JPS6136199A - ダイヤモンド被膜を有する宝石 - Google Patents
ダイヤモンド被膜を有する宝石Info
- Publication number
- JPS6136199A JPS6136199A JP15496484A JP15496484A JPS6136199A JP S6136199 A JPS6136199 A JP S6136199A JP 15496484 A JP15496484 A JP 15496484A JP 15496484 A JP15496484 A JP 15496484A JP S6136199 A JPS6136199 A JP S6136199A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- diamond
- precious stone
- vapor phase
- diamond thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Adornments (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ダイヤモンドやエメラルドまたはルビー、オ
パール、ヒスイその他天然のもしくは人工の宝石の表面
が、気相合成法により形成されるダイヤモンド薄膜また
はダイヤモンド質薄膜で被覆される宝石に関するもので
ある。
パール、ヒスイその他天然のもしくは人工の宝石の表面
が、気相合成法により形成されるダイヤモンド薄膜また
はダイヤモンド質薄膜で被覆される宝石に関するもので
ある。
[従来の技術]
一般に、宝飾品としての宝石はその純粋性、希少性およ
びその美しさが尊ばれるものである。なかでも、その美
しさは宝石にとって生命とも言える最も重要な要素であ
り、この美しさを保護し、長い年月にわたって維持する
目的で、かつ莢しざをさらに倍加する目的で表面にコー
ティングを施す技術は従来にない。
びその美しさが尊ばれるものである。なかでも、その美
しさは宝石にとって生命とも言える最も重要な要素であ
り、この美しさを保護し、長い年月にわたって維持する
目的で、かつ莢しざをさらに倍加する目的で表面にコー
ティングを施す技術は従来にない。
[発明が解決しようとする問題点]
比較的硬度の低い宝石、たどλばエメラルド。
オパール、ヒスイ、紫水晶等は貴重で高価であるにもか
かわらず、傷のつきやすいことが難点である。
かわらず、傷のつきやすいことが難点である。
そこで、これらの宝石に対してより硬度の高い物質でコ
ーティングを施すことが考えられるが、いたずらにコー
ティングを施したとしてもそれぞれの宝石の美しさや価
値を損なってしまうだけであり、具体的に有効な手段は
なかった。
ーティングを施すことが考えられるが、いたずらにコー
ティングを施したとしてもそれぞれの宝石の美しさや価
値を損なってしまうだけであり、具体的に有効な手段は
なかった。
本発明は、上述のごとき問題点に鑑みこれを有効に解決
すべく創案されたものである。したがってその目的は、
宝石の美しさおよび価値を損なうことなく、その美しさ
を保護し、長い年月にわたって維持することができ、ま
た、美しさをさらに倍加することができるダイヤモンド
被膜を有する宝石を提供することにある。
すべく創案されたものである。したがってその目的は、
宝石の美しさおよび価値を損なうことなく、その美しさ
を保護し、長い年月にわたって維持することができ、ま
た、美しさをさらに倍加することができるダイヤモンド
被膜を有する宝石を提供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用]近年、気相
合成法により特定の基材の上に結晶性の良いダイヤモン
ド薄膜を形成する技術が開発されている。
合成法により特定の基材の上に結晶性の良いダイヤモン
ド薄膜を形成する技術が開発されている。
一方、多くの宝石は結晶性が良く、宝飾用に仕上げられ
たものは表面が平滑であり、ダイヤモンド形成の基材と
して適している。
たものは表面が平滑であり、ダイヤモンド形成の基材と
して適している。
そこで、エメラルド、オパール、ヒスイ、紫水晶等の宝
石の表面に通常の什上げ加工を施し、さらにその上に地
−トで最も硬い物質であるダイヤモンドの薄膜を形成す
る。適当な条1′1で気相合成されたダイヤモンド薄膜
は透明かつ平滑であり、基材どした宝石の色、光沢を損
なわないばかりではなく、既存の宝石では1qられない
美1ノい光沢が1[1られる。
石の表面に通常の什上げ加工を施し、さらにその上に地
−トで最も硬い物質であるダイヤモンドの薄膜を形成す
る。適当な条1′1で気相合成されたダイヤモンド薄膜
は透明かつ平滑であり、基材どした宝石の色、光沢を損
なわないばかりではなく、既存の宝石では1qられない
美1ノい光沢が1[1られる。
したがって、ダイヤモンド、 Jfソファヤ、ルビーな
ど比較向傷のつきにくい宝石においても、その表面にダ
イヤモンドλVvAを形成することにより、新しい光沢
9色が得られるものである。
ど比較向傷のつきにくい宝石においても、その表面にダ
イヤモンドλVvAを形成することにより、新しい光沢
9色が得られるものである。
さらに、ダイヤモンド薄膜を気相合成する際に不純物を
ドーピングすることにより1色彩を有するダイヤモンド
薄膜を形成することも可能である。
ドーピングすることにより1色彩を有するダイヤモンド
薄膜を形成することも可能である。
たとえば、ダイヤモンド薄膜の気相合成時にボロン、ア
ルミニウム等をドーピングすることにより青色のダイヤ
モンド薄〃ψが得られろ。この方ン入(こよれば、従来
にない全く新しい色、光沢を有する宝石を作成すること
も可能である。
ルミニウム等をドーピングすることにより青色のダイヤ
モンド薄〃ψが得られろ。この方ン入(こよれば、従来
にない全く新しい色、光沢を有する宝石を作成すること
も可能である。
なd3、ダイヤモンド被膜の膜厚は0.1μm以下では
実質的な傷のつきやづさはほとんど変化がないので、好
ましくは0.5/1m以上の厚さがよい。また、ダイヤ
モンド被膜の形成法はCVD法。
実質的な傷のつきやづさはほとんど変化がないので、好
ましくは0.5/1m以上の厚さがよい。また、ダイヤ
モンド被膜の形成法はCVD法。
プラス゛マCVD法、IBD法等の方法が知られて
−いるが、いずれの方法においても本発明の効果に差
異はない。
−いるが、いずれの方法においても本発明の効果に差
異はない。
[実施例]
以下に本発明の実施例について説明する。
実施例1
天然エメラルドと人工合成エメラルドを所定の宝飾用形
状に加工し、メタンと水素の混合ガスを高周波プラズマ
分解して、800℃に加熱した前述の2種類の宝石の表
面に導くことにより、ダイヤモンド薄膜を1μmの厚さ
に形成した。
状に加工し、メタンと水素の混合ガスを高周波プラズマ
分解して、800℃に加熱した前述の2種類の宝石の表
面に導くことにより、ダイヤモンド薄膜を1μmの厚さ
に形成した。
本発明品とダイヤモンド薄膜を形成しない前述の2種類
のエメラルドとの傷つきやすさの違いを比較するために
、アルミナパウダ(粒径5μn1稈度)によるラップテ
ストを行なった。その結果、本発明品は全く傷がつかな
かったが、ダイヤモンド被膜を有しない2秤類のエメラ
ルドはがなりのイqがついた。
のエメラルドとの傷つきやすさの違いを比較するために
、アルミナパウダ(粒径5μn1稈度)によるラップテ
ストを行なった。その結果、本発明品は全く傷がつかな
かったが、ダイヤモンド被膜を有しない2秤類のエメラ
ルドはがなりのイqがついた。
実施例2
ダイヤモンドをブリリアントカットに仕上げ、その表面
に、メタンと水素の混合ガスを高周波プラズマ分解する
気相合成法によりダイヤモンド簿膜を0.5μn1の厚
さに形成1ノだ。その際に、メタンの2%程度のジボラ
ンガスを導入ことによりボロンをダイヤモンド薄膜の中
にドーピングした。
に、メタンと水素の混合ガスを高周波プラズマ分解する
気相合成法によりダイヤモンド簿膜を0.5μn1の厚
さに形成1ノだ。その際に、メタンの2%程度のジボラ
ンガスを導入ことによりボロンをダイヤモンド薄膜の中
にドーピングした。
この結果、ダイヤモンド薄膜は青色を呈し、天然には非
常に珍しい淡い青色のダイヤモンドを得ることができた
。
常に珍しい淡い青色のダイヤモンドを得ることができた
。
実施例3
オパールを所定の宝飾用丸形形状に仕上げ、その表面に
気相蒸着によってダイヤモンド質の被膜を5μmの厚さ
に形成した。色調は被覆処理前に比べ、深みを増した美
しいものとなった。
気相蒸着によってダイヤモンド質の被膜を5μmの厚さ
に形成した。色調は被覆処理前に比べ、深みを増した美
しいものとなった。
[発明の効果]
以上の説明より明らかなように本発明によれば次のごと
き優れた効果が発揮される。
き優れた効果が発揮される。
寸なわち、比較的硬度の低い宝石であっても、その表面
にダイヤモンド被膜を形成することによって、宝石の美
しさおよび価値を損なうことなく、その美しさを保護し
、長い年月にわたって1llt持することができ、また
、硬度の高い宝石においても美しさをさらに倍加するこ
とができる。
にダイヤモンド被膜を形成することによって、宝石の美
しさおよび価値を損なうことなく、その美しさを保護し
、長い年月にわたって1llt持することができ、また
、硬度の高い宝石においても美しさをさらに倍加するこ
とができる。
6一
Claims (3)
- (1)気相合成法により形成されるダイヤモンド薄膜ま
たはダイヤモンド質薄膜を、仕上げ加工された表面にコ
ーティングしたことを特徴とするダイヤモンド被膜を有
する宝石。 - (2)前記気相合成法は、炭化水素と水素との混合ガス
または炭化水素ガスのプラズマ分解法である特許請求の
範囲第1項記載のダイヤモンド被膜を有する宝石。 - (3)前記薄膜は、その厚さ寸法が0.1μm以上であ
る特許請求の範囲第1項または第2項記載のダイヤモン
ド被膜を有する宝石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15496484A JPS6136199A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | ダイヤモンド被膜を有する宝石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15496484A JPS6136199A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | ダイヤモンド被膜を有する宝石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136199A true JPS6136199A (ja) | 1986-02-20 |
JPH0547517B2 JPH0547517B2 (ja) | 1993-07-16 |
Family
ID=15595751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15496484A Granted JPS6136199A (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | ダイヤモンド被膜を有する宝石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136199A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124402A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-17 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 着色ダイヤモンドコーティング装飾品の製造方法 |
US11464303B2 (en) | 2019-01-11 | 2022-10-11 | Frederick Goldman, Inc. | Black diamond like carbon (DLC) coated articles and methods of making the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50127895A (ja) * | 1974-03-28 | 1975-10-08 | ||
JPS5761644A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-14 | Seiko Epson Corp | Cover glass having diamond coating layer and its preparation |
JPS58135117A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-11 | Natl Inst For Res In Inorg Mater | ダイヤモンドの製造法 |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP15496484A patent/JPS6136199A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50127895A (ja) * | 1974-03-28 | 1975-10-08 | ||
JPS5761644A (en) * | 1980-10-02 | 1982-04-14 | Seiko Epson Corp | Cover glass having diamond coating layer and its preparation |
JPS58135117A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-11 | Natl Inst For Res In Inorg Mater | ダイヤモンドの製造法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124402A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-17 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 着色ダイヤモンドコーティング装飾品の製造方法 |
US11464303B2 (en) | 2019-01-11 | 2022-10-11 | Frederick Goldman, Inc. | Black diamond like carbon (DLC) coated articles and methods of making the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547517B2 (ja) | 1993-07-16 |
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