JPS6136830B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6136830B2
JPS6136830B2 JP57016176A JP1617682A JPS6136830B2 JP S6136830 B2 JPS6136830 B2 JP S6136830B2 JP 57016176 A JP57016176 A JP 57016176A JP 1617682 A JP1617682 A JP 1617682A JP S6136830 B2 JPS6136830 B2 JP S6136830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indolyl
amino
propionyloxy
hydroxy
acetic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57016176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57188566A (en
Inventor
Okutaabu Rarueeru Kuroodo
Rupan Maruseru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PANMEDEIKA SA
Original Assignee
PANMEDEIKA SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PANMEDEIKA SA filed Critical PANMEDEIKA SA
Publication of JPS57188566A publication Critical patent/JPS57188566A/ja
Publication of JPS6136830B2 publication Critical patent/JPS6136830B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/04Indoles; Hydrogenated indoles
    • C07D209/10Indoles; Hydrogenated indoles with substituted hydrocarbon radicals attached to carbon atoms of the hetero ring
    • C07D209/18Radicals substituted by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
    • C07D209/20Radicals substituted by carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals substituted additionally by nitrogen atoms, e.g. tryptophane
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な2―〔3―(3―インドリ
ル)―2―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸誘
導体、その製造方法及びそれを含有する医薬に関
する。 セロトニン(又は5―ヒドロキシトリプタミ
ン)が生体内でその生物的活性により演ずる役割
は知られている。腸の運動性の調節、平滑筋への
作用及び血管収縮作用の他に、精神運動及び精神
擬態作用をも示し、脳の活動におけるケミカルメ
デイエーターとして重要な位置を占める実際の神
経ホルモンを構成する。 セロトニン系の欠乏(セロトニンは主に銀親和
性細胞から分泌され、特に消化管のレベル及び脳
内のレベルの欠乏)は、精神医学上及び神経学上
の様々な重篤な障害を引き起こし得る。前もつて
調製したセロトニンをセロトニン不足の系へ供給
することが不可能であるため、その直前の前駆体
即ち下記式で示される5―ヒドロキシトリプトフ
アン(5―HTP)が現在においてもなおセロト
ニン類似の最も良いベクターである。 しかしながら、その様なベクターの投与は無視
できない欠点を有する。即ち、5―ヒドロキシト
リプトフアンをセロトニンへ変換するデカルボキ
シラーゼは末梢組織に広く分布しているため、脳
内への到達する5―HTPの相当量の損失が起き
る。 本発明の目的は、末梢組織での脱炭酸に対して
より抵抗性があり且つ大脳で5―HTPとしてよ
り良く再生し、それによつて脳血液関門通過時の
均衝を増加する5―HTPの新規な誘導体を提供
することにある。 本発明の更なる目的は、末消のデカルボキシラ
ーゼ阻害剤を導入することなく、末消での5―
HTPの損失を大幅に減ずることにより、脳の生
体内セロトニンレベルを増加させることにある。 本発明の化合物は、下記一般式 〔式中、Rは水素原子、直鎖若しくは分枝状の
炭素数1〜12個のアルキル基又はメチレン基が結
合することのある炭素数5〜16個の単脂環若しく
は多脂環炭化水素基を示す。〕 で表わされる2―〔3―(3―インドリル)―2
―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸誘導体及び
それらの薬理的に許容できる付加塩である。 本発明による化合物は、ヒト及び動物の治療特
に精神医学の分野において脳内セロトニンレベル
増加薬として極めて有用な医薬である。 本発明の他の一面によれば、下記反応式に示さ
れる如く、本発明の誘導体の製造方法が提供され
る。 即ち、出発の酸〔〕のフエノール及び(又
は)アミン官能基をR2OCO―基(R2は芳香族基
を有することのある脂肪族又は芳香族保護基を示
す。)で保護して化合物()とし、X―CH2
COOR(),(Xはハロゲン原子好ましくは塩素
原子又は臭素原子を示す。Rは前記に同じ。)と
反応させエステル化して化合物()とする。次
にフエノール及び(又は)アミン官能基の保護基
を脱保護して目的物()を得る。本発明の製造
方法の好ましい実施態様によれば、アミン及び
(又は)フエノール官能基はX―COOR2()及
びN3COOR2()(X及びR2は前記に同じ。)か
らなる群から選ばれる試薬により保護される。 本発明による他の有利な実施態様では、3―
(5―ヒドロキシ―3―インドリル)酸誘導体を
保護試薬X―COOR2との縮合はハロゲン化水素
酸を受容する塩基の存在下ジメチルホルムアミド
等の非プロトン性溶媒中で行なわれる。 本発明によれば、アミノ基及び(又は)水酸基
の脱保護は酸処理により行なわれる。本発明によ
る製造方法の他の修正では、アミノ基及び(又
は)水酸基の脱保護が接触還元により果たされ
る。 実際の上記反応は、一級アミンの窒素原子の結
合する不斉炭素の位置での立体化学に影響しな
い。光学活性誘導体のラセミ化は起きないことが
観察される。 また本発明の化合物()を薬理的に許容でき
る付加塩とすることもできる。 ここまでに述べた特徴の他に、本発明が包含す
る他の特徴は以下の記載から明らかになるであろ
う。 本発明の新規誘導体の製造方法の実施例と薬理
試験の以下の記述により本発明はより良く理解さ
れるであろう。 しかしながら、これらの実施例は、本発明の生
成物及び製造方法の単なる若干の例を示すものに
過ぎず、これにより本発明の範囲が限定されるも
のではない。 尚、化学式()の生成物のNMR(1H)スペ
クトルは、すべて次の特性シグナルを示す。 δ(ppm):6.6〜7.6(m,4H,芳香性プロト
ン)、4.7(s,2H,
〔一般式()、5位が水酸基でR2はベンジル基〕
窒素雰囲気下常温で、D,L―5―ヒドロキシ
―トリプトフアン44g(0.2モル)を水酸化ナト
リウム6gを含有する水1に溶解し、クロロ蟻
酸ベンジル 28.5mlをアセトン150mlに溶解した
ものに、希水酸化ナトリウムを加えてPH9.5に保
ちつつ2時間かけて加えた。室温で数時間撹拌
後、アセトンを減圧下留去し、得られたアルカリ
性水溶液を過剰の冷希塩酸に流し込んだ。沈殿を
別し、すばやく洗浄し、空気や光に当てないよ
うにして乾燥した。粗製物(Rdt=100%)を、
光を遮蔽して、シリカゲルクロマトグラフイーに
かけベンゼン―メタノール混合物で溶出して精製
した。融点80℃の純粋な生成物26g(Rdt=37
%)を得た。 e エチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)2―ベンジルオキシカル
ボニルアミノ―プロピオニルオキシ〕アセテー
ト D,L―3―(5―ヒドロキシ―3―インドリ
ル)―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プ
ロピオン酸(実施例1d)で得たもの)17.7g
(0.05モル)、沃化ナトリウム0.5g、クロロ酢酸
エチル6.1g(0.05モル)、ジシクロヘキシルアミ
ン10ml及びジメチルホルムアミド100mlの混合物
を常温で20時間撹拌し、次いで実施例1b)と同
様にして処理した。残渣の粗オイルをシリカゲル
クロマトグラフイーにかけ、ベンゼン―酢酸エチ
ル混合物で溶出した。得られた粘稠なオイル16.2
gはシリカゲルTLC(溶媒系、トルエン:蟻酸
エチル:蟻酸=80:40:5)においてRf;0.55に
単一のスポツトのみを示した。 NMR(1H)スペクトルは次の特性シグナルを
示した。 δ(inDMSO―d〓(ppm):7.3(s,5H,
ベンジル基の芳香性プロトン)、6.8〜7.2
(m,4H,インドール基の芳香性プロト
ン)、5.2(s,2H,ベンジル基のメチレン
プロトン)、4.7(s,2H,
【式】)、4.2(m,2H,―CH2― CH3)、4.2(m,1H,
【式】)、3.3(m,2H,
【式】)、1.2(t,3H,―CH2― CH3) f エチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 上記で得た誘導体8.8g(0.020モル)をイソプ
ロパノール150ml中5%パラジウム―炭素1gの
存在下で、水素添加した。実施例1c)に従つて処
理して、融点93〜94℃の化合物を得た。これは実
施例1a),1b),1c)に、この順序で、従つて得
られるものと同一であつた。 実施例 2 ブチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキシ
―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニ
ルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C4H9〕 a ブチル D,L―2―〔3―(5―ベンジル
オキシカルボニルオキシ―3―インドリル)―
2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 常温下、下記試薬を混合した。 D,L―3―(5―ベンジルオキシカルボニル
オキシ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシ
カルボニルアミノ―プロピオン酸(実施例1a)で
得たもの)100g(0.2モル)、ジシクロヘキシル
アミン40ml(0.2モル)、クロロ酢酸ブチル 28.3
ml(0.2モル)、ジメチルホルムアミド600ml及び
沃化ナトリウム2g。 次いで混合物を実施例1b)と同様にして処理
した。 粗製物125gを得た。これはイソプロパノール
次いでエタノールで結晶化し精製できる。かくし
て目的物を得る。融点90℃(コフラー)。 b ブチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 上記で得た化合物25gを、イソプロパノール
500ml中で5%パラジウム―炭素2.5gの存在下に
水素添加した。理論量の水素が吸収された時、触
媒を去し、溶媒を留去し、酢酸エチルに溶解し
た。水洗後溶媒を留去し、生成物をシリカゲルク
ロマトグラフイーにより精製し、目的物を得た。
収率50%、融点90℃。 実施例 3 オクチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C8H17〕 a オクチル D,L―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)
―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート D,L―3―(5―ベンジルオキシカルボニル
オキシ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシ
カルボニルアミノ―プロピオン酸100g(0.2モ
ル)、ジメチルホルムアミド600ml、ジシクロヘキ
シルアミン40ml(0.2モル)、沃化ナトリウム2g
及びクロロ酢酸オクチル41.3g(0.2モル)の混
合物を20時間撹拌し、次いで実施例1b)と同様
にして処理した。組製物をキシレンから再結晶し
て、美しい白色結晶36gを得た。融点96℃。 b オクチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 大気圧下に上記で得た化合物50g(0.075モ
ル)を、イソプロパノール500ml中5%パラジウ
ム―炭素5gの存在下に水素添加した。理論量の
水素が消費された時、触媒を去し、蒸発乾固
後、酢酸エチルに溶解した。有機層を水洗し、暗
所で処理し次いで溶媒を留去した。粗オイルを得
これをシクロヘキサンで結晶化した。融点91℃。 実施例 4 ドデシル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C12H25〕 a ドデシル D,L―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)
―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート D,L―3―(5―ベンジルオキシカルボニル
オキシ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシ
カルボニルアミノ―プロピオン酸(実施例1a)で
得たもの)25g(0.05モル)、ジメチルホルムア
ミド200ml、ジシクロヘキシルアミン10ml、沃化
ナトリウム500mg及クロロ酢酸ドデシル13.2gを
混合し、混合物を実施例1b)と同様にして処理
した。生成物をイソプロパノール―ヘキサン混液
から再結晶した。 b ドデシル D,L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 上記で得た化合物25gを、イソプロパノール
500ml中で5%パラジウム―炭素2.5gの存在下に
水素添加した。論理量の水素が吸収された時、触
媒を去し、蒸発乾固し、酢酸エチルに溶解し、
水洗した。塩酸で処理することにより、直接塩酸
塩を単離できる。融点122〜124℃。 実施例 5 メチル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―3
―インドリル)―2―アミノ―プロピオニルオ
キシ〕アセテート 〔一般式()、R=CH3〕 a L―3―(5―ベンジルオキシカルボニルオ
キシ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシ
カルボニルアミノ―プロピオン酸 窒素雰囲気下、L―5―ヒドロキシトリプトフ
アン220gを水5に溶解し、ラセミ化合物につ
き実施例1a)で用いた方法に従い、クロロ蟻酸ベ
ンジルで処理した。上記により粗オイル(93%)
を得た。粗製物をD―L化合物につき用いた方法
に従い精製した。白色結晶を収率40%で得た。融
点145〜146℃、〔α〕21 =−7.1゜(C=0.5%、無
水エタノール)、−9.9゜(C=1%、アセトン)。 b メチル L―2―〔3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―
ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオニ
ルオキシ〕アセテート L―3―(5―ベンジルオキシカルボニルオキ
シ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシカル
ボニルアミノ―プロピオン酸(実施例5a)で得た
もの)50g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド
300ml、ジシクロヘキシルアミン20ml、沃化ナト
リウム1g及びクロロ酢酸メチル11g(0.1モ
ル)の混合物を20時間撹拌し、実施例1b)と同
様にして処理した。溶媒を留去後、ベンゼン―エ
ーテル混液を展開溶媒としてシリカゲルクロマト
グラフイーにより精製した。純粋なオイルは、ト
ルエン80、蟻酸エチル40及び蟻酸5の系における
シリカ板上C.C.MにおいてRf=0.6の単一スポツ
トのみを有していた。これをそのまま下記工程に
用いた。 c メチル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―
3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニル
オキシ〕アセテート 上記化合物28g(0.05モル)をイソプロパノー
ル溶液とし、5%パラジウム―炭素2.5gの存在
下に水素添加した。理論量の水素が固定された
時、触媒を去し、溶媒を留去し、酢酸エチルで
抽出し、水洗し、次いで溶媒留去の後ベンゼンで
再結晶した。白色結晶(収率50%)を得た。融点
125℃(コフラー)、〔α〕25 =−59゜(C=1%

アセトン)。 実施例 6 エチル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―3
―インドリル)―2―アミノプロピオニルオキ
シ〕アセテート 〔一般式()、R=C2H5〕 a エチル L―2―〔3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―
ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオニ
ルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得たL―3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオン酸50
g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300ml、ジ
シクロヘキシルアミン20ml、沃化ナトリウム1g
及びクロロ酢酸エチル10.5mlの混合物を、20時間
撹拌し、実施例1b)と同様に処理した。溶媒を
完全に留去して、褐色オイル51gを得た。これは
トルエン80、蟻酸エチル40及び蟻酸5の系におけ
るキ―ゼルゲルTICにおいてRf=0.6の単一スポ
ツトのみを与えた。生成物のIR分析結果では、
3400cm-1及び1740cm-1に特徴的なバンドが認めら
れた。 〔α〕25 =−22.55゜(C=1%、エタノール) b エチル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―
3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニル
オキシ〕アセテート 大気圧下に上記で得た化合物49g(0.0854モ
ル)をイソプロパノールの溶液とし、5%パラジ
ウム―炭素2.5gの存在下に水素添加した。理論
量の水素が固定された時、触媒を去し、溶媒を
留去し、酢酸エチル中に溶解し、水洗後暗所で処
理し溶媒を留去した。残渣を再度イソプロパノー
ル中の溶解し、塩酸塩とし(これは冷所で結晶化
する)、過し、水洗し、乾燥した。塩酸塩20.8
g(収率71%)を得た。融点257〜260℃。 該塩酸塩は希釈アンモニア水で処理する塩基と
なり、これを過、水洗及び乾燥して、美しい白
色結晶を得た。融点136℃、アセトニトリル130、
水15及び酢酸5の系におけるキーゼルゲルTLC
でのRf値0.4(単一スポツト)、 〔α〕25 =−60.4゜(C=1%、アセトン)。 実施例 7 n′―プロピル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C3H7〕 a プロピル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ
―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニ
ルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得たL―3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオン酸50
g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300ml、ジ
シクロヘキシルアミン20ml、沃化ナトリウム1g
及びクロロ酢酸n―プロピル12mlの混合物を、20
時間撹拌し、実施例1b)と同様に処理した。溶
媒を留去後、粗オイルを、ベンゼン―エーテル混
液を溶出溶媒とするシリカゲルクロマトグラフイ
ーにより精製した。純粋なオイル(収率60%)
は、トルエン80、蟻酸エチル40及び蟻酸5の系に
おけるシリカゲルTLCにおいてRf=0.5の単一ス
ポツトのみを与えた。 〔α〕25 =−25°(C=1%、エタノール)。 b n―プロピル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 大気圧下に上記で得た化合物29.5g(0.05モ
ル)をイソプロパノール500mlの溶液とし、5%
パラジウム―炭素2.5gの存在下に水素添加し
た。理論量の水素が固定された時、触媒を去
し、溶媒を留去し、酢酸エチルに溶解し、水洗し
た。溶媒を留去し、ベンゼンで再結晶した。純粋
な目的物を得た(収率55%)。融点97℃、 〔α〕D=−58.5゜(C=1%、アセトン)。 実施例 8 n―ブチル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ
―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニ
ルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C4H9〕 a ブチル L―2―〔3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―
ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオニ
ルオキシ〕アセテート 実施例5)で得たL―3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオン酸50
g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300ml、ジ
シクロヘキシルアミン20ml、沃化ナトリウム1g
及びクロロ酢酸n―ブチル14.2ml(0.1モル)の
混合物を、20時間撹拌し、実施例1b)と同様に
処理した。得られたオイル(収率80%)は、トル
エン80、蟻酸エチル40及び蟻酸5の系におけるシ
リカゲルTLCにおいてRf=0.5の単一スポツトの
みを与えた。 b n―ブチル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 大気圧下に上記で得た化合物37.5g(0.057モ
ル)をイソプロパノール500mlの溶媒とし、5%
パラジウム―炭素2.5gの存在下に水素添加し
た。理論量の水素が吸収された時、触媒を去
し、溶媒を留去し、酢酸エチルに溶解し、水洗し
た。溶媒を留去後、粗オイル23.5gを得た。これ
を酢酸エチルに溶解し、水洗後溶媒を留去して、
純粋な目的物を得た(収率51%)。融点96℃(コ
フラー)、〔α〕25 =+2.7゜(C=1%、エタノ

ル)、−51゜(C=1%、アセトン)。 実施例 9 n―ペンチル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C5H14〕 a n―ペンチル L―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)
―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得たL―3―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)―
2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオ
ン酸50g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300
ml、ジシクロヘキシルアミン20ml、沃化ナトリウ
ム1g及びクロロ酢酸n―ペンチル16.5ml(0.1
モル)の混合物を、20時間撹拌し、実施例1b)
と同様に処理した。粗製オイルをベンゼン―エー
テル混液を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロ
マトグラフイーにより精製した。純粋なオイルを
収率62%で得た。これは前述した溶媒系における
シリカゲルC.C.MにおいてRf=0.55の単一スポツ
トのみを与えた。 b n―ペンチル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 上記a)で得た化合物30g(0.05モル)をイソ
プロパノール400mlの溶液とし、5%パラジウム
―炭素2.5gの存在下に水素添加した。理論量の
水素が吸収された時、触媒を去し、蒸発乾固
し、酢酸エチルに溶解し、水洗した。溶媒を留去
後、粗オイルをベンゼンから結晶化した。純粋な
目的物を得た(収率45%)。融点97℃、〔α〕22
−50.5゜(C=1%、アセトン)。 実施例 10 n―ヘキシル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C6H13〕 a n―ヘキシル L―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)
―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得たL―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)―
2―ベンンジルカルボニルアミノ―プロピオン酸
50g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300ml、
ジシクロヘキシルアミン20ml(0.1モル)、沃化ナ
トリウム1g及びクロロ酢酸n―ヘキシル18g
(0.1モル)の混合物を、20時間撹拌し、実施例
1b)と同様に処理した。粗オイルをベンゼン―
エーテル混液を用い、シリカゲルクロマトグラフ
イーにかけた。純粋なフラクシヨンは66%の収率
を示し、これは通常の溶媒系でのシリカゲル
TLCで単一スポツトを与えた。以下これをその
まま次の工程に用いた。 b n―ヘキシル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 大気圧下に上記で得た化合物20g(0.047モ
ル)をイソプロパノール500mlの溶液とし、5%
パラジウム―炭素2.5gのの存在下に水素添加し
た。理論量の水素が吸収された時、触媒を去
し、アルコールを留去し、酢酸エチルに溶解し、
注意して水洗した。溶媒を留去後ベンゼンで結晶
化し、白色結晶を得た(収率70%)。融点99℃
(コフラー)、〔α〕22 =−51゜(C=1%、アセ

ン)。 実施例 11 n―ヘプチル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C7H15〕 a n―ヘプチル L―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)
―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得たL―3―(5―ベンジルオキ
シカルボニルオキシ―3―インドリル)―2―ベ
ンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオン酸50
g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300ml、ジ
シクロヘキシルアミン20ml(0.1モル)、沃化ナト
リウム1g及びクロロ酢酸n―ヘプチル19.5g
(0.1モル)の混合物を、20時間撹拌し、実施例
1b)と同様に処理した。ベンゼン―エーテル混
液を用いたシリカゲルクロマトグラフイーにより
精製後、粗オイルを収率71%で得た。これは通常
の溶媒系でRf=0.55の単一スポツトを与えた。
〔α〕22 =−13゜(C=1%、無水エタノール)。 b n―ヘプチル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 上記a)で得られた化合物32g(0.05モル)を
5%パラジウム―炭素2.5gの存在下イソプロパ
ノール400ml中で水素添加した。理論量の水素が
吸収された時、触媒を去し、溶媒を留去した
後、酢酸エチルで抽出し、次に水洗した。酢酸エ
チルを留去後、残渣をベンゼン中で再結晶して、
白色結晶10gを得た。融点99℃、〔α〕22 =−50.7
゜(C=1%、アセトン) 実施例 12 n―オクチル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C8H17〕 a n―オクチル L―2―〔3―(5―ベンジ
ルオキシカルボニルオキシ―3―インドリル)
―2―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得られたL―3―(5―ベンジル
オキシカルボニルオキシ―3―インドリル)―2
―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオン
酸50g(0.1モル)、ジメチルホルムアミド300
ml、ジシクロヘキシルアミン20ml、沃化ナトリウ
ム1g及びクロロ酢酸n―オクチル20.5(0.1モ
ル)の混合物を20時間撹拌し、実施例1b)に従
つて処理した。 粗オイル51g(収率77%)を得た。これは通常
の溶媒系でのシリカゲルTLCにおいてRf=0.6と
いう単一のスポツトを有していた。〔α〕25 =−
13.9゜(c=1%、エタノール) b n―オクチル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 上記a)で得られた化合物30g(0.045モル)
を5%パラジウム―炭素2.5gの存在下イソプロ
パノール400ml中で水素添加した。理論量の水素
が吸収された時、触媒を去し、溶媒を留去した
後、酢酸エチルで抽出し、次に水洗した。溶媒を
留去後、残渣をベンゼン中で再結晶して、白色結
晶10.9g(収率48%)を得た。融点105℃、〔α〕D
=+0.71゜(C=1%、無水エタノール)、−52.0
゜(C=1%、無水アセトン) 実施例 13 n―ドデシル L―2―〔3―(5―ヒドロキ
シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
ニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、R=C12H25〕 a n―ドデシル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ〕アセテート 実施例5a)で得られたL―3―(5―ベンジル
オキシカルボニルオキシ―3―インドリル)―2
―ベンジルオキシカルボニルアミノ―プロピオン
酸50g(0.1モル)、ジシクロヘキシルアミン20
ml、沃化ナトリウム1g、クロロ酢酸n―ドデシ
ル26.4g及びジメチルホルムアミド300mlの混合
物を20時間撹拌し、実施例1b)に従つて処理し
た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフイーに
より精製した。純粋なフラクシヨンは通常の溶媒
系におけるTLCにて単一のスポツトのみを示し
た(収率80%)。 b n―ドデシル L―2―〔3―(5―ヒドロ
キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
オニルオキシ)アセテート 大気圧下上記で得られた化合物77.4gを、5%
パラジウム―炭素7gの存在下イソプロパノール
1.5中で水素添加した。理論量の水素が吸収さ
れた時、触媒を去し、蒸発乾固し、酢酸エチル
で抽出し、水洗した。溶媒を留去後、残渣をベン
ゼン中で2回再結晶して、純粋な生成物を収率60
%で得た。融点107.5℃、〔α〕25 +0.17゜(C=

%、エタノール)、−42.2゜(C=1%、アセト
ン)。 実施例 14 (3,3―ジメチル)―2―ブチル L―2―
〔3―(5―ヒドロキシ―3―インドリル)―
2―アミノ―プロピオニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、
【式】〕 a クロロ酢酸(3,3―ジメチル)―2―ブチ
ル3,3―ジメチル―2―ブタノール40.9g
(0.4モル)及びトリエチルアミン58ml(0.42モ
ル)の混合物に、塩化クロロアセチル47.5g
(0.42モル)を徐々に加えた。反応混合物に酸
クロライドを流している間これを10℃に保ち、
その後常温で、約4時間撹拌した。過及びト
リエチルアミン塩酸塩のエーテル溶液で洗浄
後、該溶液を水洗し、次いで硫酸ナトリウム上
で乾燥させた。溶媒を留去し、真空下に蒸留し
て純粋な液体64g(収率89%)を得た。沸点79
〜81℃/20mmHg。 b (3,3―ジメチル)―2―ブチル L―2
―〔3―(5―ベンジルオキシカルボニルオキ
シ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシカ
ルボニルアミノ―プロピオニルオキシ〕アセテ
ート L―3―(5―ベンジルオキシカルボニルオキ
シ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシカル
ボニルアミノ―プロピオン酸50g(0.1モル)、ジ
シクロヘキシルアミン20ml(0.1モル)、沃化ナト
リウム1g、クロロ酢酸(3,3―ジメチル)―
2―ブチル17.75g(0.1モル)及びジメチルホル
ムアミド300mlの混合物を20時間撹拌し、実施例
1b)に従つて処理した。粗生成物を展開溶媒と
してトルエン―エーテル(9:1)を用いたシリ
カゲルクロマトグラフイーにより精製して、純粋
なオイルを収率76%で得た。これは種々の系にお
けるキーゼルゲル上のTLCにおいて単一のスポ
ツトを有していた。Rf=0.6(クロロホルム70、
エタノール30及び蟻酸2からなる混合物)、〔α〕
25 −7.28゜(C=1%、エタノール) c (3,3―ジメチル)―2―ブチル L―2
―〔3―(5―ヒドロキシ―3―インドリル)
―2―アミノ―プロピオニルオキシ〕アセテー
ト 大気圧下上記で得られた化合物48gを、5%パ
ラジウム―炭素2.5gの存在下イソプロパノール
1中で水素添加した。理論量の水素が吸収され
た時、触媒を去し、蒸発乾固し、酢酸エチルで
抽出し、水洗した。溶媒を留去後、残渣をベンゼ
ンで再結晶して、白色結晶14.5g(収率53%)を
得た。融点106〜107℃、〔α〕25 =+7.48゜(C=
1%、アセトン) 実施例 15 1―アダマンチル―メチル 2―〔3―(5―
ヒドロキシ―3―インドリル))―2―アミノ
―プロピオニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、
【式】〕 a 1―アダマンチル―メチル L―2―〔3―
(5―ベンジルオキシカルボニルオキシ―3―
インドリル)―2―ベンジルオキシカルボニル
アミノ―プロピオニルオキシ〕アセテート L―3―(5―ベンジルオキシカルボニルオキ
シ―3―インドリル)―2―ベンジルオキシカル
ボニルアミノ―プロピオン酸50g(0.1モル)、ジ
シクロヘキシルアミン20ml(0.1モル)、沃化ナト
リウム1g、クロロ酢酸1―アダマンチル―メチ
ル24.3g、及びジメチルホルムアミド500mlの混
合物を常温で20時間撹拌し、実施例1b)に従つ
て処理した。粗生成物を溶出溶媒としてトルエン
―エーテルを用いたシリカゲルクロマトグラフイ
ーにより精製して、純粋な生成物を収率77%で得
た。これは通常の系におけるシリカゲルTLCに
おいて単一のスポツトを有していた。〔α〕25 =−
8゜(C=1%、エタノール) b 1―アダマンチル―メチル L―2―〔3―
(5―ヒドロキシ―3―インドリル)―2―ア
ミノ―プロピオニルオキシ〕アセテート 大気圧下上記で得られた化合物36gを、5%パ
ラジウム―炭素2.5gの存在下イソプロパノール
600ml中で水素添加した。理論量の水素が吸収さ
れた時、触媒を去し、溶媒を留去し、酢酸エチ
ルで抽出した。水洗後、暗所で処理し、蒸発乾固
した。ベンゼン中で再結晶して生成物を収率68%
で得た。融点134℃、〔α〕25 =−0.7゜(C=1
%、エタノール)、−26.1゜(C=1%、アセト
ン) 実施例 16 1―アダマンチル L―2―〔3―(5―ヒド
ロキシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロ
ピオニルオキシ〕アセテート 〔一般式()、
〔薬理試験〕
本発明の化合物は、特に中枢神経系において顕
著な薬理活性を発揮する。下記第1表は、ラツト
の脳における生体内セロトニンの生化学的検定を
まとめたものである。これらの検定は、ウイスタ
ー系雄性成ラツトに10mg/Kgの投与量で1回経口
投与した後に実施した。 試薬法は次の通りである。 化合物の投与 本発明化合物を蒸留水(PH5.2)に溶解又は良
く分散した。いくつかの化合物はやや酸性の媒体
中に溶解した。投与は、適当なカニユーレを用い
て経口で行なつた。次いで、動物を屠殺前1時間
ケージに入れた。 脳試料の採取 動物を、ギロチンを用いて断頭により屠殺し
た。脳をすばやく取出し、門の後部(posterior
part at the obex level)で切断した。正中の縦
の切断をして2個の同じ半分の脳を得た。左の半
分の脳を秤量し、さらに下記の生化学的方法に用
いた。 生化学的方法 脳組織を6mlのエタノール/水(74:16、
vol/vol)中でホモジナイザーを用いてホモジナ
イズし、次いで12時間、−30℃に置いた。遠心分
解後、上清を等容量の水に加え、溶液のPHを6.1
に調整した。次いで、セロトニン(5―HT)を
アンバーライトCG50(200〜400メツシユ、ロー
ム アンド ハース社製)イオン交換カラム上で
分離した。カラムを5mlの水で洗浄し、3mlの
3N HClで溶出した。溶出液をPH2に調整し、5
―HTPを結合するダウエツクスAG50W4(ダウ
ケミカル社製)カラムに移した。このアミノ酸は
4mlの0.2N酢酸ナトリウムで溶出した。最後
に、ダウエツクスカラムを溶出し、溶出液を5―
ヒドロキシインドール酢酸(5―HIAA)を結合
するセフアデツクスG10(フアルマシア社製)カ
ラムに移した。5―HT、5―HTP及び5―
HIAAの量は、カーゾンとグリーンの螢光スペク
トル法即ちシステインの存在下にインドール核と
オルソフタジアルデヒドとの間で螢光性のコンプ
レツクスを生成することからなる方法により測定
した。そうして得られた値は、内部標準を用いて
各段階毎の収率を考慮して補正した。これらの収
率は、5―HT及び5―HTPについては80%程度
で、5―HIAAについては75%程度であつた。
【表】 本発明の化合物の活性はL―5―HTPのそれ
に比し顕著に高いことが理解できる。 〔毒性試験) 本発明の化合物のマウスにおける急性毒性は、
L―5―HTPのそれに比し極めて低い。本発明
化合物のLD50値はいずれも1250mg/Kg以上であ
り、これに対してL―5―HTPのLD50値(経
口)は700mg/Kgである。 LD50値は、マウスを用いて経口投与により、
リツチフイールド及びウイルコクソンの方法(J.
PharmaCol.Exp.Ther.1949,96,99〜113)に従
つて測定した。結果を第2表に示す。
【表】
〔投与方法〕
本発明の2―〔3―(3―インドリル)―2―
アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸誘導体及びそ
れらの薬理的に許容できる付加塩をヒトに適用す
る場合、成人及び12才以上の子供に対して、精神
医学上の治療のためには、1日当り通常25〜100
mgが経口で投与され、また神経学上の障害の治療
のためには、1日当り通常100〜500mgが経口で投
与されるが、病気の種類及び程度に応じて更に多
量投与することもできる。 動物に適用する場合も、ヒトの場合に準じて体
重に応じて同様に投与される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Rは水素原子、直鎖若しくは分枝状の
    炭素数1〜12個のアルキル基又はメチレン基が結
    合することのある炭素数5〜16個の単脂環若しく
    は多脂環炭化水素基を示す。〕 で表わされる2―〔3―(3―インドリル)―2
    ―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸誘導体及び
    それらの薬理的に許容できる付加塩。 2 D,L―体である特許請求の範囲第1項に記
    載の化合物。 3 L―体である特許請求の範囲第1項に記載の
    化合物。 4 エチル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
    シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニ
    ルオキシ〕酢酸、ブチル D,L―2―〔3―
    (5―ヒドロキシ―3―インドリル)―2―アミ
    ノ―プロピオニルオキシ〕酢酸、オクチル D,
    L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―3―インドリ
    ル)―2―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸及
    びドデシル D,L―2―〔3―(5―ヒドロキ
    シ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニ
    ルオキシ〕酢酸よりなる群から選ばれた特許請求
    の範囲第2項に記載の化合物。 5 メチル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―
    3―インドリル)―2―アミノ―プロピオニルオ
    キシ〕酢酸、エチル L―2―〔3―(5―ヒド
    ロキシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
    オニルオキシ〕酢酸、n―プロピル L―2―
    〔3―(5―ヒドロキシ―3―インドリル)―2
    ―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸、n―ブチ
    ル L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―3―イン
    ドリル)―2―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢
    酸、n―ペンチル L―2―〔3―(5―ヒドロ
    キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
    ニルオキシ〕酢酸、n―ヘキシル L―2―〔3
    ―(5―ヒドロキシ―3―インドリル)―2―ア
    ミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸、n―ヘプチル
    L―2―(3―(5―ヒドロキシ―3―インド
    リル)―2―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢
    酸、n―オクチル L―2―〔3―(5―ヒドロ
    キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
    ニルオキシ〕酢酸、n―ドデシル L―2―〔3
    ―(5―ヒドロキシ―3―インドリル)―2―ア
    ミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸、(3,3―ジ
    メチル)―2―ブチル L―2―〔3―(5―ヒ
    ドロキシ―3―インドリル)―アミノ―プロピオ
    ニルオキシ〕酢酸、1―アダマンチル―メチル
    L―2―〔3―(5―ヒドロキシ―3―インドリ
    ル)―2―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸、
    1―アダマンチル L―2―〔3―(5―ヒドロ
    キシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピオ
    ニルオキシ〕酢酸及びL―2―〔3―(5―ヒド
    ロキシ―3―インドリル)―2―アミノ―プロピ
    オニルオキシ〕酢酸よりなる群から選ばれた特許
    請求の範囲第3項に記載の化合物。 6 一般式 で表わされる酸のフエノール基及び(又は)アミ
    ノ基をR2OCO―基〔式中、R2は芳香族基を有す
    ることのある脂肪族又は芳香族保護基を示す。〕
    で保護した後、X―CH2COOR〔式中、Xはハロ
    ゲン原子を示し、Rは水素原子、直鎖若しくは分
    枝状の炭素数1〜12個のアルキル基又はメチレン
    基が結合することのある炭素数5〜16個の単脂環
    若しくは多脂環炭化水素基を示す。〕と反応させ
    エステル化し、次いで脱保護することを特徴とす
    る一般式 で表わされる2―〔3―(3―インドリル)―2
    ―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸誘導体及び
    それらの薬理的に許容できる付加塩の製造方法。 7 ClCH2COOR又はBrCH2COOR〔式中、Rは
    前記に同じ。〕を用いてエステル化する特許請求
    の範囲第6記載の製造方法。 8 X―COOR2〔式中、XおよびR2は前記に同
    じ。〕を用いてフエノール基及び(又は)アミノ
    基を保護する特許請求の範囲第6項又は7項に記
    載の製造方法。 9 3―(5―ヒドロキシ―3―インドリル)酸
    誘導体と保護試薬X―COOR2〔式中、X及びR2
    は前記に同じ。〕との縮合を、ハロゲン化水素酸
    の受容体である塩基の存在下、非プロトン性溶媒
    中で行なう特許請求の範囲第6項又は7項に記載
    の製造方法。 10 非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミド
    である特許請求の範囲第9項に記載の製造方法。 11 アミノ基及び(又は)水酸基の脱保護を接
    触還元によつて行なう特許請求の範囲第6項に記
    載の製造方法。 12 一般式 〔式中、Rは水素原子、直鎖若しくは分枝状の
    炭素数1〜12個のアルキル基又はメチレン基が結
    合することのある炭素数5〜16個の単脂環若しく
    は多脂環炭化水素基を示す。〕 で表わされる2―〔3―(3―インドリル)―2
    ―アミノ―プロピオニルオキシ〕酢酸誘導体及び
    それらの薬理的に許容できる付加塩の少なくとも
    1種を含有するヒト及び動物用脳内セロトニンレ
    ベル増加薬。
JP57016176A 1981-02-02 1982-02-02 2-(3-(3-indolyl)-2-amino-propionyloxy)acetic acid derivative, manufacture and medicine containing same Granted JPS57188566A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8101931A FR2499076A1 (fr) 1981-02-02 1981-02-02 Nouveaux derives de l'acide ((indol-3 yl)-3 amino-2 propionyloxy)-2 acetique, procedes pour leur preparation et medicaments les contenant

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57188566A JPS57188566A (en) 1982-11-19
JPS6136830B2 true JPS6136830B2 (ja) 1986-08-20

Family

ID=9254719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57016176A Granted JPS57188566A (en) 1981-02-02 1982-02-02 2-(3-(3-indolyl)-2-amino-propionyloxy)acetic acid derivative, manufacture and medicine containing same

Country Status (6)

Country Link
US (2) US4456611A (ja)
EP (1) EP0057631B1 (ja)
JP (1) JPS57188566A (ja)
AT (1) ATE11912T1 (ja)
DE (2) DE57631T1 (ja)
FR (1) FR2499076A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2499076A1 (fr) * 1981-02-02 1982-08-06 Panmedica Laboratoires Nouveaux derives de l'acide ((indol-3 yl)-3 amino-2 propionyloxy)-2 acetique, procedes pour leur preparation et medicaments les contenant
FR2531713A2 (fr) * 1981-09-16 1984-02-17 Panmedica Sa Nouvelles compositions a base de 5-hydroxytryptophane, leur procede de preparation et medicaments les contenant
FR2546517B1 (fr) * 1983-05-24 1987-04-24 Panmedica Nouveaux dipeptides du -l-5-hydroxy-tryptophane, procedes pour leur preparation et medicaments les contenant
US4888427A (en) * 1987-04-07 1989-12-19 University Of Florida Amino acids containing dihydropyridine ring systems for site-specific delivery of peptides to the brain
US5079366A (en) * 1987-04-07 1992-01-07 University Of Florida Quarternary pyridinium salts
US4822812A (en) * 1987-05-21 1989-04-18 Merrell Dow Pharmaceuticals Inc. β-(Fluoromethylene)-5-hydroxytryptophan and derivatives and their use as prodrugs for MAO inhibition

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB873777A (en) * 1959-01-26 1961-07-26 Upjohn Co 5-hydroxy-ª--alkyltryptophans
GB895034A (en) * 1959-10-15 1962-04-26 Caterpillar Tractor Co Improvements in or relating to pipe-laying tractors
GB1080470A (en) * 1963-12-31 1967-08-23 Merck & Co Inc Indole derivatives
US4000297A (en) * 1971-05-18 1976-12-28 Rotta Research Laboratorium S.P.A. N-p-chlorobenzoyl tryptophane, salts and compositions thereof
IT1055518B (it) * 1971-05-18 1982-01-11 Rotta Research Lab Derivatives del triptofano
DE2234651C3 (de) * 1972-07-14 1978-11-09 Troponwerke Gmbh & Co Kg, 5000 Koeln Eckige Klammer auf l-(p-Chlorbenzoyl)-5-methoxy-2-methyl-3-indol] -acetoxj essigsaure, ihre Salze mit Basen, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie pharmakologische Zubereitungen
US3988341A (en) * 1974-06-25 1976-10-26 Merck & Co., Inc. Esterification process
DE2940373A1 (de) * 1979-10-05 1981-04-23 Troponwerke GmbH & Co KG, 5000 Köln Lysin-(1-(p-chlorbenzoyl)-5-methoxy-2-methyl-3-indol) -acetoxy-acetate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung in arzneimitteln
FR2499076A1 (fr) * 1981-02-02 1982-08-06 Panmedica Laboratoires Nouveaux derives de l'acide ((indol-3 yl)-3 amino-2 propionyloxy)-2 acetique, procedes pour leur preparation et medicaments les contenant

Also Published As

Publication number Publication date
ATE11912T1 (de) 1985-03-15
JPS57188566A (en) 1982-11-19
US4456611A (en) 1984-06-26
DE57631T1 (de) 1983-04-28
FR2499076B1 (ja) 1983-04-01
EP0057631B1 (fr) 1985-02-20
DE3262357D1 (en) 1985-03-28
US4568754A (en) 1986-02-04
EP0057631A1 (fr) 1982-08-11
FR2499076A1 (fr) 1982-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU1272984A3 (ru) Способ получени производных фталазин-4-ил-уксусной кислоты или их солей
FR2530626A1 (fr) Composes de carbostyryle
EP0432040A1 (fr) Dérivés hétérocycliques d'acylaminothiazoles, leur préparation et compositions pharmaceutiques en contenant
BG61605B1 (bg) Метод за получаване на формотерол и съединения от същатагрупа
HU226777B1 (en) Method of preparing delta-9-tetrahydrocannabinol esters
KR850001228B1 (ko) 치환 인돌린-2-온 유도체의 제조방법
US4134991A (en) Derivatives of 2-(3-phenyl-2-aminopropionyloxy)-acetic acid
JPS6136830B2 (ja)
JPH0139425B2 (ja)
AU722147B2 (en) N-(benzothiazol-2-yl) piperidine-1-ethanamine derivatives, their preparation and application in therapeutics
EP0074903A2 (fr) Dérivés d'amino-2 tétrahydro-1,2,3,4 naphtalène, leur préparation et leur application en thérapeutique
EP0337774B1 (en) CCK antagonists
DE69029198T2 (de) Cholecystokinin-antagonisten
EP0062919B1 (de) Neue Indol-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und pharmazeutische Präparate, die diese Verbindungen enthalten
JP2004529982A (ja) 逆流症に有効な新規な化合物
FR2479830A1 (fr) Nouveaux derives de l'indolobenzoxazine, leurs sels, procede de preparation, application a titre de medicaments et compositions les renfermant
CA2012569A1 (en) Benzothiopyranylamines
HUT72886A (en) Process for the enantioselective synthesis of intermediates used in the preparation of physostigmine
EP1511728B1 (fr) Derives d oxophenyl-cyclohexyl-propanolamine, leur preparati on et leur application en therapeutique
TW202208325A (zh) (R)—羥布托尼(Oxybutynin)鹽酸鹽之多晶形式
FR2584070A1 (fr) Nouveaux derives de l'hydroxy alkoxy 4-phenyl propyl indole, leurs sels, procede et intermediaires de preparation, application a titre de medicaments et compositions les renfermant.
JP2967231B2 (ja) 1,4―チアジン誘導体
WO1999062865A1 (en) Haloethyl-2-[ (2,6-dichlorophenyl) amino] phenylacetoxyacetate derivatives and their use as an intermediate to synthesize aceclofenac
CH620678A5 (en) Process for the preparation of a derivative of piperidine
JPH01250353A (ja) 9−アシルアミノ−テトラヒドロアクリジン誘導体及び該誘導体を有効成分とする記憶障害改善剤