼条件
からきまる給気面積から制約を受けるものであつ
て必ずしも前記100mmの高低差が得られるとは限
らず、極端な場合は第1図のように高さが逆転し
て前述のような不具合が起るのである。
この考案は、このようないわゆる燃焼不良を安
価な方法で解決する給気部の構造を提供するもの
であるが、その実施例を第2図に示した。これは
第1図の給気部ガラリに第3図に示したように、
上方に開口8している略箱状の給気ガイド7を前
面壁4に、腰壁2の高さ以上でガラリの略中央付
近まで、実施例では給気ガイド7の上端が腰壁2
の先端より100mm程度上方になる(a=100mm)位
置まで給気部ガラリ1の下部前方を隠蔽するよう
に配設して給気部ガラリ1の前面との間に開口8
を形成したものである。第2図で示したようにこ
の給気ガイド7を設置することにより5m/S以
上の強風が吹いた場合でも腰壁2の影響により生
ずる給気部ガラリ1で生じる下方への風の流れを
有効にチヤンバー内に導くことが可能となり、給
気部ガラリ1の直前に風圧帯が生ぜず、該風圧帯
による排気抑えがなくなり、給気圧と排気口3に
主として作用する流動圧とバランスしてチヤンバ
ーでの正常な給排気が行われるようになる。な
お、テスト結果によれば給気ガイド7の上端と腰
壁2の上端との距離aは100mm程度で良好である
がこの距離aに限定されるものではない。又給気
ガイド7の上面開口8には異物の侵入を防ぐため
の防護網等を施すのがよい。なお、燃焼機器Aの
排気筒10を延長してチヤンバーCの前面壁4の
上部の排気口3からそのトツプをチヤンバー前面
壁4外に突出させて設置する、いわゆるBF−C
方式にこの考案の給気部構造が同様に実施できる
は勿論である。
価な方法で解決する給気部の構造を提供するもの
であるが、その実施例を第2図に示した。これは
第1図の給気部ガラリに第3図に示したように、
上方に開口8している略箱状の給気ガイド7を前
面壁4に、腰壁2の高さ以上でガラリの略中央付
近まで、実施例では給気ガイド7の上端が腰壁2
の先端より100mm程度上方になる(a=100mm)位
置まで給気部ガラリ1の下部前方を隠蔽するよう
に配設して給気部ガラリ1の前面との間に開口8
を形成したものである。第2図で示したようにこ
の給気ガイド7を設置することにより5m/S以
上の強風が吹いた場合でも腰壁2の影響により生
ずる給気部ガラリ1で生じる下方への風の流れを
有効にチヤンバー内に導くことが可能となり、給
気部ガラリ1の直前に風圧帯が生ぜず、該風圧帯
による排気抑えがなくなり、給気圧と排気口3に
主として作用する流動圧とバランスしてチヤンバ
ーでの正常な給排気が行われるようになる。な
お、テスト結果によれば給気ガイド7の上端と腰
壁2の上端との距離aは100mm程度で良好である
がこの距離aに限定されるものではない。又給気
ガイド7の上面開口8には異物の侵入を防ぐため
の防護網等を施すのがよい。なお、燃焼機器Aの
排気筒10を延長してチヤンバーCの前面壁4の
上部の排気口3からそのトツプをチヤンバー前面
壁4外に突出させて設置する、いわゆるBF−C
方式にこの考案の給気部構造が同様に実施できる
は勿論である。
この考案は前記のように構成したので、有風時
に腰壁の影響による給気部前面における風の下向
き流を給気ガイドで確実に誘導して受入れること
により、給気圧と上部の排気口において生ずる風
圧とがバランスできるので正規の給排気動作が常
時適正に行われて燃焼機器の燃焼性を良好として
その安全性を高めるもので、給気部に向つて正面
方向から吹きつける風が反射されて下向きに流れ
る間に確実にチヤンバー室C内に誘導できるの
で、特に正面の風に対して給気部ガラリの有効通
過面積を増大して給気の増大を計る効果が顕著で
ある。
に腰壁の影響による給気部前面における風の下向
き流を給気ガイドで確実に誘導して受入れること
により、給気圧と上部の排気口において生ずる風
圧とがバランスできるので正規の給排気動作が常
時適正に行われて燃焼機器の燃焼性を良好として
その安全性を高めるもので、給気部に向つて正面
方向から吹きつける風が反射されて下向きに流れ
る間に確実にチヤンバー室C内に誘導できるの
で、特に正面の風に対して給気部ガラリの有効通
過面積を増大して給気の増大を計る効果が顕著で
ある。
第1図は従来の給気部を示す断面図、第2図は
この考案の一実施例を示す断面図、第3図はその
要部の斜視図である。 1……給気部ガラリ、2……腰壁、3……排気
口、4……チヤンバー前面壁、5……遮風板、6
……仕切板、7……給気ガイド、8……その上面
開口。
この考案の一実施例を示す断面図、第3図はその
要部の斜視図である。 1……給気部ガラリ、2……腰壁、3……排気
口、4……チヤンバー前面壁、5……遮風板、6
……仕切板、7……給気ガイド、8……その上面
開口。
Claims (1)
- 上部に排気口3を備えた前面壁4を給気部ガラ
リ1を腰壁2より低い位置まで設けた該給気部ガ
ラリ1の下端より腰壁2の高さ以上でガラリの略
中央付近まで覆い、かつ上部を開口8せる略箱状
の給気ガイド7を前面壁4に設けたこと特徴とす
るチヤンバー方式における給気部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979175412U JPS6137963Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979175412U JPS6137963Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5691804U JPS5691804U (ja) | 1981-07-22 |
| JPS6137963Y2 true JPS6137963Y2 (ja) | 1986-11-04 |
Family
ID=29686089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979175412U Expired JPS6137963Y2 (ja) | 1979-12-18 | 1979-12-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6137963Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5329216U (ja) * | 1976-08-20 | 1978-03-13 |
-
1979
- 1979-12-18 JP JP1979175412U patent/JPS6137963Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5691804U (ja) | 1981-07-22 |
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