JPS6136532Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6136532Y2 JPS6136532Y2 JP1979007373U JP737379U JPS6136532Y2 JP S6136532 Y2 JPS6136532 Y2 JP S6136532Y2 JP 1979007373 U JP1979007373 U JP 1979007373U JP 737379 U JP737379 U JP 737379U JP S6136532 Y2 JPS6136532 Y2 JP S6136532Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- seismic
- earthquake
- seismic sensor
- seismic sensors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 5
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は地震時にエレベータを運転する装置
の改良に関するものである。
の改良に関するものである。
地震の際、乗客の安全を図りかつエレベータの
被害を最小にするため、エレベータを停止する制
御装置は種々考案されている。そのうちの一つに
地震発生を早期に検出してエレベータを停止制御
するために、地震の際、垂直波が最も早く到達す
るのに着目しこの振動を検出することが提案され
ている。しかし、この垂直波は水平方向の振動の
数分の一であるので10〜30gal位の微少振動を検
知する必要があるが、他方、建物には周辺におけ
る土木建設工事、重車輌の通過等によつてもこの
ような微少な振動が生じることがあり、地震波と
の判別が困難でこのような地震波以外でも検出し
て地震時運転装置を誤動作させる欠点があつた。
被害を最小にするため、エレベータを停止する制
御装置は種々考案されている。そのうちの一つに
地震発生を早期に検出してエレベータを停止制御
するために、地震の際、垂直波が最も早く到達す
るのに着目しこの振動を検出することが提案され
ている。しかし、この垂直波は水平方向の振動の
数分の一であるので10〜30gal位の微少振動を検
知する必要があるが、他方、建物には周辺におけ
る土木建設工事、重車輌の通過等によつてもこの
ような微少な振動が生じることがあり、地震波と
の判別が困難でこのような地震波以外でも検出し
て地震時運転装置を誤動作させる欠点があつた。
この考案は上記の欠点を解消するもので、地震
発生を早期に検出し、しかも地震以外の振動によ
つて誤動作しないエレベータの地震時運転装置を
提供しようとするものである。
発生を早期に検出し、しかも地震以外の振動によ
つて誤動作しないエレベータの地震時運転装置を
提供しようとするものである。
以下、図によつてこの考案の一実施例を説明す
る。
る。
図中、１はエレベータが設けられた建造物（図
示しない）に設けられた第１感震器で、垂直方向
の地震波を検出し、検出値が所定値を超えたとき
に出力を発する。２は上記建造物とは別体をなし
かつ離れて設けられた基礎等の接地構造体（図示
しない）を介して設置された第１感震器と同様な
第２感震器、３は第１感震器１の出力が入力され
ると一定時限間のみ出力を発する時限装置で、４
もこれと同様な時限装置であり第２感震器２の出
力により出力を発する。５，６はそれぞれ判定回
路を構成するANDゲートで、７はこれら及び時
限装置３，４からなる指令装置、８はエレベータ
を非常停止、最寄り階へ停止等の異常時制御する
地震時制御装置である。
示しない）に設けられた第１感震器で、垂直方向
の地震波を検出し、検出値が所定値を超えたとき
に出力を発する。２は上記建造物とは別体をなし
かつ離れて設けられた基礎等の接地構造体（図示
しない）を介して設置された第１感震器と同様な
第２感震器、３は第１感震器１の出力が入力され
ると一定時限間のみ出力を発する時限装置で、４
もこれと同様な時限装置であり第２感震器２の出
力により出力を発する。５，６はそれぞれ判定回
路を構成するANDゲートで、７はこれら及び時
限装置３，４からなる指令装置、８はエレベータ
を非常停止、最寄り階へ停止等の異常時制御する
地震時制御装置である。
すなわち、地震が発生するとその初期の微振動
が検出され第１，第２感震器１，２がそれぞれ出
力を発する。こゝで第１と第２の感震器１，２は
同一の地震でほぼ同じ震度になると考えられる区
域内で数十ｍから数百ｍ離れて設置してあるの
で、２つの感震器１，２が地震波を検出する時間
差は数分の一秒以下である。したがつて、時限装
置３，４の時限を１秒位に設定すると、第１感震
器１が先に出力を発したときは時限装置３が出力
を発し、ついで１秒以内に第２感震器２が出力を
発するとANDゲート５が出力を発するので地震
時制御装置８が付勢されてエレベータが異常時制
御される。また同様に第２感震器２が先に出力を
発しついで１秒以内に第１感震器１が出力を発し
たときには時限装置４を経てANDゲート６が出
力を発するので地震時制御装置８が付勢される。
このように第１，第２感震器１，２がほぼ同時に
出力を発したときには指令装置７が動作して地震
時制御装置８が付勢される。また、他方、建設工
事や重車輌の通過等によつて建物に加わる微振動
は極めて局地的であるので、例えば数十ｍから数
百ｍ離れて第１，第２感震器１，２を設けてあれ
ば、これらがほぼ同時に出力を発することはな
い。また、このような外乱振動が同時に別々に起
こることは極めてまれであるので、地震以外の微
振動により第１，第２感震器１，２がほぼ同時に
出力を発し地震時制御装置８が誤動作することは
実用上充分防止できる。
が検出され第１，第２感震器１，２がそれぞれ出
力を発する。こゝで第１と第２の感震器１，２は
同一の地震でほぼ同じ震度になると考えられる区
域内で数十ｍから数百ｍ離れて設置してあるの
で、２つの感震器１，２が地震波を検出する時間
差は数分の一秒以下である。したがつて、時限装
置３，４の時限を１秒位に設定すると、第１感震
器１が先に出力を発したときは時限装置３が出力
を発し、ついで１秒以内に第２感震器２が出力を
発するとANDゲート５が出力を発するので地震
時制御装置８が付勢されてエレベータが異常時制
御される。また同様に第２感震器２が先に出力を
発しついで１秒以内に第１感震器１が出力を発し
たときには時限装置４を経てANDゲート６が出
力を発するので地震時制御装置８が付勢される。
このように第１，第２感震器１，２がほぼ同時に
出力を発したときには指令装置７が動作して地震
時制御装置８が付勢される。また、他方、建設工
事や重車輌の通過等によつて建物に加わる微振動
は極めて局地的であるので、例えば数十ｍから数
百ｍ離れて第１，第２感震器１，２を設けてあれ
ば、これらがほぼ同時に出力を発することはな
い。また、このような外乱振動が同時に別々に起
こることは極めてまれであるので、地震以外の微
振動により第１，第２感震器１，２がほぼ同時に
出力を発し地震時制御装置８が誤動作することは
実用上充分防止できる。
なお、この実施例は第１，第２感震器１，２が
設けられたものであるが、更に感震器の数を増し
それらの出力を同様にANDゲートに入れてとり
出せば誤動作の確率をさらに少なくすることがで
きる。
設けられたものであるが、更に感震器の数を増し
それらの出力を同様にANDゲートに入れてとり
出せば誤動作の確率をさらに少なくすることがで
きる。
以上説明しした通りこの考案は、振動を感知す
る感震器を複数個離れ離れに設置し、そのひとつ
が動作して一定時間内に他が動作すると、エレベ
ータの運転を地震時運転に切換制御するようにし
たので、感震器の感度を高くしても地震以外の振
動で誤動作することを防止でき、しかもそれによ
り感震器の感度を高めることができることから地
震初期の微弱な振動をとらえて早期にエレベータ
を地震時運転に切換えることができるため安全性
が最優先されるエレベータにとつて極めて好都合
となるものである。
る感震器を複数個離れ離れに設置し、そのひとつ
が動作して一定時間内に他が動作すると、エレベ
ータの運転を地震時運転に切換制御するようにし
たので、感震器の感度を高くしても地震以外の振
動で誤動作することを防止でき、しかもそれによ
り感震器の感度を高めることができることから地
震初期の微弱な振動をとらえて早期にエレベータ
を地震時運転に切換えることができるため安全性
が最優先されるエレベータにとつて極めて好都合
となるものである。
図はこの考案によるエレベータの地震時運転装
置の一実施例を示す論理回路図である。 １……第１感震器、２……第２感震器、３，４
……時限装置、５，６……判定回路（ANDゲー
ト）、７……指令装置、８……地震時制御装置。
置の一実施例を示す論理回路図である。 １……第１感震器、２……第２感震器、３，４
……時限装置、５，６……判定回路（ANDゲー
ト）、７……指令装置、８……地震時制御装置。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 建造物に設置されて所定値を超えた振動を検出
したときに動作する第１感震器と、上記建造物と
は別体をなしかつ離れて設けられた接地構造体を
介して設置されて所定値を超えた振動を検出した
ときに動作する第２感震器と、上記第１及び第２
の感震器の出力を入力して地震の発生を検出して
指令を出力する指令装置と、この指令装置が動作
するとエレベータの運転を異常時制御する地震時
制御装置とを備え、 上記指令装置は、 (a) 上記第１および第２の感震器に対応してそれ
ぞれ設けられ、対応する感震器が動作すると一
定時間出力動作する第１および第２の時限装置
と、 (b) 上記第１および第２の感震器に対応してそれ
ぞれ設けられ、かつこれら感震器にそれぞれ対
応する上記第１および第２の時限装置からの各
出力がひとつの信号として入力されるとともに
対応関係にない他方の感震器からの出力がもう
ひとつの信号として入力され、これら入力信号
の双方が入力されるとはじめて出力動作する判
定回路と、を有しており、さらに、 上記第１および第２の感震器は上記建造物が
設けられている区域内であつて、数十ｍから数
百ｍ離れて設置されている、 ことを特徴とするエレベータの地震時運転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979007373U JPS6136532Y2 (ja) | 1979-01-24 | 1979-01-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979007373U JPS6136532Y2 (ja) | 1979-01-24 | 1979-01-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55109654U JPS55109654U (ja) | 1980-08-01 |
| JPS6136532Y2 true JPS6136532Y2 (ja) | 1986-10-23 |
Family
ID=28815065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979007373U Expired JPS6136532Y2 (ja) | 1979-01-24 | 1979-01-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6136532Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022136135A1 (en) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | Inventio Ag | Elevator monitoring system |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52126847A (en) * | 1976-04-16 | 1977-10-25 | Hitachi Ltd | Device for operating elevator |
| JPS53115281A (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | Earthquake discrimination system |
-
1979
- 1979-01-24 JP JP1979007373U patent/JPS6136532Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52126847A (en) * | 1976-04-16 | 1977-10-25 | Hitachi Ltd | Device for operating elevator |
| JPS53115281A (en) * | 1977-03-18 | 1978-10-07 | Oki Electric Ind Co Ltd | Earthquake discrimination system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55109654U (ja) | 1980-08-01 |
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