JPS6137761A - ポリアルキル芳香族ポリスルホン酸を製造し、重い相の分離によりこれを回収する方法 - Google Patents

ポリアルキル芳香族ポリスルホン酸を製造し、重い相の分離によりこれを回収する方法

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JPS6137761A
JPS6137761A JP15533985A JP15533985A JPS6137761A JP S6137761 A JPS6137761 A JP S6137761A JP 15533985 A JP15533985 A JP 15533985A JP 15533985 A JP15533985 A JP 15533985A JP S6137761 A JPS6137761 A JP S6137761A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明はポリスルホン化有機化合物(po+ysu+t
’onated organic compounds
)の製造方法に関し、特に、芳香族化合物と硫酸を液相
反応させることによってポリスルホン酸を製造する方法
、および優先的水溶性(preferential w
ater 5olubility )であるスルホン酸
を、重い相(heavy phase )から回収する
新規な多湘液液抽出(−ulti−phase l1q
uid−liquid eXtr’action)の方
法に関する。
[発明の技術的背Ill スルホン化剤、しばしば芳香族化合物に、通常20%オ
レウムすなわち80920%、1−128’0480%
の混合物のかたちの硫酸を反応させて製造することが好
ましい。この反応では多くの場合、2種類以上のスルホ
ン酸が生成する。
このスルホン酸の少なくとも1種類は優先的油溶性であ
り、それ以外の少なくとも1種類は優先的水溶性である
。キングとシルク(K ingandThlelcke
 )の米国特許第2.764.548号明細書に、ジノ
ニルナフタレンモノスルホン酸の製造方法が記されてい
る。この宅ノスルホン酸塩は油類に対して比較的高い溶
解性を有し、またこの塩からは、異常なほど高いさび抑
制効果を有する化合物を作ることができる。上記明細書
には、ジノニルナフタレンを硫酸でスルホン化すると、
ジノニルナフタレンのジスルホン酸も生成すること、お
よびこのジスルホン酸は水性の相に蓄積され、この水性
相は後に分離廃棄されることが記されている。通常の工
業的条件では、主にモノスルホン酸が生成するため、ジ
スルホン酸は副生成物として扱われ捨てられている。
しかし実はポリアルキル芳香族ポリスルホン酸、特にア
ルキルナフタレンポリスルホン酸及びその誘導体は、界
面活性剤や触媒として非常に有効である。特にジノニル
ナフタレンジスルホン酸(略してDNNDSA)は、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂に基づくコーティングの製
造における触媒として商業的に重要である。その用法は
り、V。
ギヤラヒャ−(Gallacher)の米国特許第3.
979,478号明細書や、L、J、カルボ(calb
o)らの第4.200.729号明細書に開示されてい
る。
DNNDSAは、前記の特許第2.764,548号明
細書においてジノニルナフタレンスルホン酸の生成反応
の副生成物として報告されている。
この特許ではバッチ法で水洗浄することによって、モノ
スルホン酸生成物から、ジスルホン酸および硫酸を分離
除去している。シルクはこれに続いて米国特許第3.9
47.859号明細書において、スルホン酸類を含む炭
化水素の相の中からDNNDSAを回収するための連続
操作工程を示している。その方法では、初めに多段カラ
ムで水により向流抽出を行ない、続いて第2の多段階カ
ラムで高級アルカノールにより上記水溶液の自流抽出を
行なう。
(以後の記述では、DNNDSAという言葉は、ジノニ
ルナフタレンジスルホン酸だけでなく、モノノニルナフ
タレンジスルホン酸やトリノニルナフタレンジスルホン
酸を少量含んだジノニルナフタレンスルホン酸の混合物
をも指すものとする。)これらの従来技術は、比較的低
濃度のDNNDSA(ジノニルナフタレンモノスルホン
酸の1〜10%程度)を含む粗スルホン酸からDNND
SAを回収するには効果があるが、0NND8Aを高濃
度に含んだ粗スルホン酸からDNNDSAを^収率で得
るのに適当な方法ではない。
ジノニルナフタレンのスルホン化に基づいて粗スルホン
酸中のDNNDSAの割合を多くするためには、生成物
中のジスルホン化の割合を増加させるため、スルホン化
剤のジノニルナフタレンに対する比率を大きくする必要
がある。これは種々の反応剤を使用する多くの方法によ
って達成することができる。例えば、ジノニルナフタレ
ンの炭化水素溶液を20%オレウムで処理することによ
り、また連続反応器内でジノニルナフタレンに三酸化硫
黄と空気の混合物を接触させたりすることによって達成
される。本発明は決してDNNDSAを比較的高濃度に
含む粗スルホン酸を得るための方法を制限するものでは
ない。
本発明の目的は、DNNDSAとジノニルナフタレンモ
ノスルホン酸と硫酸と炭化水素溶媒とを含む粗スルホン
酸混合物から、高純度のDNNDSAを分離するための
新しい方法を提供することである。
0NNDSAと、ジノニルナフタレンモノスルホン酸と
、少量溶は込んだ硫酸と炭化水素溶媒とを含む粗スルホ
ン酸混合物を、はぼ1/2倍容量の水と混合し約50〜
90℃に加熱すると、この混合物は3つの液相に分離す
ることが見出された。
この3相系の最下相はモノスルホン酸と溶媒を含む有機
相であり、中間相は水中に硫酸を含む相であり、そして
最下相は主にDNNDSAと水を含む相である。驚いた
ことに好ましい具体例では最下相であるDNNDSA相
に、供給物における全DNNDSAの約半分以上が、水
中にDNNDSAm度約50%で含まれる。この最下相
には硫酸や炭化水素はほとんど存在しない。したがって
この最下相を容易に分離し、これを直接処理することに
よって高品質のDNNDSA濃縮物またはDNNDSA
製品を得ることができる。
さらにこの方法は、ジドデシルナフタレンジスルホン酸
など種々のポリアルキル芳香族ポリスルホン酸の製造に
広〈実施することができること、そしてこれらの価値あ
る生成物も高純度かつ高収率で得られることが見出され
た。
[発明の概要] 本発明は、その広い見地によると、少なくとも1種類の
ポリアルキル芳香族ポリスルホン酸をより高収率で製造
するための1、下記の工程(a)〜(d)を含む方法を
提供する。: (a)ポリアルキル芳香族化合物の少なくとも1種類と
、硫酸と、水に対して非混和性であり比重が約1.0未
満である不活性な希釈剤との混合物を撹拌する工程、 (b)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
つである反応済の酸(spent acid)の相を流
出させる工程、 (c)実質的にポリアルキル芳香族ポリスルホン酸と水
とを含む相を最下相とする3つの相が生成するような分
量の水を、上記工程で残存した相に添加する工程、 (d)上記最下相を分離する工程。
本発明は、その好ましい面では、少なくとも1種類のポ
リアルキル芳香族ポリスルホン酸をより高収率で製造す
るための、下記の工程を含む二回スルホン化(deal
−8ulfonation)法を提供する。=(a)ポ
リアルキル芳香族化合物の少なくとも1種類と、硫酸と
、水に対して非混和性であり比重が約1.0未満である
不活性な希釈剤との混合物を撹拌する工程、 (b)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
つである反応済の酸の相を流出させる工程、(c)上記
工程で残留した相に硫酸を添加し、得られた混合物を撹
拌する工程、 (d)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
つである反応済の酸の相を流出させる工程、(e)実質
的にポリアルキル芳香族ポリスルホン酸と水とを含む相
を最下相とする3つの相が生成するような分lの水を、
上記工程で残存した相に添加する工程、 (f)上記最下相を分離する工程。
[詳細な構成] スルホン化反応の当業者にとっては、多くの芳香族有機
基体が優先的油溶性(有機炭化水素またはこれに準する
ものによって抽出可能)のスルホン酸及び優先的水溶性
のスルホン酸になることが良く知られている。これらの
芳香族有機基体とは、ベンゼンや、アルキルベンゼン、
トルエン、キシレン、ポリアルキルベンゼン、高級アル
キルモノ、ジ、ポリ置換ベンゼン類、等のベンゼン同族
体、さらにこれらに対応するナフタレン化合物などであ
る。上記優先的油溶性のスルホン酸と優先的水溶性のス
ルホン酸は、本発明の広い見地のもとで互いに分離され
る。もちろん充分な数の環位置(rino posiN
on )が、スルホン化部位を提供するため置換されな
いで芳香族核上に残っていることは当然である。Oまた
は1個の芳香族炭素−水素基をもつポリアルキル芳香族
は基体として不適当である。基体の分子量は約350以
上が好ましい。
上記の工程(a)の実施に当たっては、硫酸、オレウム
、三酸化硫黄と空気、またはこの他の均等物(equi
valent)と混合することによってスルホン化する
ことのできるポリアルキル芳香族化合物を使用すること
ができる。好ましい具体例では、ポリアルキル芳香族化
合物としてナフタレン化合物を用いることが考えられる
。また別の好ましい具体例においては、ポリアルキル芳
香族化合物のアルキル基は、オクチル、ノニル、デシル
、ウンデシル及びドデシル、またはこれらの組合わせの
中から選択し、ざらに分枝の多いアルキル基をが好まし
い。より好ましい具体例では、ポリアルキル芳香族化合
物は、ジノニルナフタレンまたはジドデシルナフタレン
からなる群から選ばれ、特に最も好ましいのは枝分れの
多いノニル基を有する置換ナフタレン類である。
前述のように、この明細書で使用する硫酸という言葉は
、オレウム、803と空気、その他これに準するものを
含む。スルホン化剤としての酸の量および/または濃度
は広い範囲にわたって使用できるが、活性スルホン化剤
とポリアルキル芳香族化合物とのモル比率が、少なくと
も1.1:1を満たす量であることが好ましい。このモ
ル比は1.5:1から約2.5:1の範囲であるのが好
ましい。単一のスルホン化反応の時、最低モル比は約1
.3:1以上とする。
上記工程(a)、また好ましい具体例において選択的に
工程(c)において行なわれるスルホン化工程では、ポ
リアルキル芳香族ナフタレン化合物は溶媒に溶解されて
いる。この溶媒は反応条件下で硫酸のようなスルホン化
剤と好ましくない反応を起こす芳香族類またはオレフィ
ン類を実質的に含まないものを用いる。このようにスル
ホン化反応中にポリアルキル芳香族化合物用の溶媒を使
用するのは、反応を液相状態に維持するのに必要なこと
である。これによってスルホン化反応の間、スルホン化
用の酸と基体のナフタレンを完全に混合することができ
る。スルホン化の後に存在する溶媒の量が充分であると
、ポリスルホン酸は液状に保たれ、相分離によって、こ
のポリアルキル芳香族ポリスルホン酸を含む溶媒相から
反応済の酸を分離することができる。
反応済の酸の分離を可能にするために、上記のような物
理的、化学的性質を有するほか、比重が約1.0未満の
希釈剤を選ぶべきである。この溶剤の比重は約0.7〜
0.8であることが好ましい。スルホン化反応において
ほとんどのポリアルキル芳香族化合物のより好ましい希
釈剤は、石油ナフサ、ヘキサン、ヘプタン、オクタンま
たはこれらの混合物である。
ポリアルキル芳香族化合物用の希釈剤の比重が小さいほ
ど、有機相と反応済の酸の相との分離を簡単にそして完
全に行なうことができる。
相分離させて反応済の酸の相を流出した後、3つの相が
形成されるのに充分な量の水を加える。
この3相系は、反応済の酸の相を流出した後に残される
単一の有機相、すなわち、希釈と、モノおよびポリスル
ホン酸類、分離されなかった少量の硫酸、不純物、そし
て反応副生成物を含む有機相に水を加えることによって
生じる。
理論によって拘束されることを意図するものではないが
、水は少なくとも数種類の作用を果たしているように思
われる。第1に水は大部分のポリスルホン酸生成物を、
おそらく水和物の形で抽出する。第2に、水は少量の残
留した硫酸を抽出し、また、オレウムまたは空気/SO
sの場合は、残留した三酸化硫黄を硫酸として溶解させ
る。充分な量の水を加えると、この水によって実質的に
硫酸溶液からなる中間相と、実質的にポリスルホン酸を
含む実質的に水性の最下相とが形成される。
このような相分離は、加える水の量を、有機相に残った
未分離の硫酸が水に抽出されて約7%硫酸水溶液となる
ような量とすることによって達成される。硫酸溶液がこ
の濃度またはこれ以上の濃度である場合、ポリスルホン
酸のこの硫酸相への溶解性が抑制されるのでその結、果
として、この酸はより重い実質的に水性の最下相にさら
に濃縮されるようになる。しかし有機相から抽出される
硫酸の量が、約12%以上の濃度の硫酸溶液を形成する
ような量であると、この硫酸溶液は、ジおよびポリスル
ホン酸を含む実質的に水性の溶液よりも重くなって最下
相となってしまうか、または、ポリスルホン酸を含む実
質的に水性の相と分離しなくなってしまう。したがって
3相系生成工程における水の添加量は、中勤相の硫酸濃
度が約7〜約12%となるようにすることが望ましい。
別の好ましい具体例では、加える水の量は、反応済の酸
を流出させた後に残される有機相の全容積の約0.4倍
から約0.6倍の量とする。
前述したように、最も好ましい具体例では、工程(b)
で相分離させ反応済の酸を流出させた後に残った有機相
に、再び硫酸を加えて撹拌する、すなわち二回処理を行
なう。こうして再度硫酸を加えて生じる混合物を撹拌し
た後の、この方法の残りの工程は実質的に変わらない。
この二回処理法は、ポリスルホン酸の収率を特に向上さ
せる。
本質的なことではないが、重い相(工程(e)と(f)
)の濃度は、この最下相におけるポリアルキル芳香族ポ
リスルホン酸が固化しないように充分に高く維持するこ
とが好ましい。この温度は物質の性質によって決まるが
、一般には、穏やかな温度たとえば大体55℃〜75℃
であり、60〜70℃が好ましい。
ポリスルホン酸は多くの方法で回収することができ、そ
の方法は通常生成物の最終用途により決められる。一つ
の方法では、重い相の濃縮物を20%カセイソーダ水溶
液の添加により直接中和し、界面活性特性を有する組成
物を形成する。あるいは低級脂肪族アルコールを加えて
、アミノ樹脂のための触媒として有用な組成物を生成さ
せてもよい。
[好ましい具体例] 図面において、スルホン化反応器2には、撹拌装置、冷
却および加熱用のコイル、及び、適当な希釈剤とポリア
ルキル芳香族化合物との混合物を導入する導管4、さら
に希釈剤を加えるための導管6、硫酸を入れるための導
管8が設けられている。一つの方法として、初めにポリ
アルキル芳香族化合物、溶液を導入し、次いで適当量の
硫酸を入れる。そしてこの混合物を10℃〜65℃、好
ましくは25℃〜55℃の温度で1〜3時間、撹拌して
スルワン化反応がほぼ終了するまで反応させる。
撹拌を止めてこの混合物を静置すると、有機相と反応済
の酸を含む下相との2相に相分離するの′で、この酸の
相をたとえば導管12を通して、反応済の酸捕集用゛の
槽に(図示せず)に流出さ゛せる。
この時、導管8を用いて第2添加量の硫酸を加える。こ
の硫酸の第2添加は行なわなくてもよいが、行なうこと
が好ましい。第2の硫酸添加を行なった後は、撹拌工程
と流出工程を繰返す。
硫酸のスルホン化添加と流出除去を終えた後、好ましく
は導管14を通して有機相を静置、洗浄用のタンク16
へ移した優、導管17を通して後述する適量の水を加え
、この水/有機混合物をタンク18内で撹拌する。撹拌
を止めると、この混合物は直ちに前述のように3相に分
離するので、導管18から重い最下相を取出して生成物
貯蔵器20に流し込む。
以下の例は限定するためのものではないが、当業者に知
られた適当な装置を使用して、実験室規模およびプラン
ト規模で行なった。そして以下に述べ、かつ表にまとめ
たような結果を得た。
[ 実験室用フラスコ内で、ジノニルナフタフタレンの48
重量%ヘプタン溶液316Qを、20%オレウムで2回
(1回当たり113G)処理した。
添加は、それぞれ約1.5時間かけた。反応中の温度は
、開始時の26℃から、第1添加の終了時の最高37℃
の範囲であった。オレウムの第1添加を完了した後、反
応済の酸を流出させ捕集した。
オレウムの第2添加完了後、最初の半分の反応済の酸を
再び反応フラスコの内容物に混ぜ、それからこの混合物
全体を水11m℃で処理した。そして静置して反応済の
酸を沈ませ、この反応済の酸205Qを取り出し、ヘプ
タン中の粗スルホン酸337Qが残った。
この粗生成物を71℃に加熱し、予めこれと同温度に加
熱しておいた水375Qを加え、混合した。この混合物
は速やかに3相に分離した。この3相系の最上相は有機
相、中間相は水性相、最下相は暗色粘性の相である。こ
の最下相53.2Gを回収し、滴定したところ、DNN
DSAi1度は48%であった。この重い相は冷却によ
り固化した。
有機残留物を数回、水で洗浄した。この抽出物には全D
NNDSAの約半分に相当する24.4QのDNNDS
Aが含まれていることがわかった。
DNNDSAの総収量は49.80であった。
!LLfLl プラント規模において、ジノニルナフタレン4137ポ
ンドを含む、ジノニルナフタレンのへブタン液1175
ガロンを、20%オレウムで2回(1回当たり196ガ
ロン)処理してスルホン化した。オレウムの第1添加の
後に反応済の酸を除去した。2度のオレウム添加を終え
た後、反応済の酸全部を生成物と一緒にし、ヘプタン1
47ガロンと水34ガロンを加え混合した。そして反応
済の酸を沈ませ、これを流出させた後、水700ガロン
と35%過酸化水素15ガロンを加えて混合した。重い
相には1205ボンドのDNNDSAが含まれていた。
この重い相のDNNDSAは、0.5%の硫酸および0
.5%未満のへブタンを含む水の中に51.2%の濃度
で含まれていた。
洗浄水、およびさらに2回の洗浄によって得た水には、
100%DNNDSAが合わせて233ボンド含まれて
いた。
支Lffii 実施例1および2においては、20%オレウムに含まれ
る有効SO3とジノニルナフタレンとのモル比は1.5
:1に保たれていた。本実施例ではこの比を1.8:1
まで大きくした。ジノニルナフタレンの52%へブタン
溶液900ガロンを、20%オレウムで同様に2回処理
した。したがって803とDNNの比は2回の添加合計
で1.8=1であった。最初のオレウム添加後、反応済
の酸を除去した。2回目のオレウム添加の後、ヘプタン
を320ガロン加えて、このヘプタンおよび生成物およ
び反応液酸の混合物を1時間撹拌した。
その後、このバッチを静置して、反応済の酸を沈ませ流
出させた。それから35%過酸化水素水30ガロン、お
よび水600ガロンを加え、バッチ内の内容物と混合さ
せた。すぐに重い相が分離し、これを第2混合タンクに
流入した。この重い相は約1%の硫酸と無視できるほど
のへブタンを含む水に、DNNDSAを57%含むもの
であった。
重い相中のDNNDAの総量は約1180ボンドであっ
た。第1の洗浄およびこれに続く同体積の水洗浄からさ
らに400ボンドのDNNSAが回収された。
宜1+1 この実施例は、上記の二回スルホン化と制御された洗浄
技術を使用することによる重い相のジドデシルナフタレ
ンジスルホン酸の濃厚物の製造の可能性を示す。まずニ
トロベンゼン溶媒中で塩化アルミニウム触媒を用いて、
ナフタレンをテトラプロピレンでアルキル化した。この
アルキル化で合成されたジドデシルナフタレン211Q
を等重量のへブタンで希釈した。そしてこのDNNのへ
ブタン溶液を20%オレウムで2回(1回当たり122
!;l)処理しスルホン化した。各オレウム処理の後に
、反応済の酸を分離し流出させた。スルホン化は40℃
で行なった。また全有効803とフルキレートとのモル
比は約2.0:1であった。
この反応からヘプタン中の粗スルホン酸441Qを回収
し、これにヘプタン110rrlと温水270mkを分
離ろうとで加え良く撹拌した。放置すると密度の高い重
い相が底に溜った。この相は、全体で34.3Gあり、
ジドデシルナフタレンスルホン酸を56.1%含んでい
た。一方、上方の有機相を数回、水で洗浄した。重い相
の洗浄水を含めて全ての洗浄水を集めると、さらに20
.4gのジスルホン酸が回収されたので、ジドデシルナ
フタレンジスルホン酸の総収量は39.6aとなった。
表1に上記実施例の結果を示す。
表  1 Pワ ル比         液濃度%       と他ア
ルキlルA、従来の方法   0.85      重
い相なし     0.04:11、実験室規模   
1.5+1     48        0.33:
12、プラント規模  1.5:1     51.2
      0.34:13、プラント規模  1.8
:1     57        0.42:14、
実験室規模   2.O:1     56.1   
   0.19:1da ジノニルナフタレン b ジノニルナフタレンジスルホン酸 0 20%オレウム中 d ジドデシルナフタレンジスルホン酸ニジドデシルナ
フタレンati 実施例4の一般的操作を繰り返し行なったが、ここでは
ジデシルナフタレンに代えてジノニルナフタレンを用い
た。また活性スルホン化剤とポリアルキル芳香族の総体
的モル比は1.1:1とした。ジノニルナフタレンの5
0%へブタン溶液400Qを、20%オレウムで2回(
1回当たり110G)処理した後、粗スルホン酸411
Qを分離回収した。そして80℃の水200Qを加え撹
拌し、静置した。分離採取した重い相10GlはDNN
DSAを54.7%含んでいた。水性相、および更に2
回の洗浄から、さらに38gのDNNDSAが得られた
。この結果は、本発明に係る二回スルホン化において重
い相を形成するのに必要なモル比の最小値を示している
! 実施例5の操作を繰返したが、ここではオレウム処理は
一回だけにした。この実施例のモル比は1.3:1であ
る。ジノニルナフタレンのへブタン溶液(DNN濃度5
0%)300Qを20%オレウム190gで1回処理し
、40℃でスルホン化した。粗スルホン酸313.7a
を回収した。
1/2倍体積の水(80℃)を加え混合し、静置した。
そしてDNNDSA濃度52%の重い相7.2Qを回収
した。水性相、および、続いて行なった洗浄から、さら
に10.80のDNNDSが得られた。この結果は本発
明に係る単一スルホン化において重い相を形成するのに
必要なモル比の最小値を示している。
以上の実験結果は、本発明に係る方法によって、ポリア
ルキルポリスルホン酸の収率が従来技術と比較して大幅
に向上することを示している。しかもこのスルホン酸は
比較的純度が高いの、で、複雑な精製工程および/また
は濃縮工程を経ずに直接有用な生成物に変化させること
ができる。
この明細書中に記した特許は参考文献として挙げである
。当業者は以上の詳細な記述をもとにして、種々の変形
を考えることができることは明らかだろう。例えば、希
釈剤としてヘプタンの代わりにイソオクタンを使用した
り、活性スルホン化剤としてオレウムの代わりに、SO
2と空気、またはクロロスルホン酸を使用したり、また
、ジノニルナフタレンやジドデシルナフタレンに代えて
ジオクチルナフタレンやジノニルアントラセンを使用し
たりすることができる。これらの明白な変形例は全て、
特許請求の範囲に記載した本発明の技術的範囲に含まれ
ることを意図している。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例に係る反応方法を行なうため、
およびその生成物を回収するために適した装置配置の略
図である。 2・・・反応器、4. 6. 8.12. U・・・導
管、16・・・タンク、17.18・・・導管、20・
・・生成物貯蔵器。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリアルキル芳香族化合物の少なくとも1
    種類と、硫酸と、水に対して非混和性であり比重が約1
    .0未満である不活性な希釈剤との混合物を撹拌する工
    程と、 (b)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
    つである反応済の酸の相を流出させる工程と、 (c)実質的にポリアルキル芳香族ポリスルホン酸と水
    とを含む相を最下相とする3つの相を生成させる分量の
    水を、上記工程で残存した相に添加する工程と、 (d)上記最下相を分離する工程と、 を包含するポリアルキル芳香族ポリスルホン酸の製造方
    法。
  2. (2)(a)ポリアルキル芳香族化合物を少なくとも1
    種類と、硫酸と、水に対して非混和性であり比重が約1
    .0未満である不活性な希釈剤との混合物を撹拌する工
    程と、 (b)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
    つである反応済の酸の相を流出させる工程と、 (c)上記工程で残留した相に硫酸を添加し、得られた
    混合物を撹拌する工程と、 (d)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
    つである反応済の酸の相を流出させる工程と、 (e)実質的にポリアルキル芳香族ポリスルホン酸と水
    とを含む相を最下相とする3つの相が生成するような分
    量の水を、上記工程で残存した相に添加する工程と、 (f)上記最下相を分離する工程と、 を包含するポリアルキル芳香族ポリスルホン酸の製造方
    法。
  3. (3)(a)ジノニルナフタレン化合物の少なくとも1
    種類と、硫酸と、水に対して非混和性であり比重が約1
    .0未満である不活性な希釈剤との混合物を撹拌する工
    程と、(b)上記混合物を複数の液相に分離させ、この
    相の1つである反応済の酸の相を流出させる工程と、 (c)実質的にジノニルナフタレンジスルホン酸と水と
    を含む相を最下相とする3つの相が生成するような分量
    の水を、上記工程で残存した相に添加する工程と、 (d)上記最下相を分離する工程と、 を包含するジノニルナフタレンジスルホン酸の製造方法
  4. (4)(a)ジノニルナフタレン化合物の少なくとも1
    種類と、硫酸と、水に対して非混和性であり比重が約1
    .0未満である不活性な希釈剤との混合物を撹拌する工
    程と、 (b)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
    つである反応済の酸の相を流出させる工程と、 (c)上記工程で残留した相に硫酸を添加し、得られた
    混合物を撹拌する工程と、 (d)上記混合物を複数の液相に分離させ、この相の1
    つである反応済の酸の相を流出させる工程と、 (e)実質的にジノニルナフタレンジスルホン酸と水と
    を含む相を最下相とする3つの相が生成するような分量
    の水を、上記工程で残存した相に添加する工程と、 (d)上記最下相を分離する工程と、 を包含するジノニルナフタレンジスルホン酸の製造方法
  5. (5)ポリアルキル芳香族化合物のアルキル基は、オク
    チル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
    基またはこれらの任意の組合わせの中から選択されたも
    のである特許請求の範囲第1項または第2項記載の方法
  6. (6)アルキル基は分枝が多いものである特許請求の範
    囲第1項、第2項、第3項または第4項記載の方法。
  7. (7)ポリアルキル芳香族化合物はナフタレン化合物で
    ある特許請求の範囲第5項記載の方法。
  8. (8)上記希釈剤の比重は約0.7から約0.8の範囲
    内である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または
    第4項記載の方法。
  9. (9)上記希釈剤は、ナフサ、ヘキサン、ヘプタン、オ
    クタン又はこれらの任意の混合物の中から選択したもの
    である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第
    4項記載の方法。
  10. (10)上記の添加する水の分量は、この添加工程の直
    前の工程で残留した液体の容積の約0.4倍から約0.
    6倍の量である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項
    または第4項記載の方法。
  11. (11)上記添加する水の分量は、硫酸が約7%から約
    12%含まれた中間相の形成をもたらすような量である
    特許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記
    載の方法。
  12. (12)水を添加する工程およびその直後の工程におけ
    る温度を、上記最下相中のポリアルキル芳香族ポリスル
    ホン酸の固化を充分防止できるように維持する特許請求
    の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載の方法
  13. (13)生成したポリアルキル芳香族ポリスルホン酸の
    分子量は約350以上である特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の方法。
  14. (14)活性スルホン化剤とポリアルキル芳香族化合物
    のモル比は、実質的に約1.1:1以上である特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。
  15. (15)活性スルホン化剤とポリアルキル芳香族化合物
    のモル比は、約1.5:1から約2.5:1の範囲内で
    ある特許請求の範囲第1項又は第2項又は第4項記載の
    方法。
  16. (16)活性スルホン化剤とジノニルナフタレン化合物
    のモル比は、実質的に約1.3:1以上である特許請求
    の範囲第3項記載の方法。
JP15533985A 1984-07-19 1985-07-16 ポリアルキル芳香族ポリスルホン酸を製造し、重い相の分離によりこれを回収する方法 Granted JPS6137761A (ja)

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EP0168778A3 (en) 1986-05-07
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